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June 11, 2011

12ch系で「カサンドラ・クロス」を見る。

▼お早うございます。あいにくの雨空ですが、きょうは反原発の集会が全国的に開かれます。主旨に賛同される方は一昨日ご紹介したいずれかの会場にお出かけ下さい。行かれないが反原発の意思があるとおっしゃる方は、自宅や散歩の時は意思表示の方法として黄色の着衣を身につけるか、リボンなどをつけて下さい。可能であれば、参加した集会の写真やご自分の写真をお送り下さい。個人の場合顔は写っていなくでも構いません。もし写っていたらこちらでマスキングをしてブログでご紹介させていただきます。
▼水曜日午後12ch系で放送された、「カサンドラクロス」を録画して見た。公開当時映画館で見た記憶もあるが、現在の日本で原発被害を隠し続ける東電や保安院の姿とダブって見える。1976年の映画でWHOに潜入して爆破しようとしたテロリスト2人は、失敗してアメリカが極秘に開発していた細菌兵器に汚染されてしまう。一人は射殺されるが、一人は欧州横断鉄道に乗り込む。車内で汚染は瞬く間に広がってしまう。それを察知したアメリカ軍はCIAを使って列車に乗っている1000人を抹殺してしまおうと考える。
▼車内には防護服を着た特殊部隊が送りこまれる。持っているのはイタリアのベレッタM12SMGマシンガン(イタリア映画だから当然か)。列車にはチェンバレン医師(リチャード・ハリス)やその元妻(ソフィア・ローレン)、刑事やそれに連行される容疑者マーティン・シーン(チャーリーの親父で「地獄の黙示録」の准主演)などだ。列車のテロリストを抹殺しようとするのは、アメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)だ。乗客リストを見るとチェンバレンがいることがわかり、移動電話で連絡を取って状況を知らせるように求める。
▼さらに汚染された重症の容疑者を走行中のヘリからつり上げようと試みるが失敗。同乗していたペットの犬だけがつり上げに成功する。要するに大佐はアメリカ軍が、禁止されている生物兵器を開発していることが世間に知られる事を恐れる。ならば1000人の乗客諸とも列車を支線に引っ張り込み、全員を脆くてボロボロになったカサンドラ鉄橋から落としてしまえばよいと考える。この発想が原発事故で避難している人たち。あるいは放射能汚染を低く見せて、住民の健康被害よりも企業の経済活動を優先させようとする日本の姿とダブって見えるのだ。
▼チェンバレンもポーランドの支線ヤノフに入った時から、沿線に警官が多数配置されているのを見て大佐の思惑に気づく。そして乗客を後部の車両に移動させ、機関車と切り離しする計画をする。そのために護送中で身軽なマーティンが選ばれる。失踪する列車を一両、一両伝っていくところは思わず手に汗を握ってしまう。うまく切り離して車両を軽くすれば最後尾車両に移った乗客だけは助かるのではないかと考えた。だがマーティンは力尽きているところに車内のCIAに狙われて射殺されて転落してしまう。
▼この組織を守るために本来正義であるはずの自分自身の基準が次第に変わって行ってしまうところが面白い。おりしも今朝NHKラジオでは郷原信郎氏(元東京地検特捜部検事、で今弁護士と大学教授)がゲストで出演していて「組織の思考が止まるとき」を出版したいきさつを話していた。組織を守ろうとすると過去に決めた基準では対応出来なくなって、その結果として不正が起きてしまうという話が、かなり納得できた。

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