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November 07, 2011

NHKSP「孤立集落、どっこい生きる」を見る。

▼昔で言えば。きょう11月7日は「ロシア革命記念日」だった。しかし当初レーニンが目指した階級なき社会にはならず、官僚組織(ノーメンクラツーラ)をソ連共産党が握って社会主義とは縁とゆかりもない国に変質してしまったのはご承知の通りである。
▼昨晩NHKTVで午後9時から放映された「孤立集落どっこい生きる」は素晴らしいドキュメンタリーだった。宮城県南三陸町の外れにある馬場中山地区は震災と大津波で200人が孤立した。行政に訴えても何もしてくれない。リーダーは「儲ける時もみんな一緒、貧乏になるときもみんな一緒」をスローガンに村民の結束を呼びかける。といっても最初からうまく行く筈はない。リーダー自身1200万円もする、買ったばかりの船を流されてしまっていた。馬場中山地区の公式HPはこちら。
▼村人は一緒に暮らすことで連帯感も生まれると主張する。緊急避難所で若い人がネットを使って「風呂に入れない」と訴えると福井県から五右衛門風呂の釜が届けられる。優れているのは受け取った瞬間を写真に撮り、村人が風呂に入っている場面を撮ってネットに「お礼」とともに即座に掲載していることだ。10日ぶりに風呂に入った村民は一様に「ああいい気分だ」と大声で叫ぶ。
▼行政がやってくれないなら、自分たちで土地探しをしてそこに新しい村を作ろうと考える。木を伐採して整地し、町役場に相談すると、「場所はいいが水道を引けない」と言われる。村人が生活するには、漁港を整備しなければと、若者たちが潜って瓦礫の調査をする。そして苦労しながら不足する物資はネットで呼びかけ。困難を一つひとつ解決していく。彼らは牡蠣の養殖で生計を立てている。漁港の整備は小型クレーンを使って、港を埋め尽くしている車や家屋などを引き揚げていく。これだけ書いていると2日くらいかかってしまう。行政が動かなければ自分たちでプランを立てて認めさせよう。そしてネットの力を使って全国に訴えようとしている姿は、まぶしいくらい美しかった。
▼先週10月27日のNHKラジオ「あさいちばん」と、5日土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」にも登場した瀬谷ルミ子さんのことは2年前にもこのブログでご紹介した。まさに身体を張って、武器をなくすために世界を駆け巡っている女性である。職員はまだ女性の方が圧倒的に多いという。それにアフリカなどは「投資」目的で訪れている欧米人が多く、現地の人々からは胡散臭い目で見られている。しかし日本が被爆国であることは知られており、過去にアフリカを統治した歴史もない。いまここで力を発揮してDDRに協力しておけば、30年くらいして日本のためになるのではないか。こういう気持ちで仕事をしている。女性であるということは自分には不利にならず、むしろ被害を受けた現地の女性からは女性同士という心やすさから話を聞く事ができる。
▼そして武装解除自体はそれほど難しくないが、その後の仕事をどうやって身につけるか?経済的に独立させるかが重要なポイントであると語っていた。こういう逞しく立ち上がろうという南三陸の漁民や、武装解除をするために見知らぬ土地で行動している瀬谷さんの話を聞いていると、果たして自分はこのまま今ここでこんな生活をしていていいのだろうか?疑問がわいて眠れなくなってしまう。しかしわたしには書いてご協力する以外できない。上記馬場中山町のHPをご覧になって協力出来る方は、ご自分にできる方法を考えていただきたい。

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