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November 10, 2011

金子勝「ニュースにだまされるな!」は社会保障問題だった。

▼今朝NHK5時20分頃の「唱歌」は「りんごのひとりごと」だった。♪「わたしは真っ赤なリンゴです。生まれは遠い、北の国」。昭和30年前後まで、リンゴの生産県では、トップの座を青森県と長野県が競っていた。わたしが幼い頃は実家はリンゴ栽培で生計をたてていたように思う。一度宮内庁からも買いに来たことがあったが、「自由化」になってから、りんごは衰退してしまった。
▼昨日のブログでご紹介した、「ギリシア経済危機」の2夜は、オレンジ栽培などがEU圏になってから、暴落して食べて行く事ができなくなったという話だった。きょう野田首相は「TPPに参加する」という決意表明をするらしい。それを見越したように船橋市にある野田事務所には「TPP参加反対」の落書きがあったという。
▼朝日ニュースター5日の金子勝「ニュースにだまされるな!」は野田首相がG20で「2010年度なかばまでに消費税率を段階的に10%」にする」と公言したことに関する問題点を論議した。しかし10%あげることで本当に社会保障は充実するのか?日本の社会保障の問題点を専門家が指摘した。あらかじめお断りしておくが、わたしは社会保障の専門家ではない。具体的なご自身の問題などを相談したい場合は、友人の専門家をご紹介させていただく。またブログの左下に「医療、社会保障、福祉だより」のリンクがあるのでご覧頂きたい。
▼まず日本の社会保障制度は戦後まもなく、一世帯で夫が終身雇用で働き、妻は家庭を守るという想定で作られてきた。しかし小泉改革以来その大前提が壊れてしまった。非正規雇用が増えて、若い世代は「どうせ自分の時代には年金は貰えないから、払わない」という人が圧倒的に増えてしまっている。年金を払わない人が増えているのだから、今のシステムでずっと払い続けることはあり得ない。
▼そうしてわたしなりに考えて見ると、「軍事費を削って社会保障拡充」というスローガンで解決できる問題でもなさそうだ。当然消費税アップ絶対反対でも解決できない。「福祉目的税」というしばりを作ると、現段階では他の税金から注ぎ込んでいるので、支給額が逆に減ってしまう。
▼本件に直接関係ないが、司会者のヘビースモーカーの中村うさぎが「なぜたばこだけが悪者にされるのか?酒税はなぜ俎上に上らないのか?」という疑問がでた。他の出席者からは「酒税には地方振興税という意味もある」と指摘され、冗談で「酒飲みの暴動がおきるかもしれないし。その流れで発泡酒の酒税を引き上げる方向に来ている」という話が出て来た。
▼それに35歳から40歳の未婚者は300万人に増えている。しかももし結婚しても3人に一人は出戻りという数字が出ている。年金を払っていないから年金がもらえず、その結果として「生活保護費」が増えるという本来の社会保障とは逆の現象が出て来てしまっている。だから戦後まもなくつくられた制度そのものを検討しなおす時に来ている、というような意見だった。ケーブルTVを契約されている方は本日木曜日の午後2時から再放送されるので、興味があったらご覧頂きたい。

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