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March 17, 2012

東山魁夷美術館を訪れる。

Bijutukan
▼昨日のインドで書き忘れた事がある。それはインドの初等教育はまだ遅れていることだ。貧しい地方の農村部では、初等教育すらまともに受けることのできない人が今でも多い。、入学した子どもも半数は卒業前に中途退学すると言われる。そして農村部では特に女子に対して教育の必要を感じてない親も多く、女子の就学率、進学率の向上が課題となっている。したがってカーストを放置したままの政策は教育面にも及んでいるのだ。
▼昨日は取材があったので、急いで書き上げてでかけた。取材先は市川にある東山魁夷美術館だ。取材が決まって何を聞いたらよいのか頭をひねっていた。出かける直前までネットや文献をしらべて、3つに決めた。専門外の取材は気が重いなと思って面会を取り次いでいただくと、これがもの凄い美人学芸員さんが対応して下さった。あらかじめアポイントメントをとってあるが、日程が忙しいというので、「15分でいいから」とお願いする。ドイツで書いたという絵の前で「先生は留学中にモーツアルトを聴きながら描いたとありますが、曲名は何だったのでしょうか?」と聞くと即座に「ピアノ協奏曲第20番(ニ短調K466番)です」とかえってきた。美人で聡明、しかもインタビューアの気を反らさずにこやかに対応して下さる。
▼「30歳で招集され、戦車に爆弾を持って体当たりする訓練をしていた」とある。「それが終わったあと熊本城を見て、描かずに死ねないと思ったそうですが、「熊本城を描いた絵はあるのですか?」。「描いていません」。取材の最後の方で昨年NHKで紹介された、「年暮る」はどこの美術館に所蔵されていますかとお聞きしたら、他の方と相談して「山種美術館です」という返事が即座に返ってきた。という事でとても楽しい取材になりました。ただしここに書いたことは記事の材料とはならない。
▼昨日NHKで放送された福島原発の爆発や震災を記録したドキュメンタリーを2本見た。1本は外国人ドイツ人記者が見た震災。この震災で水門を閉めていた消防団員の夫を亡くした、看護師の妻とその家族の話。2本目は原発事故でスイスは40%を原発に頼っているが4年がかりで全廃の方向を出した事。福島の事故以来即座に72時間は作動するバッテリーを軍隊の施設に用意して、即座にどこの原発にも送り届けるようなシステムを構築した。
▼ところがアメリカはGE・東芝の作った原子炉を新規に増設する方向だ。ここで問題になるのは、GEで作った日本にあるのと同じマーク1号は専門家が燃料の格納容器が小さすぎと指摘していることだ。さらに緊急事態でベントが手動などいうのはおかしい。それにマーク1号機はアメリカでは地震が少ない東部だけに建設されている。事故に想定外があってはならないというのが、スイスの専門家の考え方だった。
▼きょうは朝飯が終わったらすぐ「サッチャー」を見に行かねば。そして夜は会議。

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