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June 05, 2011

ダイヤモンドはイスラエルの基幹産業。

▼メルマガの発行日なので2週間に読んだ本の感想を整理するなど忙しい。昨日は午前中はネットで捜し物をしていて、午後からやっと銀座シネスイッチに「バビロンの陽光」を見に行った。初日三回目の上映だったが、相も変わらず、「ぴあ」のアルバイト調査員たちがたむろしていた。わたしは映画を初日初回に見に行くので、積極的に「ぴあ」の調査員には協力してきた。ところが二年前に知らない人と顔写真を取り違えられてから、「ぴあ」に「どうしてこういう事がおきるのか理由を聞かせて欲しい」と抗議電話をしてから、一切協力するのはやめた。
▼先週の新宿にも調査員はいた。今回も来ていたが無視して振り切って帰って来た。電話したとき、「担当者からお詫びの電話をさせます」とも言ったが断った。要はどうしたら間違えないか手順を検証する必要がある。わたしが「ぴあ」の編集長だったら、顔写真を撮らせてもらうときに、被写体になる人に名前か番号を書いた画用紙か適当な紙をもっていただく。そうすれば簡単に防げるミスなのだ。見ていると未だにそうした工夫は取られていない。
▼映画の初日初回のプレゼントは先週はイタリア映画だったのでイタリアの「barilla」というパスタを一握もらった。今週はイラク映画だったが何故か、「ストック」の種だった。袋には「平和を願う花」と書かれている。今まで香水からチョコ、色々なモノを頂いた。昨年暮れは上記のパスタを2握頂いた。その後取材で移動しなければならなかったので往生した。いただけるものならば、中身が濃くてなるべく軽いものをお願いしたい。映画の内容は明日にもでご紹介する。
▼昨日は「校正」が1日も早く送られてきた。その中に「子どもにダイヤを磨かせる」という文章があったので「これはおかしい?」とクレームを付けた。そうすると案の定ダイヤの原石を選別する作業だと勘違いしていたと連絡があった。ダイアの原石は全部イスラエルに持ちこまれてカットされている筈だ。それはそもそも戦後イスラエルに移民してきた人の中にダイヤ研磨の職人がいることに目をつけた。イスラエル政府はダイヤモンド産業を国の基幹産業に育てようとして来た経緯がある。ダイアはカットの微妙な角度が輝きを与えるから子ども等にできる作業ではない。
▼イスラエルは海外で人工ダイアを作る技術にも目を光らせているという。だからもし日本の住友鉱業などが大粒の人工ダイアを作る事に成功したら、ただちにイスラエルからモサドの刺客が放たれるというという、まことしやかな話を専門家から聞いた事がある。だから2006年にディカプリオの「ブラッド・ダイアモンド」という映画が公開されたとき、世界ダイヤモンド評議会(World Diamond Council)は、映画の公開を前に、啓発キャンペーンを開始した。費用の1500万ドル(約17億円)は、世界のダイヤモンド取引の7割を占めるとされる南アフリカのデビアス(De Beers)社が捻出した。というもの納得できる話なのだ。

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