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February 03, 2012

「増税報道」の前に考えなければいけない事。

▼今朝のラジオニュースを聞いていたら、「節分の豆で喉を詰まらせる子どもがいるので、対策を立てる必要がある」という報道があった。理由は最近の子どもさんは豆を噛むという事をせずに飲み込む。それで喉を詰まられるというのだ。こうなるともう節分の豆まきも「黄粉」を撒かなければならなくなるだろう。豆まきというよりは、花咲爺さんになってしまう。
▼積雪予報や飛行機の運航情報が最近のニュースでは「気象庁のホームページ」、「航空会社の情報はウェブで確認して」という。パソコンを持っていない人、携帯でウェブを見る事ができない人はどうしたら良いのだろう。それでも親切なところは最後に電話番号を紹介しているが、もうデジタル・デバイドは日本でも着実に進行している。
▼わたしの実家などNTTの基地局から遠すぎてADSLも引くことができない。どうしてもやりたければケーブルTVを引くか、無線LANを導入するしかない。いまどきダイアルアップでできるのはお金がかかって仕方ない。
▼我が家では新聞報道が気に入らないとすぐに契約を解除してしまう。今残っているのは朝日新聞だけだ。ところがその朝日が「消費税の引き上げ」にかなり力を入れている。昨日の紙面では元通産官僚の小林慶一郎が「消費税を25%に引き揚げるべきだ」という論文を長々とスペースを割いて紹介していた。この数週間みていると、この朝日の論調はみな同じだ。朝日ニュースターの「愛川欣也パックイン・ジャーナル」では元朝日の経済記者である山田厚史が、「まず長期のビジョンを出して、どのくらいの生活を維持するには何が必要か?もしかしたら、相応の痛みを分かち合わなければならない場面も出てくるだろう。しかしそれが論議されず、『取りあえず○○%』とすぐ目先のことだけで目標数値が発表されるのはおかしい」と語っていた。
▼ところが最近のマスメディアの論調は、老人の医療費が将来増えるから。あるいは少子化が進んで年金をささえる人口が逆ピラミッドになってしまう、という脅し文句の連発である。それなにに未完成の時期航空自衛隊の戦闘機、F35を導入するのに1兆円余のカネがかかる事については何も疑問もださない。そういうFXの選定直前にはロシアの領空侵犯が増えているとか、中国が航空母艦を就航させたとか、そういう国民の心配しそうなニュースをせっせと流し続けるのがマスメディアだ。
▼朝日新聞は「新聞と戦争」という連載を掲載し、それを書籍にした。一言でいえば原稿を書いた記者たちは、新聞報道が、戦争への道を拡大した、と反省している。しかし目の前にある現実の問題に関しては何の手も打てないまま、再び同じ道を歩こうとしているようにしか見えない。
▼そして今朝のトップ記事は「製造業、赤字軒並み」としてソニーとマツダが赤字だとしている。その原因は超円高・韓国勢が追い上げ」だとする。しかし「黒字」の時に我々日本人はこれらの会社から何か恩恵を受けた事があるだろうか?一切ノーである。この「赤字宣伝」も「賃上げ圧縮」という「春闘対策」であるこは目に見えている。

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