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March 08, 2012

「戦火の馬」を見る。

▼このところ引きこもり的デスクワークが多かった.久しぶりに学校行事に出席して大勢の人たちと意見交換をして楽しかった。その時ある人が「今朝知り合いが100歳で亡くなった。ご家族の方は一週間ほど前から入院中の方のご自宅に見えて、不要なものをバンバン捨てていたが、見るに忍びなかった」とおっしゃていた。そこで「断捨離」を一くさりしてきた。映画「戦火の馬」の中でもイギリス軍が、ドイツ軍の塹壕に最後の突撃をする場面が出てくる。そのとき上官は一般兵士に「貴重品はすべてこのバケツに入れろ。生き残った男たちが分け合うから」というセリフがある。みんな腕時計とか指輪を入れていくが、実に合理的な考え方だ。だが非情な戦争の一面を垣間見せてくれる。
◇「戦火の馬」イギリスの田舎の小作人の男が黙々と作業をし、農耕に使う馬を競り落としに行くと告げる。妻(エミリー・ワトソン)どんな馬を買ってくるのか半信半疑だ。セリで見事なサラブレッドに一目惚れして地主と競り合って30ポンドの大金で落とす。地主は溜まっている家賃をまず払ってくれと嫌みを言う。家に帰ると妻から、「そんな馬で農耕出来ず筈ないじゃない。地主に謝って返してきな」といわれる。だが息子アルバートも馬が気に入って一生懸命馴らそうとする。サラブレッドはジョーイと名付けられるが、足が細いから農耕の鋤を引っ張るには不適当なのだ。その訓練もどうやらやり終え、畑はすべて鋤で掘り返され、父親は蕪を植えるという。だがせっかく育った蕪も大雨で流されてしまう。
▼そうこうしているうちに第一次世界大戦が始まり、一家が飼っていた馬も徴発されることになる。日本と違い軍はわずかばかりのカネを払う。そして馬を愛する少年も馬と一緒にいたいために徴兵に応募しようとするが年齢不足である。担当した将校は戦争が終わったら自分がきっと連れて帰るから、預からせてくれと納得させる。少年は指笛を吹いて馬を見送る。
▼だが将校は戦死し、馬はドイツ軍の手に渡ってしまう。立派な馬だと見込まれて、大砲を運搬する砲兵隊に配属される。その任務は過酷で巨大な大砲を運び上げるために、笞を当てられ、力尽きるとその場で射殺されてしまう。だが馬の担当になって兄弟の兵士で怪我をしていた馬は復活する。だが兄弟は軍規を破った事を理由に処刑される。そのあとさまよっていた馬はフランスの農民に拾われ、祖父と二人で暮らす娘エミリーによって育てられる。一度ドイツ軍が来た時には馬を二階のエミリーの部屋に隠しとおす。だがドイツ兵が戻ってきた時に見つかってふたたび徴発される。だがイギリスの戦車の音に驚いて塹壕を飛び出し戦場を駆け回る。有刺鉄線を多数絡ませて倒れたところ英軍と独軍から一人ずつ兵士が飛び出して絡んだ鉄線で傷ついた馬を助ける。戦場は一時休戦しペンチで有刺鉄線を一つずつ切り離し助け出す。馬はコインの賭けで買ったイギリス側に引き取られていく。
▼馬は破傷風で怪我は悪化しており、軍医は射殺する以外ないと宣告し、軍曹は眉間にウェブリー&スコットを当てて引き金を引こうとする。するとドイツ軍の毒ガスで目をやられて野戦病院にいた少年の指笛が聞こえてきて、馬と奇跡の再会を果たす。
▼たしかに馬の演技はもの凄いと思う。しかしテーマが絞られておらず、ドイツ軍もフランス人もみんな英語を喋って仲よし風である。最後の少女エミリーを亡くした祖父の怒りが何なのか伝わりにくいと思う。
▼毎日、毎日「韓国映画」、「アジョン」という検索用語が日本中から4~50件もアクセスがある。でもあの映画韓国独特のどぎつい描写であまり面白くないと思う。「アジョン」見るなら、「「ポエトリー」を見た方が人間的に成長すると思いますよ。ホント。

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