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August 13, 2011

◇「モールス」を見る。

▼「きょうから一応盆休みにする」と書いた。午前中にプールかジムに行こうと思っていたが、しかしコインロッカーや使用料の小銭がないなと躊躇していた。するとバーチャルオフィスには、9月の仕事の連絡や見積もり書の提出要請など、次々と連絡が入ってきた。ま、結局の所休みにはならなかった。動いていないと夕食もたべられないので、午後5時の多少涼しくなってからいつものコースを速歩してかろうじて6千歩になった。
◇「モールス」アメリカ南部のある病院に顔が酸で焼けただれた一人の男が運び込まれる。取り調べに当たった警察官は「お前は悪魔崇拝者なのか?それともカルト集団なのか?仲間の名前をここに書けば許してやる」とメモとペンを渡す。そのとき受付から警官に一本の電話がかかってくる。「入院している人に面会したいという少女が来ています」と。警官は受付にいくと、少女はいない。それどころか病室に戻ると、看護師が絶叫する声が聞こえる。入院していた男は窓から身を投げて死亡しているのだ。
▼入院していた男が交通事故を起こして警察に発見される場面から、時間はそれから2週間ほど逆回しになる。とあるアパートで母親と二人で暮らす主人公の少年オーウェンだ。趣味と言えば天体望遠鏡から近隣の窓を覗くことが趣味だ。ある本で読んでいたら、外国では窓にカーテンをすることが少ないということが書いてあった。そうするとヒッチコックの「裏窓」や「仕立て人の恋」などという映画が存在するのか分かってくる。少年が偶然覗いたのは引っ越して来たばかりの父親と二人で暮らす少女アビーの家だった。
▼オーエンは母親から「遠くにいっちゃダメよ」と念を押されているので遠くには遊びに行けない。雪が積もったアパートの庭のジャングルジムの前でルービック・キューブをいじっていると、アビーがやってきて「何をしているの?」と聞く。オーウェンは「こうやって遊ぶのだよ」と教えてやる。すると少女はロクの教えもしないので見事やりとげて完成させてしまう。だがアピーは「あんたとは友だちにならないよ」と心を素っ気ない。
▼オーウェンは学校で同級生から「女の子」みたいだイジメに遭っているが、どうしたらいいか分からないままだ。そのことを初めてアビーに相談すると、必死に抵抗すれば相手は二度と虐めることはしない、という。でもそれでも虐められたらどうするの?と聞くと。そのときはあたしが力になってあげると告げる。「じゃあ約束だよ」とオーウェンは指をナイフで自分の指を切って傷口と傷口を合わせて「誓いをしよう」、という。
▼するとアビーの目はメラメラと燃え上がって、バンパイアに姿を変えようとする。オーウェンは慌てて「僕と君は友だちじゃないか、変身しちゃダメだ」と叫ぶのでアビーはバンパイアになろうとする気持ちをようやく抑える。今までアビーが心を開こうと思った相手は一人もいなかった。だがオーウェンだけは違って優しくしてくれた。友だちに恵まれず心を開かずにいたアビーはいままでずっと「邪悪」と忌み嫌われてきた。だがオーウェンだけは違っていた。正義と邪悪。そして性差別が混在するオドロオドロとしたバンパイアの話から、最後は朝日が登る出口の見える夜行列車にのような話のラストへと向かって行く。

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