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December 31, 2011

モノが売れないホントの理由

Bentou2
(昨日の弁当の蓋を外したところ)
▼隣の駅ビルの家電量販店に注文しておいた加湿器のフィルターを引き取りに行く。不織布をクロスさせた簡単なもので、水垢を吸い込んでためる仕組みになっている。これで367円だ。1年で壊れてしまうので、来年はラシャ紙か何かで作ろうかと思う。ついでに掃除機の掃除機のゴミ収集パック。これもかなり種類がある。何とか各社で統一できないものかと思う。
▼かつてワープロが普及しはじめた頃、メーカーはシェアを広げようとしてFDもすべて規格が違っていた。A社のものはB社では使えないという事が平然と行われていた。しかしそのワープロは滅びてしまった。各社のFDを変換するソフトを発売していたAハウスという会社もすき間産業として一時期売れていたが、いまはどうなったのだろう。日本のメーカーは目先のシェア拡大だけを目的にしていて、最後は黒船の襲来で落城していく。S社の情報端末はその逆手を行って「ガラパゴス」という名称を付けて売ろうとしたが、やはり延びなかった。
▼あの阪神淡路大震災の時も、汗水ながして働いて購入したものや蓄積したものが、地震で一瞬のうちに消え去った。この現実を突きつけられた人々は、わたしも含めて購買意欲は消えてしまった。今回の東日本大震災も同様だと思う。わたしはお金がないという事もあるが、何か買おうという気持ちは消えてしまった。例えばTVなどを録画してDVDに保存しても、それを再度見直す機会はまずない。もっている事で満足してしまうのだ。だがコレクションは人に見せびらかすことがもくてきならともかく、使わないと意味はない。
▼カメラもコレクションして夜中に眺めて満足しているタイプと、そとに持ち出して自慢するタイプがある。この1年持ち物を減らす工夫と努力をしてきた。きょうもまた本棚の本が減って空間が広がって行くのを愉しみにしている。
▼昨日のブログで書いた「ワルキューレ」は今年他の指揮者の演奏と演出を見た。しかしそれは解釈を近代化しすぎて何かピンと来なかった。しかしミラノのバレンボイムは、ワグナーの正統派を引き継いでいてとても分かりやすかった。つまり30日夜に全4時間分を見終えた。おかげさまで21万2千アクセスで今年を終える事ができました。つたないブログに毎日アクセスして下さったみなさん、本当にありがとうございました。わたし?31日もパソコンに向かってシコシコ仕事に励んでいます。

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December 30, 2011

「ER」の出口には厳重な扉と鍵があった。

Bento
(昼に食べた五穀米弁当)
▼わたしの家の近くに生協の店舗はない。生協で取り扱う商品が、すべて安心・安全かというとそうでもない。表参道にある、自然食品を扱う店にいって正月の食材はかなり揃えることができた。赤坂見附で家族連れの外国人に「新宿に行くのはどの電車に乗ったら良いか」と話しかけられる。この路線で5つ先の駅で降りるように話しをした。26日深夜から朝に掛けてNHKBSプレミアムでワグナーの「ワルキューレ」が4時間余にわたって全曲放送された。昨晩はそのうち2時間まで見終えた。しかし指揮のダニエル・バレンボイムもすっかり老けたなー。
▼今朝の朝日に朝日新聞の世界中の特派員が身近な話題を書く2回目のコーナーが掲載されている。その一つにロス支局の藤えりか支局長が書いている。友人宅で食事をしたら全身に発疹がでて真っ赤になってしまった。ERに電話したらまず「保険に入っているか」と聞かれた。注射をしてもらったら発疹は治まったが、治療を終えて出る場所には刑務所のような厳重な扉と鍵が掛かっていて、支払いをしないとERの外に出られない仕組みになっていた。貧困にあえぐアメリカでは、病気になっても治療すらまともに受けられない人が増えているのそのようになっているのだろう。さらに藤さんの同僚の知人は一回治療を受けただけで78万円も請求されたという。
▼今のままでいくとやがて日本もこのようになってしまう。一度ご紹介したがWOWOWで9月から「ER」が1から再放送が始まり、毎日録画して見ていた。この年末は水曜日の3の16で終わった。これでわたしがリアルタイムで見た話とつながった。3-15「険しい回り道 THE Long Way Aroun」は何度見ても名作だと思う。それはキャロル・ハサウェイが非番で行きつけのコンビニに行くと、たまたまコンビニ強盗に出くわす。強盗は2人組で1人はユアン・マグレガーだ。犯人の1人が撃った弾が老店主の胸を貫く。手当てをしないと死んでしまう。しかしハサウェイは看護師なので、気道確保や肺に穴を空けて手当てをする資格はない。
▼だが店主を見殺しに出来ないと決意したハサウェイはそれをする。手術をする道具などないから店内のアイスピックで喉に穴を空けストローで気道確保をする。殺菌するのも売り物のアルコール。店主に猟銃で撃たれた犯人も重症を負っているので、「こっちを優先しろ」と脅迫される。その状況のなかでも気丈夫なハサウェイは、常に冷静さを失わないで対応するのだ。
▼驚くべきマッチポンプ会社「東芝、除染ビジネス本格化 運搬式装置開発、1件数百万円で受託」詳報

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December 29, 2011

東芝というマッチポンプの会社

▼隣の会社の人達は朝8時頃集団で出勤して行った。役職者かそれとも幹部なのか?あの3月13日の朝もみんな遅刻する事なく、ドッドッドッと足音高く、いつもの様に定時に正門から入っていった。わたしは彼らの足音を聞きながら、これで日本は何があっても滅びないと思った。
▼この数日のニュースでおかしな事。まずあの原発事故を起こした、東電に次ぐ責任者である東芝が、除洗車を作って仕事を始めるという。これなどマッチポンプの一番良い例である。責任の所在というならば、その除洗車を無料で運行して全被災地の全家屋と農地、それに歩道を東芝のカネでやるべきである。それをビジネスにしようなどというのは性根が腐っている。
▼次は沖縄に防衛省が環境影響評価を運送業者を使って、沖縄県庁の守衛所に運び込んだという話。どんな重さがあっても、抗議の人達がいようとも、自分で持って知事に手渡すのが礼儀というものだ。制限時間までに運び込めば良い、というのは官僚の思い上がった考えである。大体米軍は沖縄の基地はカネがかかるからグァムに引き揚げると言っている。それなのに基地を強行移転させるというのは、移転先に利権が存在するからである。移転先の土地を買い占めて噂されている人だけでも、O沢、M原など民主党をはじめ多くの国会議員がいることが知られている。さらに基地建設に携わる沖縄を中心とする土木建設業者。アメリカが最早必要ないという基地をわざわざ、日本のカネを使って作る発想は旧態依然としている。山ツ場ダム同様、この人達が国を滅ぼすのだ。

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December 28, 2011

このままでは正月も来ない!かな?

▼このままでは新年を迎えられなくなる、という恐怖が一瞬おそって来た。わたしの家では主な食糧は生協(生活協同組合)の個別宅配で注文している。毎週火曜日の夕方は生協の配達員さんが前の週に頼んだものを配達にやってきてくれる。昨日も5時半頃来たが、コーヒーの紙フィルター3パックと台所洗剤しか来なかった。家族は「一瞬頭が真っ白になった」と言っていた。
▼話は1週間前にさかのぼる。毎週水曜日の正午がネット注文の締めきり時間である。そのとき12月4回という年内最終申込みをした。ネットで入力を終えて送信ボタンを押し、最後に注文品をプリントアウトすると合計金額が7万円余にもなっているではないか。毎回大体2万円前後なのに、いくら正月用品でも変だと思って、注文した商品を見ると、高いおせちのセットなどが複数入っているので驚愕する。こんなに大量の物が来てしまったら、1月はひと月の間ずっとおせち料理を食べ続けなければならない。
▼注文確定時間が迫っていたので、注文センターに直接電話して「12月4回をキャンセルしてください」と頼んだ。係の人は金額を確認してキャンセルしてくれた。この時わたしが失敗したのだが、「12月4回の追加注文だけキャンセル」をすれば良かったのだ。だがお互いに勘違いして1週間前に注文した先の分もキャンセルされてしまった。よって注文商品は限りなくゼロになってしまった。いつもならば家の中はおせち料理の食材が溢れているのだが、何一つない。わたしだけなら近くのスーパーで売っている重箱入りのセットで十分間に合う。しかしアトピーで食べられない家族がいるので、その分は都内をあちこち歩き回って調達して来なければならない。
▼昨日午前中で各社の支払いは終わって、きょうは室内で事務作業をやれば良い段取りだった。ところが午後ある仕事の要請があり、依頼内容が添付ファイルで送られて来た。「年明けまでに、できるかどうかだけ返事だけ欲しい」とメールにあった。仕事とあらば正月を返上する事もやぶさかでないので、そのむねお伝えする。
▼昨晩26日夜にNHKBSで放送され録画しておいた、レディ・ガガとビヨンセの舞台を見たとにかくパワフル、先週NHKで昔のキャンディーズが放送されたが、今見ると歌も踊りもかなり陳腐に感じた。日曜深夜のAKB48もビヨンセと比べるともう、学芸会と言った感じだ。
▼27日NHK午後10時55分の「追跡!真相ファイルパチンコにハマる女」を見た。レポーターは自ら過食症になった経験を持つラジオパーソナリティの小島慶子さんだった。朝イチの小林アナウンサーがヘッドギアをつけてパチンコに興じる実験をする。2時間ほど打ち続けると脳の前頭葉に快感のシグナルが出てくる。長い話なので書ききれないが、お隣の韓国では国としてギャンブル依存症をなくす努力をしている。ところが日本はそれが民間のNPOに任されているというお粗末な実態が浮かび上がる。結局パチンコのプリペイドカードは警察や韓国系企業と癒着しているという実態には遠く及ばなかった。
▼それにしても電車に乗るとポータブルゲーム器や、スマホにはまる人がいかに多いか驚く。次はこれらの携帯ゲーム機やスマホ依存症だろうと思う。
▼明日29日から1週間ほど、この「きょうの目」は400字くらいのショートバージョンになります。

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December 27, 2011

中国映画◇「無言歌」を見る。

▼真冬でも毛布一枚で寝ているわたしだが、昨晩はさすがに肌寒く感じた。掛け布団が重いのは苦手なので、部屋はデロンギのスイッチを1個だけ入れ、インジケーターは「2」にしている。明るいと眠れないので、窓は通年遮光カーテンを使っている。エアパッキンを窓に張ると暖かいと聞いたので、ガラス戸の下半分それを張ればまだまだ大丈夫だろう。昨日街を歩いていたら、「がんばろう東北のお米」というポスターを貼ってある店があった。どうも主語をはっきりさせないで、雰囲気だけで米を売ろうという考え方が見え隠れする、スローガンだ。
◇「無言歌」1966年当時中国の国家主席だった毛沢東は老齢化で猜疑心が強くなり、部下がみんな自分の椅子を狙っているように思えた。そこで体制に対する総批判運動を繰り広げる。それがプロレタリアによる文化大革命として「紅衛兵」を使って批判運動を全国に広めた。毛沢東はその初期に「百家争鳴」運動を始める。これは、異なった様々の内容の学説や作品を自由に発表したり論争させることで、学術・芸術文化の活性化をはかり、同時に共産党と非党員の関係修復をもめざそうとした。
▼しかしそれは党内の改革派のあぶり出しとして使われた。その結果進歩的文化人や学者は「右派」のレッテルを貼られて、農村や砂漠などの僻地へ「下放運動」として追いやられ、満足な食糧や住む場所も与えられず過酷な作業に従事させられることになった。映画ではこれらの事実をかなり短く、2~3分の文字情報として紹介される。
▼映画に出てくる右派の人達はゴビ砂漠の近くの開墾と称する作業をさせられている。住まいは砂漠に穴を掘って筵を掛けただけの収容所で、ベッドは岩土をそれらしく整えたものだ。暖房などもない。さらに中央も文革に熱中しているので、食糧の配布も満足に行われない。水だけのスープに中身は何も入っていない。空腹の彼らは草の根や実を食う。さらに鼠などは大ご馳走になる。食あたりになった人の吐瀉物さえも食べる。
▼着る物は収容所に入れられる時にもってきた綿入れの着衣だけだ。だから死人が続出しているが、死骸から着ているものを剥いで着ている。寒い砂漠の作業は力も出ないが、監視人から「もっと働け、働け」とハッパを掛けられるが、もう体力は使い果たしている。彼らにとって唯一の希望は都市に残して来た家族からの差し入れだ。だが党中央は「右派の囚人」と離縁するように妻たちに工作している。
▼次々寒さと飢えで死んで行く人びと。ここで埋められたくないからどうか妻が来たら上海に遺骸を掘り返して連れ帰って欲しいと懇願して死ぬ男がいる。死に目にあえなかった妻が上海から5日間も汽車に揺られてやってくる。「夫はどこです?」と聞くと、最後に重い口を開いて「死にました」と伝える仲間。「では埋葬した場所を案内して下さい」というが、最後の惨たらしい姿を知っている仲間はその場所を教えない。着ているものは剥がされ、死肉さえ食べられているからだ。
▼嘆き悲しむ妻の姿を哀れに思い、仲間たちは無数にある土饅頭から「これだ」と教える。妻は両手で土饅頭を掻き分けて、夫の骸に縋って泣き叫ぶ。仲間の力を借りて枯れた草木を集めて骸を火葬にする。その炎は天を焦がすかのように高く燃え上がる。傷心の妻は夫の遺骨を風呂敷のような物にくるんで去っていく。やがて死者が余りにも多いので、収容所で死なせるのはまずいとして、国の方針で帰郷運動が始まっていく。純粋な気持ちで共産主義の理想を求めた人々にとって、「右派」と決めつけられた「収容所」の環境はあまりにも厳しいものだった。王兵監督が長年にわたって収容所の体験者や文献をあたって事実に基づいた脚本から作り上げた力作。ヒューマントラスト有楽町。

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December 26, 2011

◇「サラの鍵」を見る(その2)

▼クリスマスはかねてから見ようと思っていた「無言歌」を鑑賞した。これを撮ったのはワン・ビン監督で、文革当時ゴビ砂漠に追いやられた「右派」(実際は正統派)の過酷な生きざまを描く力作だ。これを見れば中国共産党がどんな組織なのかいやでも分かる。そういうこともあって、左翼的な新聞では一切この映画は無視されている。
▼先日自宅に送られた来た新聞を見て驚いた。「福島原発事故では、浪江町の子供も甲状腺被爆線量は、平均5ミリシーベルトと500~5,000倍以下の線量でした。海に近く普段のヨード摂取量が多く防護対策が成功したものと思われます」と書いている医師がいる。海のヨードで防護対策が成功したなどと言ったら世界的に笑いものになる。甲状腺に異常があったか。対策が成功したかなど、10年20年経ってみなければ分からない。こうしてまで「東電の原発事故」を正当化したいのだろうか?
◇「サラの鍵」(その2)映画は、現在(2009年)のパリに住むアメリカの雑誌記者ジュリア(クリスティン・トーマス・スコット)の取材が交錯する。ジュリアはNYの雑誌の編集会議で「サラの事を調べたい」として、みんなから「そんな昔の話を読者は喜ばない」と反発されるが、企画に取り上げられる。ジュリアは45歳(俳優としての彼女は51歳)は夫と2人で新しいアパートを見つけリニューアルする。そこで夫に妊娠した事を告げるが、年上の夫はもう夜泣きなどされて育児などする事はできないとグチを言う。あれだで不妊治療に通っていたのに喜ばないの?と夫に不信感をもち、一度は人工流産をさせようと産科医の予約までする。
▼しかしサラの取材に夢中になるうちに命の尊さを感じるようになる。サラは親切な老人夫妻にすくわれてパリに戻ることができる。だが少し前住んでいたアパートには別の住民が住んでいた。しかしクローゼットは鍵がかかったままだ。みんなの制止を振り切って扉の鍵を開けて見たモノは何か?中を覗いて驚愕するサラの叫び声が響き渡る。
▼ところでフランスではシラクが大統領になったとき、ドイツ占領時代ユダヤ人を収容所に送った事を正式に謝罪している。サラはその後どうなったのだろうか?ジュリアは執拗に取材を進めて行く。するとNYに亡命したらしいこと。さらにその息子がいるらしい事を知る。レストランのシェフをしているその男を訪ねる。すると「ボクはユダヤ人でもないしサラなんてとんでもない言いがかりだ。帰ってくれ」と追い返される。だがジュリエットはサラの家系を調べて行くと、アメリカで生きていくために選んだサラの意外な事実を知ることになる。あとを知りたい方は映画館に足を運んでいただきたい。

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December 25, 2011

◇「サラの鍵」を見る(その1)

Skytree24b
(クリスマスイブのスカイツリー直下にて)
▼クリスマスイブはいかがお過ごしであろうか?わたしは1週間前に岩波ホールで貰っていたワインの250mlの小瓶を飲んでイブを祝った。そのあとカメラを2台抱えてスカイツリーの眞下まで往復した。にわかカメラマンは昨日よりも数が多かった。おそらくTVや新聞報道を見て押し寄せたのだろう。しかし高い橋の上で狙ってどうするのだろう。ツリーの部分だけ撮っても何も意味はない。23日に比べて風が少なかったので川面に写る姿を撮れば美しいのに、と思う。さらに携帯内蔵カメラやら、ストロボを発光させたりして家に帰ってがっかりするだろう。
▼最近テレビで刑事ドラマが多いと思わないだろうか?刑事ドラマや警察ドラマは大体国家権力の風潮を反映させている。今政府は「新国家秘密法案」の国会提出を狙っている。これは23日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でもゲスト出演した梓澤弁護士がその危険性を指摘していた。それはこの声明の中でも書かれているが処罰規定の対象者には民間人や報道機関も含まれ、処罰範囲も「共謀」「教唆」「扇動」「過失漏洩」など非常に広い。しかも、法定刑は現行法にくらべて非常に重くなっている。
▼「金曜ブログ」でも指摘しているのでご覧頂きたい。警察・刑事ドラマで描かれるのは「現行法」の限界があって、刑事はそれ以上犯罪捜査や犯人がはっきり分かっているのに踏み込めない。あるいは逮捕できない。それを見ている者に歯ぎしりさせる仕組みになっている。
◇「サラの鍵」1942年7月のフランス。ナチスドイルはフランスに無血入城して、親ナチス政権を樹立させる。そしてやったことはフランスに住んでいるユダヤ人を強制収容所に送ることだった。つまりナチスはフランス政府がそれに協力するかどうかで、協力がホンモノかどうか推し量ったのだ。ユダヤ人居住区にフランスの警察がやってくる。サラの家のドアが警察によってドンドンと執拗に叩かれる。10歳くらいのサラはとっさに弟をクローゼットに押し込んでドアに鍵を掛ける.警察が踏み込んでくると異常を察知して猫が姿をくらますシーンは作り方が実にうまい。「弟がいた筈だろう」「田舎のお爺ちゃんのところに行っていないの」と誤魔化す。
▼トラックに押し込まれた両親や近所の人々は、今は廃墟となっているサッカーに押し込まれる。食糧はおろかトイレも水もないので、絶望して自殺する人もいる。サラはクローゼットの中に残してきた弟のことが気懸かりだ。やがて成人男子と女性、それに子どもは別々にされ収容所に送りこまれる。サラはそこで知り合った女の子と仲良くなり、収容所の警察官の目を盗んで脱出に成功する。だが出ても近所の村人は関わりになるのを恐れ、口すらきいてくれず、食べてもの与えられない。さらに一緒に脱出した女の子は急死してしまう。(続く)

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December 24, 2011

東京スカイツリーのライトアップ

Skytree23
撮影は23日午後5時30分、家の近くから撮影しました。HPトップページにもあります。
スカイツリーは年内あと3日ほどライトアップされるようだ。23日も映画に出かける朝から近くの福神橋にNHKのスタッフが陣取っていたから何なのかと思っていた。夕方5時に出かけたらまた人が増えていた。聞くとライトアップがあるというので、自宅に戻ってカメラを2台準備して待っていた。24日夜はもっと別の場所から撮影してご覧に入れたい。
▼昨日は朝「…鍵」を見た。正午すぎに友人から電話があった。記憶によれば5年ぶりになると思う。かつてわたしが病気で倒れる前は、3ヶ月に一回くらいデスマッチで飲んでいた。ある時など八重洲の居酒屋で午後5時半ころから飲み始め、11時に飲みものを注文したら店の人からあきれ顔で、「まだ飲むんですか?」と聞かれた。
▼その某氏がおっしゃるには、「今後PCメールを止める」という連絡だった。最初某氏にお目にかかった時、」研究室のデスクにはワープロが置かれていた。わたしは無理矢理彼の使っていたワープロを取り上げ、PCに交換させた経緯がある。止める理由というのが、先日いきなり迷惑メールが100通も来たという。プロバイダーに相談した。経過を見たが変化がない、そしてもう一回回線契約を解除してもらうしかない、ということだった。
▼それで面倒だからこの際手紙と電話だけにしてしまう、という事だった。当然メルマガもお送りしているので、その解除も兼ねた連絡だった。わたしは「では今度矢立でもプレゼントします」と言ったらお笑いになった。今月末で回線は撤去されるという。老婆心ながら使っていたパソコンはどうするのですか?とお聞きしたら3月の年度末で使わなくなる可能性が高いとおっしゃっていた。ま、いずれにしてもノンアルコールでお会いしましょうという事で話は落ち着いた。
▼別の知人はPCを買ったが思い通りに動かないと、1週間くらいで捨てて買い直したという話をしていた。わたしは今度捨てるときは、拾いに行くので電話を下さいとお願いしてある。


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December 23, 2011

山ツ場ダム復活とエコカー減税

▼昨晩ちょっとした集まりがあって、半藤一利さんの講演会の事を話したら、「そのことを800字で書いて欲しい」と頼まれる。あの日はブログを書くためにかなり詳細なメモをとったが、書き終えたので捨ててしまった。字数が少ないから何とかなるだろう。今朝の朝日には「山ツ場ダム復活で民主党のマニフェスト総崩れ」という見出しが出ている。「中止」を格好つけて積極的にやろうとしたのは、前原氏である。彼は沖縄の辺野古問題ではアメリカの言いなりになり、山ツ場の復活では「国交相の抗議する」などと逆なことをしている。
▼それに対して群馬県知事は「山ツ場の復活を妨害する前原氏に抗議する」と息巻いている。被災地では震えて冬を迎えようとしているのに、そんな事をしていていいのか?
▼昨日、祭日があるので「週刊金曜日」が1日早く届いた。その中に新しいエコカー減税が問題になっている。今回のエコカー減税は、実質的にトヨタのエコカーだけが対象になっている。税金とは所得の再配分なのに、一特定企業と、その会社の車に乗る人だけが恩恵を受けるという事で良いのかと言ってるが、まさにその通りである。おそらくこのことは一般新聞には出ない。なぜならトヨタは東電に次いで2番目に広告費を使っている会社だからだ。朝日新聞ですらトヨタに広告を止められたら倒産すると言われている。
▼色々考えて今朝は京橋で9時10分から「サラの鍵」にした。休日スケジュールで朝9時10分の回があった。駆け足で着いたらガラガラだった。映画ももっと早く上映してくれると、1日を有効に使う事ができる。

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December 22, 2011

逆流する津波に一斉に点灯したテールランプ

▼夕べになってようやく17日に放送された「久米宏のラジオなんですけど」を聞き終えた。聞いていたら羽子板市が既に終わってしまったことに気づいた。この日久米は「男の一人旅」と称して震災に遭った石巻市を訪れていた。そのきっかけになったのはこのブログやメルマガでご紹介した、「震災と原発」の著者である佐野眞一さんがスタジオを訪れた時のことだった。放送がオンエアしないCMの部分で「ところで久米さんは被災地に行った事がありますか?」と聞かれたという。久米はその場で「震災をラジオで伝えるのは難しいですから」と話した。
▼その後「どうしても行って見なければ」という気持ちになって、今回の企画となったらしい。久米はインタビューして、現地で喋っている人の言葉をはっきりわかりやすく語りでくり返す。聞いていて感じる事だが、わたしと同年の久米は、語尾の方が滑舌気味になているが年齢だから仕方ない。わたしなどは慌てて喋るクセがある自分の発音は聞きにくいと思う。市内でDという喫茶店経営して店は流され、いまは駐車場整理係の仕事をしている男性と湾を見下ろせる神社がある小高い丘に登っていく。彼は身重の妻と近所の老婆と3人で軽自動車で逃げる。神社まで来て車を捨て、階段を必死に登り始める。
▼この日階段を登っている久米もかなり息が切れていた。彼はチリ地震が起きた翌年生まれている。途中で振り返ると海はまっ黒で、遠くに積乱雲の様なものが見えた。それが津波だったのだ。100段くらい登ったが、車がマッチ箱の様に流されていくのでさらに上へと登る。そのときは緊張していたから「とにかく逃げなければ」という気持ちで、最後の200段を登り切ったが疲れは感じなかったという。
▼別の所では近所の老婆が津波でいなくなってしまい。必死に探したら高さ15mほどの木の枝に引っかかって亡くなっていた。津波が20mはあったのだから、それが戻るときに引っかかったのだろう。今にして思うと誰もが逃げようと必死だった。死んだ人は流されて行く途中、「ああ自分もあの高い方向に逃げていれば助かったかも知れない」と思ったに違いない。
▼一番凄い話は久米のスタッフがタクシー運転手さんから聞いた話だ。車に乗っていた人が逃げようとするが車から出られない。引いていく波に車も一緒に流されていくのだ。その瞬間渋滞したまま流されて行く車のドライバーたちは必死に力一杯ブレーキを踏み込む。その赤いテールランプ真っ赤に点灯しながら、一斉に津波に引きずられていく。当時の石巻市内は夕方の様に暗かったので、濡れた路面に連なって光る真っ赤なテールランプが揺れていた。死の恐怖に逆らえない車内のドライバー達は、その瞬間どんな事を考えていたのだろう。
▼きょうのおまけ。北朝鮮アナウンサーの話術。

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December 21, 2011

チェルノブイリは事故から25年経っても燃料棒は取り出せない。

▼日本の一部メディアは北朝鮮の金正日が死亡したことで、今にも暴動が起きて難民が近隣の国に押し寄せて来そうな気配であると言う。よその国の事を心配するよりも日本の事を心配した方が良い。鎌田実さんも今朝のブログで、野田首相が「冷温停止宣言」したとき福島にいたが現地の人達はみんな冷ややかであったと書いている。それに第一原発にしても、冷却水を1時間半ストップしたらまた大爆発を起こす可能性が大きい。さらに溶融した燃料棒を取り出すと言っているが、チェルノブイリすら事故から25年経っているが、未だに取り出せる状態ではない、という。
▼「収束」とはあくまでも希望的観測であり、先日書いた被災地の人達に対する補償費用の値切りと、ベトナムやトルコなど原発をこれから輸出しようとする国々にたいする「見せかけ」の対応でしかない。
▼昨日の夕刊を見ていたら、干しシイタケ栽培農家が放射性セシウムの測定方法に問題があるという意見が出ているという。それは静岡県伊豆市の10月に自主検査したところ、国の基準値(1kgあたり500ベクレル)の2倍の値が出たと県が発表したことに対する生産者の意見だ。干した状態で599ベルレルあったが水に戻したら10分の1以下の49ベクレルだった。水に溶け出したセシウムも25ベクレルだった。県は「食べる状態では健康に問題はない」と呼びかけた。シイタケの検査は12月19日現在静岡の他に神奈川、群馬、栃木、福島の5県で基準値釣果が見つかっている。地元の農協は、国に検査方法の変更を求める署名活動を呼びかけているという。
▼気持ちは分かるが、健康が問題ない」という静岡県の意見は枝野の「ただちに影響はない」と同じレベルだ。直ちに影響があったら急性放射能障害になる。これはよほどの事がないかぎり出て来ない。チェルノブイリでも一番危険だったのはキノコや野いちごで作ったジャムを食べた人等が甲状腺に影響がでた。「売れ行きが落ちている」という怒りをもっていく先が違っている様に思えてならない。
▼朝日の夕刊社会面に「北朝鮮の家族を思う」という特集が掲載されている。登場しているのは「ディアピョンヤン」という映画を撮影して作った監督の梁英姫(リャンヨンヒ)さんである。当時この映画は東中野ボックス(現在ポルポレ)で上映されて初日に見に行った。監督があまりにも美しい人だったので、舞台挨拶が終わってから「写真を撮らせて欲しい」とお願いすると、ツーショットに納まって下さった。その画像は当時のブログでもご紹介している筈だが、いくら検索しても見つからない。

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December 20, 2011

◇「風にそよぐ草」を見る。

▼NHKSPL日曜日夜10時の「原発メルトダウン」を見た。これは福島原発の制御室の原寸大セットを作り、地震が起きた直後どのような行動をドキュメンタリー風に再現された。それによれば地震の直後数時間でメルトスルーが起きたとされている。枝野も当時のビデオで「ただちに放射能洩れがあるとかではない」と発言している。データを専門家に分析させ、事故が起きたときの対応で3ヶ所くらい間違っていたので被害が拡大したとも言わせてている。しかし今更こんな映像を見せられても国民は困る。
▼しかも現実のニュースでNHKは野田首相の「収束」をくり返しているのだから、始末が悪い。再現ドラマで他山の石とするつもりなのか分からない。しかしわたしが見た限りでは、「最悪の事態」が想定されていなかった。そのシュミレーションもなかったという事だ。12月11日に放送された地質学者の調査の話があった。研究者は平安時代に起きた貞観地震はかなり陸の奥地まで海水が来ていた事を知る。女川原発ではその調査結果を受け入れて防波堤の高さを上げたのだ。だから福島のような事態にならなかったとも言える。調査結果を無視して防波堤のかさ上げせず、非常用電源を地下に建設して水没したのが福島第一原発である。
◇「風にそよぐ草」歯科医のマルグリットは靴を買うのが趣味で、この日も迷った挙げ句1足のヒールを買う。良い気分になって町を歩き始めた瞬間、後ろから来た男にバッグをひったくられてしまう。サイフから免許証が全て入っているので家に帰ることもできなくなる。地下鉄で帰宅するために、仕方なく店に戻って靴を返してお金を戻してもらう。
▼その日時計の修理に来ていたジョルジュという男性は、修理が終わって自分の車に乗ろうとして瞬間、足もとにサイフが墜ちているので拾う。直接落とし主に電話しようとかと逡巡して、結局は警察に届ける。ジョルジュは妄想するところがあり、落とし主がどんな女性なのか考えているうちにあられもない事を夢想する。サイフの中には小型航空機の免許証が入っていたので、直接電話をしようと電話帳をくくる。がしかし気を取り戻し、サイフを警察に届けるが、自分がなにをしに来たのか分からなくなる。
▼妻と結婚して家を出た娘夫妻と夕食をしていると、1本の電話が掛かってくる。電話に出ると「お礼を言いたくて」というマルグリット。ジョルジュは別の事を期待しているので「それだけ?」「他に何か?」「会いたいとか?何かないの」「それだけよ」「がっかりだ」と電話は切れる。ジョルジュはそのとき余りにも大人げない対応をしたと反省する。電話帳でマルクリットの住所を探しだして、お詫びの手紙を彼女のアパートのポストに直接入れにいく。しかし入れた瞬間また反省してポストに指を突っ込んで取り戻そうとしている所を近所の人に怪しまれる。
▼ジョルジュはそれから毎晩のようにマルグリットの家の留守電に「会って話をしたい」とメッセージを入れる。それでも返事が来ないのでマルグリットの車に傷をつけてタイヤをパンクさせてしまう。もうこうなると完全なストーカーとも言える。マルグリットは警察に届け出を出すと、流石フランスの警察で、「本人は訴えるつもりはない。警察としてもあなたを犯罪者にしたくない」と寛容で大人の対応をする。だがそうこうしているうちに、マルグリットにジョルジュの気持ちが通じていくのだった。岩波ホールで。
▼昨日の写真は画像を拡大して見れば分かりますが、あれはいなり寿司です。海鮮稲荷とでも申しましょうか。

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December 19, 2011

六カ所村の核燃料処理施設はもはや満杯!

Kaiendon12
(生まれて初めて食べた奇妙な海鮮丼)
▼今朝のブログリーダーを使ってみると昨晩の「坂の上の雲/敵艦見ゆ」を書いている人が結構多い。みなさん一丸になって燃えるというのがお好きなのですね。わたしは多数派が嫌いなので5分ほどしか見なかった。渡哲也が演じる東郷平八郎は、どうもな、という感じがする。つまり海戦を始めるとき旗艦の三笠を右舵をとってT字戦法に切り替える。その采配を振るうときの合図を、彼は役柄として理解していないように見えた。ただ右手を振っただけ…。
▼原稿を書く仕事は今週中に終えようと思っている。昨日の取材でJRのY駅に着いて12時半だったので腹ごしらえをしようと思う。わたしはチェーン店は嫌いなので多少汚くても地元の店に入った。そこで海鮮丼を頼んだが、上に乗っている具材がいままで目にしたこともないようなモノだった。写真で中央部、紅色の生姜の下にあるものだ。
▼17日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」では、東芝の原子炉格納容器の設計をした後藤政志さんがゲスト出演した。後藤さんは事故直後から出演していて最初からメルトダウンが起きている可能性が高いと指摘していた。今回は政府が言う冷温停止という欺瞞を明らかにしていた。冷温停止というのは炉心に燃料が入って制御棒が差し込まれ、通常運転をしている状態をいう。棟屋が破壊されめちゃめちゃになっていて、燃料のありかすら分からず、放射能を撒き散らしている。さらにいまのデータから判断すると炉心が破れて格納容器と一体になっている。水を掛けてかろうじて安定させている、というのが実態だ。もし再び爆発したら、第一原発から300kmは人が住めない状態になるかも知れない、と指摘していた。
▼「週刊金曜日」の16日号では鎌田慧が、六ヶ所村の核燃料処理施設にはびこる魑魅魍魎という取材をしている。魑魅魍魎については雑誌を買って読んでいただければ良い。このなかで重要なのは核燃料処理施設は最早満杯で、再処理した燃料を保管できないということだ。もし野ざらしにして、燃料が漏れたら、福島第一原発の爆発の比ではない事故になり、本州は全滅してしまうだろう。今朝のNHKでも関西電力、九州電力では冬の電力不足が懸念され8%の節電を呼びかけるという電力会社のメッセンジャーをしていた。しかし過去に夏以外で電力不足は起きたことはない。それも真夏の3時間ほどだった。再処理すらできないのに、何がなんでも原発の再稼働をしようとしているのが電力会社だ。
▼最初書こうと思っていたテーマから段々ずれてしまった。「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で田岡俊次が次期FX(外貨投信ではなく、戦闘機)でF35を選んだのは大きな過ちであると指摘していた。つまりステルス性能があるというが、これは正面のみだ。さらに部品が異常に高く、毎年パーツを更新して新しいモノを買わされる。防衛省はこの間まで500億ドルを先払いさせられていた。しかしアメリカの兵器産業からの納品はなかった。先払い未納品に関しては国会でも問題になり、田岡が最近防衛省の幹部に聞いたらようやく250億ドル分は納品されたという。
▼北欧のスウェーデンなどではなぜアメリカの戦闘機を買わないかというと、部品が揃わない事を懸念しているからだ。だからサーブなどで自国の戦闘機を作らせている。アメリカの現在の狙いは日本の戦闘機メーカーを潰してしまおうというのが狙いである。例えばアメリカのM1戦車を買わされた国は部品の供給面で属国にさせられている。F35にしたら部品すら国産できずノックダウンだけが許されることになる。
▼現実にアメリカの軍需産業はイラク戦争という短期の戦争では儲からなかった。儲かるのは第二次大戦など国力をあげた総力戦でないとダメだ。だからアメリカは利幅が多い戦闘機を売りつけて部品を毎年更新して儲けようとしている、という内容だった。

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December 18, 2011

松本清張「湖底の光芒」と茅野の寒天スイーツ

Wine
(岩波ホール、初日プレゼントのフランスワイン)
▼既報のように昨日は岩波ホール到着を現地から書いた。おかげで写真のようなワインをいただく事ができた。きょうも取材なので手短に書く。映画はフランスなのでかなり分かりにくい。最近岩波ホールの客は確実に減っていると思う。それに通常の映画館より面白い作品が上映されるならば高くても仕方ないが、前々回のようにつまらなくても通常より割高なのでは客は減る一方だ。おまけに座席の座り心地が悪い。だからワインプレゼントなどをするのだろう。映画の内容は後日ご紹介する。わたしは大体前から3列目の中央に座る。後から右手前に座った来た客は座高が高くて字幕が見えなかった。その右隣が慶の中村伊知哉教授が和服で来ていた。さらに上映直前にわたしのすぐ右に座った老婆はずっとつぶやき続けていた。自宅茶の間で見ているなら何を言おうと勝手だが、わたしがいくら注意してもつぶやきは最後まで止まなかった。
▼昨日のNHK朝の「おはよう日本首都圏」で長野県茅野市の寒天を紹介していた。ご多分に漏れず寒天の消費も減っているのだという。そこで茅野市では、寒天がいかに健康に良いかアピールをはじめた。その1つに女子高生にコンペで「寒天スイーツ」」を作って入賞したものが紹介された。それは「スワッシュマロ」という、マシュマロと寒天を混ぜて作ったお菓子で、諏訪地域のお菓子屋などで販売されている。スワッシュよりも、その入賞作品を作った2人の女子高生が良かった、とくに右側の女性はタレントになれそうなくらいの美人だった。
▼わたしの生まれ故郷の冬の寒さは特別で、高校生の頃、女子高生はみんなスラックスだった。ところが近年ふる里の役に立つと原宿の高校生のような格好をしているので、見ている方が震えてしまう。あれは身体に悪いと思う。わたしの知り合いの某先生に「女子高生のスカートの丈を条例や校則で規制すべきだ」と主張する人がいる。ああいう姿でいるから「劣情を刺激して」事件が起きるというのだ。わたしにも同意を求めるので、それは個人差があってスカートの丈が問題ではない、とお答えする。
▼何度も書いているが受験で東京に上京したとき、東京の女子高生はみんな黒い靴下をはいていて、あの姿にひじょうに衝撃を受けた事を思い出す。だから露出するよりも隠したほうが想像力を増す、とわたしは思う。
▼茅野ついでに松本清張の小説で上諏訪だったか茅野が舞台になったミステリーがあった。第二次大戦中この地域は時計など精密機械の一大産地だった。小説で清張は時計をレンズに置き換えていたような気がする。最後に主人公は諏訪湖に引きこまれて終わっていたが、タイトルはおそらく「湖底の光芒」だったと思う。興味のあるかたはぜひ読んでいただきたい。

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December 17, 2011

岩波ホールに10 時40分に到着した。

前から30人目くらいに並ぶ事ができた。初日プレゼントのワインどうやらゲットできそうだ。
Duke(Mobile)

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「収束宣言」の狙いは「補償」の出し惜しみ。

▼昨日もPCトラブルの相談を持ちこまれていて、9時に現地に到着していた。5年前に買ったのだが電源が入らない、というので診断にでかけた。分解してみるとどうやら電源ユニットが壊れているようだ。メーカー製のスリム型なので、メーカーにお願いするのが一番良いとお話して帰って来る。修理に出してデータは消えることはないか、とも聞かれる。電源の交換だけだから、それはないとお答えする。もしメーカーに「修理できない」と言われたら、時間が2週間ほどかかっても良いという条件でお引き受けすることにした。
▼それが終わってから戻ると、年内に納品すべき仕事が、「来週月曜日までに納品が完了する」と連絡がはいる。この仕事は1年間でいちばん重要なものなのだ。午後は2日に取材に行った原稿を書き上げ、写真を添付して送信を終える。これは来年1月2週号の原稿を早めに書いた。さらに明日は日曜日なのに午後から取材が入っている。
▼昨日から首相の福島第一原発の「収束宣言」に怒っている人がたくさんいる。野田首相はどうも自分の頭でモノを考えられる人とは思えない。官僚と電力会社の言いなりに動いているだけの人に見える。今回の「収束宣言」とは「政府が収束と言ったのだから、みんな20ミリシーベルトでも自分の家に帰るんだよ。もう収束したから今後の補償は一切しないからね。というに等しい。本気にそう考えているのなら、野田首相はじめ閣僚は家族と一緒に福島原発の敷地に引っ越して住んで見せれば良い。
▼年内もう二本書くべき映画を見て原稿を仕上げて置かねばならない。きょうは岩波ホールの「風にそよぐ草」の初日で先着250名様に250ミリリットルのワインサービスとある。だが岩波ホールは基本料金が高いので、その差額で結構良いワインを買う事ができるので、二の足を踏んでいる。

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December 16, 2011

「tube」とはロンドンの地下鉄を指す言葉だった。

Calender
(色校正段階の「2012カレンダー」クリックすると大きくなります。)
▼年末まであと2週間になってしまったが、年賀状のレイアウトは何もできていない。仕事や自分のものは即断即決ですぐ印刷ができる。ところが家庭のものは「猫をうまくレイアウトして全匹いれるよう」という要望がでている。猫は気まぐれなので「こっちを見て、はいチーズ」というわけにはいかない。滞っているのはそれが原因だ。
▼午後でかけたついでに渋谷の東急ハンズに行って見た。何も買うつもりはない。NHKなどで便利な文房具が発売になったという報道があったので、それを見たかった。新聞紙を1枚だけ切れるカッター。針のいらないホッチキスetc.etc。しかし良く考えてみると、こういうところで「良いな」と思った買ったものは、その後長続きせず、机の引き出しの肥やしになってしまっている事が多い。わたしの場合、過去に新聞紙を一枚だけ切れるカッターナイフ、ルーペ付き時計、インクの吸い取り紙、ソーラー充電式ライトなどはみんな机の肥やしになり果てている。
▼率直に言えばわたしの場合、取材の仕事をするにはカメラやICレコーダーは別として7ミリくらいの水性ボールペンと滑りの良い紙があればすむ。文房具コーナーを見ると「NHKで紹介された」という商品がかなりおおい。ということはNHKとタイアップしているのだろうか?調理を同様に道具が多すぎるを、それを探すのに時間が取られてしまう。普通ペンと紙、マーカーペン、それに付箋紙だけあれば十分用事は足りる。
▼「冷温停止」のことはわたしが書いてから午後にリーダーで見たら数人の方が書いていた。「戦前の大本営発表と同じではないか」という人までいたが、まさにご指摘の通りである。すべてのメディアは首相官邸にコントロールされている。野田首相は「いわゆる冷温停止状態」と言ったと指摘している。今朝のNHKラジオでは冷温とは、おおむね100度と言っている。それほど自信があるならば閣議を福島第一原発でやってみせればよい。言葉だけで言って見せても誰も信用する人はいない。
▼先日イギリス映画の「tube」という言葉が出て来た事をご紹介した。文化祭で学校に行った折、英語の先生に「イギリスとアメリカの表現で違うのですか?」とお聞きした。すると国による違いはないとおっしゃる。帰宅してから三省堂の中学生用の英和辞典を引いてみた。この辞書の編纂には学校で長い事英語を教えておられて、2年ほど前にガンで亡くなったTという先生が携わっておられ、辞書の扉にも名前が出ている。それによれば「tube」とは「地下トンネル、ロンドンの地下鉄」と書かれていた。つまりロンドンなのだ、これで疑問は氷解した。
▼写真の画像はわたしが1年間かかって撮った写真で作った来年度のカレンダーである。月曜日にデータを渡したら夕べ色校正がでた段階だ。100部作れば、書店の店頭で売っている価格でみなさんに提供できる。しかしそれほど売る自信もないので、昨年同様10部の限定制作となる。それではとても皆さんに買っていただける価格ではないので、ごく親しい友人と、母に送るだけとなる。

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December 15, 2011

「冷温停止」ってどこの国の原発???

Ichou
(近くの神社の落ち葉)
▼昨日は学校行事があって9時には電車に乗っていた。文化祭という集まりで、学生さんたちがスピーチや寸劇をしたあと各国の料理を振る舞ってくれる。色々ご馳走になったので料理の名前はすっかり忘れてしまった。その中に楽器演奏があり、ベトナムから来ているMさんが南部少数民族が演奏するトルンという竹琴を演奏してみせてくれた。画像はMさんご本人ではなく、こういうカタチでこういう音が出るという例としてご紹介する。
▼毎朝ニュースと見聞きしているとバカバカしくていやになってくる。今朝の第一番は「福島原発が冷温停止になったと」宣言するという。それなら温度計を持って行って計って国民の示してほしい。誰一人溶融した炉心を見たものはいない。どの程度メルトダウンしているのか見る事もできない。放射性物質は全国に毎日降り注いでいる。それなのに首相が「冷温停止」宣言するというのは何を考えているのだろう。さらに最短で40年かかって廃炉にするというが、そんな溶融している燃料を掬い出す技術は世界に存在しない。夏休みの宿題計画表と同様、口先だけの「工程表」ならば小学生でもできる。もしかして東電も小学生並とでも言いたいのか?
▼2番目はオバマによる「イラク戦争の終結宣言」だ。ニュースによれば、駐留米軍が今月中に完全撤退し、9年近くに及ぶイラク戦争が終結することを「歴史的な瞬間だ」と強調したという。しかし勝手に戦争を仕掛けておいて米兵側は4000千人ほど戦死した。一方今朝のイラクボディカウントによれば最大で11万3728人が殺されていると発表している。たしかに「米兵」は撤退するが、その後は強固な米軍基地が建設され、「米軍人」の代わりに民間軍事会社の傭兵が駐在するだけの話だ。つまり戦争までがアウトソーシングになっている。
▼とりとめのない話になってしまった。NHK「坂の上の雲」3-2の最後で「明石大佐」のことが少しだけでてきた。明石大佐とはロシアで諜報工作をした人物として知られている。放送では最後に解説として明石がロシアでレーニン等に資金を提供してロシア革命を起こさせた。それによってロシア軍の力は弱まり、旅順でもバルチック艦隊でも力を割くことができなくなり、明石の対ロシア諜報活動は成功した、というのだ。しかしこういうアホなことを言っているのは司馬だけである。明石がどれだけ大金を持っていたかは分からない。しかしロシアで明石はその行動を常に秘密警察から監視されていた。多少の接触くらいはあったかも知れないが、ロシア革命を成功に導いたなどと結論付けるのは噴飯ものである。
▼大きく歴史が動いている時には、数人の諜報活動で歴史の動きを曲げたり、ストップさせることは不可能である。

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December 14, 2011

国民の財産を守れないのは独裁国家と同じ、と田中優。

▼昨日のアクセスでは「海音ちゃん」という言葉が急増して、それだけで約50件になった。解析結果を見ていると、被災遺児に手を差し伸べようという方向には向かっていない。単なる興味で見ているだけで、2ch系ではむしろその逆になっているのは残念なことだ。一番悪いのは東電と、「ただちに影響はない」と言った国に責任があるのだが、怒りはそちらに向かって行かない。
▼昨晩午後9時頃からヘリコプターがかなり低空で長時間にわたって飛行していた。あまりうるさいので警視庁にクレームの電話をしようと思ったくらいだ。そういうと家族は表に飛び出して行った。9時45分頃のNHKを見たら、その火災はわたしがかつて住んでいた高層公団住宅の一室で、お一人が亡くなったという。いまでもそこに住んでいる人に電話したら、火災そのものを知らなかった。低空飛行は消火のヘリコプターだったようだ。
▼きょうは討ち入りの日。7、8年ほど前になるが「忠臣蔵の史跡めぐり」というのをやったことがある。本所松坂町の吉良邸から築地の浅野邸跡から伝奏屋敷、田村町の浅野切腹の場所から泉岳寺まで徒歩と電車を使って歩いた。今はこの他の松の廊下跡をご案内できる。もしご希望の方がいらしたら、再び歩いても良いとおもう。
▼昨日から今朝にかけてNHKでは「福島第一原発は冷温停止」したので、政府はその後の対策を発表したと言っている。一方でストロンチウムに汚染された「水」を洩れ流し、セシウムで汚染された水が保管できなくなったので、再び海に放出すると言っているのに、この「冷温停止した」という根拠は何だろう。東電の当事者すら誰もメトルスルーした原子炉の中を覗いた人は誰一人いない。夕刊の情報では杉並区の芝生シートのセシウムは9万ベクレルだと発表された。さらに東電は空中に放出された放射能は自分のところの所有物ではないと開き直っている。
▼今朝のNHKラジオ「経済展望」で金子勝はもうこれだけの税金を原発災害に注ぎ込んでいるのだから、東電は国営になったと同じ事だ。それなのに、東電の責任を少しでも軽くして負担を軽くし「再生」しようとしている。たしかに、東電の債務問題は残る。2009年末で、社債発行高は5兆1,691億円、長期借入高11兆7,922億円、短期借入金は3,580億円など債務残高は7兆3,844億円になる。そして東電はいきなり破綻すれば、一部金融機関は多額の公的資金が必要とされるかもしれないという「脅し」す。
▼しかし、電力改革を避ければ避けるほど、国民負担は重くなり、社債のデフォルトの危険性はますます高まっていく。その点で賠償スキームの見直しと電力改革は避けられないと金子勝氏は指摘する。
▼NHK日曜日ETV特集で「シリーズ 大震災発掘」が放送されたが、福島の海岸沿いでボーリング調査をしていた研究者が暴力団とおぼしき人物から脅された話をしていた。原発建設前にはこのような脅しをする。事故が起きてからは国家権力と癒着して被災者に補償しないで、国民の財産を守れないようでは、もはや日本は独裁国家と同じだと、田中優氏は指摘していた。

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December 13, 2011

◇「家族の庭」を見る。

Kareha
(駅前歩道の枯れ葉)
▼想像通り、今週発売になった女性週刊誌には「可愛そうな真央ちゃん」の連発だ。日本の東日本のお母さん方はあれほど放射線のホットスポットに注目して独自調査をしたり、子どもを西日本に避難させている人もいるのに、それは一切無視して雅子さま、愛子さまや真央ちゃんの記事が毎号トップを飾っている。何と平和な美しい日本なのだろう。
▼そんな事はどうでもよい。昨日H2ロケットが種子島から打ち上げに成功した.NHKは一貫して「情報収集衛星」と言い続けている。説明によれば晴天の昼間ならば地上の1mのものまで認識できる光学式カメラを搭載しているが、今度は曇天や夜も監視できるレーダーの電子式カメラを搭載している。NHKや政府は「情報収集」と強調しているが、国際的に見ればこれは「スパイ衛星」と呼ばれる。戦車や軍艦が売れなくなったいま、三菱重工はこの方面に力を注いでいるらしい。
▼今朝のニュースによればこれで打ち上げ成功率はヨーロッパ並の95%になった。これで商業衛星として売り込みができる。しかし実際にはもっと重い重量がある衛星を打ち上げる必要があるので、ロケットの開発に力を入れる、という内容だった。衛星の打ち上げがコントロール出来れば、その技術はICBM(長距離弾道弾)に転用できる。つまり三菱やそれに関連する軍需産業マフィアは、もし原発がなくなっても放射能除洗技術で、さらにその先はミサイル技術で生きのびようと考えている。まさにマッチポンプとは、こいつらのことを言う。
◇「家族の庭」イギリス郊外に住む初老の夫婦トムとジェリー。夫は地質調査会社に勤め、妻は心理療法士として病院に勤務している。二人の息抜きは休日に市営農園に行って農作物の手入れをすることだ。そして手作りの料理とワインを飲むのを愉しみとしている。そして一人息子のジョーは弁護士として独り立ちをしており、結婚相手だけ探してくれれば問題ないと考えている。
▼ところがジェリーの勤める病院の同僚メアリーはバツイチでその後結婚相手は見つからない。ストレスで酒を浴びるように飲み、タバコを吸って気分を紛らしている。しかしそれでも気分が優れない時はジェリーの家を訪ねてその会話に参加している。今取りあえずの目標は知人が欲しかった赤い車を譲ってくれるというので、お金を払い込もうとしている。今まで地下鉄(イギリスはtubeと言っている)で通って来たが、今度から車となると酔っ払い運転になってしまうので気をつけなければならない。
▼だが買った車はポンコツで故障ばかりしている。さらにチンピラにタイヤ4本に穴を空けられてボコボコにされてしまう。ジェリーの家にはもう一人バツイチの太った男が訪ねてくるが、これもアルコール依存症である。メアリーはちょっと興味を持ったが、自分と同じアルコール依存症ではまずいと思って距離を置く。ところが親思いの息子ジョーがガールフレンドを連れて来るので、幼い時から彼を知っているメアリーは大きなショックを受ける。ガールフレンドは快活な若い女性であるのでなおさらだ。
▼孤独な暮らしをしているもう一人はロンドン郊外に住むトムの兄で妻を失ったという連絡があるので夫婦と息子は葬儀に出かける。家を出て行った一人息子には葬儀の連絡をしたが来ない。仕方なく葬儀をして火葬を終えると、息子は駆けつけ「なぜ俺が来るまで待っていなかった」と父親をなじる。「何年も連絡とれないお前を、何時までも待っていられない」とこたえる父親。トム夫妻は兄に「しばらく俺の家に来ないか」と車に載せて家に戻る。市民農園に行って、兄に留守を頼んでいるといきなりメアリーがやってくる。来たものは仕方ないがとジェリーは「事前に連絡してよ」と不機嫌になる。気まずい雰囲気が流れる夕食の食卓、メアリーは家族の暖かに触れ、自分の至らなさをひしひしと感じる。▼第83回アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネート作品。第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、地味だが面白い。今週金曜日で都内の公開は終わり。

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December 12, 2011

NHKSPL「震災遺児 1500人」を見る。

▼本日新聞休刊日。記者のみなさんにはたっぷり休養を取って良い記事を書いてもらいたいものだ。ところで昨晩のNHK震災遺児はご覧になっていただいただろうか?「坂の上の雲」はどうでもよいからこちらだけは見ていただきたい。震災遺児は1500余人、さらに両親を失った子どもは240人ほどいる。この日紹介されたのは10歳くらいの両親を失った海音(かのん)ちゃんという10歳くらいの少女。70歳の祖父母のところに引き取られたが、年金だけでは3人で暮らしていけないから遺児手当てや企業からの献金で孫を育てることになる。しかし自分たちが一体いつまで生きていけるか先行きが見えない。海音ちゃんは地震や津波を連想するものを拒否している。
▼だがあるとき先生の指導で作文を書かせるのだが、それがとても10歳の少女が書いたとは思えないものだった。記憶を頼りにして再現すると、「わたしはかけっこで、もうダメだとおもいました。そのときお母さんの声が聞こえてきて「海音がんばるんだよ」と言った。わたしはそのとき走らなければと思った。次に妹のおねえちゃんがんばれという声が聞こえてきた。これからはみんなの分もいきなければならないと思った」。それまで津波の事も両親や妹の事も一切しゃべらなかった。とにかくガマンすることが良いと思っていたようだが、これをきっかけに自分のことが表現できるようになって良かった、というのが欄外に書かれた先生のコメントだった。祖父母は自分たちがいつまで身体が動いて生きていくことができるか一番心配だ。せめて孫の花嫁姿を見るまで生きたい物だと語っていた。NHKスペシャル「震災遺児 1500人」は、12月15日(木)の午前0時15分~1時04分(14日深夜)にNHK総合で再放映される。
▼東日本大震災については日本テレビ系で日曜深夜2時から連続してNNNドキュメント11が放送されている。震災遺児のトラウマは先週に放送されていた。
▼さて「愛川欣也パックイン・ジャーナル」最初に明治乳業の粉ミルクに含まれていたセシウム問題がトップだった。コメントは先週スタジオに来ていた食品政策センタービジョン21の安田節子さんが電話で出演していた。セシウムが30マイクロシーベルトと言うが国際基準は1・7ミリシーベルトなのにこの基準と比べても高い。さらに生乳は暫定基準として200マイクロシーベルトになっているが、これをいつまでも放置しているのは大問題だ、という意見だった。
▼この日のゲストは田中優さんで電力会社という呼称は、まやかしである。東電は日本の電力の3分の1をまかなっており、実は世界一の電力会社で、欧米ではこういうのは電力マフィアと呼んでいる。現実にトヨタの年間の広告費は500億円くらいで、東電はその倍となっており、様々なメディアに影響力を及ぼしている。
▼この日は「愛川欣也パックイン・ジャーナル」の700回記念で、わたしは外れてしまったが、交通費は時前でスタジオ全面に20人、裏の方に50人くらい写っていた。参加者からの質問で「週刊現代に3月で、愛川欣也パックイン・ジャーナルが亡くなってしまうというのは本当か?」というのがあった。朝日ニュースターは朝日新聞に売却されてしまったので、愛川たちにも4月からどうなるか分からない。ただこの番組は出演者だけでなりたっているわけではないので、見ている人達が声をあげてくれれば、存続する可能性もゼロではないと山田厚史氏は指摘していた。

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December 11, 2011

真央ちゃんより可愛そうな子どもが1500人もいる。

▼京橋のテアトル銀座で映画を見るためにで電車に乗ると、中年のご婦人が「真央ちゃんお母さんの死に目にあえなかったんだって、可愛そうに」という会話が耳に飛び込んでくる。とくに日本のメディアのスポーツ新聞やTVは、真央ちゃん一色にそまっている。とまれ可愛そうなの子どもたちはまだたくさんいる。例えば被災地で親を亡くした子どもは1500人もいるが、この子どもたちの事を考えた事はあるだろうか?真央の報道でこういう被災地の話が吹っ飛んでしまう。この震災孤児たちの問題はNHKで今晩午後9時15分から放送される。
▼昨日京橋に行ったのは「サラの瞳」というナチス占領下のフランスの映画を見るためだった。ところが来週公開なのをうっかり勘違いしてしまった。劇場の窓口でもう引っこみはつかないので、上映していたイギリス映画「家族の庭」というのを見て来た。それなりに良い映画だった。わたしは切ったり貼ったりという血が流れたり、するミステリーや戦争映画は嫌いである。だからアメリカのそういう映画を見るときは、常にバッグに入れている耳栓を使っている。ハリウッド映画は大音響がおどろおどろしさを増幅する。
▼前に一度書いたが、アメリカやヨーロッパでは反ナチス映画が今なお年に何本も公開される。実はこのことにわたしは食傷気味である。それはハリウッドがユダヤ資本だから、それがテーマなら作りやすいという事もある。わたしの意見では、「アンネの日記」にまさる映画はないと思う。つまりアンネの家族が屋根裏で心理的に追いつめられ、疑心暗鬼になっていく部分だ。そのご沢山の反ナチス映画が作られているが、ナチスの残虐さと、酷い目にあわされたユダヤ人以上の、描き方はでていないように思う。
▼だから今、不況を契機に欧米で復活しつつあるネオナチが、外国人労働者の排斥している行動を摘発することに繋がらない。それどころか米英を中心とする国が、アフガンやイラクそれにアフリカ諸国にたいして反テロリズムと称して、国家テロを合理化しているのを見過ごしている。
▼そして昨日の続きになるが、日本ではどうして真剣に戦争責任を追及したり、アジアでナチスと同様な事をやってきた歴史に目をふさぎ、日本人が戦争被災者だった面だけ強調されるのか不思議だ。映画の世界でも同様なものしか作られていない。それを真正面からとらえて作られたのは「人間の条件」と「戦争と人間」くらいしかない。近々公開される半藤一利の「山本五十六」は原作本を読んだが映画を見るつもりは毛頭ない。山本は真珠湾攻撃作戦を作り、実行した最高責任者である。もし生き長らえていればA級戦犯で死刑になった人物であることは間違いない。彼は真珠湾で先制攻撃をすれば、アメリカとの交渉で有利になると判断したに過ぎない。
▼昨晩は、とある集まりがあり帰宅したのは午前零時を過ぎてしまった。わたしは普通遅くとも午後11時には就寝してしまうので、翌朝はかなりこたえる。映画の話は明日に書く。
▼朝日新聞で唯一まともな企画は3面の「プロメテウスの罠」という震災と放射能汚染に関する連載だ。かなり突っ込んだ取材をしてあって読ませる。ところがあるブログがこれを転載して、朝日新聞から「削除要請」が出たという。わたしが知る限り7件ほどあったという。それは取材というものがどれほど時間を使って書いているのか、知らない人が引用するからだ。新聞や雑誌にしても買った本人が一人で、あるいは家族で回し読みするのは許される。しかし勝手な転載は著作権法で許されていない。

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December 10, 2011

加藤洋子「真珠湾が教えるもの」(8日の朝日)を読む。

▼検索用語を解析していると、ここでご紹介した新聞記事や雑誌の原文を探していらっしゃる方がいる。他のブログでは全文が引用記事でなりたっている物もある。しかし日本の場合著作権というものがあり、引用する場合も記事は出典と行数が10行迄などと決められている。小説はすべて不可である。昨日の場合天野祐吉さんの記事を検索して来た方がいた。これは朝日のネット版を見ると分かるが、記事本文を見るには有料で登録しない徒読めない仕組みになっている。必要な方はばら売りの新聞を買うか、図書館まで足を運んでいただきたい。それにタダのモノは決して身につかない。
▼昨日のブログでは説明が不足していた、日米開戦での東大教授加藤洋子さん立場をことを補足する。昨日はNHKで対談していた学者(もどき)の人達の立場を批判したつもりだ。加藤は8日の朝日で「真珠湾が教えるもの」という1面全部を使った対談をしている。そこでは「米国が日本を挑発し、開戦に追い込んだ」という歴史修正主義者たちを明確に批判している。当時のアメリカは圧力を加えれば、日本は8割方屈服すると判断していたので交渉では強硬に出た。ところが日本の東郷重徳外相は日米交渉が成功する確率は1割だと考えていた。
▼しかし当時アメリカが想像していたより、石油の備蓄やカネはあちこちに隠匿してあった。日米とも専門家が無謬性の神話にとらわれ、外部の批判を許さなかった。軍部は日露戦争の戦勝を神話化し、自国軍の能力を客観視する目や、欠陥を指摘する人々を排除していった。これは原発も安全神話ゆえに、最悪の場合を想定しなかったのと同じだ。
▼真珠湾は日中戦争と違い、緒戦で戦艦を10隻沈めたことで、国民は開戦を明るく受け止めた。そのため不平等条約から脱出できたという、力のリアリズムとしてプラスに受け止められた.屈辱を強いられてきた日本が武力によって国際環境を自国に有利に切りひらくことができると錯覚させてしまった。ここに問題がある。原理的な対立起きたとき、どこまで退却しうるか、具体的な歴史イメージを持つことが必要だ。この「もっていない」という部分が今の日本に酷似していて危険だと思う。これが加藤の論点であった。
▼この点に関していうと、わたしも竹島問題や北部方面隊を南の島の上陸専用部隊に組織替えするというのは、場当たり的な方針だと思う。前者で言えば後手後手で、何も話合いをしていない。後者で言えば中国を「敵」とすることで、国民の軍備を拡大することにイエスという世論を作ろうという狙いが見え見えだからだ。

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December 09, 2011

12・8にまともな番組は少なかった。

▼苦労して書き上げて編集長に送った原稿が「らしくない」と言われて少々手を入れた。メモとICレコダーに頼りすぎてしまったのかなと反省する。わたしは相手の発言を一言も逃さないようにと、メモをとっている時にそういう傾向が出る。年内に執筆予定である次の2本は気をつけて書こう。
▼まず昨日の朝日夕刊の左トップ記事から。「汚染処理水海へ放出計画/東電保管場所足りず」という記事だ。大体東電という会社はNHKのドキュメンタリーすら見ていないのだろうか?漁業関係者が仕事を失っていることを知らないのか。先日取材で行った千葉県館山でも、今年は海水浴客が激減してしまったと言っていた。つまり地方から見れば福島も千葉も一緒なのだろうという。茨城の海岸はもっと激減している。将来何かの放射能による障害がでた場合、海水浴との因果関係が証明されないと、補償を受けられないという事も十分考えられる。それに○月○日、何時間も泳いでいたという証明も必要になる。
▼記事によれば全漁連の会長「安易な海への放水は容認できない」と強く抗議している。これは漁業関係者全てに深刻な影響を与える。先日のNHKでも茨城の漁民が「山や陸で除洗されても、その水は海に流れてさらに汚染度が高まる」と言っていた。放射能はプランクトンから、次第に大きな魚へと食物連鎖で濃縮されていく。茨城は普通これからの季節はアンコウ鍋がシーズンとなるが、さっぱり客が来ないという。さらに汚染された海水は世界中を巡るので、やがて地球上の魚は口にできなくなる。
▼そして今朝の「はがき通信」で先日放送された「坂の上の雲」を見た80歳の男性が「旅順攻撃、203高地と続く内容に心ひかれています」と書いている。うーむノーテンキというか、何も考えないで司馬遼太郎の小説とそれを脚色したNHKの放送を何も疑う事なく見ている人が多いことよ。
▼昨日は12月8日なので太平洋戦争開始に関する特番が多かった。BS歴史館 「真珠湾への7日間~日米開戦・外交官たちの苦闘と誤算~」を見たら、小谷賢,加藤陽子,榊原英資らが出席して戯けた話をしていたので10分で切った。それに輪を掛けてバ○な話をする司会の渡辺真里。もっとまともな歴史家を出せばいいのに。時々この番組を見るのだがゲストはかなり怪しい連中が多い。いつぞやケネディ暗殺事件を推理した。ゲストの一人『英語でしゃべらナイト』のレギュラーもやっているパックンは、「やっぱりオズワルドが犯人じゃないですか」と結論付けた。その瞬間、ハーバードを出ていてこんな事しか言えないこいつは、きっとCIAに違いないと思った。それに引き続いて「戦争証言スペシャル/運命の22日間」は過去4年間に「兵士達の戦争」を再編集したものだったが、見ていて気が重くなり息苦しくなったのでこれも15分で見るのを止めた。
▼昨日朝マンションのトラブルがあって管理会社から話合いに立ち会ってくれと呼び出された。最上階に住む人が、引っ越しに先立ち、植木の土を水道水で流したのだ。当然の事ながら雨水の配管は細いから詰まって、1階のフロアの人はベランダは土砂災害のようになってしまった。その責任の所在を巡って仲裁するのだが、これに半日潰れてしまった。やるべきことは山ほど積みのこしになってしまった。

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December 08, 2011

「想像力の再生」とは何かを考える。

▼朝日7日の朝刊に、天野祐吉の「CM天気図」という連載がある。この日は「想像力の再生」というテーマだった。わたしも最近のTVCMでジャン・レノが出演していて驚いたが、天野も驚いたと書いている。つまりドラえもんの世界で登場する「どこでもドア」、「タケコプター」、「ほんやくコンニャク」はいずれも現実のものとなりつつある。パソコンやスマートフォンがそれだ。しかし便利な物を手に入れたからと言って、自分たちの生活が豊かになったかというと、便利になればなるほど生活はパサパサになり、カサカサになってしまった。ぼくらに欠けているのは想像力だ。想像力を広げるために手に入れたはずの道具で、逆に想像力貧乏になってしまった。
▼先日Yahoo!のソシアルニュースというコーナーを見ていたら、スマートフォンに対する苦情がトップに来ていた。契約料金が高い、契約解除できない、通話がすぐ切れるさらに電池がもたないという苦情が多い様だ。そのコーナーの結論としてパソコンに電話がついた物と考えれば良い。決して電話にパソコンが付いたと考えてはならない、というものだった。とにかく「便利さ」だけで売っているスマートフォンだが、通話料金が今までの電話の倍になってしまったという物もある。よく考えてみれば、スマホは新しいプロバイダーと契約したようなものだ。しかもかなり昔の値段で。
▼最近車を運転しながらipad、スマホを操作している人を見た。これはかなり危ないなと、と思う。昨日は夕方パンを買いに出たが、買ってから前の人が狭い店のなかて中々動こうとしない。ちょっと見ると店の中でスマホを使って何か検索をしているのだ。こういう事は外に出てからやってほしい。
▼それにPCやスマホなどネットの上位に来る店が美味しい店かというと違う。これは運営している会社に「上位に来るよう」カネを払っているのだ。二ヶ月ほど前に笹野孝史が岩手の盛岡を旅していた。彼は新し物好きということで、いち早くipadを買って持参していた。そこでわんこそばを食べようとネット検索をする。そして一位に来た店に行くのだ。立派な作りの店だったが、ネットの一位だから、まずいはずはないと思って食べたのだろう。こういうのが天野が言う「想像力に欠けた」生活というのだと思う。食べものや宿舎のネット情報ほど当てにならないものはない。
▼メルマガでご紹介した「100個…」の中で著者がキンドルを買おうと思ったと書いている。しかしアマゾンの電子本(ネットで売っているものとは違う)のリストに、自分の読みたい本が入っていなかったので、買わなかったと書いていた。文庫本はズボンのポケットに丸めて入れて、満員電車の中で片手で読めるが、キンドルはそうはいかない。
▼昨晩テレビ東京で「いいたび夢気分」が放送され、ひと月前に高尾山でロケしていた風景が流れていた。松本伊代というのは正しかったが、相手は荻野目ではなく橋本志穂だった。松本は息子が、自分がデビューした時と同じ16歳で中々言うことを聞かないと、こぼしていた。「親になり、初めてわかる、子の気持ち」詠み人知らず。
原発御用大賞「この3人は許せません」(レイバーネット)

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December 07, 2011

◇「クリスマスその夜に」(その2)

▼録画したTVがたくさんたまってしまい、それを見るのに時間がとられる。わたしもみなさんと同じく、1日の持ち時間は24時間しなかいので、夜は本を読むか、録画を見るかの二者択一になる。「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でいうと先週は遺伝子組み替え植物(食品)にかんしてかなり時間を割いた。ゲストとして出席した専門家は、今や遺伝子組み替えの分野でも、原発と同じ国家と企業が一体となった利権構造が出来上がってしまっている、という事だった。レギュラーの一人が「豆腐の大豆は?」と聞くと、「全てが遺伝子操作されたものを食べさせられています」という事だった。
▼昨晩は「ニュースにだまされるな!」にたどり着いた。今回は金融資本主義についてかなり専門的な論議がされた。わたしはこの分野にまったく暗い。司会の中村うさぎも今回は手持ち無沙汰だった。メルマガでも書いたが要するに、企業の格付けには一定の基準がある。しかし国のレベルを格付けするには明確な基準がない。それで「危ない国」と格付けされると、余計に危機を煽る結果になる。これをやめさせること。それと今までドルが中心でアメリカがルールを作っては、一方的に破って来た。しかしこれに代わる新しいルールを作らねばならない。日本が危機に陥らないかという質問に、絶対ならないとは言えない。しかし幸か不幸かバスに乗り遅れたために、金融中心の国にならなかったので、リスクは低い、という事だった。
▼上記番組は31日には放送枠が広がるので、見るのはかなり労力が必要だ。原稿だが、ほぼ丸一日かかった。というのは克明なメモを取ったので3000字は1時間もあれば書ける。しかし少し前ちょっとトラブルがあったので、書き上げてからICレコーダーでインタビューの内容をチェックをした。そのためフルに一日かかった、という訳だ。
◇「クリスマスその夜に」(その2)H&KのG3の引き金を引いた瞬間、場面は一気に転換する。現在のスウェーデンのクリスマスの夜を楽しく過ごそうとする6つの家庭の夜が紹介される。父親がサンタに化けてプレゼントを持って来るのを楽しみにしている家庭。愛人と激しい夜を過ごした男性は「奥さんと別れてくれる約束はどうなったの?」と詰め寄られる。さらに恋人と別れて診療に出かけようとする医師がいる。「いつもクリスマスの夜は一人にさせるのね?」と聞かれ、「クリスマスの夜の仕事はお金になるんだ」という医師。
▼出かけようとすると携帯が鳴る。「ああ指定の場所まで行けば迎えに出てくれるのですね」と行って車で出かける。場所に着くと一人の男が「先生待っていました」と乗り込んで来るが、いきなりナイフを突きつけ「妻が苦しんでいるから来てくれ」という。「分かった分かった行くからナイフをしまってくれ」と医師。案内にそって車が行くと、小さな小屋でで妻が苦しんでいる。どうやら出産が迫っているようだ。「お湯を沸かしてタオルを用意して」というがそんな物は一切ない。「まあいい。手を洗う物を用意して」という。
▼だが言葉が中々通じない。「君たちはどこから来たの?」というと「コソボ」だという。国に帰れないのか?というと妻と夫はセルビアとアルバニア人で宗教も違う。もしいま国に帰ったら双方とも親や親戚から殺されてしまう。だからフィンランドまで逃げようとここまでやってきた。ところが車が壊れてしまって動けなくなってしまった。さらに妻は身重で動きが取れない。医師はすべて了承して妻の出産を手伝う。
▼このあと場面はいくつかの家族の逸話に入るがそれは省略する。難産の末赤ちゃんの産声が響き渡る。「ああ良かった」と夫。「とても嬉しいわ」と妻。さらに「あの時引き金を引かなくて本当によかったわ」とも言う。そうあのときのスナイパーは彼女だったのだ。息子と母親に標準を当てたが引き金を引かなくて良かったと、母親になった瞬間に実感しているのだ。医師は手当てを終え、「ハサミはあるか?ちゃんとへその緒を切るんだ」よとと夫に念を押す。そして自分が乗ってきた車のキーを渡し、「これを使ってフィンランドまで逃げてくれ.キーを送り返してくれればいずれ引き取りに行くから、とドアを開き雪の積もった道を歩き出す。そして恋人に電話をして、「すぐに結婚して赤ちゃんを作り、来年のクリスマスは3人で過ごそう」と話しかけるのだった。

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December 06, 2011

◇「クリスマスその夜に」を見る(その1)

Kago3
(左、持ち去られた後、右取り戻して固定した)
▼時間に追われる仕事はもうやりたくはない。だが年内に3本長いのを書かねばならない。編集会議であらかじめ決められたものはよい。しかしいきなり「書けないから代わって」と言われたものは、結構ストレスになる。入院するような病気になったときは仕方ないが、それ以外はちゃんと責任を果たしてもらいたいものだ。こっちも決して楽して書いている訳ではない。1本約3000字を書き終える半日くらいぐったりするむほど疲れ切ってしまう。今後はバーター取引以外止めよう。土曜日夜の校正はかなり手間取った。読んでいると書き手が取材に難儀している様子が伝わって来る。後で聞いたら「やはり分かりますか?」と言っていた。
▼土曜日昼頃ベランダにある写真のプランターというか、シュロで出来た植木鉢がカラスによって持ち去られた。カラスが持ち去った先は、10mほど離れた隣の会社の研究棟のベランダである。(左写真)カラスは巣でも作ろうとでも思ったのだろうか?持ち去ってベランダに置いた瞬間、勝ち誇ったようにカアカアと鳴いていた。しかしその後2日放置されていた。営巣のためならカラスにカンパしても良いと思ったがその様子もない。月曜日の朝となりの会社の担当者にメールと位置を写した写真を添付して送り、(右写真)取り戻してもらった。するとお歳暮代わりに同社の製品をどっさりいただいて恐縮してしまった。担当者曰く「この鬘のような物は何ですか?」と聞かれる。逆にして見ればたしかに鬘に見える。
▼昨日の放射能汚染と米農家についてNHKのリンクはかなり手抜きなので補足する。大玉村の米農家は鈴木博之さんで、自作の他に農地を借りてかなり大規模に米を作っており、低農薬の米として消費者と直接取引をしていた。ところが原発事故以来独自に放射能調査をしているにもかかわらず、注文は3分の1に減ってしまった。村役場に「被災証明書」を出して欲しいと頼むと法律には「放射能汚染」は除外されているから、県に頼め。県は市町村に対して指導はできない。次は内閣府に、最終的には原子力保安院に頼めとたらい回しにされる。鈴木さんは4月25日に内閣府まで出かけている。結局どもの「放射能を土壌汚染物質とする証明書は前例がない」と交付を拒否されるのだ。最終的に東京地検に告発するが、それも却下される。という部分が昨日ご紹介したNHKのリンクの説明で欠落していた。
◇「クリスマスその夜に」コソボ紛争真っ最中のサラエボの街。一軒の家ではこれからクリスマスの準備が整って夕食をはじめようとしていた。母親と娘に小さい男の子の家だ。さあ食べようとしたところ長男の姿が見つからない。長女に「探して来るから」と出かける母親。息子は廃墟となった教会にたたずんでいた。だが外の高い建物からはドイツ製G3を持ったスナイパーが母親と男の子に標準を当て、いま引き金を引こうと狙いを定めていた。母親が息子を見つけた瞬間、銃の発射音が響き渡る。(明日に続く予定)

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December 05, 2011

NHKドラマ「坂の上の雲」と聖徳記念絵画館の絵

Kaigakan
(聖徳記念絵画館の外観)
▼昨日NHKの「坂の上の雲」というドラマを初めて見た。いや3年前から放送されている事は知っていたが、見る気にならなかったというのが実相だ。しかしよくもこんなドラマを大金を使って作るものだと呆れてしまう。日清戦争にしても日露戦争にしても、朝鮮と中国、そして当時のロシアに対する侵略戦争という視点がまったく欠如している。そしてここで勝たねば欧米から見離されてしまう、というものだ。セットもそうだが俳優も「一流」どころを揃えている。これだけカネを使うのならば、なぜ「人間の条件」や「戦争と人間」のような庶民の視点にたったドラマが出来ないのだろう。
▼まず児玉源太郎を演じる高橋英樹の演技が臭すぎる。あとの俳優は適材適所であると思う。大ざっぱに言えば司馬遼太郎の原作に忠実に作られている。故に歴史のねじ曲げがある。たとえば昨晩放映された第3部の1話で言えば、旅順攻撃をしているときクロパトキンが戦略的な撤退をした。これを日本は「勝った」と報道したが、実態は日本軍の方が息きも絶え絶えだった、というこの表現は正しい。これをイギリスの通信社がロシアに有利だと書いたので高橋是清はロンドンで資金を集めるのに苦労したとある。
▼しかし当時のイギリスはロシアの南下政策はイギリスの利権を侵害するものだ、という立場だった。当時アフガンを支配していたのも同様な理由による。だからメディアとくにロイター通信をつかってロシアに不利な情報を流し続けていた。むしろその後バルチック艦隊の最後尾にイギリス艦をずっと配置して動向を察知し、港に停泊するたびにロイター通信はロシア艦隊の様子を、出来たばかりの無線通信を利用して逐一世界に発信していた。日本軍はそれを使ってロシア艦隊の様子を把握していたというのが正しい。
▼本日送信するメルマガに関連するが、そこでご紹介する「戦争文学/日清日露の戦争」という本ががある。先日3時間かかって読み終えたのだが、その口絵に画家鹿子木(かのこぎ)猛郎の「日露役奉天戦」という一枚がある。これは日露戦争で陸軍の指揮をとった大山巌(NHKドラマでは米倉斉加年)が馬に乗って奉天に入城する場面である。日時は旅順攻撃から半年くらいあとの明治38年3月10日のことだ。わたしはこの口絵を見て痺れてしまった。ぜひ原画を見たいと思った。調べると聖徳記念絵画館にあるという。早く言えば信濃町の絵画館だ。日比谷で「クリスマスその夜に」というノルウェイ映画を1本見てから絵画館に初めて入って見た。
▼入場協力券は500円である。受付で販売用に展示されている「絵ハガキ15番の絵はどこにありますか?」と聞くと「左に曲がって突き当たりの70番がそれです。」と教えて下さった。うーむ実物は迫力がある。絵画館はいわゆる「歴史教科書」を支持する人達が、狂喜乱舞しそうな絵が100枚余展示されている。鳥羽伏見の戦いあたりから、西郷と勝海舟の対談から、天皇の江戸城への移動、皇室行事から日清・日露戦争へと続いている。因みにこの絵を「奉納」したのは南満州鉄道株式会社とある。つまり絵画館に「奉納」された絵はすべて大企業などのスポンサー名が冠されている。それだけ日露戦争もまた経済界の利益と一致していたのだ。
▼もちろんこんな番組を見ていただけではない。NHKETVで夜10時からの「原発事故に立ち向かう米農家」は考えさせられた。国も自治体も何もしてくれないので、たった一人で東電に立ち向かう鈴木さんという米作農家の経営者の話だ。東京地検に告発状を提出するが、「具体的告発事項が書いてない」と突き返される。そして幟旗をもってたった一人で東電本社に抗議行動にいくのだ。

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December 04, 2011

物を増やさないためには買わないこと。

▼来週放送される「愛川欣也パックイン・ジャーナル」のスタジオ公開放送に応募したが、昨日「外れ」という連絡が来た。「外れ」などという手紙など、オカネがかかることをしていただかなくても良かった。本当は今週書くべき映画を見に行くつもりだったが、冷たい雨が降っていたので日和見を起こして、ずっと本を読んでいた。
▼TV番組も面白そうな番組がたくさんあったが、「愛川欣也パックイン・ジャーナル」と「ニュースにだまされるな!」を優先して録画したので、それ以外は再放送に期待してアウト。ただ民放の路線バスで四国一周だけは見た。わたしは四国の全県に足を踏み入れている。ただ愛媛県の西側だけには行っていない。大体四国の外周を路線バスだけで回ろうというのは無理過ぎる。わたしが9月に行った足摺岬も、彼ら3人は中村を最終バスに乗って現地に8時半に着いて真っ暗だった。その前の室戸岬も真っ暗で、観光ではなく回る事が目的だと言えばそれまでだが、可愛そうなくらいだった。結局最終点で琴平に行くバスはなくてジ・エンドとなってしまった。
▼かねてよりどうしたら持ち物を少なくすることができるか考えている。自分自身を考えると、雑誌の写真を見て「欲しい」という気持ちが高まるように思う。そして現在たどりついた方法とは、買いたいとか欲しいと思ったものは紙に書いて持ち歩くか、デスクに張っておく。そして本当に必要か?今持っているもので代用は出来ないか考える。それを1週間も続けると、不思議と必要でなくなる。
▼つまり雑誌やTVではくり返し、くり返し放送することで「必要」だ。「今持っているのは旧式すぎる」と思わせることにある。そしてスタイリッシュな写真を載せる。とくに着衣の場合、女性にはスタイルの良いモデルに着させることによって、あたかも自分が着ても格好が良くなる、と思わせる。
▼スペースを決めてそれ以上増やさない。代用できるものはそれを使う。台所の調理器具売り場に行くと、リンゴの芯抜きとか、数多の調理用具があってとても便利そうだ。しかし考えてみると道具が増えると、それを探し出すのにかなり手間が必要になる。たとえ大きなキッチンがあったとして、道具を一覧できるように並べても、そこまで移動するには動線が長くなって結局、非効率的になる。こうして考えて見ると、わたしの身の回りには結構無駄なものが多いことに気づく。
▼かくいうわたしも「愛川欣也パックイン・ジャーナル」の公開放送の20名に当選していたら、スーツを作ろうと思っていた事も事実だから、大きな顔をして他人の批判はできない。

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December 03, 2011

取材の往路で分厚い本を読み終える。

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(画面下の数値が被災地では日常なのだ。NHKで低い場所を選んで「安全」というのと大違い)
お魚スーパーマーケットランキング。(グリーンピースの調査)
▼前日より更に寒かった。5時に起床して、やるべき家事分担をしてからブログを書き上げて6時35分には家を出る。ああ何を書いているのか分からない方は、昨日のブログからお読みいただきたい。わたしのこのブログは連載「風」になっているので、前の日が理解出来ないと翌日に続かなくなる。最寄りのJR駅を7時ジャストに載れば取材現地に到着できる。しかし乗り換えにミスをすると、直通列車は1時間後なので、遅れて取材はできなくなってしまう。中継駅は7時45分の列車で、終点には9時52分についた。
▼ピンチヒッターの取材だが、行くからには最大限時間を活用しなければならない。分厚い600ページの本を読む絶好の機会だと思った。だから座席は進行方向に向かうのではなく、横向きを選んだ。これだと風景も見ないで、他の乗客に邪魔されず本を読む事ができる。しかも足を組むのも自由だ。しかし失敗したのは読書用のメガネを持ってくるのを忘れてしまった。幸い文字は結構大きかったので、終点までに読み終える。
▼駅では旧知のAさんが待っていてくれる筈だった。姿が見えないので携帯で呼び出すとすぐ見えた。Aさんは北海道名寄の出身であるが、事情で奥さまの生まれ故郷である、通年で暖かい土地に住み、長いあいだ高校の世界史の教師をなさっていた。しかしやりたいことが山ほどあったので、8年前に早期退職する。そしてNPO法人を立ち上げ、無給に近い状態で自然保護や、旧日本軍の戦跡保存運動に取り組んで来られた。足利時代にあった山城の遺跡を案内して下さったが、足が速い。わたしは3週間前の高尾山登山シンドロームで、まだ足の付け根の痛みが完全に治っていない。これで治りかけた痛みが復活してしまった。
▼雨が降って足もとは滑りやすいのにAさんはこともなげにスイスイと登っていらっしゃる。それで終始早口でお話して下さるので、メモなど一行もとれなかった。これで1500字も書けるかなと思ったが、後ほど取材用の資料をどっさり下さった。1時間半ほど歩き回ると寒いし、息が切れてくる。お茶でも飲みましょうと、とあるパン屋さんに入って昼なのにモーニングを注文する。Aさんに最初にお会いしたのは実は20年ほど前になる。そのとき仲介の労を取ってくださったのは、時々このブログに登場する星林さんなのである。Aさんにそのことをお話すると、次第に記憶を取り戻してくださった。「星林さんってもしかして従軍慰安婦(日本政府の朝鮮人従軍慰安婦に対する戦後補償)」の事をしていた方ではありませんか?」と。
▼そうなのだ。さっそく星林氏を携帯で呼び出して直接お話してもらう。お互い「やあやあ」ということになった。取材というのは名刺で自分を紹介しても仕方ない。最初に出会った3分から5分で、自分の人間性を相手に知ってもらえることが決定的である。つまりこいつは信頼できる奴かどうかと思ってもらえるかだ。取材した内容は新聞記事になるので、12月末に身元が明らかになっている方にはPDFファイルでお送りできる。
▼読み終わった分厚い本を持ちかえるのは重かった。

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December 02, 2011

「Nスペ原発"安全"神話の崩壊」を見る。

Otiba
(近くの公園で咲いていた花と落ち葉)
▼いやー、12月に入ったとたんに寒くて震えました。天気予報は朝から雨ということだったので、出かけるとき着衣はどうするか迷いました。ずぶ濡れになって震えるよりも、多少寒くても濡れないレインスーツにして出かけたのです。4時間ほど外を歩いた訳ですが、雨傘は持って行きましたが、開くことはありませんでした。これならば敢えて防寒着だけで済んだのです。問題は本日取材に行く岬の突端にある海岸地域です。外に立っているのは2時間ですからもう防寒対策を優先したことは言うまでもありません。あとは1人なので退屈しないようにウォークマンと分厚い本を1冊持参しました。なにせ往復7時間の旅ですから…。ホーチミン市が6時間ですから、カンボジアのシムリアップに行くくらいの時間に相当します。
▼NHKラジオ29日朝「ビジネス展望」のゲストは金子勝氏で「年金問題」が中心でした。それは一月前の「ニュースにだまされるな!」での話と基本的に同一です。若い世代が「どうせ貰えないから」と年金分を払わないと、彼らが失業して仕事がなかったり、年老いたときに国はセーフティネットとしての生活保護費で面倒みなければならなくなる。そうなると国の財政は破綻してしまうので、彼らが年金を払えるような仕事と雇用の創出をかんがえていかないと大変な事になるという内容でした。
▼またひと月前のTVにも出演していた政府税調にも入っている東大の大沢真里教授の発言を引用して「若者の雇用を増やす事」の大切さを重視した発言をしていた。放送の内容は1週間遅れになるが、来週になるとこちらで、ポッドキャストを使って聞くことができる。
▼NHK1chで日曜日午後10時から放送された、「Nスペ原発"安全"神話の崩壊」は昨日来ご紹介したETVとダブってしまって録画できなかったが、30日深夜再放送されたので録画して見た。結局のところ、日本は産業を発展させるためのエネルギーとして原子力を選んだ。戦争と同じで一度国が舵を切ってしまうと、「反対」の声は出せなくなってしまう。モデルはアメリカにしかないので、アメリカのマニュアルを日本語化する。米国のマニュアルでは原発の立地点は人口密集地でないことが望ましい」と書かれている。しかし日本は原発を冷やすところは海に近くなければならないが、人口密集地しかない。どういう方針をとるかと言えばアメリカと比べてモーターが故障する確率は低い。ここが数字のマジックでアメリカのモーターよりも性能が良い。それで電源喪失は1000分の1だ。モーターを2基設置したから100万分の1だと勝手に結論する。
▼大津波にしても08年に福島に高さ10m以上の津波が来る可能性があると、計算される。内部でその数字はひたすら伏せられて、現地福島第一原発の関係者に知らされたのは地震と津波が来る4日前の3月7日の事だった。(続く、かも知れない。)
▼昨日と同じ宝くじメールが来て「まだ連絡が来ない」と書いてあった。ドコモに迷惑メールとして通知し、着信拒否設定にした。
▼朝日朝刊のトップにスーチさんとクリントンが握手している写真が掲載されている。クリントンはエリが付いている民族服だからアオザイだと思う。アメリカのベトナム人コミュニティで仕立てて持参したのだろうか?「人権、人権」と言っているがその実態は経済問題であることをこの写真は示している。詳しくは明日。では取材に行ってきます。

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December 01, 2011

NHKETV特集「海のホットスポット(その2)」

Gamen
(「宝くじ当選」の携帯画面)
▼検索用語は「落合」さんから午後になって「年金たまご」に変わった。これは町内に同社の事務所があった事を書いた事があったためだ。昼頃だったが、携帯メールに「今月懸賞宝くじで300万円当たったから手続きのため下記にアクセスせよ」という連絡がはいった。わたしは携帯メールのアドレスは親しい友人にだけお教えしてありますが、公表していません。もちろんクイズなども応募していない。連絡してあるのはSuicaの会社とリモートメールの2社だけで、どうしてこういう情報が漏れるのか不思議です。何よりもわたしは宝くじは買っていない。それに今月の年末ジャンボの発表は12月31日なので、明らかな詐欺と分かる。
▼今朝のラジオでは62歳の主婦が、息子が4千万円をバスの中でなくしたので、2千万円用意してくれと電話があった。代わりの人が来て2千万円わたし、その後息子に連絡したら詐欺だと分かったというニュースがありました。なぜ事前に息子さんに連絡を取らなかったのか不思議です。
▼幼い頃実家では「読売新聞」を購読していた。あの新聞の「人生相談」だけは面白いのです。これはネットでも読む事ができます。数日前に40歳の女性が、一念発起して数千万円貯めた。しかしふと考えると自分が何を目標に生きて来たのか分からなくなってしまった。という相談がありました。オカネはあれば困らないが、貯めることだけが目標になると人生はつまらないものになってしまうのでしょう。
▼幼い頃に読んだ「読売新聞」や「家の光」という雑誌の人生相談で漢字の勉強をしました。とくに男女関係の相談では「関係」とか「浮気」という文字があって、胸を躍らせました。後者の文字が読めるようになったのは中学生の後半だったと記憶しています。
▼デスクのペン立てにあるハサミが切れなくなってきました。半年ほど前から台所にある包丁のシャープナーで研ぎましたが、ますます切れなくなってきました。数日前にネットで見ると「ハサミの研ぎ方」というページがあり、わたしは間違って裏を研いでいたことが分かりました。試してみたらハサミの切っ先から奥までスイスイと切れる様になりました。これでハサミは買わずに済みました。
▼NHKETV特集「海のホットスポット(その2)」今朝また福島第一原発はメルトスルーして最下部のコンクリートを突き破ってしまった可能性があると報道している。そして東電は原発事故で世界で類をみない難作業に挑戦することになるとも。そんな事は4月から指摘されているし、冷却した水が炉内に溜まらないという状況と海水汚染を見れば分かる。事故直後あの西山が「放射能は海水で希釈されるので問題はない」と言い。枝野は例によって「ただちに影響はない」とくり返していた。
▼番組では、事故直後から地表の放射線測定をしてきた第一人者の岡野眞治博士が自ら調査船に乗って、独自に開発したカメラ付き測定器を使って放射性セシウムが沿岸部の海底に多量に沈殿している実態が明らかにする。さらに長尾誠也金沢大教授と田中潔東大准教授の共同研究で、海のホットスポット汚染が福島から茨城沿岸部へ移動するメカニズムを明らかにする。
▼最近の調査では茨城県沖と銚子沖がかなり汚染されている事が分かってくる。前者は山が除洗されていないため、その汚染水が川を通じて海に流れ込む。後者は昨日書いた海流の影響である。一番困っているのは漁業関係者で、地震によって湾や海に流れ込んだ大型の家や車などの廃棄物を引き揚げる作業は終わったが、海が汚染されていては漁ができない。そのため操業自粛を続けざるをえなくなっている。もう、から元気を出して「食べて応援」などと言っている時ではなくなっている。そのうち身体もストロンチウム汚染されて、遺体を火葬する前にボディカウンターにかけられる。汚染が激しくて焼却できないものは土葬に回される日がやってくる。モーツアルトの最後みたいに、集団墓地の穴に放り込まれ石灰を振りかけられてお終い。ついでに言うと12月5日はモーツアルトの命日だ。ああ、頭のなかをレクイエム ニ短調 K. 626が駆け巡る。
▼明日は朝6時半に家を出て往復7時間かけて移動し、現地で2時間の取材に出かける。

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