季刊地域「TPPでどうなる日本?」のご紹介
(本の詳しい内容はこちら)
▼画像でご紹介した本は実は頂き物である。昨日発表になったオータムジャンボ宝くじは当たらなかった。買わないので当たる筈もない。しかしこの本は「厳正なる抽選」に当たったのでいただいた。お送り下さったのは本書の執筆者のお一人山本謙治さんとおっしゃる方だ。山本さんはずっと「やまけんの出張食い倒れ日記」というブログを書いていらして、わたしはずっと読ませていただいていた。2ヶ月ほど前だったか東北地方を出張中に「TVの討論番組を録画設定するのを忘れたので誰か助けてー」とSOSを発信していらした。山本さんとは顔見知りではなかったが、その過程でお近づきになった。
▼ま、ただそれだけの関係である。山本さんは食べものをどう美味しくするか、という立場で生産者との深い繋がりをもとめて全国を行脚なさっている。とくにこだわりを持っていらっしゃるのは、写真で食べものをどうやって美味しく表現するかである。そのため撮影にもかなりこだわりを持っておられる。先日もハワイに取材にいかれ、そのときの撮影機材一式が写っていたので驚いた。
▼前置きはさておき、山本さんは「平成の開国/5つの不安」を執筆していらっしゃるので、ぜひお読みいただきたい。タイトルだけご紹介すると、「先進国の強い農業は破壊への道」だ。とくにわたしが納得したのは「食料自給率」問題でTPP推進派が金額ベースでは66%で立派な農業国だ、としていることへの批判である。野菜と果物だけでは人間生活は維持できない。生活に重要なのは、穀物や粗糖などTPPの影響を大きく受ける品目なのだ。今まで農業が無償で守って来た国土や水資源、景観などを保全する担い手を失ってしまう。本当に守るべきは『いま、農業をしているひとたち』なのである。とTPPは日本の農業を破壊する警告している。詳しくは書店かネットで購入していただきたい。
▼朝刊によれば三菱重工の原発や軍事情報がハッキングされたという。こういう記事を読んでこれらの会社でPCを扱っている人達は、ネットの使い方の基本を知らないと思う。一般の会社だって経理情報が入ったPCはネットに接続していない。そういう基本対策をなぜしていなかったのかが、まず問題にされなければならない。
▼柏市で高レベルの放射能が検出された件で、市側は当初「異常に高い数値なので原発が原因とは考えにくい」と発表していた。ところが今朝の新聞では,文科省の専門家が検査したら核種が原発と同じだったと言っている。NHKの毎日夕方6時51分の「放射能情報」がいかに欺瞞にみちているか?
▼今朝の朝日3面「プロメテウスの罠」で原研労組と動燃労組がモニタリングポストで測定して、高レベルであることが分かっても国の許可がなければ数字を発表できない仕組みになっているとでている。これで正しい数字を国民は知りえないということが証明された。
Recent Comments