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November 04, 2011

◇イタリア映画「ゴモラ」を見る。

Yasaiitame
(3日昼に食べた季節の野菜炒め物)
▼前の日までに約束の原稿を書き上げたので、映画に出かける。同じ映画ならば座席シートの良い六本木まで出かけたいところだ。しかし様々な条件で有楽町駅前のみゆき座にした。ここは音響装置がわるく、座席もフラットなので座高が高いと前の人の頭が邪魔になる。前から5列目くらいに座ったが、途中で座高のある老人が来た。「字幕」が隠れてしまうので、しまったと思ったが時々居眠りして倒れる。それにそれほど難解な英語でもなかった。映画は「フェア・ゲーム」だ。10年くらい前にリチャード・ギアの最初のカミさんである、口の大きなスーパーモデルが主演する同名の映画があったが、それとはまったく違う。これは明日書く。
▼「ゴモラ」(昨日の続き)主に登場するのは、10歳くらいのトト。銃が好きな18歳前後の二人組の青年。マフィアの仕事をしたブラック・マネーを払って歩く男。それに廃棄物処理業者だ。トトは母親に言われて出歩くのが不自由な人に買い物を自宅まで届け、小遣いをもらっている。青年たちは、はけ口のない毎日を送ってブラブラしている。トトは何とか今の生活から這い上がろうとする。そのためにはマフィアの使いっ走りになることが一番手軽だ。その洗礼式とは防弾チョッキを着て、目の前5,6メートルくらいから拳銃を発射して、その怖さに耐えられるかどうかだ。
▼青年はあるときギャングが隠してある倉庫から大量の銃器を盗み出し、店で強盗を働き、次々に悪事に手を染めることになる。ブラック・マネーを払って歩く男は、仕事をしている男たちから、「分け前が少ない」と不平を言われ突き上げられるが「何とか上と交渉してみる」と逃げている。そしてトップに立っているのは、産業廃棄物処理業を経営しているマフィアだ。
▼トップは一件合法企業のように見える。しかしEU各地から持ちこまれた、違法な産業廃棄物を投棄する場所を探している。見つけたのはイタリア南部にある山あいの元石採掘場である。書類を政府公認の投棄場所であるかのように作り替える。そして「違法廃棄物」で困っている企業に「合法だ」と言って売り込む。
▼違法投棄物を運んだトラックを投棄場に持ってくるが、移民労働者たちは「そんな危険な物の投棄に手を貸すことはできない」と拒否する。するとマフィアは少年達ならばハンドルくらい握れるだろうと、10歳くらいの少年にハンドル操作をさせ、投棄する。
▼銃の好きな青年二人はマフィアのトップを狙えと50万ユーロで請け負わせる。しかしそれは策略でトップから信任を得ようとしていた、ナンバー2の策略で青年たちは射殺され、ナンバー2はトップにより信頼されるという構図を作る。このようにEU各国から持ちこまれた産廃物は、イタリアの貧困を巧みに利用して南部に捨てられていく。そしてマネーロンダリングされた、カネはNYの貿易センタービル建て替えにも流れ込んでいると最後にエンディングロールで出てくる。

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