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October 14, 2011

知らなかった言葉「補綴」とは?

Deniha50
(一畑鉄道デニハ50型52号車)
▼昨日の取材日程はかなりきつかった。千葉県の某内陸部の仕事から春日部に近いところまで向かう。最初受け取った原稿はあらかじめ買って宛名を記入しておいたゆーパックで本社に送る。原稿を受け取る予定は正午だったので、早めに昼食を食べる場所を探したが何一つなかった。郵便局で原稿を送ってから近くのコンビニに立ち寄る。まさか普通の電車の中でコンビニ弁当などを食べる訳にもいかないので、そこてサンドイッチを小さな牛乳を買い求め、電車の中で食べる。電車を3つ乗り換えて、待ち合わせの駅にたどり着いたら午後2時32分だった。
▼指定された場所、千葉県立関宿城博物館には3時に着かなければならない。バスはないので編集長にあらかじめ了解を取ってあったタクシーに乗る。わたしは大体タクシーが大嫌いで、1年に一回も乗る事はない。普通ならば歩くのだが歩いたら1時間以上かかりそうだった。タクシーの運転手さんは話し好きの方で、止めどなく一方的に話しかける。それは311の10日後、自宅が火事にあって丸焼けになってしまったというのだ。当初近所の人が「お孫さんが火を付けたに違いない」と言っていた。だが警察と消防の現場検証の結果、柱の焼け方から配電盤の近くから、漏電で出火したという事になった。そのため保険金は全額でたが、一度でた噂は打ち消すことが出来ないので、孫の将来を考えて、数十キロ離れた別のところに家を一軒買った。1400万円ほどの保険金は出たが、妻は家具などの出費があると1150万円に抑えたという。こんな話を延々と聞かされた。ちなみにタクシー代は約5千円もした。
▼電車の移動時間が長いと本を読むことができる。この日読んだのは向田邦子の「無名仮名人名簿」だった。NHKプレミアムの火野正平が自転車で関西から九州鹿児島まで行く「こころ旅」は一昨日島根で一畑鉄道の始発「松江しんじこ温泉」駅で輪行してJR出雲駅に出ていた。ここの路線は1年前に行ったばかりなので懐かしく見ていた。そしてふと「出雲大社駅」に展示用に停めてあった車両の事を思い出した。向田の「拾う人」というエッセイにこんな文章がある。「車内のビロードのシートが、あちらこちら細長く切り取られて色の違う布で補綴(ほてつ)されていた。車内には窓の外にも美しい色彩や音楽はなかったような気がする」
Hotei
(一畑鉄道の補綴された座席シート)。
▼この補綴という言葉は初めて知った。たまたま一番小型の広辞苑6版を持っていたので調べた。→「補綴」(ほてい)とある。意味は「破れたところなどを、おぎないつづること」だった。写真はそのときに撮影した補綴された座席シートだ。
▼ブログ「晴耕雨読」から「4億円報道、思考停止するマスコミ

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