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July 29, 2011

情報公開と対話「スロー民主主義にしてくれ」高橋源一郎

Nounaigazo
(わたしの脳内血管画像)
▼指定された時間にクリニックに行ってMRI検査を受ける。このクリニックは小さいが検査機器が充実しているので、年配の患者さんも多い。わたしが6年前に入院した、テレビドラマのER風に言うならBカウティ総合病院はMRI検査は申しこんでも3週間待ちだった。それに検査をした方ならばご存知かも知れないが、20分間に渡って、ガンガン、カンカン、コンコンという音が頭の中で響き渡る。Bカウンティの場合は耳栓として綿ボールを渡されただけだった。だから音を防ぐという点では何の効果もない。このクリニックの場合は音楽が聞こえるヘッドフォンである。
▼音が響き始めるとどちらも同じだが、気分としては後者の方が遥かにいい。自分が惚けているのではとか、物忘れが激しいという方はぜひドックにおいでになることをオススメする。しかし「心配だから検査をして欲しい」と言うと高いと思う。PET検査など10万円単位でカネを取られる。検査したからと言って脳梗塞や脳出血が治るわけではない。医者に「頭が割れる様に痛い」とか「目眩が激しい」と訴えると、診察に先立つ検査をしてくれるかも知れない。画像はわたしの脳内の血管の様子である。医師に許可を得て撮影させてもらった。断面図はプライバシーになるのでご紹介できない。昔はプロフィールに顔写真を掲載していた。しかし黙って人の領域に踏み込んで、挨拶もしないででていく人が多いので、顔写真の掲載は取りやめている。
▼昨日の朝日「論断時評」で高橋源一郎が「スローな民主主義にしてくれ」というテーマで書いている。その内容はこのブログでもご紹介した「20万年後の安全」である。先日河野太郎のツイッターを見ていたら国会内で、この映画を田中康夫と柿沢未途に呼びかけて上映したと書いていた。前者はともかく後者はかつて、都議時代に首都高を酒気帯び運転をしていて逮捕された経緯がある人物だ。この人がなぜ今みんなの党に入っているのか分からない。
▼高橋はフランスの思想家ジャック・アタリが「100%の透明性ですべてを公表せよ」と発言している。また日下公人が「民主主義国家でなければ、いかなる国でも原子力エネルギーを使うべきではないと思います」と発言していると紹介する。そして丸山仁が必要なのは「私たちの意見は、熟慮を介して、また他者との真摯な討論を通じて、はじめて確固たるものに成長する」。だから必要なのは「熟慮民主主義」(スローな民主主義)だ」と言う。たしかにわたしも性急な結論づけを色分けだけをする人達や集団にその必要性を思う。
▼22日NHKBS歴史館で「暗号名ブロークンアロー/隠された核兵器事故」が放送された。クリスチャン・スレーターとジョン・トラヴォルタ主演で1996年に同名の映画もあったが、「ブロークン・アロー」とは核兵器事故の事である。出席したのは軍事評論家の小川和久、学者の藤原帰一、それに不肖宮嶋茂樹だった。それによれば核兵器が開発されてから、世界中でいかに多くの核兵器を紛失、爆発直前まで行った事故が多いかだ。まず1966年1月。スペインの田舎町・パロマレスに、突然、核弾頭が降ってきた。上空を飛行していた米軍B52戦略爆撃機がKC給油機との接触事故をおこしたのだ。4発の核爆弾を落とし、3発は海中に落ちて1発だけ地表に落ちる。爆発は免れたものの、町にはプルトニウムが飛びちって汚染された土壌をアメリカに持ちかえる。政府とアメリカは政府要人が海水浴までやってみせて「安全」を強調する。事故のその他デンマークは沖縄海域でも起きているが、アメリカは知らん顔かひたかくすだけ。番組の最後に小川は「人間の欲望には果てがないから軍備を増強して相手を威嚇するのです」という。司会の渡辺真里は「敵の恐怖、というのは前面から来るのより、背中から来るのが一番怖い」と話していた。まさにマスメディアは権力と一体となって、国民に「恐怖」を突きつけて脅すのである。

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