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September 23, 2011

臓器売買は映画の世界の話ではない。

▼日本は休日なので、堅いネタはしばし休憩する。この数日のアクセス言語の解析で一位は「アジョン」となっている。調べて見るとわたしがブログに書いた「アジョン」はYahoo!のトップに来ていた。そんなに凄い映画で、ぜひ観るべきかというと、そういう内容でもない。とにかくわたしは血が飛び散るような映画は苦手だ。
▼ただ臓器売買など、それに類する犯罪はアジアでは中国やタイなどで多発している。日本でも2ヶ月ほど前に問題になった徳州会と暴力団が関連する事件が発覚したばかりだ。これはヨーロッパなどの先進国でも同様の犯罪がおこなわれている。それは主としてアフリカに住む人たちの臓器を抜き取って冷温状態でヨーロッパや北欧に持ちこまれて移植されているようだ。それがテーマの「ハーベスト」という映画が大昔あった。主人公が麻酔薬で眠らされ、翌朝気がついてみると片方の腎臓が抜き取られていたという話だった。主演していたのはFOX系で放送されている「女検死医ジョーダン」でギャレット・メーシー博士を演じているミゲル・フェラーだった。
▼昨夕図書館に注文した本を引き取りに行ってきた。いや前日にメールで「揃った」という連絡があった。だが折からの台風による豪雨だったので取りやめた。一つは森達也の「A3」である。図書館の本は借りる期限は3週間だ。ところが本書は待ち人はわたし一人だったにもかかわらず、一月半ほど待たされた。パラパラっと見た感じ1日もあれば読む事ができる。7冊借りたのだが、そのうちの一冊に誰かがネットで書いていたか「松本清張の残像」という一冊があった。読み始めたら226事件を調べて行く裏話が面白くて1時間で一気に読んでしまった。そのように集中して読むと後でジンジンと頭が痛くなり、昂奮して夜になっても寝付けなくなる。
▼もう書くのもイヤにやってしまうが、どじょう首相がNYで「福島原発を年内に低温冷却する」と大見得を切った演説をしている。メルトスルーしている核燃料を掬い上げる技術も存在しないし、海に流出した京レベルの放射線汚染水を戻す技術もない。全国に飛散しているセシウムで汚染された土壌を除洗しても、持って行く先すら決まっていない。
▼いまでさえ福島の木は一部の人達から「汚染が広がる」と騒がれて県外で燃やすことすらできない。まして除洗された土壌は大量でどこに持って行っていいか?首相はアメリカに向かう政府専用機の中で官僚から、美辞麗句を並べる原稿を受け取り演説の練習をしたのだろう。
▼919のデモの呼びかけをしたが、みなさんシーンとしていた。知る限り呼びかけに応えて会場にいらした方は一人もいなかった、と思う。わたしは東電を初めとする原発のコングロマリットに殺されたくない。東大を出て霞ヶ関を牛耳る官僚たちに殺されたくもない。同じ地球に住んで同じ空気を吸っているのだから、汚染レベルはみんなそれほど変わらない。ネットを黙って見ていても誰も何もしてくれない。これからどうしたら良いかはご自分で考えていただきたい。自分の世代はダメでもl、子どもたちにどんな世界を残してやれるかは、あなた行動にかかっている。もちろんデモに行くなど直接行動をとる事だけがすべてではない。昨日のブログの最後でご紹介した、地の人・宗教対話センターのパンフレット「放射能ってこわくないの?」をダウンロードして普及するなども一つの行動であるはずだ。

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