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July 25, 2011

最近の中国のエライさんはみんなお役人風情ー永六輔

▼昨晩NHKで午後9時から「東京スカイツリー/世界一への挑戦に密着」のドキュメンタリーを見た。あの311の地震前後にあのよなゲイン塔が反時計回りにずれてしまう事態が起きているとはまったく想像もしていなかった。さらにわたしはあの地震の直後、家の近くに異常はなかったか回って歩き、スカイツリーも撮影している。まずゲイン塔と呼ばれるアンテナ部分をなぜ引っ張り上げるのか分からなかった。番組によれば高い所では風が強くて溶接にムラができてしまう。そのため風が少ない地上で組み立てて引っ張り上げるという工法が取られた。
▼しかし組み立てた時の誤差は頂点で精度は6cmだ。地上から624m積み上げた頂点で、設計図の頂点とわずか6cmの誤差しか許されない。大林組の技術者が設計者に聞く「6cmを超えたらどうなるんでしょうか?」設計会社の技師長は「そうしたらもう一度作り直しだね」と平然と言い放つ。しかしプラモではないから、その費用は素十億円になるだろう。最後は再びたつ事がない頂点の畳20畳くらいの囲われたスペースで20人ほどの技術者がセルフタイマーで記念写真を撮る。そして思わず「バンザーイ」と叫ぶ。これぞバンザーイと言う言葉がぴったりだ。
▼先週の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」の後半でも取り上げられていたが、資源エネ庁がツイッター等を常時監視し、「原子力」などキーワードに「風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報を調査・分析」する業者入札したという話だ。まだ応札した会社はないが、これは事実上の情報統制だと思う。 自民党もメディアチェックをすると言い始めたが、これと同じ事を自民党は70年代にmやっていたが失敗した。自民党の方は党のカネを使うので、内容はともなく自己責任でやれば問題ない。しかし資源エネルギー庁は税金でやろうとしているのが、姑息で民主党がいかにツイッターやブログなどネットを恐れているかの証でもある。これが仕様書です。
▼「週刊金曜日」7月22日号で作家の渡辺京二と法政大教授の田中優子が「伸びやかに、人と人が、離れすぎず付き過ぎず生きた時代」という対談をしている。対談の最後で渡辺が「僕も本当は政府なんかに頼らない世界を作りたいよ。でもそのためにはみんなが大人にならなきゃいけないからね。(中略)」田中「社会や政治をどうするとかじゃなくて、一人ひとりがどんな佇まいで、どんな風に人との関係を築いていくのか、これだと思います」この意見はまったくわたしも同じで共感を覚える。
▼上海郊外で中国の新幹線が追突事故を起こして34人が亡くなった。同じ「週刊金曜日」で永六輔がこう言っている。「昔の中国のエライさんは英雄という雰囲気があったよ。毛沢東、周恩来、鄧小平…。最近の中国のエライさんは、みんなお役人風情なんだよな」まったく同感だ。

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