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January 24, 2012

◇「灼熱の魂」を見る。

Koucha
(トワイニングダージリンのパッケージ)
▼「ダージリンへの旅11」を期待していらした方には申しわけないが、きょうは21日シャンテシネで見た「灼熱の魂」のメモだ。夕方買い物に行ってトワイニングのダージリン紅茶のパックを買った。今までまったく気づかなかったのだが、パッケージに写っている山こそ、ダージリン市内から見たヒマラヤである。
◇「灼熱の魂」中東某国少年達が兵士に監視されながら丸刈りにされている。彼らはみんな希望を失ったうつろな目をしている。映画は戯曲を映画化したもので、架空の国の架空のお話である。ちなみにロケ地はレバノンである。公証人の前に呼び出された男女の双子の兄妹。母親の遺言が手渡される。それによれば「お前たちの知らないもう一人の兄がいる。もし兄が見つかったらもう一通の遺言状を開くように」と書かれていた。
▼兄妹はたった二人かと長い間思っていたのに、納得のいかない二人だが、公証人に促されて見た事もない兄を捜すべく、妹がまず旅立つことになる。過去と現在のカットバックが頻繁にくり返されるので分かりにくい場面もある。母は昔の若い頃に中東某国(便宜上レバノンと呼称する)を旅していた。そこで一人のイスラム教徒の青年と恋に落ち、一人の男の子を出産する。しかし彼女がキリスト教とであったため、異教徒との恋は許されず一目赤ちゃんを見てから里子に出されてしまう。その後赤ちゃんの行方は杳として知れなくなる。しかも彼女の兄弟も現地にやってきて、異教徒の彼を射殺してしまう。
▼彼女は一旦母国カナダに帰国するが、「二度と来たり赤ちゃんの行方を探してはならない」と約束した事を破り、ベイルートに戻る。そして昔住んでいた村と息子が入れられた孤児院を探そうとする。イスラム教徒を装って探しに行く途中、バスはキリスト教徒の武装集団に襲われる。彼女はとっさの判断で、胸の奥にしまって置いた十字架のキリスト像を取り出し、「私はキリスト教徒よ」と叫んでバスを飛び出し、皆殺しから難を逃れる。そのとき生き残った少女を「自分の娘だ」として連れ出すが引き離される。
▼妹は母の過去を知るために、なおも危険な奥地へと旅を続ける。ようやくある村にたどり着き、まったく言葉が通じない。最初は心を開いて話を始めてくれた女達も、探している男が異教徒の女を好きになった過去を不名誉なことだとして、すぐ立ち去るように言われる。途方に暮れた彼女は最早母の行方を探すことは自分の手には負えないと判断してカナダに一旦帰国する。公証人に相談するとこれ以上は危険だから弟さんと自分が現地に行ってみようという事になる。しかし時間の制約もあるので現地の公証人に下調べを事前に依頼する。
▼するとある村に行って茶を飲んで自分の存在を言いふらすと、関心を持った相手が接触を求めてくるので、その人物と会ってみる様アドバイスされる。喫茶店もないような村で途方にくれるカナダの公証人と弟。ある男に「昔牢獄jにつながれて、拷問されても歌を唄っていた女を捜している」と呟くと「うちにでお茶を飲んでいかなかい」と誘われる。そしてホテルに戻ると見知らぬ男がドアをノックする。連れて行かれる前に密かに地元の公証人に電話すると「ついて行っても大丈夫だ」という返事だ。怖い気持ちを抑えて出迎えの車に乗り、目隠しをされてある場所に着く。そこで聞かされたのは17年間牢獄に繋がれていた母親と、牢獄に出入りしていた息子の、驚愕の事実だった。そして今は民間の小さな事業所で働く、まだ見た事もない兄にあって、母からの遺言書を手渡す。

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