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September 12, 2011

3月14日「原発が爆発する」と南相馬市役所に自衛官がやってきた。

▼NHKなどは華々しく911事件をメモリアルデーとして、日本人遺族のお涙頂戴場面だけを取り上げていた。わたしはかねてから主張しているように、911事件は謎が多すぎると思う。大体飛行訓練をしていたという「アルカイダ」と称された人をFBIは即座に逮捕したが、一人も立件できずに釈放している。その代わりアフガン、イラクへの侵略戦争を始めた。しかしアメリカが「アルカイダ」を口実に実際軍事作戦を展開したり、軍事占領を続けているのは、アフガニスタンを筆頭にイラク、パキスタン、イエメン、ソマリアの5ヶ国だ。ところがパネッタ国防長官がCIA長官時代の昨年公表した数字では「アルカイダ」と称される武装勢力は「アフガニスタンには約50人」いる程度。パキスタンには「数百人(キャメロン英首相)規模だという。イエメンには、CIAの09年の発表だと「南部に200人」だ。ソマリアに関しては06年で「1000人以上」とされる。とすると、「アルカイダ」は多く見積もっても2000人を超えない計算になる。これは「週刊金曜日」9月9日号「一極支配を目指す米国の野望」成沢宗男記者の書いた記事の最初の部分の要約である。
▼もう一つ面白い記事は高遠菜穂子さんの書いていた「イラク消えた200億ドル」の話である。とにかくアメリカ軍の輸送機を使っても8機を満杯にするほどの札束が消えてしまったという。アメリカ軍で保管していたのだから、現地のアメリカ軍がまず第一に怪しいという話。しかし国内の騒擾や消火活動だけしていればいいと思っていた州兵は、招集されてイラクに派遣される。装備は不十分だから防弾チョッキなど現地でローンを組んで買うのだが、その費用がたいへんだと聞いた事がある。その一方では巨額の不正が行われていて、ゲンナマがどこかに消えてしまう不思議。
▼日本は本日新聞休刊日なので、昨日発行された、11日の朝日で驚くべき記事は1面左のトップだ。「原発が爆発します。100km退避を、と自衛官が告げに来た。」という記事だ。親切な方が、すでに記事をアップしてあるので、詳細はそちらをご覧頂きたい。こういう記事全文をアップするのは著作権に違反するのでわたしはやらない。あくまでも要約だ。迷彩服を着た自衛官が来たのは南相馬市役所だった。わたしが不思議だと思うのは自衛隊がなぜその事実を知っていたかだ。当時のニュースを思い出すと、北陸地方に一家を載せた車がやってきて「危ないといわれたので、とにかく何も持たずに逃げてきた」と喋っていたので、自衛隊による警告があった事は事実だろう。
▼問題は情報を誰が流したのか?事故をひた隠していたのは東電や保安院、そして政府だからその筋ではないだろう。おそらく米軍の無人偵察機が昼間に上空からキャッチした情報を解析して、夜になって危ないと現地自衛隊を通じて流したに違いない。それが証拠にはアメリカ大使館はそのすぐ後に、80km以内の米故国人の退避を勧告している。この一つとっても、東電を大切にして国民を見殺しにした日本政府の不甲斐なさがわかろう。

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