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March 05, 2012

政治家はみな口先ばかり…。

▼土曜日のTBSラジオ「久米宏」の番組の冒頭でこういう話があった。久米がまだニュースステーションのキャスターをしていた当時の事だ。自民党の梶山静六幹事長が、同番組のスポンサーの一つだったT自動車の社長を呼びつけた。「なぜあんな番組のスポンサーになっているのだ。すぐ降りろ」と脅した。まもなくT自動車はスポンサーから降りた。そのことは一部マスメディアが報じたので、久米の耳にも伝わって来た。その後梶山が久米の番組に呼ばれた。久米はインタビューの最後でそのことを正した。すると梶山は平然とした顔で「そんなことある筈がありません」と涼しい顔だった。久米は「そうですよね」と終わった。
▼久米は梶山の顔をみて「これはマスメディアのフライングだと思った。ところがスタジオを出て行く途中、梶山は金属製のゴミ箱を、もの凄い勢いで蹴っ飛ばして出ていったので、やはり本当に圧力を掛けたのだと思う。それから決してT社の車は買うまいと決意したという話だった。この後まだ話は続くのだが、政治家なんてそういうモノだという事を知ってとても面白かった。
▼「ニュースにだまされるな!」は最終回が淡々として終了した。レギュラーの金子勝と中村うさぎは福島の被災地を訪ねる。福島市内の若いお母さんが2人登場するが、「福島市役所は除洗、除洗と口先だけで何も進んでいない。子どもの通学路だけでも早くやってほしいがそれもやらない。避難したくてもお金がかかるし、回りの逃げられない人がいるのに自分だけ逃げられない、とも語っていた。あと福島市内の農家、酪農家を訪ねる。農家の場合、爆発事故が起きたとき、役所は原発の「専門家」という人を大量動員して、「逃げなくても大丈夫だ、大丈夫だ」と宣伝に努めた。その後「避難区域に指定されても、にわかに信じられなくなる」と語る。さらに酪農家はモニタリングポストの周辺だけ除洗が行われていて、いまなお隠蔽体質は変わっていないと言っていた。つまりNHKの夕方の測定値を信じてはいけないということだ。
▼あとは二本松市長を訪れる。市長は市民から寄せられたふる里を大切にしたいという手紙を読んで、今現在二本松の除洗は200億円かかるが、どうしてもやり抜くという決意を示していた。特別ゲストはみんな金子と論議するのはイヤだと断られた、ということで古川元久国家戦略担当大臣一人だけだった。口先のうまい人で、もし彼が言うとおりに原発が減り、除洗が進むなら良い国になると思う。最後に彼は自分の息子が50歳になったとき、「住んでいて本当に良い国だったと思えるようにしたい」と締めくくったが、この言葉はかなり眉唾モノである。
▼きょうはメルマガ原稿の締めきり日です。お忘れなく。

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