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February 08, 2012

知らない間に、ステルスマーケティング。

▼今後どうしようかと考えている事がひとつある。過去10年くらいだが仕事で立ち寄っていた某大学に野良猫を援助しているグループがいた。その数十匹の猫のために、我が家の猫が食べ残した乾燥エサをまとめて月に一度ほど担当者に宅配便で送っていた。ところがその厚生施設が取り壊される事が昨年決まり、その中に入っていた業者も契約が更新されなかった。業者を仮にA氏とするが、彼も年齢的に潮時なので仕事を辞める決意をし、高齢者施設などをボランティアで回って歩く事を決めた。それでも工事が始まるまでは暫定的にエサを送っていたが、昨日届いたメールでは猫ちゃんたちもそれぞれ引き取り手が決まったのでエサはこれで終わりにしてくれと連絡があった。最後に「猫にかわって御礼を申し上げる」と付け加えてあった。
▼A氏とはこれからもメールを通じて交流は続ける。しかしこの先余ったエサをどうするかだ。月に2度送るのでそれほどの量はない。かと言って捨ててしまうのはもったいない。もしどなたか食べ残しの猫のエサを野良猫のために使って下さる方がいらしたら教えて欲しい。もちろん送料はわたしの方で負担させていただく。(この問題は解決しました。)
▼このブログは自分で頼まれて原稿を書くための備忘録のつもりで書いている。先日書いたコラムではインドで携帯がつながらなかった事を書いた。昨日読み始めた本で、アフガンで5ヶ月にわたって人質になっていたフリーのジャーナリスト常岡浩介さんが「戦場とリアルタイムメディア」というタイトルで講演した内容が文章化されていた。そこで、常岡氏はシムカードをロックし世界で使えないドコモの閉鎖性を指摘している。さらにアフガンで人質になっていたとき、どうしてツイッターで発信できたか、その秘密にも触れていて面白かった。インドでも携帯はかなり普及していた。みなさん持っているのは薄く、通話とメールだけの機能を持っているように見えた。空港で隣に座っていた女性が、床に落としたのを見ていたら薄さは日本の半分くらいで、バッテリーとICチップだけしか見えなかった。落とした彼女は少しも慌てずケースにバッテリーを押し込んで再び使用していた。
▼ただし街を見ても電車を見ても歩きながら携帯の画面を見たり、メールを打っている人は一人もいなかった。日本の人たちは本当にネットが好きで、そこに書いてある事をすべて本当だと思っているからとても可笑しい。だから「食べブログ事件」などが起きてしまう。インターネットでは、Amazonや価格コムなどに見られるように「口コミ情報」が意識的に使われている。ところが食べブログの場合はそれを悪用して、「客を行かせよう」とする店がトップに来るように操作していたのだ。
▼サイトの利用者に広告と気づかれないように行われる宣伝は「ステルスマーケーティング」(ステマ)と呼ばれている。「アメーバ」ブログでも昨年二人の芸能人が花王の歯磨き粉について内容の似た記事が掲載され「ステマではないか」と波紋を呼んだが、これは花王の仕掛けたステマだったことが後日判明した。ネットの情報が石々玉混(せきせきぎょっこう:造語)だからちゃんと見る目を養った方がよい。電車に乗っているとスマホで指をせわしく動かしながら何やら検索している人がいるが、そんな暇があったら文庫本一冊でも読んだ方が良いと思う。

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