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February 28, 2012

TVのCMはみんな信じてしまう、優しい日本人。

▼日本に住んでテレビを見ている人はみんな幸せだ。なぜならTVに登場する出来事をみんなホントの事だと信じてしまう。例えば今朝の朝日で「サントリーのノンアルコールのCMに出てくる地中海列車はホンモノですか?」という質問があった。結論から言えば作り物である。ことごと左様に騙される人が多い例を3つほどご紹介する。
▼1)福島第一原発の爆発直後に菅首相も、枝野も海江田も原発事故が起きたときの放射能の流を予想するコンピュータシステム(スピーディ)の存在そのものを知らなかった、と今朝の放送で「民間事故調」で発言していること。このスピーディの存在は事故直後から指摘されていた。この素人のわたしでも知っているのに、一国の首相や官房長官が知らないのか?しかもそのスピーディの予想はアメリカ大使館や米軍には密かに横流しされていた。だから、「アメリカ人は80km以遠に」という避難命令が出た。
▼2)AIJ投資顧問会社に預けた2100億円の資金がなくなってしまった事件。昨日の日経新聞1面には、気前よくAIJに預けた組織の一覧が出ていた。AIJは7%の高利回りを豪語していたが、実際は何も運用していなかった。投資会社はほとんどウソだからね。ネットにある人が武田製薬などのちゃんとした会社の株を買っておけば5%の利回りがあるのに、どうしてそんな実現不可能な7%という数字に騙されるのだと書いていた。こういう詐欺と言っても良い事件は、仕掛けに騙される。わたしが知りうる限りでは日本橋あたりの高級マンションかビルに事務所を構えている。一歩店に入るとガードマンがいてふかふかの絨毯の部屋に通される。この仕掛けに騙されてしまうようだ。A牧場の詐欺事件の時も長期プライムレートを上回る配当などできる筈がない、と警告されていたという話が多数あった。それでもTVのCMで「A牧場~.com」とくり返し流れてくると、つい騙される。個人を相手にした投資会社は、香港に本社があり、それらの会社は資金を日本円で受け付けるから、香港旅行のついでにみんな大金を預けてくるようだ。トラブルが起きたら元金すら戻って来る可能性は一切ない。「民間の投資会社」だから…。
▼3)負債4480億円というエルピーダの倒産。日本唯一のDRAMメーカーだった。NHKラジオによればリーマンショック以来業績が悪化したという。という事はこの会社は本業以外に手を出していてそれで失敗したのだろう。大体IT企業とか、先端技術の会社というのは、やっている会社のトップしかその技術がほんとうに確かなものかどうか分からない。だからみんな言葉巧みに自治体や国に働きかけ、会社の用地から資金までを引き出す。挙げ句の果てはこの有り様だ。
▼みんな自分だけ儲かるという、うまい話には気をつけた方がいいよ。腹が立って今朝のテーマは変更しました。「馬」は明日までお待ち下さい。

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