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July 17, 2011

「慣れるって希望だと思う」倉本聡

▼あるブログを読んでいたら、「さいきん新宿に韓国人や中国人が増えた。原発は食料だけ気をつけていれば大丈夫だ、という事が分かって来たからだろうか?」と書いてあった。先日行った北海道の富良野でも回りの言語は韓国語と中国語(案内文字は台湾と中国本土が)があった。韓国の旅行者は結構富裕層ではないかと思われ、ガイドの他にお抱えのカメラマンも同行させていた。彼らは一様に甲高い声で会話をするので、耳がガンガンする。だがこれも日本にお金を落としてくれる大事なお客様だと思えば、我慢できる。
▼今朝のNHKでも例のセシウムで汚染された牛肉問題を報道していた。現地の農家の人は匿名で登場して、「行政からは汚染された稲藁をたべさせてはいけない、という指導は一切なかった。農業関係の雑誌を見ていたらそのように書いてあったので心配になった」と発言していた。農民にしてみれば、最大の責任者である東電がその場で即金で買い取ってくれない限り、生きていけないから黙って出荷してしまうと思う。
▼一方消費者は「心配だ」という主婦もいれば「大量に食べなければ大丈夫だと聞いている」と半ば諦め顔だった。そう食品の検査は個人ではできない。食品を液体状にして遠心分離器にかけるなど、市販の「放射能測定器」では検査できない。二週間前にNHKで「放射能汚染」の第2弾が放送された。その後半15分くらいの所にチェルノブイリの現在が入っていた。なぜチェルノブイリの人達が汚染地域に居住していられるのか、一つの例が紹介されていた。それは村の各地にある学校の物理の教師に測定器を操作する方法を訓練させている。当然国の費用で測定器も学校ごとに配備されている。
▼村に住んでいる人たちは、近所の人に分けて貰った牛乳や野菜を持参して、そこで計測してもらう。データは即座に解析されて持参した人に知らされる。その結果は個人に返されると同時に国レベルで集約されている。ところが日本のそれと来たら全食品の検査はしていない。さらに計測には時間と、個人負担であり、放射能を計測する機関には検査依頼が殺到していて手が回らないのが実態だ。計測は物によって違うが、一件につき1万5千円以上はするらしい。
▼わたしが一番懸念しているのは牛乳である。食肉は食べたくなければ食べなければいい。だが牛乳はどこの大手メーカーでも「検査する必要」を認めていない。もし発表したらパニックになるからだろうと思われる。今朝の朝5時から朝日ニュースターで「チェルノブイリ」が放送されたが、見ていない。「愛川欣也パックイン・ジャーナル」も途中30分しか見ていない。それもあわせてレポートするつもりだ。
▼富良野に住む作家の倉本聡の「慣れるって希望だと思う」という話。リンクの下の方にあります。

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