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January 03, 2012

情報機器だけを新しくしても信頼関係はできない。

Burinabe
(新春の特別メニュー「ぶり鍋定食」)
▼親戚一同の新年会があって昼飯を食べるために、新潟県のアンテナショップへいく。一階では振る舞い酒のサービスが行われており、この日は「八海山」を飲ませてくれた。おまけにそれが出来上がるまでを紹介するDVDを無料で配布していた。地下の食堂ではぶり鍋定食が元旦から3日までの特別メニューで提供されていた。ただメニューの写真が素人写真でとても美味しそうには見えなかった。
▼金子勝の「ニュースにだまされるな!」の12月31日最新版で、通信情報機器は発達したが、使いこなせていないと、津田大介氏とか佐野眞一氏が触れている。大震災の時どこで何が不足しているか把握して、それをさばく人や場所つまり機関がない。
▼たとえばある地点で「○○が不足している」とネットに書く、すると情報を書き込んだ日時が分からないまま情報が流れ、届けると書いた情報だけ残り、書いた人は別の場所に移動させられてしまうので、「ガセネタ」として処理される。阪神淡路の時ならば、紙に書かれていた情報は物資が届けられると「×」をつけて消して行ったからそれほどの混乱はなかった。あのときとは情報伝達手段だけは進んでいるが、震災地域があまりにも広範囲で誰がチェックするかという支援体制も不十分になってしまった。
▼さらに災害掲示板としての安否情報はNHK、NTT、それにドコモと3つも存在してそれぞれに別の情報が掲載されて混乱していた。佐野氏は今回の震災で医療機関だけは情報を蓄積して、運び込まれた人の状態を一瞬で把握して助けられる人なのか、もう手を付けてもダメなのか判断できるようになった。だから無駄な資源を使わず、助けられる人に力を注げるようになったと言っていた。
▼物資情報や援助が必要な場所に関して、津田氏は情報を一元化して管理する部署があればボランティア団体などが混乱することは避けられたと指摘する。震災直後の報道を思い出しても、水害で土手に避難していたお年よりが呼吸困難になっていく。側にいたひとたちは一斉に携帯を使って救急に連絡しようとするが電話が通じない。という場面が多々あった。携帯は無線機ではないから中継機が水を被って呼称したらタダの箱でしかない。それに普段暇つぶしの遊びだけに使って訓練していなければ、場所と状況をできるだけ短い時間で警察や消防に伝える、という簡単な連絡をする事すら出来ない。
▼わたしがもう一つ印象に残った話は「ニュースにだまされるな!」に出演していた朝日を早期退職した外岡秀俊という57歳の元記者が喋っていた事だ。それは会社所属の記者とフリーとまったくちがうのは、話を聴こうとする相手と人間関係を作らないと取材もできないという事を知ったという言葉だった。これなど普通の世の中では極めて普通のことなのだが、大新聞社の名刺だけで仕事をしてきた人にとってはかなりショックだったのだろう。わたしたちの日常の生活とは、そのような基本的な信頼関係を築くのが基本にあると思う。最新型携帯を持っても人類の進歩には何の役にも立たない。きょうはこれから七福神巡りなので終わり。

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