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March 16, 2012

「不買運動によって読売新聞を潰すべきだ」…五十嵐仁

▼五十嵐仁法政大学教授は「昨日に続いて、もう一度書きましょう。巨人軍を球界から追放し、不買運動によって読売新聞を潰すべきだ、と……。」と怒っておられる。つまり巨人もそうだが、お金をたくさんもっていて大きな声を出す団体だけが優遇されている事を非難されるべきだ、としている。
▼今朝のNHKでは東大も南部のバンガロール市にインド事務所を開くことを報道していた。これはインドから帰国直後にニュースが入った。これは立命館のデリー事務所に続いて2校目となる。理由は国内の大学生が減っているのと、9月開校に向けた動きだとされる。インドは工業国にしようとしているが、電力は不足していて、現在20基ある原発を200基まで引き上げるという。その燃料はオーストラリアから輸入するので、現地では輸出反対運動が起きているが、インドでは一切反対運動などは起きていない。インドはわたしの見たところでは、IT立国であり、もう一つは、国内の宗教対立と隣国の中国をけん制する意味で軍事立国である。だから頭の良い生徒は軍人になるか、IT企業に就職することになる。
▼この様な方向は、戦争中のかつての日本が同じで、いまはミャンマー、それに北朝鮮が同じ道を歩んでいる。資源や産業を起こす技術がなければ外国を侵略する大義名分を作る。そして国内では軍人になるのが出世の近道であるという図式を作る。世の中にまともな仕事がなければ軍人になるしかない。戦前の日本では天皇の命令は絶対だった。そこに軍事産業と結託した軍部が加わる。そして軍閥は海外進出した企業の利益を守るために働く。
▼だから東大がインドの学生に手を伸ばしても、東大の持っている基礎研究が彼らの国の経済建設のために役立つのかは分からない。何か日本の学生の不足分を、外国人学生で補うという風に見えてならない。同様にミャンマーにおける非暴力民主化運動の指導者。国民民主連盟中央執行委員会議長のスーチさんの事だ。わたしは近代国家ならば親の七光りで国の指導者になることなどあり得ないと思う。はっきり言えばそれを現在やっているのは北朝鮮の金一族だけだ。最近の報道によればスーチさんは「自分は軍人の娘だ」と語ったとされる。選挙で勝ったら何か強権を発動して、現軍部と手を握って何かやりそうな気配がする。
▼ベトナムがアメリカ軍を追い出し、労働党(現共産党)政権政党になったとたん、国作りは何か違う方向に行ってしまっているように見えてならない。とくに日本の技術で原発を作る準備を進めているのを見るにつけ、大いに違和感を抱く。昨日ご紹介したように中国だけでなく、「世論操作」は権力者にとって「蜜の味」で、国民は何でも自分の思い通りになると思っているのだから…。

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