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October 31, 2011

晴海埠頭の全国凧揚げ東京大会を見学する。

Matutakeg
▼上の写真、(クリックすると大きくなります。ちゃんとしたカメラでホワイトバランスを考えて撮っているから美味しそうに見えるハズ。)昨日食べた横浜崎陽軒の「松茸ごはん」お品書き
八寸1.特製シウマイ(醤油)
  1.厚焼き玉子
  1.焼き栗
焼き物1.赤魚照り焼き
煮物1.がんもどき含め煮
  1.紅葉人参旨煮
  1.松茸里芋白煮
  1.笹切り牛蒡旨煮
揚物1.ぶなしめじ入り海老じんじょ揚げ
煮物1.桜つぼ漬け
御飯1.松茸御飯(天盛、松茸スライス)
甘味1.小粒大福(黄)
▼晴海埠頭には無事たどり着けた。しかし会場で会うことになっていた友人には中々会えなかった。携帯の番号は知っているが、彼は凧揚げに夢中になっていて着信音に気づかなかったのだ。しかたなくその地方から参加している人達を探してお聞きすると「ほらあそこで黒いTシャツを着ている人」と教えていただいた。彼と会うのは約40年振りだが、顔は昔の面影を残していたのですぐ分かった。大勢で見えていたので個人的な話は殆どできなかった。指示された通り、お握りと水だけ持って行ったら、凧をプレゼントされた。凧の名前をお聞きしたら、「名前はない、ただ地元ではコドの葉で作った凧なので。コド葉凧と呼んでいるという。見たところニッパ椰子を乾燥させたような感じがする。それを綺麗に揃えて竹籤で中心部を揃えて木綿糸で止めてある。さらにたこ糸を通す部分は若干太い糸を使ってそれを補強するために接着剤を使っている。わたしがいただいたのは長さ40cm幅は60cmくらいのしなやかな凧だ。
Kodohadako
(コンクールに出品された、友人の作った「コド葉凧」羽根の長さは1m余もある)
▼今年の凧揚げ大会のテーマは鳶だということで、全国のみなさんは様々は素材を使って鳶凧を作ってきた。しかし友人がコドの葉を使って作った凧は遠くからみると、「本当の鳶ですか?」と大勢の人が聞きにくるほど迫力があった。幸い天気に恵まれたので凧をあげるにはちょうど良い天気だった。連凧というのを間近で見たのは、初めてだったが素晴らしい。お一人の全長はスカイツリーより長いと言う話だった。さらに挙げるときよりも、下ろすときの方が難しいという。1面トップに大きな写真があります。
▼会場に行くには地下鉄大江戸線の「かちどき橋」から徒歩15分のところにある、と友人のハガキには書いてあった。交差点で地元の人に聞いて歩き出す。しばらく歩くと中年の女性から「晴海埠頭はどっちへいったら良いのでしょうか?」と聞かれる。方向を指さすと、夫らしき人が「インターネットで凧揚げ大会があるのを知って来た」という。子どもさんは小学校1、2年生くらいの女児と男児だった。夫は言葉がたどたどしいので「中国からいらっしゃたのですか?」とお聞きする。「上海から来ているが妻は日本人だ」という。彼が持参した凧も上海の友人から送ってもらったものだという。子どもさんもそれぞれ凧を持って来ていた。そしてカメラを忘れたと言うので、わたしのメールアドレスをお教えして「まずメールを送っていただければ、写真を添付してお送りするから」とお話しした。こうしてまた民間レベルの国際交流は始まったのである。
▼TVを見ているとおそらく日本経済新聞の「デジタル日経」のCMが流れている。スマホのCMの様だが実はデジタル日経である。部長がスマホを使えないとか、アプリでその人柄が分かるというような内容だ。しかし良く考えて見ると、日経はTPP大賛成の立場である。間違った日経情報をスマホで見ても、何も役に立たないだろうと思った。

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October 30, 2011

「わだつみのこえ記念館」に行く。

Kaisendon
(渋谷で食べた海鮮丼、美味)
▼東京地方は今のところ晴れていて、朝焼けだ。天気予報は午後から雨だと言っているのでちょっと心配である。既に書いているように全国凧揚げ東京大会が晴海埠頭で開かれるので、雨が降られては凧は揚がらなくなってしまう。ここでわたしは30年ぶりに友人に会うことになっている。この機会に会わなければ今後一生涯会えない可能性が高い。
▼金曜日の夕刊を見て、土日にどんな映画を見るか考える。「がんばっぺフラガール!」かハリウッド映画かと考えていた。夕刊に掲載される映画の広告にには「絶賛」、「実話」、「感動作」の文字が躍っている。しかし概して、こういう映画には駄作が多いから騙されないようにしなければならない。土曜日の朝、ブログリーダーを使って読んでいると「レイバーネット」に1本のイタリア映画が紹介されていた。これは絶対見なければならないと思って方針を変える。『ゴモラ』というもの凄い映画だ。詳しくは明日以降に感想をご紹介する。タイトルは旧約聖書で神が滅ぼしたとされる悪徳の都市「ソドムとゴモラ」から来ている。イタリアで暗躍する犯罪組織は南北の経済格差を利用する。最終的にその犯罪組織が巻き上げたカネは産業廃棄物業者まで渡り、マネーロンダリングされる。渋谷のイメージフォーラムで昨日から上映された。10時10分頃に着いたら既に長い行列が出来ていたので驚く。
▼映画が終わってどこで昼飯を食べるか考えたいたら、映画館の左前方、徒歩1分の場所に出来たばかりの「根室の魚を使った」という一見怪しげな店があったので勇気を出して入る。店員さんは中国人だった。店の作りがユニークでテーブルはビールケースを2つ重ねて、頂部に魚を入れる箱をひっくり返して、バラけないように麻紐で結わえてあるだけ、椅子はビールケース一つだけ。「海鮮丼」を食べたが写真の通りでカニの足が一本入っている豪華版で、780円だった。店の改装にカネをかけていないので安くて美味しいものが作れるのだろう。この映画を見たらぜひ食べて見ていただきたい。
Wadatumi
(会館入り口の表示、内部は撮影禁止)この「詩」から何を学ぶか?「いま、声を出さなければ、戦争が始まってからでは遅いよ」と言う意味だと、わたしは感じた。
▼終わったわだつみ記念館の公開展示に出かける。表参道から銀座線に乗って、上野広小路から東大赤門まで歩く事にする。地下鉄丸ノ内線に乗り換えると、かなり歩かされて時間がかかるのでこの方が早い。途中M氏の職場に電話してみるが、当然勤務中なので出られなかった。場所はネットで探して、地図は携帯に内臓しているカメラで保存して行ったからすぐ見つかった。プリントアウトするとインクがもったいないので、最近はもっぱらこの方法でインクを節約している。「わだつみのこえ記念館」はマンションの一室にあった。学徒動員で出征した兵士たちの手紙は鉛筆で書かれている。鹿児島知覧の特攻平和祈念館も、上田の無言館にも行ったことがある。だが肉筆というのは読むものに、書き手のより深い気持ちが伝わってくる。ある青年は「軍人、軍人ともてはやされるが、母がむかし、『お化けが出るお化けがでる』と脅かしていたと同じで何の役にも立たない」と書いていたのが印象に残った。
▼10分ほど見学していたら「記録映画を上映する」という。どうせ15分か20分でおわるだろうとタカをくくっていた。映画は1938年に亀井文夫監督の「上海ー支那事変後方記録」という軍部が全面協力して作った戦意高揚のプロパガンダ映画だった。これが1時間半くらいあった。もう出かけなければならないので、これは火曜日あたりに執筆する。展示公開は4日までの午後1時から4時までで、映画はすでに終了。

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October 29, 2011

NHKEテレ「マット・レイザーが見た被災地」を見る。

▼昨日届いた「週刊金曜日」10月28日号の短いコラムで「北朝鮮ではIT機能付きの携帯電話が急速普及しているので、社会変革の『武器』になる可能性も」と書いていた。執筆していたのは石丸次郎氏である。わたしはそれはあり得ないと思う。マルクスはアメリカで最初に革命が起きるというようなことを期待していたが、大ハズレ。石丸の論理で言えばITが一番進んでいるアメリカで「社会変革」が起きても可笑しくはない。翻って我が日本国で多機能携帯電話が普及しても、社会変革の兆しなどまったくない。SNSなど自分の自慢話や家族の様子、仲間同士のヨイショばかり。SNSにそういうこと期待する方が間違っている。読んでいてストレスが溜まる一方なので、わたしはすべてのSNSをしばらくお休みすることにした。
▼ところが昨日午後3時過ぎにパソコン相談の電話が舞い込んできた。声からするとかなり年配の方の声で「フェイスブック(FB)の使い方を教えて欲しい」とおっしゃる。何のためにFBを使うのかははっきりしない。しかし使い方だけならお教えできるので来週ご自宅まで伺う事にした。
▼昨日正午NHKEテレ(旧教育TV)「きらっといきる」で「マット・レイザーが見た被災地」という30分番組が放送された。マットさんは(49歳)イギリス人で、自らサリドマイドの障害を持つ被害者である。マットさんはイギリス・BBCの障害者番組のキャスターでもある。彼は東日本大震災の被災地の障害者の声をきくため、東北を巡り歩く。字幕や通訳も出るが、キングイングリッシュなのでわりと聞きやすかった。被災地に行くと震災から7ヶ月もたっているので、住宅地の跡は草が茫々なので思わず絶句してしまう。またある被災者の自宅跡にも案内してもらうが、土台があるだけで玄関らしき場所には草が生えている。「これがあなたの家だったの?」としか言えない。
▼それでもビラまきを手伝ったりする。ある施設に行くと、建物の前に数台の車が停めてある。「何故?」と聞くと、施設長は「緊急避難所に指定されているので、緊急事態が発生したらすぐ車に飛び乗ってみんなを連れて逃げるため」と聞かされる。その直後サイレンが吹鳴するので顔色を変えるマットさん。施設長は「あれは正午の合図です」と聞かされ柱に捕まってガックリと苦笑いする。
▼各地の被災者を訪れたマットさんが「不便なところはありませんか?」と聞く。仮設住宅の玄関には段差があったり、風呂も障がい者が一人で入れるものではない。しかしみなさん一様に「助かって仮設住宅に入れただけで良い。とてもそれ以上要求することなど出来ない」と答える。
▼さらに原発の爆発で放射能の数値が高い所に住む障がい者は、一度は新潟に避難した。しかし自分たちを今まで助けてくれた大勢の人達を見すてることになる、として再び放射能レベルの高い施設に戻っていく。昨日午後のNHKラジオでは関西電力が、大飯原発3号機を再稼働する前提条件となるストレステストを原子力保安院に提出したと報道していた。大震災も原発もみな弱者にしわ寄せが来ている事を、記者たちは知らない筈はないのだが…。相も変わらず独自取材を投げ捨てて「警察の発表によれば」「○○○の発表によれば」とお役所のスポークスマンを買って出ているばかりだ。自分の足を使って、当事者を直接取材せよ。むのたけじさんも「ビンラディンに直接会って話を聞いた記者は一人もいなかった」と嘆いているではないか。

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October 28, 2011

◇「秋刀魚の味」をNHKBSで見た。

▼今朝NHKラジオ5時20分頃の「ふるさと元気情報」は、昨日のブログでご紹介した竹富島からだった。気温は25度でハイビスカスが咲き、昨日はエアコンを使ったという。同じ日本でも随分違う。この番組では5時半頃になると「唱歌」を流す。昨日はこの季節に相応しい「もみじ」だった。♪「秋の夕日に照る山もみじ~」この曲を聴いていると、中学生の遠足で碓井峠を歩いたことを想い出す。カエデなどはまさにこの詩のように色づいていたことを昨日の様に思い出す。
◇「秋刀魚の味」(小津安二郎監督)が日曜日放送されたので録画してみた。この映画の1時間39分あたりにちょうど「もみじ」がバックグラウンド・ミュージックに流れて来る。娘の路子(岩下志麻)と息子と3人で暮らしている平山(笠智衆)は妻に先立たれて、身の回りの世話は娘に頼りっきりだ。長男の幸一(佐田啓二)は既に結婚して近くの公団に住んでいる。見ているとこの頃のドアは内開きになっている。今の日本の住宅は殆どが外開きだ。彼はかつて戦艦に乗っていた経歴があり、行きつけのトリスバーに行くと、ママ(岸田今日子)は気を利かせて「軍艦マーチ」をかけてくれる。真珠湾攻撃のNHKの臨時ニュースの物まね「帝国陸海軍は本日未明…」とともに。
▼中学時代の恩師(東野栄二郎)に偶然会って飲みすぎて自宅に送っていくと、燕栄軒というラーメン屋をやっている。中から出来来たのは行かず後家の娘(杉村春子)で父の面倒をみているようだ。そして元部下で長男(加藤大介)と意気投合して、先のバーに繰り出す。またそこで軍艦マーチが流れ、海軍式の敬礼(艦内は狭いので陸軍ほど肘を張らず、垂直に近く下にする)をしてバーのなかを練り歩く。
▼元恩師の娘を見て、路子をこのままにしておいては、杉村と同じようになってしまう、と気づく。長男に相談すると、路子は彼の会社の同僚(吉田輝男)に好意を寄せていることが分かる。それとなく意向を確かめると既に婚約者がいるという。部下の吉田からは「どうしてもっと早く言ってくれなかったのです」となじられる。
▼ま、小津の作品ではそうした日常が淡々と描かれる。銀座は森永ミルクチョコレートの回転塔が回っている。それに俳優たちの所作が美しい。一例を挙げれば料亭で男たちが飲む場面で箸を取り上げる所作である。まず右手で箸を持ち上げ、左手を上に向けて受け止め、さらに右手手のひらを上にして受け止めるという3クッションある。わたしに「日常そのようにやって見せろ」と言われても真似は出来ない。
▼定年間近な親父達は常に飲んだくれている。直接会って飲み食いすることで、親しさを増していくという、コミュニケーションの原点がこの映画には現れていた。
▼一部新聞でエステー化学が簡易放射能測定器を秋に発売すると言っていた。しかし1万円以下で安いということもあって、予約はすぐいっぱいになって再発売の見通しは今の所たっていない。
▼東大赤門近くにある「わだつみのこえ記念館」では「【わだつみのこえ記念館 開館5周年特別企画展】「中国との戦争と戦没学生」を開いている。11月4日までだが行って見ようと思っている。

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October 27, 2011

NHK「311~映画監督62人がみつめた大震災」を見る。

Hana11
▼書く事が多すぎて困っています。まず昨日書いた映画の決着を付けなければなりません。MG34機関銃の標準を住民に合わせている部下にナチスの上官(伍長くらい)は「ファイア(射撃せよ)」の命令を下しますが、部下はにわかに信じられないという顔をして引き金を引こうとしません。何せ相手は丸腰の女子ども、それに老人からなる市民だからです。上官は自分が部下に代わってMG34の引き金を引きます。
▼マルティナはかろうじで弾丸の餌食にならずに済み、(実際は皆殺しだった)兵士の隙を見て逃げ出します。そして赤ちゃんを隠した場所に行って見ると、まだ生きています。それを確認して自宅に戻りますが、家具はひっくり返っています。だが牛乳を温めた鍋の底に少しだけ残っていることがわかります。マルティナはハンカチを絞って牛乳を含ませ赤ちゃんの元に駆けつけ、それを飲ませます。その授乳の過程でマルティナは再び言葉を話すことができるようになります。先にご紹介したアメリカ映画「セントアンナの奇跡」はこのブログの3年前の部分を検索していただければ出てくる。こちらはテーマが違うが皆殺しで終わっているから救いはない。
▼だがこの「やがて来る者へ」は架空の少女を登場させ、最後に命の尊さを知り言葉が話せるようになることによって、救いが見えてくる。
▼石垣の離島である武富島で「新しい教科書をつくる会」の教科書を不採用にした話。それに対して経緯が不明朗だからとして文科省が「教科書無償の対象にならないので費用は出さない」と発表したこと。こういう圧力は自民党政府もしなかった。これに対してサンケイ新聞系列の報道機関は一斉に「長年の革新市政の影響により、左翼の牙城と化していた石垣市」などと武富島教育委員会を攻撃している。
▼25日、NHKBSプレミアムで午後9時半から「311~映画監督62人がみつめた大震災」が放送された。311に因んで世界の有名、無名の映画監督に一人「3分11秒」の映画を作ってもらう。わたし自身も何ができるだろう、と考えながら現地支援にも行っていない。最初に映画監督の河瀬直美さんが、「何か映画を作っている立場で援助できることはないか」と考える。彼女は自分を育ててくれた祖母と関わりを描いていた。奈良県では子どもたちに白い布を持ち寄ってもらい、それを継ぎ合わせて巨大なスクリーンを作る。当然同じ白い布でも色合いも違う。
▼だが子どもたちは「上映にみんなで関わっている」という連帯感が生まれていく。監督たちはドラマ仕立てにしたり、ドキュメンタリー、アニメにしたり表現方法は様々だった。機材を見ているとビデオから、NYに住んでいる栃木出身の監督は35ミリ一眼デジカメのビデオ機能を使っていた。ああ、これならば自分にも出来そうだと錯覚してしまう。脚本を書く能力も撮影技術も編集技術すらないわたしに何ができよう。
▼あの「ミツバチのささやき」のビクトル・エリセ監督もわざわざ日本に取材に来て、3分11秒の映画を撮って参加していることだった。60人の監督が3分で撮っても3時間を超えてしまう。NHKで放映されたのは10本くらいだっただろうか?わたしが見た限りではこのビクトル・エリセ監督の女優が画面の観客にひたすら訴えかけている映画が最も良かった。
▼1面トップの写真を入れ替えました。

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October 26, 2011

◇「やがて来る者へ」(その1)

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▼昨晩から急に冷え込みましたね。わたしはいつまでTシャツ、短パンで過ごすことができるか挑戦しています。女性は一年間スカートなのだから、秋から鍛えていれば通年短パンで過ごせる筈です。タレントの勝股州和は短パン、といっても7分くらいの丈ですが、雪の中を「寒い、寒い」と言って歩いていました。わたしは今年の1月8日にはリオデジャネイロから、ブエノスアイレスに行っていましたが、短パンを持参していました。あと1週間くらいはガマンできそうです。30日は晴海埠頭で日本凧の会、秋期凧揚げ大会に誘われているので、この格好で参加するつもりです。
▼図書館に頼んでいたダニエル・クラールの「quiet nights」が届いた。さっそくCDプレイヤーに入れて再生する。しかしどうしても違う曲に聞こえてくるんだな。1曲目の途中でもしや、と思ってストップボタンを押して点検するとCDが2枚重なっていて、夕べ聞いたショパンのノクターンNO.19が出てきた。ボサノバとノクターンを間違えるほどまだ惚けてはいなかった。「quiet nights」はオスカー・ピーターソンの名盤「We Get Requests 」の最初の曲としても入っている名曲だ。この別名を「corcovado」と言う。「quiet night quiet stars ,quiet chords from my guitar Floating on the silence that surrounds us..」昨晩もTVの予告を見ていたら金曜日の夜9時からBSTBSでリオデジャネイロ観光特集が放送されるようで、コルコバードが写っていた。
◇「やがて来る者へ」イタリア北部のある農村。みんなつましく素朴な暮らしをしている。その貧しい農家の一人娘である8歳のマルティナが主人公である。マルティナは弟を生まれたばかりに亡くしてしまう。それ以後彼女は誰とも話をしなくなる。1943年の冬、母親は再び妊娠する。マルティナは新しい家族となる赤ちゃんの誕生を待ちわびている。
▼だがアメリカ軍がシチリアに上陸してから、村の周囲ではパルチザンとドイツ軍の戦いは激化していた。ドイツ兵は村人のところにやってきてはチーズやバターを買い求めていく。しかし村人はそれを快く思っていない。村の過激な人達はパルチザンを組織して隙あらばドイツ軍に刃向かって、車両を破壊したり歩哨に立っている兵士を殺害している。
▼ドイツ兵が多い時はパルチザンも中央から、大勢のゲリラを連れて来てそれに対抗して戦いを挑む。それが終わるとパルチザンはいずこかに引き揚げていく。だがドイツ軍はドイツ兵が殺害されたことに対する仕返しをする。村に大勢のドイツ兵が押し寄せてくる。そのとき村人たちは暗号となっている「塩を貸しておくれ」と叫んで警告を発する。ドイツ兵は村人を一ヶ所に集めようとしているようだ。女子どもも分け隔てなく根こそぎ引き立てられていく。教会でお祈りをしている場所にも兵士たちはやってきて、牧師を先頭に引き立てていく。
▼出産直後のマルティナの母親も引き立てらてていく。だがマルティナは機転を利かせて森の大木の根元に赤ちゃんを隠してしまう。村人は何ヶ所かに集められ、大人も子どもも分け隔てなくドイツ軍の手榴弾や銃弾に倒れていく。さらに彼らはそれを焼き払う。虐殺の現場で息をしている人間を見つけてドイツ将校は一人ひとりに銃弾を浴びせるという念の入りようだ。銃弾が当たらなかったが、倒れたマルティナのすぐ前にも、ワルサーP38を握ったドイツ将校は迫ってくる。(明日に続く)

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October 25, 2011

「サルでも分かるTPP」のご紹介。

Hakone
(箱根水生花園のススキ)
▼このところ「TPPの24項目」という検索用語が増えている。昨日の雑誌の他に「サルでも分かるTPP」というサイトがあるのでご覧頂きたい。今朝のNHKラジオ「経済展望」で経済評論家の内橋克人は「日本は優れた国民皆保険制度がある。もしTPPを許したら、アメリカの保険会社がこれに介入して、国民皆保険が崩壊してしまう」と警告していた。つまりお金持ちしか医者にかかれなくなってしまう。10月からWOWOWで「緊急救命室ER1」の再放送が始まった。わたしは親友の星林さんに勧められて、当時1と2の録画したビデオを見せてもらった。その後3からはリアルタイムの放送で15年間見続けて来た。1は記憶に殆ど残っていないので見直している。これを見ていると医療崩壊の問題もあるが、経済的貧困がこのシカゴのカウンティ総合病院に凝縮された形で持ちこまれる。
▼今朝の朝日新聞は日本の衆議院のサーバーがハッキングされたというニュースがトップである。わたしはそんなことよりTPPがトップニュースだと思うがかき消えてしまっている。昨日も書いたが100人くらいの会社になれば「サーバー管理者」を置いているはずだ。日本国の国会事務局はそういう人物を配置していなかったとは考えにくい。それで議員のパスワードが盗まれて内部情報が見放題だったと言う。バカ言っちゃいけないよ。もっとも議員のPCにそれほど重要情報が入っているとも思えない。
▼企業などでよく見かけるのはパスワードをPCのディスプレイの脇に一覧表で書いて貼りだしてある姿だ。同じようなことをやったのではなかろうか?USBメモリーにパスワードをかけずに持ち歩き、落としてしまうのも同様だ。個人情報は持ち歩かないようにしないとまずい。だいたいセキュリティをまったく考えられない人がPCを触っている人がいることが怖い。
▼そのくせ東電の「事故対応マニュアル」が命令によって最初に国会に提出されたとき、まっ黒に塗りつぶされたいたのはどうしてだろう。昨日黒く塗ってないものがようやく国会に提出された。その内容はお粗末の一言に尽きる。それで昨日のニュースを聞いていたら、北陸地方の原発で「震度7の地震が来た」という想定で避難訓練などが行われた。現実に東北で「震度9」が来たのだから、同等の「9が来た」という前提で訓練をしないと、また、電力会社は「想定外だった」と嘘をついて逃げることになる。ほんとうに懲りない面々だ。
▼もし自分の敷地が放射能で汚染されたらどうするか実力行使した人のお話。「庭の汚染土を東電に持ち込んだ男の言い分」この人の言い分は本当にその通りで正しい。
▼先週土曜日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で、郷原信郎さんがゲストとて最初の30分間、九電と佐賀県知事問題で出演していた。話が終わって「大阪出るんですか?」と愛川は何度も聞いていた。「出ないで欲しいですよ」と何度もくり返していた。郷原さんは「最初にはっきり断らなかったのが、今になってみるとまずかった」という。きょうの報道で「出馬は完全に否定」された。まずは良かった。今時民主党から出馬しても良い事はひとつもない。
▼夕べは右手首が痛くて湿布薬を貼って寝た。安いマウスを買ったツケが来てしまったようだ。買い直すかなー。

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October 24, 2011

季刊地域「TPPでどうなる日本?」のご紹介

Tpp
本の詳しい内容はこちら
▼画像でご紹介した本は実は頂き物である。昨日発表になったオータムジャンボ宝くじは当たらなかった。買わないので当たる筈もない。しかしこの本は「厳正なる抽選」に当たったのでいただいた。お送り下さったのは本書の執筆者のお一人山本謙治さんとおっしゃる方だ。山本さんはずっと「やまけんの出張食い倒れ日記」というブログを書いていらして、わたしはずっと読ませていただいていた。2ヶ月ほど前だったか東北地方を出張中に「TVの討論番組を録画設定するのを忘れたので誰か助けてー」とSOSを発信していらした。山本さんとは顔見知りではなかったが、その過程でお近づきになった。
▼ま、ただそれだけの関係である。山本さんは食べものをどう美味しくするか、という立場で生産者との深い繋がりをもとめて全国を行脚なさっている。とくにこだわりを持っていらっしゃるのは、写真で食べものをどうやって美味しく表現するかである。そのため撮影にもかなりこだわりを持っておられる。先日もハワイに取材にいかれ、そのときの撮影機材一式が写っていたので驚いた。
▼前置きはさておき、山本さんは「平成の開国/5つの不安」を執筆していらっしゃるので、ぜひお読みいただきたい。タイトルだけご紹介すると、「先進国の強い農業は破壊への道」だ。とくにわたしが納得したのは「食料自給率」問題でTPP推進派が金額ベースでは66%で立派な農業国だ、としていることへの批判である。野菜と果物だけでは人間生活は維持できない。生活に重要なのは、穀物や粗糖などTPPの影響を大きく受ける品目なのだ。今まで農業が無償で守って来た国土や水資源、景観などを保全する担い手を失ってしまう。本当に守るべきは『いま、農業をしているひとたち』なのである。とTPPは日本の農業を破壊する警告している。詳しくは書店かネットで購入していただきたい。
▼朝刊によれば三菱重工の原発や軍事情報がハッキングされたという。こういう記事を読んでこれらの会社でPCを扱っている人達は、ネットの使い方の基本を知らないと思う。一般の会社だって経理情報が入ったPCはネットに接続していない。そういう基本対策をなぜしていなかったのかが、まず問題にされなければならない。
▼柏市で高レベルの放射能が検出された件で、市側は当初「異常に高い数値なので原発が原因とは考えにくい」と発表していた。ところが今朝の新聞では,文科省の専門家が検査したら核種が原発と同じだったと言っている。NHKの毎日夕方6時51分の「放射能情報」がいかに欺瞞にみちているか?
▼今朝の朝日3面「プロメテウスの罠」で原研労組と動燃労組がモニタリングポストで測定して、高レベルであることが分かっても国の許可がなければ数字を発表できない仕組みになっているとでている。これで正しい数字を国民は知りえないということが証明された。

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October 23, 2011

58歳にもなって定年後の生き方が分からない?

▼昨日の朝日別刷り「bee」の人生相談に金子勝が答えていた。「58歳だが定年後何をして暮らしたらいいか分からない?」という質問だった。退職金と年金で食うには困らないが何をしたらいいか分からないと言う。定年の10年くらい前から準備していないとこういうことになる。おそらくこういう人は会社で指示待ち人間か、あるいは人に命令だけしていれば良かったのだろう。
▼昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」ではトップのテーマはカダフィの話だった。愛川は27歳の青年将校も権力を握り続けていると、こういうことになってしまうのか、と嘆いていた。ただレギュラーの二木啓孝は、わたしがかつて書いているように欧米から距離をおき、経済的に独立しようと努力していた点は評価していた。そうでなければアメリカからあれほど嫌われている筈がない。
▼関連して昨日の新聞で「カダフィはリビアで議会も作らず憲法もなかった」と書いているものもあった。だがしかし形式上の議会を作っても、「社会主義」を標榜した事実上の独裁国家はアジアにいくつか存在する。それをどう説明するのか?
▼岩波ホールの「やがて来る者へ」は後日書く。初日初回なので相変わらず支配人が原稿をつっかえながら読んでいた。1944年にイタリア北部で起きた「マルザボットの虐殺」を映画化したものだ。これは3年ほど前に当時の日比谷シャンテでアメリカ映画として公開された内容と同じである。タイトルは「セントアンナの奇跡」だ。この内容で2時間は長すぎる。よほど監督の腕が良くなければ1時間半に編集してほしい。2時間の映画は人間の生理を無視している。大学の授業だって1時間半である。イタリア俳優がドイツ兵を演じているから、シマリがない。つまりきびきびしていないので、軍隊としての迫力がない。
▼「愛川欣也パックイン・ジャーナル」では最後にTPPの問題を取り上げた。今回は農業問題が中心だった。農業は日本政府の政策によって衰退の一方だ。20年前には500万人いた農業従事者はいまはその半分になっている。そして従事者の殆どは65歳以上である。TPPがあろうとなかろうとあと10年もたてば、農業従事者はいなくなってしまう。そもそも農業従事者の定義は一つの作物で年間15万円あれば、そうなる。それと歴代の自民党から民主党まで補助金を農協を通じて配って、「票のとりまとめ」をした結果がこうなった。この部分にメスを入れないと「TPP反対」というスローガンだけでは、日本の農業を救う事は出来ないという内容だった。
▼昨日届いた「週刊金曜日」では色々面白い話があった。とくに「格闘する思想」で登場した学者樫村愛子さんである。彼女は東大を卒業後、現在は愛知大学文学部人文社会学科の教授をしている。詳しくは著書を読んでいただきたい。リードによれば「…全てが可視化され、私たちの毎日がタスクをこなすだけのものであるならば、私たちの生は枯渇してしまう。シュミレーションを前提にしつつ、むしろそこから跳躍する行為が求められている」「ネオリベラリズムの精神分析」(光文社新書)秋葉原事件の加藤智太容疑者の分析など鋭い。

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October 22, 2011

カダフィは死亡したのではなく、「殺された」のだ。

Sissei2
(箱根湿性花園)
▼木曜日の朝のNHKなどは、「フランスのサルコジ大統領に子どもが産まれた」がトップニュースだった。それが夜から翌朝にかけては「カダフィが死亡した」がトップに変わっていた。一代統領の子どもの誕生がトップニュースなんて聞いたことがない。どこかこの国のニュースは狂っている。今朝の新聞を見る自称「革新」政党までが「カダフィ氏死亡」となっている。ワシントンポストのサイトを見たら、カダフィが殺される場面が動画でアップされていた。
▼動画をご覧になればどうみても、なぶり殺しとしか思えない。ビンラディンの時も、次の誰だったかな、のときも裁判にかけて、カダフィがおこなった暴政の数々を明らかにしなければ、意味がない。殺害に加わっている連中は、足下だかが写っているが、迷彩服を着ているので、おそらくイギリスかあるいはイタリアの特殊部隊と考えられる。
▼昨日書いた池田さんのブログに関連して次のことを思いだした。もう一度書いたかも知れないが、ご存知の方はご容赦下さい。わたしの母の実家は満蒙開拓団に行った人が多い。村自体が満州に行かされ、命からがら逃げてきた人も多い。1945年8月、開拓団に行っていた人のところに憲兵がやってきた。憲兵も村出身の人である。「いまから俺は独り言を言うからそのつもりで聞け。今すぐ荷物を一切持たず列車に飛び乗れ」という内容だった。ソ連軍が満州に侵攻したのはその2日後くらいだったら氏。黙って逃げた東電の家族はそういうことすらしなかった。
▼TVのドキュメンタリーは見るが、ドラマはあまり見ない。先日NHKBSプレミアムでは5夜にわたって、作家の五木寛之が、仏教がどのように伝来されたかというシリーズを10年振りに再放送していた。第一話がインドで、韓国、ブータン、アメリカ、中国と行っていた。一番良かったのはブータンで、「幸せ」とは何か考えさせられた。
▼先週たまたま見ていた歌番組で「コモエスタ赤阪」を唄っていた。最後に「デルコラソン」というセリフがあって、家族が「これはどういう意味か?」と聞く。スペイン語圏にお住まいの方に、つまらないことをメールで聞くのも気が引けるのでネットで調べた。
▼そうしたら親切な方が質問に答えていた。「デルコラソンは
del corazo(アクセント付きo)nですね。
(delはde+elです)
corazonは心とか、心中とか、彼(彼女)を想う気持ち...という意味になると思います。
恋愛物の曲には欠かせない単語ですね。
▼これにて一件落着。本日はこれにて岩波ホールに向かうぞ。

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October 21, 2011

カダフィ氏を殺害したのは誰だ?

Murasaki
(箱根のムラサキシキブ)
▼朝日朝刊に,脱原発に反対する国家基本問題研究所の意見広告が掲載されていた。あの櫻井よしこ氏らの率いるグループの意見広告だ。それによれば福島はダメだったが,女川はダメージを受けなかったのは、日本に技術が優れているからだ。脱原発ではなくエネルギーの将来を考えたら再生可能な原子力を考えなければならない、という内容だ。このブログの読者に、この意見広告の矛盾を一々ご説明するまでもない。女川が壊れなかったのは偶然である。福島が壊滅的な打撃を受けたのは、どうやって説明するのか?「収束」とはかけ声だけで汚水処理すらまともに出来ていない。福島原発の建設に携わっていた人の意見では「燃料棒が入れたままになっている4号機が、いまも一番危ない」と指摘している。
▼それと東電社員と家族だけがこっそり避難した話。「原発てんでんこ」
▼こういう宣伝を積極的にしている人達は、自分の今持っている利権を減らすことなく守ろうと考えている。最初にボタンを掛け間違えてしまったので、今更引っ込みがつかなくなってしまったというのが、実態だろうと思う。
▼iPhone4が発売前から大人気で、買う人の行列が出来たようだ。iPhone4を買ったとしても、新しい人間関係が生まれる訳ではない。つまるところ日本の場合「初がつお」同様「初物買い」の愉しみだ。他人が持っていないものを見せびらかすだけではないだろうか?アップルの創設者ジョブスの葬式にはかなり多くのメッセージが寄せられたという。日本でもメディアを見ているとアイパッドに「ロウソクが燃えている画像」を持って、ジョブスの死を悼んでいる様子が写っていた。それはそれで結構なことだ。
▼しかしネットを見ると彼はカネが全てであり、莫大な資金を提供した人にはぺこぺこするが、そうでない人には横柄な態度を取っていたと書かれている。それに日本で発売しているiiPhoneの使い勝手が悪いことは多くの人がブログで書いている。月曜日の日経を見るとiPhoneに部品を提供している40社くらいのリストがでていた。アップルの戦略は要するにiPhoneを通じてカネの流れを変えようと考えているのだ。それはネットを通じた楽曲の購入方法で突破口を開き、CDショップを廃業に追い込んでいる。タブレットのアイバッドもこれを通じた本の購入で紙媒体から流を変える。iPhone、が成功すればこれは全てを変えてしまう。アプリもそうだが、ネットを通じた販売。それにアイパッドを持って旅した場合、観光地案内で「店」を検索すると常に上位にでてくる店がある。上位にでてくるため何らかの「意思」が働く。
▼部品開発に日本企業を参加させるのも、アップルを通じた「帝国」を築くための準備だろう。
▼今朝のメディアのトップニュースは「カダフィ死亡」である。良く考えていただきたい。アメリカはカダフィ政権を倒すのにあまり積極的ではなかった。イラクやアフガン以外にあまり手を広げたくないというのがホンネだっただろう。ところが数日前にクリントン国務長官がいきなり、トリポリを電撃訪問した。おそらくこの時カダフィは身柄を確保されていたのだろう。クリントンとの約束を取り付けてから、イギリス、イタリアはカダフィ殺害に踏み切ったのだ。かなりショッキングな画像がありますので、このブログの中にある画像の「→」は覚悟してから押してください。ショックに弱い方は決してご覧になりませんように。

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October 20, 2011

◇「さすらいの女神(ディーバ)たち」を見る。

Tower
(普段は誰も入れない給水タワー頂上からの眺め)
▼午前中は「ブラタモリ」みたいな仕事をしていた。「ブラタモリ」とはこういう番組である。しかし久保田アナウンサーのような可愛い助手はおらず、たった一人だ。行った先は某給水施設である。保安上の問題から事前に審査があって、身元が確認されたので、わたしが行く事になった。普段は鍵が掛かっており、立ち入りは禁止されている。内容はいずれ記事を書いたらご紹介するつもりだ。
▼朝9時15分指定された某駅12番乗り場からバスに乗った、つもりだった。ところが目的地に着かずに終点についてしまった。運転手さんとバスの乗客が相談に乗ってくれた。始発駅に戻るよりJRに乗り換えて一駅戻り、そこからバスに乗った方が良いと教えてくれた。さっそく取材先に電話すると、案内してくれる人は「もう現地に行っている」と言われる。「バスを間違えてしまったが、遅れてもいくから15分待って下さい」と電話を切る。数分して着歴からコールバックがあった。「本当に15分で来れるのか?1時間は待てないが、とにかく来い」というご返事に感謝してJRとバスに乗って約束の時間に30分遅れて場所に着く。バス停で「入り口はどこなのか」、近くにいたガードマンに聞くが「分からない」という。再び電話をすると、「トンネルを背にして前進せよ」という指示だ。1分ほど歩くと「黒い門扉が見えるか?」と言われ、見ると待ち人がニコニコして待っていて下さった。
▼きょうほど携帯をありがたいと思ったことはない。もし連絡しなければ怒って帰ってしまっていただろう。事情はちゃんと伝わっていたので平身低頭で挨拶して、「30分だけでもいいから」と案内をお願いしたが、丁寧に約束通り1時間施設を案内して下さった。
◇「さすらいの女神(ディーバ)たち」フランスのTVプロデューサージョアキム(「潜水服は蝶の夢を見る」のマチュー・アマルリック)はトラブルを起こし興行業界から干されてしまった。そして子どもや妻、それに友人とも手を切りアメリカに渡る。(このシーンは何一つなく、セリフなどから想像できる)渡米したジョアキムは、数年後、華麗なショーダンサーたちのグループ「ニュー・バーレスク」を引き連れ、意気揚々とフランスに凱旋する。
▼フランスの港町を巡業しディーバたちはどちらかと言えばエロティックな踊りで、客を歓喜させる。どうじに華やかな表舞台とは異なる、彼女たちの苦悩や、演技を磨くための絶える事のない練習もでてくる。港まちの興行は見事成功を収めるが、彼の最終目的はパリの劇場で成功させることだ。しかし昔のツテをたどって劇場を借りようとするが昔の彼の行状を知っているボスたちは、ジョアキムを決して許さない。
▼地方巡業している最中、元妻から二人の息子に会いたいと連絡すると、彼らはやって来るが親愛の情を示すでもない。ジョアキムは息子たちと落ち合って彼らを車に乗せる。ふと急に思いついて病院に行く。そこには入院中の女性ディレクターにいて興行先の手当てを相談するが、むかし彼から受けた仕打ちを思い出した彼女は、怒りをこみ上げ追い返される。息子たちはたんにゲームにはまっているだけでコミュニケーションも取れないでイライラする。さらに資金繰りも良くない。
▼奔放で気まぐれなディーバたちに振り回されるが、どこか細い糸で彼女たちと繋がっていく。夫婦の別居問題を抱え、あるときには舞台の最中も補佐役の青年に舞台監督を任せて元妻とあったりする。舞台の演出は華やかであるが、実際その運営に携わっている舞台監督の悲哀が全編から漂ってくるロード・ムービーだ。

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October 19, 2011

下劣な「週刊新潮」の夜光塗料記事

Siseikaen
(箱根湿性花園)
▼箱根ではTシャツ、短パンで都内ではジャンパーと長ズボンという気候だった。今朝も朝早くから取材が入っているので手短に書く。昨日の新聞を見ると福島原発の事故収束スケジュールが変更になったという記事がった。スケジュールを言うだけなら、小学生の夏休みの宿題計画でもできる。しかしこちらは頭のいい大人がやっていることなのだから始末がわるい。あの読売新聞ですら、「この収束計画は先行きが不透明である」と書いていた。何度も言うが炉心がどうなっているか誰も見た人はいない。東電の話では、「溶けた燃料棒は炉の底に溜まっているという。しかし燃料棒はすでにメルトスルーしている、というのが専門家の大方に見方として一致している。
▼溶融した核燃料を掬う柄杓も存在しない。たとえ鉛の防護服を着ても燃料に近づけない。所詮は希望的願望を述べただけの机上の空論である。ところで昨日の「週刊新潮」には「年間30ミリシーベルトを50年浴びた女性はガンになったのか!」という脅迫にも思える広告である。これは世田谷の床下にあった夜光塗料の事件を書いたものだ。そのリード分によれば「半世紀に亘り、床下からの放射線を浴び続けた一家に健康被害はなかったのか。無闇に恐れる放射能ヒステリーへのアンチテーゼ…」となっている。夜光塗料と福島の原発事故から放出されたそれは、根本的に異なる。それを同一視し殊更に「無闇に恐れる」と書くのは汚染に反対して運動をしている人達への恫喝である。
▼こういう非科学的な記事を書く記者達は「チェルノブイリ・ハート」を一度でも見たことがあるのだろうか?記者の生きている今の世代の事を言っているのではない。記者の息子や孫の世代になって軽微な症状でも「甲状腺異常」などの必ずでてくる。そのとき「お爺ちゃんはどんな記事書いていたの?」とお孫さんから聞かたとする。そのとき「こんなの」と言って胸を張ってこの週刊誌を見せる事が出来るのだろうか?
▼今朝のNHK朝6時45分からの「ビジネス展望」は金子勝で「TPP」がテーマだった。詳しくは別途書くが、日本政府はTPPに参加する理由として「アジア諸国に日本製品を対等な立場で売り込む必要がある」と言っている。しかし日本が売り込もうとしている、中国、韓国などはそもそもTPPには加入していないので、論理が最初から破綻していると指摘していた。さて電車に乗る時間が迫って来たので以上です。昨日のお酒の写真は鮮明な物に入れ替えました。

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October 18, 2011

張り子のトラ、F15を地上牽引する姿。

Beer03
(またまた昨夜飲んだ地酒と地ビール、1面トップにススキの写真があります。)
▼ブログでご想像がつくと思いますが、箱根に来ています。10月にもかかわらず暖かいので、いつもの短パン半袖でも寒くありません。今回ネットができるのはwifi(無線ネット端末)を借りてきたからです。わたしもこういうのを一つ欲しいのですが、出張や旅行の日数は年間せいぜい20~30日です。wifiは大体2年契約でひと月3700円前後のようです。わたしの携帯電話の毎月の支払いとそれほど変わらない金額ですから、ネットで仕事をするならともかく、2年間に支払う料金を考えると、とても手が届きません。
▼ちょっと前までは携帯をコードをパソコンと使ってネット運用していました。ところがNTTなどは端末を買わせようという方針に転換してしまい、その方法は料金がべらぼうに高くなってしまったのです。箱根に来る前に何か携帯を使って接続する方法をドコモショップで調べてもらったのですが、今わたしが使って入る携帯ではダメでした。
▼それよりも今回一番の失敗は携帯の充電器を忘れてしまった事です。個人営業商店であるわたしにとって携帯は命綱です。2日目の朝強羅あたりまで買いにいくしかないかと思っていました。ところがフロントで聞くと近くの商店のレジ前に置いてあった筈だというのでさっそく買い求めて来て、事なきをえました。それで月曜日朝一番でかかってくる筈の電話は解決することができました。そもそもわたしは電話魔やメール魔ではないので、普通の使い方ならば2日くらいは充電しなくてももちそうです。
▼新聞もあまり見ないので世情に疎くなっています。日曜日のTVニュースで傑作だったのは自衛隊朝霞駐屯地で、観閲式が行われたた様子です。小松基地でF15戦闘機の燃料タンクが落下した事故を受けて、パレードでへF15が牽引されて登場したことです。これには吹き出してしまいました。もしロシア、中国、北朝鮮が日本を攻撃する意図を持っていたら、いまがチャンスです。航空自衛隊の虎の子F15が迎撃スクランブルを出来ないのですから。でも「防衛白書」がいうように中国などが攻めて来ないのは、くり返して言う様に、燃料資源がゼロに等しい日本を占領しても何も意味がないからでしょう。
▼トレーラーに牽引されているF15を見えているとまさに「トロイの木馬」の様に見えたのはわたしだけではなかったでしょう。わたしは友人に誘われて海上自衛隊の観艦式に何回か見物に行ったことがあります。おかしいのはその開始時間から内容が、毎回まったく同じであることです。それをみてわたしは「予算獲得の運動会」だなとおもいました。日曜日の新聞に茨城の百里基地の観閲式の不正を告発した自衛官の話がでていました。それによると最寄りの駅から基地まで運行される、臨時バスが茨城県の大手バス会社に委託される。その費用がかなりの高額になる。そして担当部署の自衛官将校に、のし袋に入った「ビール券」が配られたというのです。ま、防衛産業で潤っている会社は、「次回もよろしく」といずこも同じような、不正が行われているのでしょう。

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October 17, 2011

ユーモアをもって話さないと、楽しくもない

Beer_2
(昨夜飲んだお酒)
▼土曜日に聞いた「久米宏のラジオなんですけど」によれば、彼はいま尿管結石で、病院からスタジオに通っていた日もあったという。その原因とは「ストレス」であるというのだ。スタジオの相方は「生きていく上では、多少のストレスもあった方がいいようですよ」とたしなめる。久米は続けて「実はイントロの12分間何を喋るか、毎週考えるのが、最大のストレスだ」という。
▼「東京地検はストレス」がたまっているでしょうね、と続ける。一週間ほど前のブログに書いたが記者会見での、共同通信記者とのやりとりの話になる。つまり地検が2度も取り調べたけれど「有罪の証拠はなかった」ので「不起訴にした」。ところが検察審査会の「氏名が隠されている、まったくの素人集団の11名によって、「起訴すべきだ」と結論して指定弁護士によって、今回の「裁判」は始まった。プロの検察が2度も「起訴できない」と結論された案件が、「起訴され」、もし「有罪にでもなったら」プロの検察はいまストレスのまっただ中にあるのではないか、という内容だった。NHKや一部の新聞を見ていると「小沢憎し」で「判決が出ていない」」にも関わらず、柳眉を逆立てて「有罪」のように書き立てている。
▼だがしかし物事は久米のようにユーモアと交えてさらっと言う方が、好感を持たれるとわたしは思う。
▼わたしは土曜日家に座っている事はないので、2時間の番組をタイマー録音してそれをMP3形式でICレコーダーに移して移動する列車の中で聞いて来た。その後の番組が傑作で、聞いているうちに吹き出してしまった。来週番組では「みあげてごらん、夜の星を」を視聴者が電話回線を通じて合奏しようというので、今週(土曜日の生放送)では得意な楽器をもった人がオーディションに登場した。最初は二胡を演奏する人が「時の流れの様にを弾いてくれたが、もう涙がこぼれそうになるくらい、聞いていて惚れ惚れとする演奏だった。
▼次は娘がせっかく使ったピアノを弾かないので、自分が1週間ほど前に習い始めたと言って、無謀にもベートーベンの「歓喜の歌」を黒鍵だけ使って、おそらく音から判断すると、一本指で弾き始めたのには唖然とした。久米は「他に何かできるのはありませんか?」というので、彼はたどたどしく「カエルの唄がきこえてくるよ」を弾き始めたが、CMタイムになってしまって、スタジオも抱腹絶倒で笑いを堪えている様子が伝わって来た。▼さてひと月ほど前に風邪予防の健康法として、朝起きたらまず歯磨きをする、というのだ。数人の人がさっそく実践していると教えて下さったので、とても嬉しい。

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October 16, 2011

TPPで農業だけでなく重視すべき24項目の内容。

Tomaredcarry
(銀座に映画を見に行くと必ず食べる、トマトベースのトマレッド・カレー)
▼銀座の映画館に出かけるため9時半には駅に向かって歩き始めていた。途中の小学校を過ぎ、大きな駐車場の前まで来ると、親子3人連れがやってきた。お父さんは何かホウキの様な物を持って両脇には5、6歳の双子の女の子だった。お父さんはホウキをギターに見立て何やら洋楽をノリノリで演奏している。そして子どもたちは演奏に合わせてステップしながら歩いていた。小学校では「公開授業」があったがそれに行った風でもなく、お父さんは着飾ったりせず、とても楽しそうな家族だった。
▼今朝のNHKでは相変わらず「中国の航空母艦」騒ぎだった。これはNHKTVで「脅威論」の番組が放送されるので、その番組宣伝(番宣)だ。こういう世論操作をするのはアメリカに滞在して米国防省の手先に成り下がっている、元支局長一派である。アメリカを買い支えているのは中国であり、もし米国債を売れば武力を使わなくてもアメリカは一夜のうちに崩壊する。NHKはいつまでも、こういう子どもだましの演出で、アメリカと日本の防衛省をサポートし続ける。
▼昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でも最後のテーマは田岡俊次のFX(次期戦闘機)問題だった。アメリカはF35を、本当にライセンス生産で日本に渡すつもりなどさらさらない。アメリカが世界に誇れる輸出できるものと言ったらいまや武器しかない。ステルス性能のさることながら、イタリアにも破格な条件を示しているが肝腎なところはアメリカで組み立てる。清谷信一公式ブログ「F-35とFX調達
▼田岡の論理ではF22戦闘機は9月27日で日本でのライセンス生産は終了してしまった。こうなると日本では飛行機を作る技術は最早継承できない。戦闘機の技術は航空機にも応用される。まさにアメリカの狙いというのは、日本にこれ以上航空機を生産させないことにあった。一番困っているのは三菱重工で、原発も戦闘機も作れないとなると、今後発展する見込みはまったくない。
▼TPPで農業問題だけが問題化されているが、アメリカに日本に突きつけている内容は24項目ある。それは医療制度、新薬の許認可、新しい植物の輸入方式の許認可や変更など、もっと重要な事が含まれている。金子勝のツイッター
▼昨日は銀座シネスイッチに行って、「さすらいの女神たち」を見た。感想は明日にもで書く。明日は某所からのレポートをお楽しみにしていただきたい。

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October 15, 2011

喫茶店にいたら原発問題で絡む男がきた。

14hiru
(14日某市役所で食べた日替わり昼食)
▼夕べは飲み過ぎてしまったかな?しかし誰だよ、酔っぱらっているのをいいことに、わたしの携帯メールを読んでいたのは?9時頃にある駅前の喫茶チェーン店に入って、原発事故とそれに対するマスメディアに関して意見交換をしていた。30分くらいしたら、隣の席に座っていた50過ぎの男がわたしたちの席にやってきた。それでいきなり、「あなた方の話を聞いていると不愉快になる。私は福島に生まれて、今でこそ○市に籍はあるがいまでも福島に時々帰る。原発は危険なものではない。現に自分が行っているのだから、まず私と一緒に福島に来てもらいたい」という意見をまくし立てる。私たちはそれほど大声でしゃべっていたわけではない。隣の席からいきなり乗り込んで来て名刺を2枚机の上において、いつでも連絡して欲しいという。酔っているのかな、と思ったがそうでもない。
▼常識的に見知らぬ人が、「自分の気に入らない話をしていたから」と言って見知らぬ人の席に乗り込んで来る方が異常だと思う。口の利き方はかなり横柄で、名刺を2枚渡すところがおかしい。名刺なんて所詮紙きれで、その人の人格の証明にはならない。だれも名刺には一瞥もせずに、オヤジの意見に事実で反論した。10分くらいやり取りがあって、「座を白けさせてしまって」としたり顔で2枚の名刺を回収して立ち去った。誰だっていまのレベルの放射能を浴びて即死することはない。しかし即死しなかったからと言って、安全の証明にはならない。オヤジが現地に行く費用を持ってくれれば行く事はやぶさかではない。スーツの仕立ても良かったのでもしかして電力会社の関係者かなと疑ってしまった。わたしたちの楽しい会話は彼が立ち去ってから約1時間も続いた。
▼昨日の朝日1面トップで尖閣列島などに中国の飛行機が異常接近している、というのがあった。時々ご紹介する「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で現在AERAシニアライターの田岡俊次氏は現役時代は、朝日新聞の軍事問題解説の権威だった。田岡が現在のその記事を書く記者の事を、「あいつは中国脅威論ばかりかく奴なんだ」と時々批判している。いま防衛省は時次期戦闘機の選定に、やっきになっているフリをしている。現実に日米安保条約という枠組みがあるのだから、ユーロの戦闘機など買う可能性は限りなくゼロに近い。しかしいかにも「競争入札」があるかに装う。そして1機100億円もする戦闘機に国民からは「いま総額1兆円もする物が必要か」という声が新聞の投書欄にも散見される。
▼たとえ中国が潜水艦や空母を持っても、基礎研究が出来ていないから実用化は数十年も先の事になる。基礎研究の一つとは海水の温度で、魚雷の進む速度と角度が違って来るのだ、と田岡氏は言う。朝日の14日トップの記事とは、防衛省が次期戦闘機を買うのを「合理化」するための手段でしかないのだ。

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October 14, 2011

知らなかった言葉「補綴」とは?

Deniha50
(一畑鉄道デニハ50型52号車)
▼昨日の取材日程はかなりきつかった。千葉県の某内陸部の仕事から春日部に近いところまで向かう。最初受け取った原稿はあらかじめ買って宛名を記入しておいたゆーパックで本社に送る。原稿を受け取る予定は正午だったので、早めに昼食を食べる場所を探したが何一つなかった。郵便局で原稿を送ってから近くのコンビニに立ち寄る。まさか普通の電車の中でコンビニ弁当などを食べる訳にもいかないので、そこてサンドイッチを小さな牛乳を買い求め、電車の中で食べる。電車を3つ乗り換えて、待ち合わせの駅にたどり着いたら午後2時32分だった。
▼指定された場所、千葉県立関宿城博物館には3時に着かなければならない。バスはないので編集長にあらかじめ了解を取ってあったタクシーに乗る。わたしは大体タクシーが大嫌いで、1年に一回も乗る事はない。普通ならば歩くのだが歩いたら1時間以上かかりそうだった。タクシーの運転手さんは話し好きの方で、止めどなく一方的に話しかける。それは311の10日後、自宅が火事にあって丸焼けになってしまったというのだ。当初近所の人が「お孫さんが火を付けたに違いない」と言っていた。だが警察と消防の現場検証の結果、柱の焼け方から配電盤の近くから、漏電で出火したという事になった。そのため保険金は全額でたが、一度でた噂は打ち消すことが出来ないので、孫の将来を考えて、数十キロ離れた別のところに家を一軒買った。1400万円ほどの保険金は出たが、妻は家具などの出費があると1150万円に抑えたという。こんな話を延々と聞かされた。ちなみにタクシー代は約5千円もした。
▼電車の移動時間が長いと本を読むことができる。この日読んだのは向田邦子の「無名仮名人名簿」だった。NHKプレミアムの火野正平が自転車で関西から九州鹿児島まで行く「こころ旅」は一昨日島根で一畑鉄道の始発「松江しんじこ温泉」駅で輪行してJR出雲駅に出ていた。ここの路線は1年前に行ったばかりなので懐かしく見ていた。そしてふと「出雲大社駅」に展示用に停めてあった車両の事を思い出した。向田の「拾う人」というエッセイにこんな文章がある。「車内のビロードのシートが、あちらこちら細長く切り取られて色の違う布で補綴(ほてつ)されていた。車内には窓の外にも美しい色彩や音楽はなかったような気がする」
Hotei
(一畑鉄道の補綴された座席シート)。
▼この補綴という言葉は初めて知った。たまたま一番小型の広辞苑6版を持っていたので調べた。→「補綴」(ほてい)とある。意味は「破れたところなどを、おぎないつづること」だった。写真はそのときに撮影した補綴された座席シートだ。
▼ブログ「晴耕雨読」から「4億円報道、思考停止するマスコミ

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October 13, 2011

事故隠しは中国だけでなく、日本でもやられていた。

▼今朝の朝日新聞3面に連載企画「プロメテウスの罠/防護服の男10」が掲載されている。登場する人物Sさん(新聞には実名)は会津若松市の親戚に避難していた。その後避難指示がないので4月2日に浪江町に帰宅する。数日後自衛隊のジープが来て、安否確認にやってきたという。線量を聞くと隊員はにっこり笑って「自分たちは線量計をつけて計っているから、ここは隊丈夫だ」と答えた。4月17日にフリーのジャーナリストTさんが来たので計って貰うと「ワッこれは大変だ!」と叫んで立ち上がった。2時間いたら1ミリ吸うといわれる。そのとき毎時500ミリシーベルトを超えていた。Tさんはすぐ家を飛び出し、数日後猫を引き取りに家に戻ると警視庁のパトカーがやってきた。
▼「ここは高かったのですね?」と聞くと30代の警官は「そうなんです。高いですよ、でも政府に止められていて言えなかったのですよ」とこたえる。Tさんはジープの自衛官が言ったことは何だったのか、と疑問をもつ。そして事故隠しは中国の列車脱線事故、さらに地下鉄事故だけではなく、日本にもあると確信する。
▼わたしは一貫してNHKが夕方発表する放射線数値を計測する場所が数値が低い場所だけを選定して極めてインチキであること。その数値に対する疑問を書いて来た。そのことは昨日の江江東区枝川小学校の学校給食で出された栗。など次々でてくる。「ホーム」の中の「whats news」の3番目をクリック
横浜港北区のマンション屋上のストロンチウム
▼そして今朝のNHKトップニュースは福島で今年生産された米がすべて国のレベルを下回っているから全部出荷されることになったという。NHKってなんてお目出度いのだろう。国の基準が年間500ミリシーベルト自体が問題だということがなぜおかしいとおもわないのだろう。たとえそれが正しいと仮定しても、すべて口に入れた食品の総量なのだから…。福島「全域コメ出荷」発表の日に、コメどころ新潟の汚染が発表された。
▼今朝のNHKラジオニュースでは軽井沢にも汚染地区がでたとあった。まだネットにはアップされていないが、群馬県境で放射能汚染がストップしている筈はないのだ。たんに計測していないだけの話。怖くてほおかむりして蒲団に潜っているか?それとも正しい汚染を認識してきちんと対応する方が正しいことは最初の朝日の記事を見ても明かである。
▼きょうは上手く一日のスケジュールを乗り切れるかな?20万ヒットは昼頃になりそうです。

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October 12, 2011

年収100万ドルの所得者は全米の0・017%

Namibia
(ナミビアの砂漠、絵ハガキから)
▼昨日は新聞休刊日だったので、ちょっと書くテーマがうまく絞れなかったように思う。つまらない新聞をいつまでも読んでいても仕方ないので、10月末で一紙止めることにした。
▼昨日の「リミットレス」で説明不十分の所があったように思う。エディは投資会社の社長(デニーロ)と親しくなる。だがその後彼はNZTを頼らずに生きていく事ができるようになる。そして最後は上院議員にまで上り詰める。そして「大統領にだって届かない距離ではない」とうそぶく。そこにかつて知り合いだったデニーロが親しげにやってくる。将来を見越して猫なで声で「俺と手を組まないか」と。現実の政治の世界でもこのようなフィクサーの元で動かされているのだろう、という事を推測させる。
▼ナミビアを旅行していた方から絵ハガキを頂いた。投函して日時から計算すると、日本に届くまで20日弱かかっていることになる。だが国内で9月21日に出したメールの返事が、昨晩深夜に届いた事を考えると、まったく同じ日数掛かっていることが分った。
▼昨年まで、仕事の納品にフロッピーディスク(FD)が必要だった。いやデータはメールでお送りして済むのだが、契約書に納品はMOかCDと書かれていた。わたしは一番安いメディアのFDで送っていた。相手はお役所関係なので「形」が必要だと思われた。しかし今年度の契約書からその文言がなくなったのでホッとした。わたしの家には50枚ほどの新品のFDがあった。そのまま捨てようかと思ったがもったいない。普段通っている図書館の1Fに障がい者の人達が運営している、小型の店があって文房具などを売っている。その一つにFD一枚80円と書いてあるのを思いだした。昨日行ったついでに持参したFDをお渡しした。店員さんは困惑していたが、不要だったら捨ててくださってかまいません、といってお渡ししてきた。
▼日曜日夕方のTVニュースだったが、茨城と千葉の外房で被災地を食べて応援しよう、と海岸で魚介類を食べている人達がいた。その一人は「食べて応援する」と張り切っていた。しかし魚介類は放射能検査をしないまま食べるのは極めて危険である。チェルノブイリでも,結果として因果関係が認められないとして、何を食べても一切保障されなかった。今年の夏に茨城で海水浴客が激減したのも、同じ事だ。食べたり、泳いだら、その場所に来て、何時何をどれだけ食べたか証明書を貰っておかないと何もして貰えない。それより取りあえず証明書がないものは食べない方が良い。決して肝試しをしている訳ではないのだから…。
▼土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」で最初の話は、アメリカの野球スタジアムの風景の描写からはじまった。地方のグラウンド中継を見ていると、いかに太った人達がおおいか分かる。それはフレンチポテトやハンバーガー等のジャンクフードを食べているからだ。しかしニューヨークヤンキーススタジアムでデトロイトタイガース戦を見ていた。すると人種が違う、短髪でおしゃれな上着でみんな痩せている。この人達はまさに「ウォール街を抜け出してやってきた」という雰囲気である。NYヤンキースはNY以外では人気がない。地方で放送をしないこと、金持ちで強い選手を全米から集めてしまう事が原因だ。メジャーリーグは選手を獲得する場合、契約金の上限というのがあって、それを越すと罰金を取られるが、NYヤンキースは罰金を払っても良い選手を集めてくる。
▼このウォール街に働くヤッピーと言われる人達は、ワイシャツにいかにも高そうなブルゾンを着ている。アメリカの人口の1%の人達がNYスタジアムに集まっていると思えば良い。年収100万ドルの収入を得ている人達はどのくらいいるか?それはたった0・17なのだ。だからウォール街を占拠しようという学生たちのデモが発生するのは当然のことなのだと思った。ブログは本日中に20万番になります。

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October 11, 2011

◇「リミットレス」を見る。

Monzenmati
(深川j不動尊の門前町で)
▼今週は稼働できる日時が少ない上に仕事に取材、報告会など目白押しだ。とくに木曜日は綱渡り状態で二ヶ所目はタクシーを使って、約束の時間に間に合うかどうかと言ったところだ。わたしの場合スケジュールはネットのストレージで管理している。というのは仕事の連絡の90%はメールで来る。メールを手帳などの転記するときに一番ミスがでやすい。だからメールをコピーしてネットのスケジュールに貼り付ける。このスケジュールは携帯を使って確認する事もできるので便利だと思う。手帳にももちろん書き込んであるが二重にしてあるので、万一紛失しても安心だ。日弁連会長の宇都宮健児さんの手帳がある雑誌に紹介されたことがあったが、もの凄い書き込みだった。事務所の人は万一に備えて1週間に一度スケジュール欄をコピーしていると言っていた。
▼旅行をすると、通常よりも多く飲み食いするのでどうしても体重が増えてしまう。先月中旬の旅で増えた体重がようやく通常に戻った。体重は一日1、2時間くらい歩いたくらいでは減らない。やるならマラソンをするぐらいの気構えがないと減らない。比較的簡単なのは、間食を止めること、睡眠の4時間前には飲食を止めるのが簡単だ。一人で歩く場合歩幅を広く勢いよくあるく。計ってみると1時間半歩いても1万歩まで行かない。だが歩数計には消費カロリーもでてくるので、一応の目安にはなっている。
◇「リミットレス」売れないSF作家エディは妻から「もうあなたと一緒にやっていけないわ」と部屋の鍵を突き返され落ち込んでいる。パソコンに向かっても一行も書けない日がつづいている。そんな日町を歩いていると「アニキ」と声をかけられる。義弟だ、こいつだけには会いたくなかった。だが「お茶でも飲もう」と誘われる。別れ際に「こいつを飲んで見て」と何やら透明な錠剤を一錠と名刺を渡される。騙されたと思って一錠飲むと、原稿がスラスラ書けるではないか。頭脳明晰になって斬新アイデアが次々生まれて来る。60ぺージまで書いて前払いをして貰っている出版社のエディターに届ける。
▼女性の担当者は「どうせロクな原稿じゃない」と思っているが一応受け取る。所が一読するとその素晴らしさに驚愕する。エディは義弟の会社を訪ねる。「来ると思っていたよ」と薬を渡される。だが「これはNZT48という新薬で、まだ試薬で役所に認可を受ける書類は出してある。切れると猛烈な禁断症状が来る事がある、一日一錠だよ、と念を押して渡される。
▼エディは投資話を思いつきヤミ金業者から多額の借金をする。「もし返さなかったらタダじゃ置かない、地球の裏側までも追いかけて八つ裂きにしてやる」と脅される。エディは作家を止めて投資会社の顧問を始めるがこれが大当たりとなって、引っ張りだこになる。しかし薬を作った義弟は何ものかに殺害されてしまう。困ってエディは製薬会社の友人を訪ねて、一錠渡して「これと同じ物を作ってくれ」と頼む。「副作用は分からないが、まったく同じものなら作れる」と請け負わせる。
▼投資顧問となったエディは、会社の合併話を次々と成功させ、引っ張りだこになる。だがヤミ金の取りたてをする男が執拗に迫ってくる。カネは現ナマで返したがなおもエディを追いかけて来る。それは錠剤のヒミツを知った追っ手が、それを手に入れようとしていたからだ。彼らはエディが持っていた脳を100%活性化させる驚異の薬のヒミツを知ってしまったのだ。だがエディは薬の副作用に苦しめられ、悪人からは追われる身になる。東宝シネマ六本木にて。

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October 10, 2011

2件の検索用語、質問者にお答えする。

Akunn
(A君の部屋)
▼毎朝ブログを書く前に前日の検索用語をチェックする。昨日の中で「東尋坊/必ず死ねる」というものがあった。冗談だとは思うがネットで検索している様なヒマがあったら現地に行っていただきたい。東尋坊の終点でバスを降りたすぐ近くに相談所「NPO法人 心に響く文集・編集局」があるからそこに行って相談していただきたい。
▼もう一つは「妊娠できる放射線量」というのがあった。これもネットでなく、真剣にお近くの産婦人科医に相談していただきたい。また「【10月14日福島市】『自分と子どもを放射能から守るには~ホールボディカウンター測定と内部ひばく防御のノウハウ~』という集会も開かれるので、参加していただきたい。
▼壊れたマウスはダメで元もとと思って親友のA君のところに持ちこんだ。A君は元某オーディオメーカーの技術者だった人で、ミニコンポなどではない古いタイプのオーディオ装置は大体直してしまう。制限時間なしで、壊してもかまわないからと修理を依頼してきた。1時間余四方山話をしてきた。彼の周辺にはアマチュア無線時代の友人が集まってくる。彼自身で言えば収入はほとんどゼロで、あるとき都税事務所から呼び出しがあって「どうやって食っているのだ」と聞かれた。彼は「茶碗と箸で食べている」と答えて来たという。
▼最近の話でいえば、例の地デジ化の話で区役所で相談コーナーが開催されていたので相談に行った。「収入がないので無料でチューナーを欲しい」と言うと家電メーカーから派遣されたとおぼしき相談員が「収入がないという証明が必要だ」という。A君「そこの端末を叩いてくれれば自分が収入がないことは分かる」。係員「役所の職員ではないから勝手に端末を叩くことはできない。書類を出してくれ」。A君は役所の職員に頼んで2枚600円の証明書を発行してもらって、無料のチューナーを手に入れた。だがチューナーに「転売禁止」のシールが貼ってあった。時前であり合わせの材料を使ってアンテナは立てたが、ほぼ無料で地デジ化に成功した。
▼小沢問題でも考え方はわたしと同じだった。これは土曜日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でもトップに取り上げられた。小沢氏阿漕な手口や彼の好き嫌いは誰でもある。それはさておき要するに書類の手続き上の手順だけが問題化さえた。ところが問題が4億円に行ってしまった。検察が2回も起訴できないとしたにもかかわらずだ。普通検察は面子があるから、立件出来ないと予想される物は裁判には持ちこまない。ところが今回は検察審査会では、本来被告の立場を守るべき弁護士が検察になっている。陸山会事件に関する郷原信郎氏のコメントをご覧いただきたい。
▼これを認めると今までの裁判ではあり得なかった『推認』に埋め尽くされた異様な判決につながる、としている。「愛川欣也パックイン・ジャーナル」ではAERAシニアライターで経済が専門分野の山田厚史氏が「これに自民党から共産党まで一致していることが問題である」と鋭い指摘をしていた。愛川が卑近な例として暴力団の下っ端が誰かを拳銃で殺害した、そのとき親分や「やるか」と行ったとき、「うなずいた様に見えた」だけで犯人にされてしまう。企業でも不正疑惑が摘発されたとき、「社長がうなずいたように見える」で容疑者にされる、大きな危険をはらんでいるという論議だった。
▼この日は保阪展人世田谷区長もゲストで出席していた。発言要旨は以下の通り。

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October 09, 2011

◇「チェルノブイリ・ハート」を見る。

Heart
▼昨日のTBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」を聞いていたら、311の震災以降、結婚する人が急増しているという話がでた。このことはブライダル産業の人も「指輪が売れて結婚式が増えている」と証明していた。だからという訳ではないが、先日若い友人が9月末に結婚なさったという話をお聞きした。さっそく略儀ながら携帯メールでお祝いの言葉をお送りした。翌日届いたメールにはお姫様のような和装をした写真が添付されたいた。「お姫様みたい」と再度メールをお送りしたら、「相変わらずお世辞がうまい」と躱された。
◇「チェルノブイリ・ハート」近くで上映されているときには、見る気持ちにならなかった。昨日はきくちゆみさんが、この映画の大きな上映会を開催されていた。しかしわたしはそれとは別にヒューマントラスト渋谷に行った。チェルノブイリで今何が起きているかわたしたちは具体的に知らない。アメリカの映画監督マリアン・デレオは撮影のビデオカメラを連れてチェルノブイリ周辺の都市を撮影して歩く。
▼ご存知のように1986年4月26日、旧ソビエト連邦(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故を起こした。わたしの友人はちょうどその瞬間キエフを旅行していたが、現在も異常は認められない。この事故により放射性降下物がウクライナ、ベラルーシ、ロシアに降下して汚染した。いまなお、原発から半径30キロ以内の居住は禁止されている。カメラが入るとお年よりが沢山住んでいて、「ここ以外行くところもないし、ほらちゃんと長生きしているよ」という。原発から北東に350キロ以内に日本と同じ「ホット・ゾーン」と呼ばれる局所的な高濃度汚染地域が約100ヶ所も点在し、そこでの農業や畜産業は全面的に禁止されている。
▼監督は病院を訪ねる。そこでわたしは「ハート」という意味が初めて分かった。つまり心臓に穴があく障害がある子ども達が異常に多いのだ。手術したくても国からの援助は一切ない。手術は開胸して心臓にゴアテックスのパッチを当てるというものだ。しかしパッチそのものの価格が300ドル。この土地の平均月収が100ドルだというから、経済的にかなり余裕のない親を持っていないと手術を受ける事はできない。
▼さらに爆心地から240km離れたところに行くと、親に見すてられた子ども専用病院がある。そこにはいわゆるベトナムの枯れ葉剤による被害と殆ど同じ子ども達が沢山収容されている。つまり親が「奇形児」を路上に捨てて逃げてしまったのだ。水頭症や脳が頭からはみ出している子ども、内臓が飛び出している子どもなとちょっと書くのをためらうほどの症状が多発している。
▼医師や看護師に聞いても因果関係が証明できないとしている。しかし、おそら放射性物質が遺伝子を傷つけてしまったのだろう、という。この捨て子の施設が各地に存在する。とりあえず看護をするが手術もできないし、治療の術がない。ロシアは軍備や領土拡大にうつつを抜かしているときではないと思うが、政府は何の手も差し伸べない。こちらは40分くらいのドキュメンタリーだ。
▼この映画に続いて「ホワイト・ホース」というドキュメンタリーがある。事故から20年、特別な許可を得て原発事故後はじめて故郷に帰った青年は、廃墟となったアパートへ向かう。爆心から3キロの強制退去地域は、1986年で時間が止まったまま。当時原発が真っ赤に燃えていて親に「行ってはいけない」と言われたが友だちと近くまで見に行ったという。そして政府は3日以内に荷物は何一つ持たずに退避せよという命令を出す。彼のアパートは埃にまみれていた。壁にはお気に入りの「白い馬(ホワイト・ホース」)」の画が飾ってあった。そして遊んだ縞模様のゴムボールも…。何もかも台無しにした原発事故。色あせた1986年のカレンダーを見つめて破く。「近親者の10人がガンで死んだ。放射能とは無関係と言われることを、俺が信じると思う?俺もそうやって死ぬんだ。とんだ犬死だろ」とつぶやいた彼も、その1年後に亡くなった。享年27歳だった。

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October 08, 2011

スマホでネット依存症になるな。

▼連休前の仕事は夕方、メールで送り終えて滑り込みセーフで納品が終わった。とは言っても土日は映画館に通う事になる。昨日昼前に見知らぬ猫に引っ掻かれた傷の画像を追加アップしたら、お見舞いメールが届いた。今朝はおかげさまで腫れが引いてきた。
▼木曜日4ch系で「ヒミツのケンミンショー」の特番があったので時間を節約するため、録画して見た。ゲストの一人武田鉄也が「ボクは薩長・土佐連合に属していたので、未だに福島は二本松までしか行ったことがない」と言っていた笑わせた。しかし現実に四国や九州を旅してみると、そういう気風は現在まで脈々として続いている事を感じる。そしてこの日会津若松のカレー味の焼きそばを紹介していた。ここではいまなお学校行事として運動会などでは「白虎隊」の演舞があるという。薩長同盟に関しては以下のサイトが面白い。
▼故障したマウスを家電量販店に持ちこんだ。すると「当店では受付できないので、マーカーに直接持ちこんで欲しい」とHPをプリントアウトしてくれた。それによれば、「まず電話で症状を確認したのち、宅配便で送れ」とある。とすると送料だけで往復20000円弱、修理に最低2000円は取られる。みたところ接触不良なので、接点復活剤をシュッと一吹きすればなおりそうだ。しかし修理に4千円もかかたら、新しいマウスを猛一個買えそうなので、残念だが修理を諦めざるを得ない。
▼オール福島製の「宗像ガイガーカウンター」が発売になった。全ての部品を福島で作り,福島で組み立てる事にこだわったという。
▼昨日の朝日夕刊の3面記事に「スマホ使えてる?」というものがあった。日本語としては「使えてる?」という使用法は明らかに間違いであるが、それはさておき。結論から言えば電池の持ちが悪い。通信料が高いという不満が多いようだ。とくに前者で言えば先日会った法曹界の人がお二人が、移動中電池がなくなってグリー車の洗面所で充電していたら車掌さんに叱られたと言っていた。こういう所でひげ剃りやドライヤー専用で、それ以外に充電してはならないはずだ。よくもそういう所で充電するな、と思う。木曜日のNHK「クロ現」でも駅のプラットホームで携帯を使っていると視野が狭まり、重大転落事故が起きており、今後規制を検討する段階に来ていると言っていた。
▼わたしの場合ネットに接続したPCの前に座っていると、ついネット検索をして時間を無駄にしてしまう。これが日常的に繋がっていると便利ではあるが、無駄な時間がますます増えると思う。しかもスマホは使用料金も見る見る上がっていくのだ。歩きながらスマホを使う女性は「フェイスブックの更新で頻繁に使って、フォローしてくれた人に返事をする」とのことだった。こうなるともうネット依存症といえる。ネットは切って本でも読んだ方が、はるかに有益な時間を過ごすことができる。おしゃれも美味しい食べものも余り興味がないし、フェイスブックはわたし向きではないような気かしてきた。

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October 07, 2011

朝早くから迷い猫の家を探す

Kojien
(左から4版、5版、最新の6版が内蔵する小型辞書)
▼今朝6時に玄関ドアのチャイムが鳴る。こんなに朝早くから何だと応答すると、わたしの嫌いな「宗教新聞」の配達人がいた。話は「8Fに迷子の猫が鳴いている。お宅は猫を通路で遊ばせているので、もしかしたら」と来たという。我が家の猫は全員家の中にいる。しかたなく8Fに行くと,首に鈴を付けた猫が一番端の家の前で鳴いている。マンションではこういうケースが多々あるようだ。猫を7Fに連れて行ったりしたが、自分の家ではないようだ。そのうち8Fのオヤジが「うちは猫が大嫌いだから、どこかに連れて行ってくれ」と顔を出して文句を言う。
▼わたしも朝は色々やることが沢山あるので、迷い猫にかまっていられない。猫の習性として迷った場合、上の階に行く事はあり得ない。そして同じ位置にあるドアの前まで行って鳴くのだ。うるさいオヤジが8Fに猫を飼っている人はいない、9階だろういうので連れて行くと屋上の開放スペースの庭に駆け込んでいった。やれやれこの猫の救出劇で右腕をかなり引っ掻かれ、みみず腫れになってしまった。
Ude
(猫に引っ掻かれた右腕)
▼昨日某駅前にあるタリーズで某友人に会った。ある人を紹介してもらうためだった。40分ほどの会話だったが色々情報交換をすることができた。紹介してもらった人は、何とわたしの家の近くに住んでいる事がわかった。せっかくここまで来たので、台風の時にわたしのミスで会えなかった友人とも会う約束をしていた。本屋や雑誌をたくさんいただいた。その執筆者は古くから知っている人だという事がわかった。現在は山梨県にお住まいだ。奥付にメールアドレスが書いてあったので連絡すると3時間ほどで返信が来た。ちゃんと覚えていてくださったので嬉しかった。
▼2番目に会った友人は辞書が重い、とくに「広辞苑」などは持ち上げるのが大変だという。わたしもここ10年間ほどは持ち上げるのが辛くなるような重い辞書類は買わないことにしている。広辞苑で言えば4版から電子版にしている。「大辞林」も2版から電子版、平凡社の百科事典、角川の類語辞典も同様だ。10年くらい前までは、秋葉原で連装ドライブという妙なものが発売されていた。つまりCD1枚に一台で最大5枚くらいまで入る物があった。しかし電源を入れたり、1枚目から2枚目に切り替えて認識させるのがかなり面倒だった。一々ガチャン、ガチャンと切り替えるのでストレスがたまる。
▼さらに検索を始めるとビュン、ビューンと回転する音が激しく聞こえる。いろいろ思案していたら「CD革命」なるソフトが存在することが分かった。これだとPC本体に空きスペースがあれば、何枚でもCDやDVDをマウントする事ができ、切り替えも一瞬で済む。値段は高いがわたしの様に辞書を片手に仕事をするものにとっってはとても助かる。もちろん辞書を持ち上げる力も必要ない。
▼願わくば「ぴあ/シネマクラブ」のDVDにしてもらうと助かるが、もう紙媒体でも発売される見込みはない。
▼日曜日午後9時からNHKスペシャルで「巨大津波 その時ひとはどう動いたか」というドキュメンタリーが放送された。宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区では人口5600人のうち700人の犠牲者を出した。地震発生から津波到達まで1時間以上あったが、なぜ何故この地で多くの住民が犠牲になったのか?NHKでは被災翌朝から当地区に入り取材を継続してきた。まず近隣の人を助けようとする「愛他行動」がある。「もうここで死ぬから動かない」という人を何度も説得しても動かない。自分は他の人を助けようとして、妻にそれを任せていたら、巻き込まれて妻と母、それに動かなかった人も含めて亡くなってしまう。夫は他の救出をしている時に高い家に駆け上がって助かる。しかし彼は「隣人の逃げない老婆を見すてて自分だけ逃げたら生涯苦しんだだろう」と語る。そして妻がこうなったのも運命だったのかも知れない、と呟く。
▼この地区では3ヶ所の避難所があった。しかし根拠のない、「○○○小学校は危ない」という情報が流れ一斉に移動を始める。それも車を使った人達は渋滞に巻き込まれてしまい、津波から逃れる事は出来なかった。こういうのは地震時だけでなく、実生活でもみんなと同じ行動を取っていれば間違いないという「同調性バイアス」だ。
▼50分ほどの番組だったが、車に乗っているときもカーオーディオなどを聞かずにNHKラジオを定期的に聞く。時間が切迫していたら、避難所までわざわざ行かずとにかく近くのしっかりした高い建物の高い階に上ることだ。小学2年生の双子の娘を連れた母親は津波が押し寄せて来たので娘の手を握って必死に避難場所の小学校に走った。しかし1階まで水は来ていたので、一度外に出ようとしたら水溢れておそって来たので慌てて締めた。そのときもうダメだと思い、娘に「助けられなくてゴメンね」と叫んだ。だがそれでも諦めず1階の音楽室の机の上に立って、海水は胸まで来たが3人ともかろうじて助かったという。
▼バイアスにはもう一つあって、それは「正常性バイアス」という。それは「危険な状況ではないと思い込む心理」だと分析していた。

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October 06, 2011

エクアドルは水力発電だけだが幸せそうだ。

▼きょうはマリンスタジアムでロッテとソフトバンクの試合がある。夕べも雨で流れてしまった。今日は午後から晴れて暑くなった。昨日の寒空はウソのようだ。パリーグは今年もソフトバンクが勝利したが、このあとまたクライマックスシリーズ(CS)だ。勝利してからCS試合まで時間があると選手はそのあいだ、調整が大変らしい。たとえ紅白試合をしても怪我でもされるとまずいから、つい遠慮してしまうという。しかしソフトバンクも、メジャーに行く選手もいたり、待遇などに不満をもっている選手がいて、和田や川﨑など今期で5人くらい退団してしまうので、優勝を狙う最後のチャンスとなりそうだ。
▼昨晩どこかのチャンネルで、世界各地で活躍している日本人という番組があった。そのうちの一人が南米エクアドルで、植物の種子の交配を研究している夫妻がいた。彼らは東京農大を卒業して、ここで大きな農場を作ってイチゴを初め色々な種子を開発していた。農場の名称は妻の名前、開発して新種登録した植物には子どもたちの名前を付けていた。夕食時にふと照明が消えてしまう。日本から行ったレポーターは慌てて見せるが、現地に住んでいる彼らは平然としてロウソクを取り出す。このロウソク自体も蜂蜜の蜜蝋を使った手作りのものだ。説明ではエクアドルは降雨が少なく水力発電所を回せないので、このように時々停まってしまうという説明だった。
▼なぜエクアドルなのかと言えば赤道直下なので温度が一定しており、日本では1年に一回しか開化しない植物も、ここでは年に2度開化するので植物の種子研究、開発にはとても便利なのだという。ふと思いだしたが、終戦直後の幼かったころ、田舎では停電が日常茶飯事に起きていた。それと電球が頻繁に切れ、ラジオの真空管も切れた。そんな時にはしまってある、古いランプを取り出して対応していた。
▼しかしそれでも不自由はしなかった。というのは家の中で電気を使うものは、電球とラジオくらいしかなかった。掃除機はホウキで洗濯機は洗濯板を使って手洗いだったし。炊飯も竈を使っていたので何も不自由はなかった。もちろん長野県には涼しいので扇風機もなかったし、エアコンなどという物は1970年代から普及してきた。長野は北海道同様普通の家では未だにエアコンを常備している家等殆どない。
▼快適な生活をするために原発が必要なのか。今朝のニュースで、中部電力の社長が長野県知事を訪ねて「冬こそ電力が必要なので、協力してくれ」と言ったというニュースが流れていた。知事は電力量を調べてから返事すると言っていたという。おりから柏崎刈羽原発は半分以上が止まったままだ。やはりここも再稼働させてはならない原発である。今朝は打合せがあり早めに出かけるので以上でおわり。

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October 05, 2011

食品の安全は全量検査から/金子勝

Mouse
▼マウスは届いたが、わたしの手にはちょっと小さい。右が旧来のもので。左が昨日届いたものだが、まぁいいか。昨日仕事の意思疎通がうまく行かなかった問題は数時間で解決した。こちらはメールなどは全部揃えて取ってあるから大丈夫だ。しかし一件は「色(カラー)」を巡る問題だった。わたしは色のチャートの番号を指示して、色名まで付けて送った。それには「黄緑」と書いておいたが、「本当にピンクで良いのか?」と行ってきた。こいつは色弱じゃあないかと思うほどだ。
▼健康診断でオプションとして眼科検診が残っていたので、昨年と同じく近くの眼科医にいく。ここは医療用のデジカメで眼底を撮影してその場で判断してくれる。それに眼底検査で変な医者に行くと、「バシッ」と光線を目玉に当てられて、一日残像が残って不自由するようなこともない。まったくまぶしくない。こう書いても、そういう医者が好きな人もいる。「次に病気になったらちゃんとした医者に行く、近所の人もみんな行っている」とご本人はおっしゃるが、一向に医者を変える気持ちはない。命の問題なのだから一刻も早く変えた方がいいが、もう本人の選択だから何も言わない。それで寿命を縮めてもあくまでも本人の問題だ。この人の場合、面倒なことはすべて先送りしてもう身動きが出来ない状態になっている。
▼さてわたしの家系は血管が弱いようだ。だから動脈のいくつかが細くなっている。色々言われたので「年に一度はMRIをやっています」というと「MRIやっても、翌日に血管が切れてしまう事もありうるので信用しない方がいい」眼底は脳に一番近い血管を目視できるので状況が一目で分かるのだ。
▼「金子勝/ニュースにだまされるな!」は、あの児玉龍彦氏(東大先端科学研)と安田節子氏(食生活センター21)だった。この日の話はNHK月曜日「クロ現」の安斎育郎氏、それと今朝のNHKラジオビジネス展望の金子勝の話と共通する。食品の安全を巡ってどうしたら良いかという話だ。まず米の生産地でいうとかなり大ざっぱな15ヘクタール(1haは100a(=10000平方メートル (m^(2)) されている。ここから一箇所選んで調べるだけである。逆にそこで国の基準を越した汚染がでた場合、生産農家が「申しわけないことをした」と地域の人々に謝罪しているが、これは全部東電に保障させるべきことだ。
▼問題なのは全量検査をしないことだ。たとえサンプル検査するのはほんの一握りの米だけであり、他の部分は調べないのに「OK」とされる事もありうる。検査の機械が高い要に言われているが、全国にある測定器や外国から援助してもらってる機械を、必要な地域に集中させる。そしてベルトコンベアで全量検査をすれば、数百万でもできる。それを個別にやったり農協がやるのではなく、民間の検査機関に委託すればいい。
▼このままやっていると風評被害が外国にまで及んで、日本のものが売れなくなってしまう。それに児玉氏は日本では全ての食品がいっしょくたにされて500ミリシーベルトというのはおかしい。チェルノブイリ事故が起きた直後のベラルーシやウクライナだってそれぞれ40ミリとか50ミリだったのに,設定が異常に高すぎる。
100mSvでも安全としたのは朝日新聞東京本社報道局~これでも「安全デマ」していない?
航空機モニタリングによる放射性物質沈着の測定結果
▼金子勝/原子力安全行政の仕組みが壊れています ――私の原子力日記その1――
▼安斎育郎/安全を守れるか 食品の放射能検査ここにでてくる「生協」とは生活クラブ生協です。したの方にある「出演者の発言」をクリックしてください。

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October 04, 2011

◇「女と銃と荒野の麺屋」を見る。

Kanto
(有楽町駅前で秋田県のPRで竿灯をやっていた)
▼マウスが遂に壊れてしまった。電池かなと思ってテスターで計測して入れ替えたがまったく動きは変わらない。わたしはコードレスの光学式を使っている。コードが付いている有線マウスは中のトラックボールが故障しない限り動く。しかし無線も調べて見ると永遠に使える訳ではなさそうだ。アマゾンで買って2年か3年使ったので元は取ったと思う事にして、昨日さっそく同じアマゾンで注文した。明日には新しいマウスが届く予定だが、それまで有線マウスを引っ張り出して使っている。
▼友人が昨日のブログで今年の冬の過ごし方を書いていたので、読んで思わず笑ってしまった。友人宅も拙宅と前後してオール電化にして後悔していらっしゃる。この夏もできるだけエアコンを付けないで頑張ったとある。そしてこの冬は石油ストーブを買って、ねんねこ半纏を着て頑張るとあった。わたしの場合厚着は肩が凝るので室内はTシャツにフリースを着るくらい。外出はそれにコートを羽織るだけだ。今はユニクロ初め各社で、体温を逃さない下着類を開発しているので、それを着用すればかなり暖かい筈だ。
◇「女と銃と荒野の麺屋」中国のどこか砂漠があってラクダの隊商が通る道筋に一軒の麺屋がある。そこにパイレーツ風の格好をした外国人商人が銃を売りにやってくる。金もうけだけが目的の麺屋のオヤジは、護身用に3銃身の拳銃を買い求める。売人はもっと凄いのがあると大砲の試射をしてみせるが、逆に警察隊の注意と警戒を引きおこすことになる。
▼強欲な麺屋のオヤジのワンには若い妻リーと、使用人3人がいる。使用人の一人は妻と関係があるのではないかとワンは疑っている。そしてリーはこの年寄りと早く離婚したいと考えている。使用人の若い2人は人使いが激しい割には給料が支払われていないのを不満に思っている。この麺屋の麺の作り方は独特の方法でパイ生地を作るように、生地を空中でクルクル回して最後に太麺に切り分ける方法で、旅人に人気がある。
▼警察隊の腕利きの男が一人いて、ワンと懇意にしている。ワンはリーとその愛人を斬り殺してくれないかと話を持ちかける。その値段が織り合ったところで手付けを払ってくれということになる。金庫を開いてカネを取り出すとき、腕利きの目がキラリと光る。二人を殺した証拠として、血染めで刀傷がある彼らが使っていたマフラーを差し出す。「うむ」とワンは納得して残りのカネを支払う。カネを受け取って腕利きは引き下がった振りをして戻り、オヤジを刺殺して残りのカネを金庫から引きだそうとする。しかし厳重な金庫は複雑な鍵が取り付けてある。しかたなく一旦引き下がり金槌を持って扉を怖そうとする。しかしどうやっても上手くいかない。
▼お互いの意思疎通を欠いた結果次々と殺人が起きてしまう。わたしは最後の場面を見て何じゃこれはコーエン兄弟の出世作「ブラッド・シンプル・スリラー」そっくりじゃんと思った。果たして帰宅して貰ったチラシを見たら、上記の作品のリメークであると書かれていた。ウームエンディング・ロールを見るとはたまた協力:中国共産党の何とか部とある。この監督の前の「ラバー」とかとても良かったのに、結局国家権力の協力を得た作品はこのようにつまらなくなってしまうという、良い例になってしまった。
▼映画が終わっていつも食べる渋谷のレストランに立ち寄り、少し遅めの昼食を頼む。店では石川セリの「八月の濡れた砂」が流れて来た。うーんこの季節にこの曲を聴くのは最高の気分だぜ。きょうは社会ネタと原発ネタはなし。明日は1日に放送された金子勝の「ニュースにダマされるな」を書く予定。昨日はかなり集中力を必要とする仕事をしていて疲れてしまったのでこれまで。

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October 03, 2011

◇幸せパズル(その2)

Spain
(渋谷スペイン坂)
▼渋谷のシネマライズに映画を見に行った。というのは編集企画表を見ると、今週末に「シネマ」の〆切りがあった。「4デイズ」と「幸せパズル」の組み合わせでいいのか、と考える。前者はわたし好みの話だが、すべての読者に好感を持って受け入れられないかも知れない。渋谷の映画街も閑古鳥が鳴いている。シネマライズは2スクリーンあったが下の方は閉鎖になっている。Bunkamuraも改装中、ユーロスペースもどうもパッとしない。109周辺は混雑して動きが取れないが、この日のシネマライズの客は20人くらいだった。
▼上映される作品はリメイクが多い。日本の作品となるとアニメだけには子連れの客が入るが。あとは監督の独りよがりの作品ばかりだ。それに俳優などTVなどで活躍している親の七光り俳優ばっかり。要するに宣伝費がかけられないから安全パイの、カネをかけなくても売りやすい俳優を選ぶ。脚本もリメイクが多いのもそのため。
▼この2週間ほど「アジョン」という検索用語が一日50件ほどある。はっきり言ってこの映画がそれほど優れているとも思えない。おそらく主演俳優が二枚目という事で女性のアクセスが多いのだろう。昨年公開された「悪人」にしても同様だ。朝日新聞に掲載された小説が人気で、それにあやかり、宣伝効果を朝日に依存して作られた作品だ。だから1年たつともう観光スポットとして話題に時々のるだけだ。
▼新聞広告を見ると映画館の2行広告自体が減ってしまっている。載っているのはアメリカ系のシネコンで、これは金太郎飴の様にどこでも同じプログラムが上映されている。つまりこれも経営者の安全パイを選んだ結果である。おそらくあと2年もするとミニシアターは今の半分以下になるだろう。弱小ミニシアターはHPすらまともに更新されていない。
▼みんな「無料映像」や「YouTube」を求めていたのでは、制作するためにお金が回らない。土曜日から岩浪ホール始まった坂田 雅子監督「沈黙の春を生きて」は今年2月にNHK教育テレビで放映された内容と同一なので見に行く予定はない。これは2月2日のブログに書きました。かつては岩波ホールで上映された作品、他のスクリーンで二度と上映されることはなかった。しかし今年になってから、岩浪ホールでの上映が終了するとすぐ他のミニシアターで上映されている。という事はここだけでは元が取れないという事だろう。
◇「幸せパズパズルその2)マリアは夫妻は老後の事を考え、今の都会の土地を売って田舎に住もうという計画があった。売上げの一部を息子2人に分ける計画だ。1人はそれに同意するが、もう一人はガールフレンドとインドに1年間行ってくるという。マリアは反対するが息子は「僕のお金をどう使おうと自由だ」と言うことを聞かない。不動産屋に行って勝手に交渉したり、息子のインド行きを認めたりする夫も気に入らない。
▼その分マリアは余計にパズルにのめり込んで行く。国内大会で優勝するとドイツで開かれる世界大会の切符を手にすることが出来る。それを目標にして国内大会では見事優勝する。その勢いでついロベルトと二人の時間を共有してしまう。家に帰ると家族は「良かった,良かった」と喜んでくれる、そして「トロフィーを見せて」とまでいう。自分の事をまったく疑っていない。後日ロベルトの所に行くと、ドイツ行きのチケットを忘れて「一緒に行こう」と誘われるが、生返事で帰って来る。そしてチケットは二度と開くことがない、秘密の木箱に入れて棚に載せてしまう。画面は一転してマリアが海の見える場所に一人で来て、リンゴを囓っている場面でエンディングロールが流れる。画面からはマリアのリンゴを囓る音だけがいつまでも流れる。おそらくマリアは「平凡な人生こそが幸せである」という事を実感しているように思える。
▼金曜日の朝日の「声蘭」を見ていたら、ある人が「今時FX新型戦闘機に1兆円もかける場合ではない」という意見を述べていたがその通りだ。
▼今朝ネットを見ていたらアルゼンチンで3基目の原発が稼働するという記事が出ていた。おお、いよいよ地球上から逃げ場がなくなる。ここでわたしはふとベトナムの原発の事を考えた。ベトナム戦争の後半、当時のベトナム労働党と日本共産党の会談が頻繁に開かれた。その一つのテーマは「戦争が終わってどうしたら日本の様な高度成長ができるか?」当時日本側の最高幹部は「高度に発達した日本の卓越した技術をもってすれば、ベトナムは早期に進んだ社会主義国家を建設できる」と語っていた。これ以上書かないが、この幹部は何をせよとベトナム側にお勧めしたか、わたしは最近分かって来た。

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October 02, 2011

「幸せパズル」を見る(その1)

Dcim0166
(1日墨田区民まつりで売っていた団子)
▼金曜日の夜の会議はいつものTシャツと短パンでてかけた。ある人をそれを見て「もう夏は終わったのに」と言う。わたしは5月から9月までは、取材などの仕事で人と会うことがなければ、通常この格好をしている。10月末までは無理だとしても、あと1週間から10日間くらいは大丈夫だと思っている。
▼昨日もまた日比谷まで出かけた。いやに大勢の女子学生たちがたむろしている。何かなと思ったら10時になると一斉に「赤い羽根共同募金にご協力下さい」と叫びだした。
◇「幸せパズル」(英語の原題は「パズルマニア」だ)アルゼンチン地方都市に住む50代前半のある夫婦。2人の男の子たいる夫婦の毎日は平凡に過ぎてゆく。妻は食事を作り家族は黙ってそれを食べる。妻のマリアはおそらく「こんな単純な日常で一生を終えてしまうのか?」と考えている。ある日近所の店に夫と2人で誕生日プレゼントを買いに行くと、ジグゾーパズルがあるので、ふと二箱買い物籠に入れる。夫は「何だ2つも買うのか?」と不服そうにいうので「じゃあ1つにする」と言って買って帰宅する。
▼家事が終わったあとやってみると意外に面白いではないか。後日その店に行くと、新聞に「興味のあるかたは連絡下さい」という案内がでている。店員に話をするといきなり「アカウントはお持ちですか?」と聞く。「何それ?手続きは有料なの?」と聞くので、親切な店員は「分かりましたわたしのアドレスで聞いてみます」と親切に言ってくれた。「連絡が来たら教えて、ただ留守番電話に吹き込むのはやめて頂戴」と言って帰宅する。▼後日かなり遠い町に場所に住む男性ロベルトから連絡がある。お手伝いさんもいるかなり立派な家だ。「さあ始めよう」とマリアの手順を観察する。普通こういうのは枠から作っていくのだが、マリアは内部から同じ色のピースを探して組み立てていく独自のやり方だ。男は観察して、やり方は変わっているが早いと感心する。
▼今度国内大会があるが2人ででて見ようとマリアを誘う。「そんなの無理よ」と断るが自分の実力が認められて良い気持ちだ。家に帰ると夫は不満そうに、鍋で訳の分からない料理を作っている。マリアは叔母が足を悪くして具合が悪いので。週に2度家事を手伝いに行くと夫にウソをついて外出したのだった。その夜マリアは夫に抱かれるが、何の感動もない。マリアのパズル熱は上がる一方で深夜もリビングで取り組んでいる。起きてきた夫が「今何時だと思っているんだ。午前3時だ。いい加減にしろ」と言ってパズルを止めさせる。
▼国内大会に出るためロベルトとの特訓は続く。こんなにパズルに立ち向かうのは楽しかったのか。それにロベルトは真剣に自分をリードしてくれる。だがロベルトの家にはかつて彼と組んで選手権に出た女たちがやってきて、嫌みをタラタラいう。(続く)

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October 01, 2011

脳梗塞で知人2人が入院した。

Higanbana
(都心の公園で咲いていた彼岸花)
▼昨晩は2ヶ月ぶりの会議にでた。先月は自分が欠席したわけではなく、暴風雨で遅れて行ったら解散していたのだ。会議が始まると同時に二人が脳梗塞で倒れて入院している事が分かった。一人は以前から「自分は小さい脳梗塞がたくさんある」とおっしゃっていて、さらに飲み続けていたから、いつかは倒れるだろうと思っていた。しかも倒れたお二人とも、連れ合いは看護師さんだ。健康管理は一体どうなっているのだろう、という気持ちになる。家族の関係は多少知っているが書くとまずいので止めておく。なるべくして脳梗塞になったのである。
▼とあるSNSを見ると仕事が終わると毎晩の様に、ボトルを入れては飲み歩き、脂っこい物を食べていると写真入りで自慢している人がいるが、こういう人は、はっきり言って脳梗塞予備軍である。74歳になる歌手の加山雄三が先日のTVで、酒は飲まない。寝る4時間前は食事をしない、と言っていた。あの前田美波里も「腹八分目はウソ、7分目でも多いくらい」と言っていた。みんな健康を維持するためにはそれなりに努力をしている。
▼さらに会議では別のお二人からも「病気」が報告された。みんな、これからどうなってしまうのだろう。さらに別の一人も会議をしてレジメを見ているのに、どの部分が進行しているのか全く頭に入っておらず、言うことも時々支離滅裂になる。この方も脳ドックを受けた方が良い。
▼さらにある方からは『きょうの目』を生きる指針にしているが、玄米は食べ続けていいかどうか?と聞かれる。某読者はおまごさんのために、昨年の玄米を1年分買い込んだという報告が寄せられている。それをお米屋さんの低温倉庫で保管してもらって、必要分を精米して食べているという事だった。取りあえずしばらくの間、ここ数年は玄米は精米して白米にして食べた方が安全だと思う。というのはJAや政府がやっている放射能調査は、個別の生産者まで全部検査をしている訳ではない。以下のブログの中程に米の事が書かれている。
福島原発事故で安定ヨウ素剤が配布されなかった理由
▼WOWOWは今朝から3chになった。明日10月2日朝5時45分から、昨年日本で公開されたアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」は名作なのでご覧いただきたい。軍事政権時代、秘密警察に妻を殺害された男が復讐する話だ。それに関連してアルゼンチンでは何が起きているか?「五月広場の母親たち財団、差し押さえられる(9月25日)」ついでに言うと今日1日から日比谷シャンテシネでは、今年初のアルゼンチン映画「幸せパズル」が公開される。

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