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February 23, 2012

◇「メランコリア」(2)

Necochoko
(頂き物の「猫チョコ」です)
▼NHKで毎夕6時50分に関東地方の放射能測定結果を発表している。これがわざわざ数値の低いところを探してやっているからお笑いである。まず福島県境の地域は高い。続いて平常の値という発表をする。それにしても事故前の倍はある。さらにこの数日葛飾区の水元公園からもの凄いホットスポットが発見されている。NHKニュースではこれらは一切無視している。あるサイトでは都内に住む妊娠可能な若い女性は緊急に関西方面へ避難した方が安全だと警告している。俵万智のこの詩には心が痛む
▼それでいて午後7時からのNHKニュースでは、アメリカが福島原発直後からメルトダウンだと発表したいたと大騒ぎする。わたしはメルトダウンの可能性について事故直後から指摘して来た。そんな事は素人が考えても分かる事で、政府は「パニックになる」としてスピーディの収集した情報はアメリカだかには提供して、日本国民には最近まで伏せてきた。その一方で現実に都内で起こっているホットスポットには目をつむって報道しない。これがNHKは国策放送局と言われる所以である。
◇「メランコリア」(2部「クレア」)姉のクレア(シャーロット・ゲンスブール)の手厚い看護によって妹は回復する。しかしメランコリアは地球の軌道に近づく一方である。夫(キーファー・サザーランド)は義妹の結婚式が破談になって7週間後星が軌道を外れていることに気づく。だか妻と妹が動揺しないように、「離れている」とウソをついて安心させる。だが動物たち、彼の飼っている2匹の馬は大暴れして手に負えない。そして夫は密かに用意しておいた毒薬をあおって自殺してしまう。残された妻は怯えて人が多く住んでいる村に逃げようと車のエンジンを掛けようとするが、メランコリアが地球に近づいて空気が薄くなっているため、どの車のエンジンもかからない。しかたなくゴルフ場を回る電気自動車を動かして数百メートル走るが、妹に「どこへ逃げても同じよ」と言われて引き返す。
▼母の行動する様子を見ている6歳くらいの息子も動揺する。どうしたらいいか?そうだ自殺などはナンセンスだ。シェルターに逃げればいいと思いつく。しかし地下室はダメだし、今から地下壕を掘る時間は残っていない。息子の質問に妹は「魔法のシェルターを作ろう」と提案する。森に入って枯れ木を集め、それを10本ほど集めて天辺を結んでテントの形にする。見方によれば何も囲いのない単なる木の枠だ。3人は手を繋いでその木枠の下で最後の瞬間を待つ。「地球は邪悪よ。消えても嘆く必要はないわ」とクレアに淡々と語るジャスティン。惑星の接近につれて彼らの心は次第に軽くなってゆく。日比谷みゆき座で。

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