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November 20, 2011

◇「エンディングノート」を見る(その2)

▼高尾山で追加すると山登りの基本を知らない人達が多すぎる。例えば登山は登る人を優先させなければならない。しかし上から勢いよく下って来る人や、ヨボヨボと下ってくる人がいるので、こちらは危険を避けるために立ち止まる。そうしても挨拶一つしないで当たり前のように下っていく。ノルディックも、これはムカデ競争の様に大勢が並んで歩くので、危ないから近寄らない。他人にたいして迷惑は何かなど頭の片隅にもない。さらに集団で行動していれば間違いないという誤解だ。この3つ目については明日でも書く。
▼京王線に乗って車内の掲示を見ると「危険物や迷惑行為があったら鉄道警備隊(ALSOK)に連絡せよ、と書いてあった。おお、京王の警備部門はすでに民間の警備会社に下請け化されていたのだ。京王事態民間鉄道だから驚かないが、今や経費を安くするためには何でも外注化だ。昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」の最後のテーマは「民主党が労働者派遣法を骨抜きに」だった。いま20代の人々が年収200万円にも満たない。それも小泉改革以来、安さを求めるために雇用関係が「終身雇用」が少なくなり、逆に「臨時」、「下請け」が急増する。その結果日本を背負う人達の生活が保障されなくなる。
▼本来ならば労組がそれを守るべき立場にある。しかし民主党を支援している連合は、とうてい働く人の権利と雇用を守る組織とは、かけ離れた存在になっている。出席者は最早民主党には何も期待できない、という話になった。では他の労組が真剣にその人達の権利を守ろうとしているか?残念なことに、それはかけ声だけに終わっているケースが多いのが実態である。もちろん一番いけないのは民主党が自民党、公明党と一緒になって「製造派遣法」」と「登録型派遣」の原則禁止の規定を削除したことが一番間違っている。
◇「エンディングノート」(その2)砂田知昭さんは四谷駅前にある教会に行き、自分の思いを伝える。果たして仏教徒だった自分が、死ぬ間際に聖職者の前に来て「入信したい」と訴えるのは身勝手すぎないかと話をする。牧師さんは「自分の両親も仏教徒だったし、それは別に問題ない。キリスト教の基本を身につけるために、と一冊のパンフレットを貰い、朝晩唱えるようにと諭される。
▼知昭はその5項目くらいの項目を朝晩熱心に唱える。しかし検査をすると、ガンは肝臓の大部分にまで転移していることが分かる。妻は医師にそのことを言われ、「どのくらいもちますか?」とただすと、「早ければ1ヶ月」と聞かされ愕然とする。そして本人にどの程度伝えるか悩む。
▼結局「ガンの進行は止まっているが、肝臓の機能を圧迫する可能性がある」と伝える。アメリカから長男夫妻が「出張があったついでに立ち寄った」と駆けつける。「昔は孫を可愛がる人をバカにしていたが、これほど可愛いものはない」と涙する。息子は葬式には誰を呼ぶか相談をはじめる。データはPCに入っているという友昭さん。そして家族を中心にして、会社は秘書課の女性に連絡すれば必要な手配はしてくれるはずだという。やはり彼にとって会社がすべてだったのだ。そして息を引き取る直前、次女が牧師に教えられた通り、マニュアルを手にしながら秘蹟を授ける。息を引き取った瞬間、妻は「お父さん本当にいい人だったのね、」と泣き崩れる。
▼そして葬儀は友昭さんの指定されたとおり、粛々と進められていく。第二の人生は投錨生活だけに終わった。しかし会いたい人には会えたわけで友昭さんには心残りのない人生だったに違いない。
▼昨日は豪雨のなか」近くの図書館で作家の半藤一利さんの講演会が開かれた。その内容はあすご紹介する。

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