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July 15, 2011

国民の権利としての「パブリック・アクセス」

▼親戚の新盆のため焼香に行ってきた。そのお宅ではカセットやMDがたくさんあるらしい。何から図書館のCDは借りて来て全部MDにしているという話だった。生カセットテープはよほど探さないと見つからない。先週の報道によればソニーはMDウォークマンの生産を止めると言っていた。MDそのものもそれほど遠くないうちに生産中止になるのだろう。
▼わたしの仕事の依頼で言うとカセットはすでになくなって、最近はICレコーダーそのものや、音源をMP3でCDに焼いて送られて来る。ついでに言うとFDで納品していた物も今年の契約書から「なくてもOK」という事になった。いま我が家には外付けのFDドライブと未開封のFDが30枚くらい積まれている。カセットプレイヤー類もデッドスペースを増やすだけなので、近く処分することになろう。
▼それにつけ7月24日のアナログ放送中止にむけて、テレビ画面のうるさいことと言ったらない。「あと10日で終了します。」という文字がデカデカとでているので、字幕が見えない事がある。そもそも地デジは家電業界が不況で物が売れない、そこで政府と業界が結託して新規需要を作るために仕掛けた国家プロジェクトである。なぜ国民が家電業界を助けるためにテレビの買い換えをしなければならないのか?
▼スカイツリーだって、そもそもその地デジ対策で建てられたものだ。政府のかけ声でも需要は喚起できなかったようだ。もうすでに「売れない」と家電業界のため息が聞こえてきて、省エネ対策の電球や扇風機を売るだけになっている。大体消費不況なのに、消費税を増やしたらますます需要は減少していくに違いない。それにつまらなくてどうしようもない娯楽番組の数々。政府の広報機関に成り下がったNHKを初めとするテレビ局。早くそういうテレビ局は淘汰されるべきである。
▼先週「朝日ニュースター」で「パグリック・アクセス」に付いて放送された。この日は市民レベルの1週間の動きが放送された。その一つは「貧困報道大賞」の表彰式で、湯浅誠や宇都宮健児が写っていた。今後週一回放送されるらしい。つまりそもそもはカナダで始まった方法なのだが、テレビ放送のなかにマイノリティの人達のコーナーを一定の時間放送、報道されることが義務づけられているのだ。アメリカでは「デモクラシー・ナウ」が有名で、そもそもラジオから始まった番組は今やTVが主軸になっている。ヨーロッパでも広がりつつあると言っていた。ところがわが国では民主党の原口総務相が政権についたとき張り切って「やる」と息巻いていたが消えてしまった。
▼マスメディアを本当に国民のための報道機関とするため、パブリックアクセスは、今後権利として要求していく必要があるだろう。神戸では阪神大震災の時、ベトナムの人達が海賊放送同様にFM放送を始めたが、今ではそれはちゃんと認知された放送局になっている。いくら頑張っても紙レベルの宣伝媒体ではメッセージが届く範囲は限られているから…。

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