« 「労使癒着」によってチェック機能を失った東電労組 | Main | 節電15%の根拠はまったく不明である。 »

July 02, 2011

高橋源一郎が書いた「暗い職場」とはニッサン。

▼毎週木曜日の朝は編集企画表を点検する。それによれば今週はもう原稿の締め切りはない、筈だった。ところが朝イチで編集長から電話があって、「事情があって来週締めきりの原稿を1週間早めてほしい」という要請があった。実は◇「大陽と月と/私たちの憲法の人々の情熱」(2)を放りっぱなしになっていた。これを原稿として完成しなければならない。(6月22日のブログの続き)植木枝盛はイギリスの人権宣言の影響を受けて、人権思想を反映した草案を作った。その内容はいま見ても根本に民主主義を大切にする思想が盛り込まれていた。だが明治政府は天皇の地位を高めることを目的として、自由民権運動を弾圧したので、五日市も東洋と2つの「憲法草案」は、太平洋戦争が終結する直前まで人々の目に触れる事はなくなってしまう。占領軍は日本人自身が考えた憲法を作るのが望ましいと考える。その中心になっていたのは民政局の一部の人や、E・H・ノイマンそれにシロタ・ゴードンらの進歩的な考えを持っていた人たちだった。同時に日本側でも森戸辰雄や鈴木安蔵らが中心になって憲法研究会の発足に参加し、自らの憲法史研究をベースとして会による憲法私案「憲法草案要綱」をまとめた。そこには先の植木枝盛らの考えた草案が基礎になっていた。それは拷問の禁止などの項目として入っている。この要綱がGHQに大きな影響力をあたえたことから、それをまとめる中心となった鈴木は、日本国憲法の間接的起草者といわれている。経緯を描いたのが映画「大陽と月と」だ。
▼ここに書いたものは原稿の下書きメモで、ちゃんとしたものは開催日時を間違えないように主催者にメールでお送りした。夜になっても返事がないので電話で「今晩中に見て返事を」と念を押す。追加の日時が入り、「掲載した新聞は100部買い取り」して下さるというメールが返ってきた。
▼昨日ご紹介した高橋源一郎の話の補足をしたい。高橋が季節工として働いていたのは、今はフランス人ゴーンが君臨して8億9千万円もの高給を得ているニッサンである。
▼当時の日産労組は自動車総連の参加にあり、労使一体となって労働者を監視していた。ところが杉並にあったプリンスが日産と合併する。(実質的には吸収合併だと思う)プリンスはグロリアなどの高級車を作っており、一部のマニア人気があった。従業員を組織していたのは当時左翼的であった、総評というナショナルセンターの下にある、全国金属労組に組織されていた。総評全金プリンス支部はその後会社は合併しても、組合の合併はせずに独自の立場を貫いた。そのため高橋が指摘するような、差別と弾圧が続いていたのである。詳しくは下記をご覧頂くと歴史的な流がわかる。

|

« 「労使癒着」によってチェック機能を失った東電労組 | Main | 節電15%の根拠はまったく不明である。 »