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November 09, 2011

NHKBS1「ギリシャ 財政破綻への処方箋」を見る。

Fdome
(我が家には熱烈なホークスファンがいて毎週ジェット機でドームに通っている。これは3日の試合。今週末もまた行くらしい)
▼家庭用の火災報知器設置が義務づけられて1年ほどたった。今朝のNHKによればそれが果たして効果があったのか検証されていた。結論から言えば65歳以上の家庭では効果がなかったという。その原因は寝たばこによるものが意外と多いというのだ。考えて見れば報知器は火が出てかなり大きな炎となってから警告音が鳴るはずだ。以前一度書いたが我が家では料理をするとき、日本酒を使っただけで警報が鳴り響いて参ったことがある。
▼要するに、本人が火を出さないように気をつけなければ意味がないのだ。オリンパスの「とばし」と呼ばれている「損失隠し」のために不正経理をしたことが大問題になっている。ここで登場するのは「監査法人」という組織である。一部上場企業でも、上場する時に監査法人に頼み込んで「利益」が出るように「工夫」する。さらに上場してからも「赤字が2年続く」と指定銘柄となってしまうので、これまた「監査法人」を使って「黒字」になるように「工夫」するのが一般的のようである。
▼NHKBS1で月曜日午前0時から「ギリシャ 財政破綻への処方箋~監査に立ち上がる市民たち~」というドキュメンタリーが4夜連続で放送が始まった。ギリシアで今年作られたばかりの番組なので、一部では「NHKはとても良い買い物をした」と言われているようだ。まだ一回しか見ていないが次の様な内容である。ギリシアが経済危機に陥っているのは、政府が過去から現在に至るまで不要な物を不当な金額で買って来たためである。
▼それと同じようなことをしてIMFを介入させて経済が破綻してしまったのがアルゼンチンである。その点エクアドルでは国民の良識的な人達を参加させた、債務検証委員会を発足させた。国際法の考え方の一つには、国が行った不正な借金は払わなくても良いという考え方がある。エクアドルでは14ヶ月かかって子細に今までの負債を検証した結果8割は「不正なので支払う必要はない」ということになった。それでIMFの介入を許さず、健全国家にすることが出来た。ギリシアでもそのようにすべきである。というのが第一話の結論だった。まだあとギリシア問題は終わってしまったが、世界を翻弄するカネ「フラッシュ・クラッシュ~株取引 超高速化の落とし穴~」 が2回放送されるので、興味のある方はご覧頂きたい。
▼昨日NHKBSプレミアムでルネ・クレマンの昔の「海の牙」という映画が放映された。第二次大戦末期オスロから一隻のUボートが密かに出航する。乗り合わせていたのは軍人やらいわゆる上流階級の10人くらいの男女と乗組員だった。彼らはヒトラーの命令で南米へ行って生きのびようとしている。ところが無線士は途中で敗戦の知らせを傍受する。さらに艦内に病人が発生して、やむを得ずフランスに密かに上陸し、医者を誘拐してきて、治療に当たらせる。という手に汗を握る話で面白かった。さすが『鉄路の闘い』や『禁じられた遊び』、『大陽がいっぱい』のルネ・クレマン監督だと思った。
▼「そしてみんなナショナリストになった」池田香世子さんのブログ。

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