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July 28, 2011

NHK教育TV「白熱授業/広島」(前編)を見る。(2)

▼昨日書いた入院中に自分でやったリハビリは、もう一つ発声練習があった。診断直後、「早く病院に来なかったから言語障害が残るかも知れない」とも言われた。元もとわたしは発音がはっきりしていないので、家族に注意して喋るように言われている。これ以上聞きづらいとみなさんにご迷惑をかける。これに対して病院は何も指導がなかったので、ほっぺたを右左順番に自力で膨らませたり。50音を順番に発声して訓練をしていた。
▼昨日の朝日には会津若松で観光客が激減して例年の1割程度に減ってしまっているという記事があった。さらに投書欄には「節電強いられ不快な旅行に」という船橋在住の33歳の男性が投書があった。関東の某温泉の大規模ホテルに行ったら「節電」と張り紙があって、自動ドアも動かずサウナも停止、夜間は照明がおち、エアコンも弱で館内な蒸し風呂状態だったという。これは「国難」を理由にした新たな利益追求方法だろうと想像される。世の中は善人ばかりではないので、こういう事が起きる。そういえば先日電力を一切使わないオートドアという物を発見した。
▼さて「白熱授業イン広島」の続きである。ジョン・ロールズの「正義論/改訂版」は7800円ほどで出版されている。どなたか読書速度が速い方がいらしたら、読んで要約を紹介していただきたい。わたしの読解力ではせいぜい一時間で200ページの新書版が読了できるくらいだ。それにわたしは仕事に直接関係ない本のために8千円近くも出せない。
▼ジョン・ロールズは、正しい戦争とは何かという考えをまとめる。1)達成目標、2)まっとうな議会があって非民主的でないか?3)戦争の責任を取ることができる指導者がいるか?4)戦争遂行者と非戦闘員が区別できるか?5)相手国の非戦闘員の人権は保護されているか?あと5と6があったがメモができなかった。わたしも正座して録画ビデオを見てる訳ではないので、メモが必ずしも正確かは保障できない。
▼会場から16年間アメリカに行っていた帰国子弟が発言していた。彼の意見によると「自分がアメリカで受けた授業の中でホロコーストについては教えられたが、広島の原爆投下については一切なかった」というものだった。ここから想像できるのは、原爆投下はアメリカ人にとってはあまりにも当たり前の事だったのだろう。だから戦後も「反省」の俎上にすら上っていない。つまり原爆投下はロールズが指摘する「回避可能な危機」ですらないのだ。
▼会場に来ていたリーさんというアメリカ人らしき人(英語を喋って通訳が付いた)は、指導者に選んだ人を失敗したからと言って、次の選挙で落とす事ができるのか。少数の人が多数の犠牲になっていいのか?と問題を提起していた。川本教授はアメリカを中心とした考え方はいまもなお「悪をやっつければ(軍事的制裁)いい」という考え方から一歩も先に行っていない。むしろ戦争を起こさない方法とは何かを考えなければならない、と締めくくった。後編は31日の夕方NHK教育TVで放送されるのでご覧いただきたい。

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