モノが売れないホントの理由
(昨日の弁当の蓋を外したところ)
▼隣の駅ビルの家電量販店に注文しておいた加湿器のフィルターを引き取りに行く。不織布をクロスさせた簡単なもので、水垢を吸い込んでためる仕組みになっている。これで367円だ。1年で壊れてしまうので、来年はラシャ紙か何かで作ろうかと思う。ついでに掃除機の掃除機のゴミ収集パック。これもかなり種類がある。何とか各社で統一できないものかと思う。
▼かつてワープロが普及しはじめた頃、メーカーはシェアを広げようとしてFDもすべて規格が違っていた。A社のものはB社では使えないという事が平然と行われていた。しかしそのワープロは滅びてしまった。各社のFDを変換するソフトを発売していたAハウスという会社もすき間産業として一時期売れていたが、いまはどうなったのだろう。日本のメーカーは目先のシェア拡大だけを目的にしていて、最後は黒船の襲来で落城していく。S社の情報端末はその逆手を行って「ガラパゴス」という名称を付けて売ろうとしたが、やはり延びなかった。
▼あの阪神淡路大震災の時も、汗水ながして働いて購入したものや蓄積したものが、地震で一瞬のうちに消え去った。この現実を突きつけられた人々は、わたしも含めて購買意欲は消えてしまった。今回の東日本大震災も同様だと思う。わたしはお金がないという事もあるが、何か買おうという気持ちは消えてしまった。例えばTVなどを録画してDVDに保存しても、それを再度見直す機会はまずない。もっている事で満足してしまうのだ。だがコレクションは人に見せびらかすことがもくてきならともかく、使わないと意味はない。
▼カメラもコレクションして夜中に眺めて満足しているタイプと、そとに持ち出して自慢するタイプがある。この1年持ち物を減らす工夫と努力をしてきた。きょうもまた本棚の本が減って空間が広がって行くのを愉しみにしている。
▼昨日のブログで書いた「ワルキューレ」は今年他の指揮者の演奏と演出を見た。しかしそれは解釈を近代化しすぎて何かピンと来なかった。しかしミラノのバレンボイムは、ワグナーの正統派を引き継いでいてとても分かりやすかった。つまり30日夜に全4時間分を見終えた。おかげさまで21万2千アクセスで今年を終える事ができました。つたないブログに毎日アクセスして下さったみなさん、本当にありがとうございました。わたし?31日もパソコンに向かってシコシコ仕事に励んでいます。
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