« 晴海埠頭の全国凧揚げ東京大会を見学する。 | Main | ◇「上海ー支那事変後方記録」を見る。 »

November 01, 2011

警察は冤罪を作る『相棒』スペシャルのお話。

Tako101
(これはフィナーレにあがる大凧)
▼今朝NHKラジオ朝5時半の「唱歌」は「灯台守」だった。この時期ベランダに立って空を見上げると月影が残っていて、この歌詞がぴったり来る。♪「凍おれる、月影空に映えて~」
▼日曜日にスカイツリーの展望台が報道機関に公開されたようで、昨晩のNHKTV首都圏ネットワークでも、その映像が放送されていた。昼間の歩数が足りなかったので夕食後いつものスカイツリー、グルッと一周コースを歩いて来たら4800歩になった。
▼土曜日「久米宏ラジオなんですけど」のゲストは作家の佐野眞一氏だった。彼は事故や震災が起きると、わが身を省みず現場に駆けつける。今回も心臓病の手術をして間もなかったが、庄内空港経由で翌日には現場に入っている。この時の様子は「津波と原発」というルポにしている。本書は予約が殺到していて、図書館に申しこんだが、いつ届くか分からない。佐野は阪神大震災のときにも翌日には現地に行っている。彼は崩壊した建物のしたからうめき声が聞こえて来る状態を体験しなければ、良いルポは書けないと言い切る。
▼この日のテーマは「東電OL殺人事件」だった。久米は再び本書を再読し、事件現場にもわざわざ足を運んでいる。ま、これが久米の凄いところなのだが…。今の焦点は殺人罪で収監されているビコンダ容疑者の話になる。佐野は小説を書いたとき実地検証して、ビコンダの職場から丸山町のアパートまで、警察の言う時間で戻って来る事は不可能である、と指摘する。佐野はこの他にはビコンダではない証拠を示しているが、詳しくは小説をお読みいただきたい。
▼さて1ヶ月ほど前にOLの死体から、ビコンダではない人物のDNAが発見された。これが大問題となりつつある。二人の対談で「なぜネパールのビコンダなのか?」という話になる。それはネパールは日本のODA援助が最も多い国で、「殺人者」を押しつけても文句は言えない」からだとする。久米はさらに、「この間TV連続ドラマ『相棒』スペシャルを見ていたら、元宝塚と結婚した俳優が(注:みっちーこと及川光博が演じる神戸尊、元宝塚とは団れい)セリフの中で『警察がこんなことをしていてはダメだ』と嘆く場面がある」と指摘する。
▼わたしは録画を消していなかったのでその場面を探した。最初は刑事部長(片桐竜次)が「冤罪を認めて謝る。それが警察の信頼回復に繋がる、これが今の警察には求められている」と言う。最後に神戸が「警察官である自分が偽証して大勢の人を苦しめてしまった」と語らせている。佐野はネパールまで取材に行って当時日本に滞在していた人たちを取材し、日本の警察がどのように酷い取り調べをしたのか聞き取りしている。
▼日曜日午後10時からNHKETVで「果てしなき除洗」では南相馬市の人達が毎日線量計を持って居住空間や道路を計測している様子。国のやることを待っていられないので、町が独自の予算をつけて除洗を始めた取り組みの様子が紹介されていた。中でも東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦さんはゼミの学生を連れて、片道5時間もかけてボランティアで除洗に通っている姿にはうたれた。あの大地震のとき、彼が使っているスーパーコンピューターは何度も止まりそうになる。この様子は10月の「ニュースにだまされるな!」にも出た。だが電力なんとかやりくりして動かして放射能汚染予測をする。国のスピーディは情報を隠蔽していた。放射能汚染は決して同心円では広がらないということを身を以て証明していた。学者や研究者というのは頭が良い人がやっているわけだ。国を守る立場で頭の良さを役立てて、その結果自分の懐具合を良くしようというのが官僚さ。研究者や学者が国家権力を守る立場にたっていてどうする。わたしにはこの究極の課題を突きつけているように思えた。
▼日曜日はNTV深夜午前1時からの「原発爆発福島から逃れた200日」も、とても良かったが最早書く時間もなくなった。

|

« 晴海埠頭の全国凧揚げ東京大会を見学する。 | Main | ◇「上海ー支那事変後方記録」を見る。 »