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February 12, 2012

NHK「魚の町」は守れるかを見る。

Hokoten
(銀座のホコテン、ここでインタビューを受けた)
▼昨日京橋のテアトルシネマに出かけた。初日の映画は初回に見る事にしているが、諸般の事情で2回目にした。チケットを買ってから昼飯を食べて、銀座のホコテンの椅子に座っているとマイクを持った女性に声を掛けられた。「TBSラジオのものですが、岡田首相が消費税を10%に引き上げると言っていますが、直接会ったらどのように言いますか?」というアンケートだという。またとない良い機会なので、『日本の将来の展望を何も出さないまま、取りあえず10%引き上げるというのは反対である。』と反対論を開陳してきた。
▼「愛川欣也パックイン・ジャーナル」も残すところ後7回になった。昨日の放送で最初に愛川が朝日ニュースターから朝日新聞に経営が変わるときの条件がだされた。それによればビデオ1時間を月2回放送するという内容だったので、その条件は認められなかったと初めて交渉の内容を明らかにした。今が1回2時間の生放送で再放送が4回くらいあるから、拒否するのは当然であろうと思う。愛川のところにはこの週だけで「本当にやめるかの、別の放送局や別の方法で継続することはできないか?」というメールが100通ほどあったが、今の段階で継続は考えられないというコメントだった。
▼つまりあの番組にしてもゲストが6人ほどスタジオに並べば放送できるわけではない。出演料からシナリオ作家への支払い。それにスタジオを支える人達が30人ほどはいるはずで、おそらく1本作るのに直接経費だけで200万は下らないと思う。ひと月に1千万円。あと電波の料金が別途かかるわけで、「ニコニコ動画でやれば」という意見もあるようだが、それほど簡単に延長できるわけではないと思う。
▼何にしてもお金は必要だというもう一つの例がNHKスペシャルで夜9時から「魚の町は守れるか」というドキュメンタリーがあっt。宮城県の気仙沼信用金庫の話だ。気仙沼は漁業で生きていた町だ。ところがあの大震災で漁港も漁業関係者もみんな流されて、膨大な借金だけ残った。それをどうやって再生させるかで、業者や地元信金が苦悩する話だった。フカヒレ加工業者は津波で工場を失った。もともと3億円の借金があったが、一から再建するためには4億円が必要だ。メインバンクに借金を申し入れるが担保が何もないので融資を断られる。困った社長は信金に駆け込んでくる。
▼するとメインバンクはそんな勝手は許さない、やるならこっちの借金をすべて返してからやれと言ってくる。信金はいままで担保なしで貸していた最高金額は2千万円までだった。そこで政府系公庫に協力を求めると、とんでもない横やりがはいる。再建できない会社は気仙沼に3300社あるが、資金を注ぎ込んで再開できる見込みの立った企業はまだ200余社に過ぎない。

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