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November 28, 2011

青森県大間町にある「あさこはうす」の事。

▼日曜日は新聞の校正を手伝っているため、夕方から夜に校正紙がPDFで送られてくる。月末は4ページもあって、そのチェックが終わると本を読む気力も失せている。4chを見ていたら「イッテQ」でウッチャンが大間マグロ漁に挑戦するとか言っていた。そして銀座の寿司屋でアズマックスが食べていた大間マグロ丼が1万500円もする。美味しそうだがわたしにとっては一週間分の昼食代を払ってもおつりが来る。バカらしいので見るのを止めた。9時からはNHK1chと3chで原発問題の特集が重なってしまった。3chは録画設定して朝日ニュースターを見た。すると同じ大間でたった1人で原発建設に反対している「あさこはうす」が紹介され、ルポライターの鎌田慧らと対談をしていた。
あさこはうすについてはこちらをご覧いただきたい。母親のあさこさんが最初に土地収用に反対していたが、死亡し現在では娘の小笠原厚子さんがそれを引き継ぎ、妹さんや弟さんも一緒になってJパワー(旧電源開発)が大間に原発を作ることに反対の意思を示し続けている。厚子さんは611反原発集会の芝公園集会にも来ていて話を聞いた事がある。
▼片一方では銀座でバカ面して大間のマグロ丼を食う男と、大間で釣りをしようとする2人の男がいるが、原発の「ゲ」の字も言わない。大間は水上勉の「飢餓海峡」で容疑者が漁船で流れ着いたところである。火野正平の「ひとり旅」でも行っていたが、ここに住む人たちは対岸の23km先にあり、煌めく函館の灯りを希望に生きているように見えた。その函館市は市長が替わってから原発に対する態度も変わった。311以降は原発を立地するとき近隣の市町村の同意を必要とする範囲が30km広がったのだ。函館までは23kmで函館の新市長は「大間の原発に同意できない」と発言している。
▼大間から函館までは民間のフェリーが出ていた。採算がとれない事を理由に撤退する。大間の町民にとって医者や買い物に行くのに電車で青森市内まで行くよりも、船で函館に行く方が遥かに早い。大間町ではJパワーが原発が出来る事を条件に支払われる28億円をこの新しいフェリー船の建設に使う予定であるという。
▼電力会社はこのように搦め手を使ってカネで自治体を締め付ける。しかし小笠原さんは大間で自ら風力発電と大陽発電を使って生活をしている。Jパワーに「みなさんもこのように自然エネルギーを使えば良い」と言ったら「3分の2はそれでいいが、一基だけ原発を作らせてくれ」と言ったという。もし大間に原発を作らせたら、マグロだって安心して食べることはできなくなる。自然エネルギーの大切さと有効なことは鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」を見れば採算面でも十分元が取れることが十分わかる。それでもなお電力を原発に頼るのはアメリカにエネルギーの首根っこを押さえられているからだ。
▼「週刊金曜日」最新号で落合恵子が「講演に行く前に『殺すぞ』と脅迫を受けている」と書いている。同時にもう一つ週刊新潮の記者が「落合さんは30年も前に原発会社役員と対談をしているが、これは今の落合さんがやっている事と矛盾しないか・」とインタビューに訪れたという。落合は当時は会社(文化放送)の要請で対談をしたものであり、当時の自分の発言もおかしいと思わないと書いている。「敵」は弱い部分から攻めてくる。こういう昔の事を調べるのは公安警察かCIAしか考えられない。それにしても姑息な手段を使う連中には呆れてしまう。それならば岡江久美子に取材した方が面白いと思うのだが…。ネット検索でここに書いた「落合恵子」にたどり着いた人は「週刊金曜日」11月25日号で落合さんが執筆したコラムをきちんと読んで下さい。「週刊新潮」は謀略記事を書いています。糾弾されなければならないのは福島第一原発を爆発させて責任を取らない東電と、それを支援してきた関村直人などの御用学者、文化人。それに岡江や渡瀬恒彦などの芸能人です。関村さん「ベント」って言うんだよ。
▼「マネーボール」(その2)は明日まで待たれよ。

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