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June 06, 2011

保阪展人世田谷区長は本当の政治家である。

Misopan
(近所の有名味噌屋さんで売っている味噌パン。いつも売り切れで昨日やっと口にした。)
▼メルマガを集中して作った夜は中々眠れない。頭の芯が昂奮しているのだと思う。昨晩は午後10時からケーブルTVで「新ニキータ」の放送が始まった。正月から予告だけ見させられて、半年たってようやく放送。ニキータを演じるのはマギーQで彼女を指導する係員は「ER」シリーズ後半で医師を演じていて、ニーナと恋仲になって片足を失う男だった。シリーズとして放送されるのだが、荒削りでそれほど面白い作品ではなかった。
▼今朝のNHKラジオで午前7時25分頃からのニュース解説は「ドイツ原発廃止の今後」という様な内容だった。ドイツの原発については土曜日夜10時からの「金子勝/「ニュースにだまされるな!」(「朝日ニュースター」で月一回第一土曜日夜放送)でベルリン自由大学のミランダ・シュラーズ教授が出演して、日本語は流ちょうで「中止」になる経緯を具体的に語っていた。10年ほど前に政府の原発隠蔽が発覚して、それが国民の前に明らかにされた。今回の「停止」にしても、メルケル政権の前から無くす方向で検討され、およそ30年後にエネルギーをどのようなバランスで変えていくか論議されていた。メルケルはそれをひっくり返そうとしていたが、福島原発事故と国内の反対運動の盛り上がりで、急遽前倒しで実施することになった。論議も専門家だけではなく、各世代の普通の人を選んで10時間に亘って論議され、その模様が延々と全て放送され視聴率も高かった。
▼この専門家に任せないで自分たちの手で検証するという姿勢が、全国民に共有された影響は大きかったという。それに対してNHKの解説委員は、アナウンサーの巧な突っ込みと相俟って、「本当に廃止できるのか?」、「電力が足りなくならないか?」、「電力会社の抵抗はないのか?」といった否定的な意見を引き出すのに終始していた。
▼同じ土曜日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で、愛川は日本という国家を左右する通商産業省と東電が癒着して、国民の生命を左右するような大事故があったのに、一度に発表すると住民がパニックを起こすという勝手な判断で、情報を小出しにしてコントロールして来た。その結果、愛川は自分自身「メルトダウン」という恐ろしい言葉を聞いても驚かないほど、馴らされてしまった。怖いのはこういう情報コントロールである。
▼ゲストとして登場した、新しく世田谷区長になった保阪展人は優れた政治家だと思う。というのは原発事故が起きてから、これをやれば選挙の得票が増えるという思惑で「原発の学習会」を一生懸命に開いている人たちがいる。しかしこれはわたしに言わせれば、積極的に原発を否定してこなかった過去の歴史の反省が先ず第一にあるべきなのだ。とにかく他との不一致点を見つけて自分がいかに優れているかだけを吹聴する。その結果学習だけは進んでも得票は減る一方という現象が起きる。
▼保阪氏は自民党から公明、共産党まで一致できることは何かを模索したという。国会議員時代とは違って街を歩いてみると、電力抑制だけでは景気が悪いところに輪をかけて消費が落ち込んでいるのでこれを何とかして欲しいという声が聞こえてくる。保阪は自分の政策で原発と世田谷区は何も関係ないように見えるが、実はそうではない。電力消費のピークがあれば谷があるはずだ。そこを平準化して使えば電力不足は補える筈だと考えた。その結果東電に世田谷区の電力消費一覧を出して貰うべく要求をした、というのが先々週の出来事だった。東電に従属したヤシマ作戦とは大違いなのだ。(本稿は明日に続く)

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