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February 06, 2012

◇「マシンガン・プリーチャー」を見る。

▼今週は多少落ち着いて仕事ができそうだ。一番の課題はソフトウェアを2点預かっているので、それが確実に作動するかどうかを検証しなければならない。
◇「マシンガン・プリーチャー」直訳すれば「機関銃を持った天使」という事になる。しかし映画の中では彼はマシンガンは一度も持っていない。アサルトライフルと、モーゼルの狙撃銃だけだ。麻薬とアルコールにおぼれる人生を送っていた主人公サム・チルダースは刑期を勤め上げて出所する。迎えに来ていた妻と家に帰るが今までとどうも様子がおかしい。妻に金曜日の夜なのに仕事に行かないのか?と聞く。すると「ストリッパーの仕事は止めて縫製工場で働いているの。ここならば健康保険もあるし」と話す。
▼サムは妻を殴って昔出入りしていた酒場に行き、大酒を飲んでドラッグを吸う。仲間と酔った勢いで通行人を殺害したと勘違いする。だが彼はそれをきっかけに妻と子どもそれに義母と一緒に教会に通う様になる。説教を聞きすっかり改心して水の中にすっぽり入る洗礼を受ける。ある日アフリカで援助活動をしている牧師の話を聞いて心を打たれる。妻子には「ちょっとアフリカに行ってくる」といった調子で出かける。そこで彼が見たものは子どもたちがアフリカの各地で内戦に巻き込まれている姿だった。
▼サムはボランティアの合間に護衛をしている兵士に他を案内してくれと危険な地帯に入り込む。そこでサムは子どもたちの現状を知る。主人公の少年は「ブラッド・ダイアモンド」のように親と弟を殺さなければお前を殺すと脅され、母親を斧で撲殺した過去があった。サムは飢えやレイプから子どもたちを守るため、私財をなげうってスーダンに教会と孤児院を建設することを思い立つ。現地ではLRA(神の抵抗軍)からの執拗な攻撃を受けるので、サムはやむを得ず銃を手にして反撃する。
▼アメリカに帰国しても時には家族と対立し、銀行やかつては友人だった人々の間を回り拠金を求めるが皆冷たい返事しか戻って来ない。自動車販売店を経営している友人に5千ドル出してくれと頼むが、パーティで渡された封筒の中には150ドルしか入っていない。このようなアフリカの子どもを救うというサムの活動は、必ずしも歓迎されるものではなかった。一度建てた孤児院もLRAの攻撃で全焼されてしまう。「もうダメだ」と落ち込んでいるとき、妻の暖かい言葉で再び自分を取り戻し、一から建て直す。サムは実在の人物で現在も彼はアフリカ各地で子どもたちを救い続けている。
▼何せ命がけで単身スーダンに乗り込んで数人の護衛たちと子どもの命を守るために戦っているのだから凄い人物である。現地の最初に会った護衛とはずっと長いつき合いになりサムの右腕役となってどこにも一緒に移動している。護衛が「銃の調子が悪い」というので「見せてくれ」と点検し「砂が入りやすいから小まめに手入れをしなければダメだ」とこたえる。アフリカ人の護衛は「 Are youer military?」と聞くので「like guns」とこたえる場面は面白い。さらにエンディングロールでホンモノのサムがショットガンを使ってコンバットシューティングの練習をする場面が出てくるが、これまた凄い。ポンプアクションのショットガンで左腕を撃たれたという前提で訓練をする。つまり右手だけでポンプを引きショットシェルを弾倉に送りこむ。そして銃把に持ちかえて的に向かって次々撃っている。これは普通の人には出来ない芸当である。主人公のサム・に扮するのはジェラルド・バトラー。で熱演している。サムの活動を陰で支える妻・リンにはミシェル・モナハン。 ヒューマントラスト有楽町で公開中。
▼きょうからトップページで「MINさんのあたふたインド訪問記」の連載が始まります。わたしの直観だけでみたインドとは違い、歴史的視点から書かれていますので、ぜひご覧下さい。

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