« March 2012 | Main | May 2012 »

April 30, 2012

◇「ル・アーヴルの靴みがき」を見る(その1)

Sibuya29
(渋谷ヒカリエと反原発の街頭宣伝)
▼街頭演説の内容は福島原発4号機の燃料プールが崩壊したら、日本は破滅するという内容だった。
▼例年の連休中は、近くの神社の「藤祭り」で原宿が引っ越してきたような賑わいになる。しかし今年は人出が少ない。駅ナカのポスター広告では「4月16日から5月6日まで藤祭り」と書いてあるが、みんなそんなポスターには騙されない。わたしが見る限り満開は5日か5日ではないかと思う。ポスターに騙されてやってきた人こそお気の毒としか言いようがない。おそらくこいうのは、年間スケジュールで決めてポスターを印刷してしまうのだろう。
◇「ル・アーヴルの靴みがき」フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の映画は「浮き雲」から一貫して見ている。ネットを見ていたら、ある人が今回の映画を作る目的でファンドを募集していたので、18万円資金を出したと書いていたが、とても勇気がある。フランスのル・アヴァルの港近くで靴磨きをしている中年のオヤジ(俳優の実年齢は65歳)がマルセルが主人公である。だが街を歩く人はスニーカーばかりで革靴を履く人はいないので、商売はあがったりだ。あるとき粋な身なりをした男が靴を磨いた直後に何か紛争に巻き込まれて死んでしまう。だが「カネはもらったから問題ない」と知らん顔だ。
▼仕事が終わって近所の飲み屋でこっそり一杯引っかけて自宅に帰る。その妻役のアウレッティがカウリスマキの映画の常連カティ・オウティネンだ。一日の稼ぎをポケットから掴んで渡すと「随分稼いだのね」と実際は少ないが励ましてくれる。そして「夕飯の私度が出来るまで一杯飲みに行ってきたら」とお金をわたしてくれ優しい。
▼夕食時に妻は「お腹が痛い」と言って一口も食べようとしない。おりから密入国情報が警察に寄せられる。武装警官隊まで用意してアフリカから来たコンテナをこじ開ける。するとガボンから来たという男女20人くらいが押し込められている。一人の少年が逃げるので隊員がFAーMASで狙いを付けようとすると、警部は「子どもじゃないか」と逃がしてやる。
▼仕事を終わったマルセルが港の近くでサンドイッチを食べようとすると、海水をかく音がするので振り返ると少年が海に浮かんでいる。「どこに行きたいのだ?」と聞くと「ロンドン」というので驚く。優しいマルセルはサンドイッチと10ユーロ札を一枚入れた袋を置いて立ち去る。妻は理由を言わないが腹痛を起こして病院に担ぎ込まれる。医師の診断では、不治の病だという。妻は「夫はわたしなしには生きていけないから、黙っておいて」と医師に懇願する。後日少年がマルセルの家にカネを返しにやってくる。事情を聞くと手配業者に頼んでロンドンにいる母親に会いにやってきたという。
▼マルセルはなんとか少年の力になろうとする。だが近所に密告者もいて警察の包囲網は次第に迫ってくる。(つづく)夕べは疲れ切ってしまい、ETVなど録画設定を忘れてねてしまった。残念。

|

April 29, 2012

大企業は海外で設けても国内に還元されない。

▼連休初日は雑用があって出かけられなかった。というか「愛川欽也パックイン・ニュース」の生放送の日でそれを見ていたら郷原氏が出席して、小沢問題だけで1時間(正午)になった。要するに検察審査会は本来は、国民がなっとくいかない権力犯罪などを裁く目的で作られた。しかし今回の場合、検察が二度も立件できないと諦めた案件だった。それを指定弁護士3人と、実態が不明な市民の検事が起訴しようとした。これは最早餡子君裁判とも言える。しかも元厚労省の村木さんの事件ででっち上げをして問題になった検事が入っているにもかかわらず、彼が再び入っている。
▼無罪の判決が出たにもかかわらずマスメディアは「グレー」を連発している。検事役に任命された市民はすでに役目を終えて解散してしまった。控訴をするならば、その人たちを再招集して意見をきかなければそれはできない。という様な話だった。それにしてもマスメディアは尖閣列島の買収問題にしても悪い方向へ悪い方向へと世論を誘導しているように見えてならない。
▼それで言うと昨日の経済問題でニンテンドーがマイナス決算だったというのを大々的に報道していた。しかしよく考えていただきたいのだが、日本人はニンテンドーに経済的な恩恵は何にも受けていないハズである。ニンテンドーが儲かろうが損失を出そうが関係ない。もっと言えば日本の海外進出企業というのは、現地での利益を現地や海外の不動産など投資に使っていて、日本国内に還元していない。ニンテンドーで言えばマリナーズにかなり注ぎ込んでいるハズである。
▼そして今朝の朝日では1面に、木更津に出来た三井のショッピングモールが大入り満員だという航空写真を掲載している。ご存知かどうか木更津はアクアラインに期待を掛けていたが、空振り。横浜方面からの客は通過するだけで、お金は地元に落ちない。それどころか外房方面でも日帰り客が増えてしまった。3月に中学校の同級会で泊まった天津小湊のホテルは、今にも潰れそうなホテルだった。地元の人すら「よくもこんなホテルを探した」と感心されるほどだった。それで木更津の商店街は駅前にあったそごうが撤退してから、文字通りシャッター通りになっている。大型ショッピングモールが出来ても地元商店街が復活することはあり得ない。
▼「愛川欽也パックイン・ニュース」は来週からインターネットの有料放送に切り替わる予定だが、まだ送金方法が決まっていない。当初1ヶ月500円+税金だったが、計算が甘かったと料金が倍に値上げになった。500円だと9月で資金が底をついてしまう。すくなくとも年内12月まで続けるには、1ヶ月千円プラス税金という事になった。わたしはこの番組だけは有料でもかまわないと思って契約した。企業から広告の申し出もあったらしいが、考慮中であると言っていた。つまり内容が政府・財界批判が多いのでスポンサーに降りられると番組はストップしてしまう。そこでより多くの個人契約を中心にしたい、というのが愛川の考えだと思う。番組の間に「黒駒勝蔵」のCMが流れてセリフが英語の字幕で笑ってしまう。幕府側に付くか、天皇側に付くか半丁賭博で決める。「1・3」の丁と出る。字幕は「even」でゴルフみたいだ。さらに「いつも俺たちを危ない場所にばかりいかせやあがって」は「we where get of dengerous place」には大笑いだ。

|

April 28, 2012

地の果てまで逃げれば安全か?

▼小沢一郎氏の「無罪判決」後に郷原氏が次の様なコメントを出しているので、興味のある方は画像をクリックしてご覧頂きたい。昨日の読売新聞などのコメントは高村薫とまったく同じ内容だった。昨日もネットで色々な新聞や政党機関紙を比較して読んだ。自分の気に入らない人物を抹殺するためならば、検察や国家権力とも手を握るというのはファシズムへの道だと思う。ナチスが謀略で政権を握った過程を思い出す。世論調査はマスメディアが国の政策と一致するよう意識的に世論操作をしている。自分の意見がそれと同じだったら疑問を感じなければ「識者」とは言えない。
▼昨日午前中から昼までは総武線各駅停車の西の果ての駅で仕事をして、夕方は東の果てまで移動したが、これはかなり疲れる。会議の終わりに2週間ぶりに飲んだ。そこで原発の被曝を逃れるため、お子さんを連れて関西方面に1年余も避難生活を送っている人の話がでた。今度はニュージーランドに避難するとかという噂だった。
▼最近石牟礼道子と写真家の藤原新也の対談を読んだ。それによれば藤原は房総半島の某所に暮らしている。そして彼は福島被災者応援でも身銭を切って何度も現地に足を運んでいる。藤原は自宅に数百万円もする高性能の食品の放射能汚染を測定する器械を備えている。それを使って輸入されたOGビーフ(オーストラリア産の牛肉)を測定したところ、日本国内よりも汚染の数値が高かったと語っている。もう30年前のチェルノブイリ原発事故の影響は地球を一周している。この数値が示すのは、もはや地球上にには安全はあり得ないことを証明している。いつまでもどこまでも逃げまくるか?最早「産地表示」「基準値以下」も単品で検査している訳ではないからアテにならない。数百万円の高性能放射能測定器を自前で揃えて、食材を一つひとつ取捨選択するかだ。大多喜のタケノコも旬だがまったく売れない。木更津の潮干狩りも例年の3割程度しか客が来ないという。みんな海から動けない海藻類(含む貝)やキノコ(含むタケノコ)が一番危険な事を知っている。
▼先日NHKBSで「若者たち」が放送された。山田洋次が勧める100本の映画の一本である。昔見た記憶があるが、ちゃぶ台をひっくり返した場面しか記憶に残っていない。1960年代後半の世界だと思う。食べ物は御飯にお茶をかけてサラサラと食べている。もし食卓に1品でもまともなご馳走があれば大騒ぎだ。長兄の田中邦衛は父親代わりとなってビルの建設現場で働く。自分は学がないから働き、そのカネで3男(山本圭)と4男(松山政治)だけは大学に行かせようとする。3男は学園闘争(早稲田でロケ)に加わる。長女(佐藤オリエ)は恋愛に悩み家出をして製靴工場で働く。そこで彼女は職場の合唱団に入り昼休みには歌を唄う。彼女に恋心を寄せるのは原爆で被爆している男性(紅顔の美青年、石立鉄夫)。友人は原爆症は危ないからつきあわない方がいいという。
▼長女が家出した行った友人は職場が計画倒産して生活支援物資を販売して生計を立てている。まあ何というか絵に描いたような階級闘争と資本家による収奪が目に見える世界だ。兄弟は喧嘩を繰り返すが、心から信じあっているから最後には分かり合える。青春のノスタルジアといえばそれまで、現実の今の21世紀の世界では物事は複雑で、血が繋がっているというだけでは何も解決しないように思える。まだソ連と左翼がすべて正しく、アメリカがすべて悪だったとされた時代の臭いがする。

|

April 27, 2012

◇「裸の島」と「8日目の蝉」で共通する島の医療過疎

▼小沢一郎氏への無罪判決が出て、昨日は一報だけを書いた。今朝の朝日朝刊で、作家の高村薫は相も変わらず「それでも道義的責任はある」と書いている。作家だけやっていればいいのに最近は政治問題へのコメントが実に多い。それも全部的外れだから困ったものだ。元東京地検検事でいまは弁護士で大学教授の郷原信郎氏は「検察組織の中の一部の検察官が、政治的に重大な影響を与える小沢氏の事件についての検察の組織として不起訴の決定に従わず、検察審査会という外部の機関の力によって検察の処分を覆させようとしているのだとすると、それは、検察の組織の中核に位置付けられてきた「組織としての一体性」が崩壊し、統制が働かなくなってしまったことを意味する。組織のあり方そのものが問われる重大な危機である」と著書で指摘している。検察が2度も起訴出来ないと諦めたものを素人の弁護士がいきなり検察に変身して、権力を振りかざすのは司法の自殺行為だと思う。
▼先日ケーブルTVで新藤兼人の「裸の島」が放映されていて、初めてみた。中年の夫婦が瀬戸内海の小さな島に住む。島で野菜を作っているのだが、島には水が1滴もでない。夫婦は小さな船の艪を漕いで近くの大きな島までいって、4個の肥え桶に水を満たし、自分の住んでいる島まで戻る。そして躓いたら下の海まで転落してしまいそうな急な山路を一歩一歩慎重に登って行く。
▼時間をかけて訓練したのだろうか、夫婦(殿山泰二と音羽信子)の艪の漕ぎ方は実に巧である。ほんとーの漁師ではないかと思えるほど上手い。夫婦には息子が2人いて、帰りを待ってつましい朝食をとる。野菜用の水とは別に炊事や洗濯それに風呂の水は別に汲んでくる。子どもたちが学校に行くにも親が漕ぐ舟に乗っていかなければならない。大陽はじりじりと照りつけるので、何度も野菜に水を与えても瞬く間に土は水を吸い込んでいく。毎日がその単調な、気の遠くなるような生活の繰り返しである。
▼ある日夫婦が自分の島に向かっていると次男が腕を振り回して「急いで帰れ」という合図をしているので必死に艪を漕ぐ。たどりつくと長男が言えに倒れている。人事不省で虫の息だ。父親は本島の医者を探して来てもらうために、必死に艪を漕ぐがもどかしい。本島をかけずり回って探し回るが、医者は出かけて見つからない。ようやくの思いで探して島に戻ったとき息子は事切れていた。全部書くとこの倍は必要なので省略する。本論から外れるが、夫婦が天秤棒をしならせて水を担ぎ上げる場面で、「一枚のハガキ」の最後のシーンにダブって見えた。
▼昨日NHKBSの「8日目の蝉」(再放送の4)を見た。主人公は瀬戸内海の小豆島にたどり着き、施設にいたときの友人の母親の実家を訪ねる。その店では手延べ素麺を作っており、「アルバイト募集」の紙があったので「雇って欲しい」というが最初は断られ、ラブホテルの清掃婦の仕事をする。そんなある日誘拐した娘の具合が悪くなる。島の医者の見たては「腸閉塞だと思うが、本島でないと治療は不可能である」と宣告される。フェリー乗り場に駆けつけると、一瞬のタイミングで船は出航してしまう。明日一番の船を待っていたら娘の命はないと思って泣き崩れる主人公。
▼過疎地域に住む人たちは、いつもこういう危機と背中合わせで暮らしていりのだと思った。それは22日日曜日夜ETV誰に託す/医のバトン~岩手・高田病院再建への一年~」でも同じ事を感じた。定年退職を間近に控えた病院長・石木幹人さんは岩手県の病院から高田病院を再建するために派遣され、7年かけてようやく軌道に乗ったところ、今回の病院が津波で流出してしまう。翌日病院の屋上から我が家の方向を見ると建物がない。そのとき妻は亡くなったと覚悟するが、病院の立て直しとやってくる患者との対応で家にも帰ることが出来ない。こちらは29日深夜に再放送されるのでご覧いただきたい。

|

April 26, 2012

「上流」が腐敗するから「下部」も腐敗する。

Sarumawasi
(「猿回し」に子どもたちは怯えていた)
▼夕方A新聞の販売店の男性が集金にやってきた。「そろそろT新聞に代えようかと思っている」というと、彼(中国人)は「他の新聞は折り込み広告が少ないですよ」という。「いやそういう問題ではなく、A新聞に書いてある内容が合わない」と話す。彼にあまり込み入った話をしても仕方ないので、取りあえず3ヶ月購読延長することにした。
▼知人で別のAという新聞を購読している人がいる。その人はわたしより1歳若いのだが、退職しても働きたいとおっしゃる。わたしは特別なコネクションはないので、A新聞に土日に求人情報の折り込みがあるので、それを抜き出しそのお宅の郵便ポストに入れてくる。そこまで徒歩15分ほどだ。新聞というのは記事もさることながら、新聞折り込み広告が重要な役割を果たす。といっても、ご存知ないかたには分からない。
▼この数日の関東地方の新聞を見ると、京都で未成年が運転する無免許の乗用車が、通学注の児童の列に突っ込んで死傷者が出た記事がトップニュースだった。2人死亡して10人余の怪我人がでているから当然かもしれない。そして運転していた青年は警察に逮捕されている。(これは25日までの情報で、後述するが今朝は別の展開があった)翻って福島第一原発が地震で破壊、爆発しても未だに東電には警察の強制捜査も入っていない。それにあれだけの事故を起こしても刑事告発しても受け付けない事実をどう考えたら良いのか?
▼後述とは今朝のラジオや朝刊で報じられているニュースだ。それによれば加害者の父親の強い要請があって、被害者らの電話や住所が加害者の父親に漏らされたことだ。そて被害者の一人が携帯の着歴にコールバックすると、加害者の父親が「会ってお詫びしたい。告別式に参列したい」と語ったという。普通警察は「強い要請」をしても拒否する。その要請に応えたのはおそらく、加害者の父親が何らかの警察との接点があったに違いない。
▼先週の報道では警察官の未成年や幼児に対してイタズラをする不祥事が多発している。なぜこういうことが起きるかといえば、警察の上部が腐敗しているケースが往々にしてある。警察署長が転勤すると家が一軒建つというのはその一つの例だ。要するに取締の対象となっている風俗業の関係者等からの金品の贈与があると言われている。
▼もう10年以上前の事だが、年末のクリスマスの頃に某県警察の幹部宿舎に、県警幹部が飲食店の経営者や接待する女性を連れ込んでいたという事件が発覚した。このたれ込みはどうやら宿舎の警備をしていた警察官からの情報だと言われていた。県警幹部もバ○だから警備の警官に、「寒い中ご苦労様」と言って折り詰め寿司でも渡しておけばよかったのに、けちったからこういう事になる。上流の汚染が下流の淀みを作る。幹部が訓令をするより衿を正した行動をすれば、下部の乱れは止まるに違いないのだが…。
▼早朝にわたしの「プロフィール」を何度も繰り返しご覧になって方がいらした。そんな個人情報も見知らぬ人にお教えするつもりはない。たまたま通りかかったので、昨日のブログに亀戸天神の藤の花の画像を入れました。藤は種類が沢山ありますが、咲いているのは全体の1,2割程度で完全開花は連休の終わり頃と推測されます。
▼小沢一郎氏に無罪判決がでたようだ。証拠が何もないのに有罪になったら、検察が跋扈跳梁する恐ろしい暗黒社会になってしまう。

|

April 25, 2012

人間の記憶はかなり曖昧だ。

Fuji425
(2012年4月25日亀戸天神の藤開花状況、2分咲きというところ)
▼人間の記憶というのはいかにいい加減なものかと思う。他人のことだけではなく、自分も含めての話だ。先日愛川欽也監督5作目の映画「黒駒勝蔵」のご紹介をした。ところが昨日の検索用語を見るとお二人が「黒馬の勝蔵」でこのブログを見ている。間違った言葉を入れてもGoogleの検索はちゃんと検索してくれるから素晴らしい。
▼先入観というか、人間は思い込むという誤った学習をしてしまうと、中々訂正ができない。例えばわたしの住んでいる地域のゴミの捨て方では「発泡スチロール」は単独で分別しなければならない。それも区で発行している分別の手順書では「発泡スチロールは洗って乾燥させて」から指定されたグリーンの網袋に入れるとなっている。
▼ところがそのグリーンの袋には、納豆容器のネバネバした状態のものが入っている。資源を再利用するのが目的なのだから、ゴミを入れては意味はない。それなのに透明のプラスチック、コンビニやスーパーで売っている弁当のプラスチックケース。果ては1リットルの紙パックまで入れてある。前者はおそらく発泡スチロールとプラスチックの区別がつなかい。納豆ケースは洗って乾燥させる意味が分からない。後者はゴミ袋だと思い込んでいるためだろう。グリーンの網袋にはそれらの注意事項を大書してあるが、こういう事が毎日繰り返される。わたしは毎朝5時半頃にゴミを捨てに行くので、その袋をひっくり返してごちゃ混ぜになった発泡スチロールとプラスチック類を可能な限り分別している。
▼ところで関西電力(以下関電と略す)がこの夏も18%の電力不足だと発表して問題になっている。というのは「足りる」と言ったり、「足りない」と言ったりふらついているのだ。「愛川欽也パックイン・ニュース」で先々週ゲストで登場した田中優氏は、公表されているデータを自力で分析して矛盾を正すのが得意な方だ。田中優氏によれば、昨年関西電力で電力が足りなかったのは8月8日と9日の二日間で、しかも合計7時間だったという。
▼一般家庭では収入が足りなかったら支出を抑えて借金をしないようにする。ところが関電は「足りない、足りない。だから大飯原発を稼働させるべきだ」と大声で叫ぶ。田中優氏の言うとおりならばその二日間の7時間だけ、工場を昼間稼働させるのを止めるか、休みにしてしまえば済むことだ。幼児やお年よりのいる家庭ではエアコンなどは止める必要はない。
▼ここで本題に入る。昨年東電の営業地域でエアコンを止めて熱中症になったお年よりがいかに多かったか?これも一重に「電力不足」を煽ったマスメディアと東電の仕業である。東電では省エネ宣伝が効いて、逆に電力の消費量が減ってしまった。逆にガス会社の液化天然ガスの輸入と、それを使ったエネルギー消費が増えている。とくにお年よりは「省エネ」、原発事故で電力不足」という危機感がだけが「念仏」のように刷り込まれる。ものは良く読んで学習しなくっちゃね。

|

April 24, 2012

◇「偽りのサーカス」を見る。

▼山口県の三井化学に劣化ウランが保管されていた話。同じような事が昨年311で大火災を起こした千葉県市原市のコスモ石油にも保管されていて問題になった。昨日も三井化学が「放射線を検出していない」と発表したことを書いた。しかし実際にはα線を測定していなければ検出できないのだ。これは、家庭用の線量計では検出しづらいことになる。
◇「裏切りのサーカス」昨日までにあちこちのブログに書かれているあらすじは、大体映画会社が売っているパンフレットの引用である、と思う。わたしは家が狭いのでパンフレット類は一切買わない。だが文体がいずれもプロの書き手が書いた内容で、自分流にこなれていない。
▼主演は諜報機関を引退したジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)である。オールドマンの出演した最高傑作は「蜘蛛女」であると、わたしは思う。「レオン」のFBI捜査官も良かった。スマイリーは一線を引退しているが、元上司から引っ張り出される。それはハンガリー海軍(ハンガリーに海はないと思うが…)の高官がイギリスに亡命を求めている。その取引交換条件とはMI5内部に巣くう、スパイの名前を明かすことだという。場面は過去1973年のハンガリー、ブタペストに移る。イギリスの情報部員がレストランで高官の部下との連絡を待っている。周囲にいる人物はみな怪しく見える。
▼会うために動こうと道路に出た瞬間、レストランのボーイに扮したハンガリーの情報部員に撃たれてしまう。当時この作戦の責任者をやっていたのが、スマイリーである。イギリス情報部の別名をサーカスという。ふたたび引っ張り出されたスマイリーは、モグラとよばれる二重スパイを、元部下のピーターに頼み込み、もぐらたちのある日の動向を出勤簿等をチェックしてゆく。ただし元部下には「何があってもボクは君を救い出すことはできない。捕まってもボクの名前をだしてはならない」とクギをさす。5人の容疑者に一人ひとりのアリバイを検証して、消去法で消してゆく。
▼過去を振り返る場面では、サーカスのスタッフがクリスマス・パーティをしている場面がでてくる。そこではサンタを扮するのがレーニンの仮面を被っている。そして全員が口を揃えてうたうのは旧ソ連国歌であるのが薄気味悪い。つまりアメリカや当時のソ連の軍産共同体というのはお互い「敵」が存在することによって生きのびていたのだ。つまり「冷戦構造」とは、敵が自分の存在意義となっている。
▼オールドマンは二回ほどプールとは言えない、とても汚い濁った沼で泳ぐシーンがでてくる。おそらく監督の意図としてスパイというのは、見えないところで手足を動かし続けていないと溺れてしまう、という事を言いたかったのだろう。小道具としてジョージ・スマイリーが持っている旧型ダンヒルライターがでてくる。そこにはソ連のスパイであるカーラの名前が彫られていた。「cala from joge with love」とこれが全てを示している。結末?ちょっと書く訳にはいかない。映画館へどうぞ。

|

April 23, 2012

朱鷺の孵化より三井岩国の爆発事故を報道せよ。

▼22日夜NHK7時のトップニュースは「山口県和木町の三井化学岩国大竹工場でプラントが爆発」した事故だった。アメリカのアクション映画そっくりの巨大な紅蓮の炎が立ち上っていた。爆風は近くの住宅のドアや硝子窓を割って爆発の凄まじさを物語っていた。さらに重要なのはこの工場にはドラム缶に入った劣化ウランが3400本積んで保管されていた。このことは殆ど報道されていない。放射能測定結果を公表もせずに会社はいち早く「安全」だというのは一番危ない。
▼ところがその後のトップニュースは「佐渡の朱鷺が孵化した」というニュースがとって変わった。NHKだけでなく、今朝の朝日、TVも横並びになっている。朱鷺の孵化と人間が一人死んだ事故のどちらが大切かと言えば後者に決まっている。こういう横並びの「バ○報道」はどこかで世論操作が行われていると見て間違いない。
▼今朝からJ-WAVEはスカイツリーから電波がでている。この情報は前回のメルマガの投稿にてんぐささんが「別に送られてくる電波が変わるわけでも、聞こえ方が違うわけでもないと思うのですが。」とメールで教えて下さった。しかし7年ほど前に、わたしの住んでいるマンションの隣に某社の高い10階建て研究棟が立ってからFM電波は入らなくなってしまった。それまでも共聴用集合アンテナを使って引っ張っていた。これもケーブルTVになってから使えなくなった。NHKFMだけはかろうじて聞こえたが、その他は全滅。ところが今朝起床して5時からラジオのスイッチを入れると、J-WAVEの電波で、ジョン・カビラさんの声がガンガン飛び込んでくるではないか。これでネット放送のお世話にならなくても済む。
◇「裏切りのサーカス」映画館で見ても何も分からなかった方は、おそらくこのブログを見にいらっしゃるだろう。昨日も早々とお一人お見えだった。さてきょうはイギリスとロシアの歴史的関係から書く。イギリスは元もとロシアが南下する事を恐れていた。例えば映画「シャーロックホームズの冒険」で助手のワトソン(ジュード・ロウ)はアフガン戦争に従軍して武勲を立てて勲章を貰ったという話が出てくる。このアフガン出兵もロシアの南下を阻止する目的だった。TV「坂の上の雲」で日露戦争をするため高橋是清(西田敏行)がロンドンに行って戦争債権を集めるのをイギリス政府は阻止しなかった。それに戦争が始まってからは、バルチック艦隊の最後尾にイギリスの戦艦がピッタリと張り付いて情報を探り、それに乗船していた「タイムズ」の記者が、給油するため港に停泊するたび、本国に打電していた。バルチック艦隊の詳細は「タイムズ」の情報を通じて日本政府に伝わっていた。
▼さらに戦争が始まると旗艦「三笠」などにはイギリス海軍の観戦士官が乗船している。士官たちは敵の弾が当たって戦艦が沈めば終わりだから命がけである。
▼第二次大戦でもソ連がスターリングラードでナチスドイツと苦戦し、イギリスに第二戦線を切りひらいてくれ、戦略物資を送ってくれというスターリンの要求に中々こたえようとはしなかった。イギリスは一貫してソ連の弱体化を狙っていた。ところがサッチャーが首相になって、ゴルバチョフと会談して「彼は信頼に値する男だ」と欧米首脳に触れて回った。これは決してサッチャーに人を見る目があるわけではない。MI5(イギリスの対外防諜機関)の情報収集能力によるものである、とわたしは思う。このことを頭に入れて置いていただき、いよいよ明日から映画の本編に入る。

|

April 22, 2012

いま何故「秘密保全法」なのか?

▼朝4ch系の「各駅停車の旅」はいすみ鉄道だった。さすがにリサーチャーを使って事前によく調べてある。いろいろやるべき事があって日比谷シネシャンテの「裏切りのサーカス」の2回目上映に行った。予告編の映画では笑い声が絶えなかったが、「本編」ではみんな分からないのか、シーンとしていた。スパイ映画(エスピオナージ)なのだが、MI6に巣くうスパイを摘発する話で、冷戦当時のイギリスとソ連の権力構造が分からないと、難解だと思う。これは次回書く。娯楽映画やアクション映画を期待していった向きには理解不可能だったと思う。
▼昨日の「愛川欽也パックイン・ニュース」のメインは「秘密保全法案」を民主党政権が国会に出そうと準備をしていることだった。しかもこの論議過程も議事録や録音がないという。自民党政権も考えなかったこの法案が国会を通過したら、取材するジャーナリズムは死滅し、政府の発表だけを書く事が義務づけられてしまう。そして罰則を見るともうこれは治安維持法に近い内容になっている。愛川は、「これが通ったらネットテレビも出来なくなるから、一切止めて芝居一筋で生きていく」と言っていた。とうぜんブログで政治批判などできなくなるから、わたしは映画と猫との一日でも書くしかなくなる。
▼真矢みきが「もうあきらめないで」とCMでやっていた「茶のしずく」。彼女のCMを見てこの石けんを買った人も多かったはずである。ネットでは真矢みきの責任だってあるのではないか。臆面もなく同様のCMに出演しているが、彼女の宣伝する商品は今後一切買わないという人もいる。
▼さて先日ご紹介した「戦艦ポチョムキン」のオデッサの階段シーンで乳母車が転がるのは上記のサイトで48分くらいのところにある。まだご覧になっていない方は画面下にあるタイムバーをマウスで押したまま「48分」まで引っ張れば、早く見る事ができる。この映画を撮影したのはエイゼンシュタイン監督だ。このオデッサの階段シーンは「台本の言語的要素を映像に置き換えて編集していくモンタージュ手法」として有名になった。
▼「週刊金曜日」4月20日号によれば石原慎太郎がなぜ「新党結成」と言っているかその裏話がでている。慎太郎の妻、典子は三男の宏高をどうしても国会議員にしたい。しかし慎太郎の小選挙区では強敵がいて一位になって当選することは不可能である。それならば新党を作って自ら一位に指名させれば当選できるという思惑があるのだという。どうもみみっちい話ばかりする慎太郎ではある。こいつはカミさんに操られているのか?

|

April 21, 2012

◇「世界の戦車戦」ディスカバリーchを見た。

Senjuin
(外苑千寿院のしだれ桜)
▼メルマガの編集後記に書いた道順のことだ。千駄ヶ谷から表参道まで歩こうとしていた。逆コースは歩いたが、千駄ヶ谷からのコースは初めてだった。鳩の森神社をうっかり右折してしまった。するとドコモビルが段々迫ってくる。これは道を間違えて代々木に向かっていることに気づいた。そこを逆に行って、途中で区内地図の掲示板を発見して東郷神社にでた。ほんとうは時間があれば神社に参拝したい所だったが、約束の時間は迫っているので歩き続けた。まとめとして鳩の森神社の五叉路を左に鋭角に曲がる。しかるのち観音坂にでたら、もう外苑西通り
になる。そしていつもデモに行く明治公園が見えてくる。というたわいのない話でした。
▼なぜ「亀戸天神の藤祭り」情報を止めたか?理由は簡単でわたしはあそこの寺の氏子ではない。観光案内でアクセス数は増やしたくない。門前町に住んで店を構えているわけではないので、くず餅の船橋屋さんのようにご利益にありつけない。神社まで徒歩で往復30分だが写真を撮って掲載しても、誰からも一言も感謝されない。そんな事をやって、、原発の即時廃炉など世の中の変革に何も役立たない。
▼実はケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで10日から20日まで「世界の戦車戦」という20回連続番組を放映していた。年代順に放映されなかったが、深夜か明け方午前4時からの放送が多かったので全て録画して見た。「戦車マニア」などと書くとまた「平和愛好家」から誤解を受けるので書かない。スターリングラード戦、バルジ、朝鮮戦争、中東6日間戦争、イスラエルの戦車、湾岸戦争などかなり知らない話があった。最後の湾岸戦争はフセインの大統領警護隊を過大評価するアメリカ寄りで眉唾の話が多かった。
▼休日なのに早起きで病院の順番取りで眠い。本日はこんな話で終わり。

|

April 20, 2012

◇「離愁」DVDを見る(その2)

Train
(映画「離愁」のポスター)
▼夕方図書館に借りた本を返しにいったら、「閉館日」だった。わたしは区内で一番大きな図書館の側に住んでいる。休館日は毎月第三木曜日なのだが、時々それを忘れてしまう。帰り道に大きなスーパーに猫のエサなどを買うために立ち寄った。入り口に3分間写真コーナーがあり、母親が5歳くらいの娘と一緒にカーテンで仕切られたカメラの前に立った途端。乳母車が動き出し階段を転げだした。中には幼児が乗っていてまるで「戦艦ポチョムキン」オデッサの階段シーンのようになりそうだった。しかし階段の下にいた若い女性が乳母車を受け止め、1段落ちただけで無事だった。幼児を抱えてカメラに向かい、5歳児は外に置けば良いのに、何と不注意な母親だろう。
▼区民優先のスカイツリーの先行内覧会の抽選には外れてしまった。区民は第一展望台には3割引きで入場できると、案内状には書いてあった。昨晩からスカイツリーのテスト点灯が始まった。しかし近くの人はみな「東京タワーに比べるとインパクトがない」と言っている。
▼今朝NHKラジオビジネス展望で田中直紀は「原発を再稼働しないと経済が停滞する」と言っていた。田中もデビューしたのは「軍拡の不経済学」だったが、何と言うていたらくなのだろう。昨晩の「報道ステーション」で立命館の浜矩子教授は「原発の再稼働には反対、もし再稼働しても日本からシャッター通りはなくならない」と言っていたが名言である。誰のための再稼働なのか?原発マフィアのための再稼働であることをはっきりさせておきたいものだ。
◇「離愁」(その2)
▼マリアはジャンからもらったサンドイッチを、はた目を気にすることなく、むさぼり食う。列車は動き出すがその瞬間、女は敗れたストッキングを線路脇に脱ぎ捨てる。そのときジャンは女の靴に目が行く「いい靴だね。どこで買ったの?」と聞くと、女は言いにくそうに「ロンドン」と答える。靴下を脱ぎ捨てた事が全てを語っており、夜車内が暗くなるとそっと「抱いて」と迫ってくる。いつ死ぬか分からない緊迫した状況は、お互いの立場を取り払う。しばらく進むと列車は兵士によって鉄橋の手前で止められる。「地雷が仕掛けられているから通せない」と彼らは言う。乗客は少しでも先に行きたいので「通せ」「通さない」の押し問答となる。ジャンは「それなら客のわたしが運転すれば問題ないだろう」と自分が運転する事を買って出る。正式の機関士の指示通りに操作して列車は無事橋を渡り終える。女はジャンの勇気に惚れ惚れとして親密さはさらに増す。
▼妻の乗った車両は途中の駅で切り離され他の機関車が牽引してどこかに行ってしまう。途中の駅でみんなは水道水を使って水浴びをする。ジャンと女も素肌を見せ合ってタオルを使って沐浴する。他の客は無人となった家に入り込み、家の主が置いて言ったワイン類を持ち出し列車の中で、ダンスや宴会が始まる。酔ってみんなが寝静まると2人は再び肌を合わせる。そのとき貨物列車で人気の舞姫ジョワーも同じことをしており、女とウィンクをする。「こんな時はみんな同じ気持ちになるのよ」と言った風情だ。
▼女はジャンを値踏みするように「どうして兵役に行かなかったの?」と聞かれる。「目が悪いので二級免除で行けなかった」と答える。おそらく信頼できる人間かどうか確かめたかったのだろう。そして女は自らの身分を明かす。それによると名前はアンナと言い、国籍はドイツでベルギーの収容所から逃げてきた。夫は新聞社を経営していたが、ナチスに閉鎖されてしまい、逃げてきた事を明かす。時々列車はユンカース爆撃機の急降下爆撃で襲われ、絨毯爆撃で重傷者を出しながら進んでいく。ナチスドイツの別の軽飛行機は宣伝ビラを撒く。そこには「すみやかに家に戻れ、危害が加えないから」と書いてあるが、そんな事を信用する人は誰もいない。駅に着くたびに「家族を捜す人は1番線の赤十字相談所まで」とアナウンスは叫び続けているが、タイミングが悪くジャンは妻を捜せないまま、終着駅に着く。仮設施設に入るためには身分を明らかにしなければならないが、ジャンはアンナを妻だと偽って1週間だけ有効な仮の身分証明書を発行してもらう。
▼そして翌朝、妻の入院している病院を探し当てて訪ねる。アンナは「一緒に行ってもいい?」と言うので「もちろん」と答える。病院の近くのホテルにたどり着くが部屋はなく、困っていると、見かねた受付嬢が「わたしの部屋でよければ、私物には手を触れないでね」と念を押して出て行く。ジャンが妻を面会にいっている間にアンナは姿をくらましてしまう。
▼それから3年後、ジャンは妻と列車で別れ別れになっているあいだに、何があったか夫の変化に気づいているが何も騒ぎ立てず、平温な暮らしを送っている。そんなある日、ゲシュタポから「聞きたいことがある」と呼び出しがある。ゲシュタポの取り調べ官は書類を2通見せて「この女性に見覚えはありませんか?」と聞かれる。そのファイルにはあのアンナの顔写真が貼られていた。「いいえ何も知りません」と答えるジャン。黙っていれば妻と娘達との平和な暮らしが待っている。「そうご存知なかったんですか。それは良かった。実はこの女はドイツ人なのにイギリスのスパイとしてフランスに送りこまれていたんです。」と言われ唖然とする。やっぱりアンナなスパイだったのだ。
▼係官は狡猾にも「せっかく来たのだから会っていってください」と隣の部屋のドアを開けると固い表情をしたアンナが座っている。一度は知らん顔してやり過ごし部屋を出て行こうとする。しかしアンナは知り合いだという事を知られまいと、手の甲を強く握りしめるクローズアップ。しらばくれて逃げようとしていたジャンは、戸口から再びアンナの元に駆け寄る。アンナの溢れる涙…。係官の「やっぱり思った通りだ」とほくそ笑む。声高に「反戦」を叫んだりしない。しかし戦争がなければ2人は普通の出会いで終わっていたかも知れない。ストッキングの使い方でアンナが心を開いていいく様子を描いているのが素晴らしい。戦争の実写フィルムと映画の組み合わせがとても優れていて違和感がまったくない。1975年のフランス、イタリア合作映画。アンナを演じるロミー・シュナイダーの最高傑作映画だと思う。

|

April 19, 2012

◇ロミー・シュナイダーの傑作「離愁」DVDを見る。(1)

▼昨日は見積もり書を一通メールで送ってから、記事を3本書き上げた。通常の締めきり日は木曜日だが、こちらの都合で一日早めた。頭が痛かったいすみ鉄道の原稿も脱稿した。書き上げてから第三者に分かりやすいかどうか読んで貰う。しかるのち念のためICレコーダーを再生して固有名詞や事実関係の部分だけ再度チェックした。ずいぶん思い違いがあることに気づく。シネマはブログに書いたものを縮める。しかし文章を短くしただけで分かるかというと分からない。そこが腕の見せ所で工夫するところとなる。
▼予定よりも早く終わったので、クリニックにいく。天気が良いので混雑しているかと覚悟して行った。しかし空いていて15分の待ち時間で自分の順番がやってきた。先月の血液検査の結果がでていた。悪玉コレステロールが増えていて投薬を一種類増やされた。この原因は自分でも分かっているが、餡の食べ過ぎであろう。コレステロールを下げるマニュアル書にある鶏卵、魚卵類は殆ど食べていない。医師は「1ヶ月薬を飲めが下がりますから」と慰めてくれる。
▼薬局でも若い薬剤師さんに「昔飲んでいたお薬と同じですね」と言われる。「なぜ、わかるのですか?」とお聞きすると「過去データがあるんです」とおっしゃる。「お薬手帳」なるものを初めてもらったついでに「災害時の薬はどうしたら良いのですか?」と言うと、「それは各自で処方箋の薬名と量を保存していただくのが一番です」とのことだった。わたしの場合は携帯のメモに薬の名前と分量を入れ、さらに一錠ずつ携帯内蔵カメラで撮影してある。更に念のため薬の処方箋控えはPDFファイルにしてネットのストレージサービスに保管してある。
◇「離愁」原題は(LE TRAIN)原稿を急いだ理由の一つにもう一つ、あるところで発行している小冊子で「今月は映画紹介で黒澤明の『悪い奴ほどよく眠る』を買いてくれないか」と頼まれていた。数年前にTVでは見たがビデオは持っていない。わたしの家にはビデオテープの再生装置はもはや置いていない。それでわたしの好きなこの作品を選んだ。さらに言えば図書館にこのDVDがあった。ナチスがパリに迫ってくる1940年頃。妻は身重で動くことが困難だが、主人公ジャンは小さな娘が「ドイツへは子どもの手足を切るってほんとう?」と怯えているので疎開を決意する。荷車に荷物を載せて駅まで行くと大混雑だ。しかし駅員の計らいで妊婦の妻と子どもだけは1等車に載ることができる。しかしジャンは貨物車両に詰め込まれる。
▼列車が動き始める瞬間、きちんとした身なりの美しい女(ロミー・シュナイダー)が乗り込んでくる。回りははしゃいでいるが彼女は寡黙である。列車が動き出すと女は持っていたゴロワース(フランスの大衆的なタバコ)を1本抜き出して「吸わない?」とジャンに勧めるが「いやオレは吸わないんだ」と断る。女は貨物列車に乗るとき、ストッキングが伝線した事を気にして唾を付けて直そうとしている。この靴下が彼女の心の動きをずっと表現していく。美しい女を巡ってジャンは他の男と喧嘩しそうになるが、回りの取りなしで納まる。途中機関車に水を補給しなければならないので、停車する。そのときジャンは妻の車両に行って水のボトルを2本受け取り水道の蛇口から水を詰める。妻の乗っている先頭の一等車に戻ろうとすると、女が「水を飲ませて」というので瓶ごと分け与える。それどころか妻から受け取ったサンドイッチも全て彼女に渡す。

|

April 18, 2012

◇キンケロシアターで「黒駒勝蔵」初日初回を見る。

Aikawa
(舞台挨拶する愛川欽也、ちゃんとしたカメラを持って行かなかったのでピンぼけです。)
▼「開花情報」の検索用語は増える一方だ。みなさん神社に直接電話して聞けば済むことなのだが、面倒なのだろうか?昨日の「別離」で若干補足する。観客は銀行員の夫が正しいと思って見ている。しかし「殺人罪」に切り替えられた時、「何とかこの危機的状況を脱出しよう」と思ってしまう。それでウソをつく夫に乗り移ってしまう。だから見ていて何の違和感もなく、最後まで引きこまれてしまうのだ。
▼都知事はケチな男なんです。「I新党か?」とマスメディアに持ち上げられたが、自分サイフからは一円だって出すのは嫌いな知事だ。だから新党騒ぎは立ち消え。視察で旅行するときも夫妻でスイートをとる豪勢さ。いえこれもポケットマネーではなく、都民の税金なのだ。差額ぐらい払ってもしかるべきだと思うが、ケチなのです。そして今回の尖閣列島の買収騒ぎ。山東昭子に紹介された地権者から15億円で買うとか。都知事ならそのくらいのはした金は持っているハズだが、これも都税。目立つことだけが好きなんです。この男、我が家では昨夕さっそく「買うなら自分のカネで買えと」抗議メールを送った。
▼昨日午後は桜見物に不義理をしてキンケロシアターの上映会に行った。初日なので愛川の挨拶がある。木曜日の原稿締め切りに書き上げないと、いつまでも上映しているわけではない。月曜日に「火曜日は雨」の予報がでたとき初日初回に行こうと決意した。
Kinkero
(中目黒キンケロシアター)
◇「黒駒勝蔵」清水次郎長は広沢虎三の浪花節や東映映画で人気となった。だがしかし明治政府になってからは、その手先となって長生きした。この黒駒勝蔵はわたしの知らない人物だった。上映に先立ちキンケロシアターで、愛川欽也は初日初回なので舞台挨拶をして次の様に語った。彼はこの映画に先立ち、民芸の芝居で最初にシーンにでてくるかわら版売りの役で出演した。それから興味を持って調べると、次郎長は地元清水では人気が亡いことを知る。しかし黒駒は地元山梨では人気があった。それで興味を持って更に調べて今回の脚本を書いたという。作品は一年前に撮り上がっていた。しかし肝腎の上映館である自分の所有するキンケロシアターが、各劇団に知られてずうーっと貸し切りで空きがなかった。1年後まだ塞がっていたが、たまたま俳優座の後輩の予定が入っていたので1週間だけずらしてもらって4週間の上映にこぎ着けたという。
▼山梨県笛吹き川の一帯を仕切っていた博徒が黒駒勝蔵である。彼は任侠であるが、人が良く騙されやすい事が玉に瑕だ。ある日八王子の知り合いが汚い格好をして黒駒の屋敷を訪ねてくる。どうやら西の方から官軍と新撰組がやったくるようだが、官軍に力を貸してくれ、という協力要請だった。「うん、悪い様にはしない」と言って裏口から帰らせる。
▼勝蔵には若い婚約者がいたが、彼が博徒である事で結婚できずにいた。あるとき女衒に騙されて、どこかに連れて行かれようとしたとき、船着き場で勝蔵の手下が救い出す。官軍に付くかそれとも会津・新撰組かと迷ったとき、勝蔵の右腕の男が「賽の目で決めましょう」と3・1のピンを出して、官軍側に付くことを決める。そのとき右腕はサイコロに細工をするが、勝蔵はそれを見逃さない。仮に賊軍という呼称を使うが、その鉄砲玉が飛んで来る戦いの最前線に立たされるのは常に博徒の勝蔵たちだった。勝蔵もいまや親分から「隊長、隊長」という名前になっている。手下は目や腕を失ったり大けがをし、勝蔵自身も右足を引きずっている。
▼戦いは一段落して江戸浅草郊外の寺に「褒美、褒賞」を求めて怪我をした勝蔵隊長一家は待機している。しかし待てど暮らせどご一新なった政府からの沙汰はない。勝蔵も28両というはした金をようやく貰って来るが部下は納まらない。それどころか政府は甲府に戻って金を掘れという命令を出す。しかし甲府の鉱山は掘り尽くして最早石ころしか出て来ない。政府は勝蔵たちを厄介払いをしたのだ。一方次郎長は政府の言う事を「はい、はい」と聞く男に成り下がっていた。
▼ある日山梨県庁から呼び出される。そして農民一揆が起きたとき鎮圧をさせるから待機しろ、決して命令があるまで動いてはならぬ、とクギをさされて引き下がる。農民一揆は実は県庁の役人が仕組んだものだった。手下はそのどさくさで、ちりぢりバラバラになる。妻と2人で静に暮らそうと語りながら田んぼの土手を歩いていると、小銃を持った役人に取り囲まれ牢獄へと入れられる。つまり勝蔵は官軍の鉄砲玉除けの役割を果たしただけで、厄介払いされたのだ。新政府もそんなならず者がいてはまずいので、勝蔵は処刑されてしまう。刑場に張り付けられた黒駒勝蔵の姿を垣根の外から涙する妻の姿がそこにはあった。ちなみに映画のサブタイトルは「明治維新に騙された男」とある。4月17日から5月13日まで上映。Tel03-3496-1138

|

April 17, 2012

◇「別離」(その2)

Regatta
(早慶レガッタのオープニングセレモニー。14日浅草)
▼NHKラジオは朝から「事実上のミサイル」を繰り返している。このミサイルとロケットの違いは昨日書いた通りだ。もう一つ「愛川欽也パックイン・ニュース」では重要な論点がでた。それは「なぜ北が核保有に固執するか?」という問題だ。これに川村晃司氏が「かつて日本に植民地支配されていた朝鮮や中国は、自分たちがいかに苦労しても日本帝国主義を追い払う事はできなかった。ところがアメリカが原子爆弾を2発投下したら、日本は敗北した。だから自分たちも核を持てば二度と日本に侵略されないだろう」という考え方が根底にある。川村氏もわたしも彼らの核保有が正しいと言っているのではない。
▼しかし当時の中国や朝鮮のニュース映画を見ると、日本に原爆が投下されて歓喜の声を上げている人々の映像が多数存在しており、それらをわたしも見ている。だから「核さえあれば安心だ」という考え方が彼らの論拠の一つになっている。さらに言えば毎年8月になると原水爆禁止大会開かれ、「自分たちは被爆者であり、被害者だ」という側面だけが強調されるのは、かなり一面的だということにもなる。可能だったかどうかは別にして、日本人は当時の軍部や帝国政府に対して組織的な反戦・抵抗運動は一切行っていない。刑務所に入れられて「オレは非戦を貫いた」といくら言っても、それは個人の思想という脳内レベルの問題でしかない。
◇「別離」(従前)家政婦は使用人の夫にドアの外に押された瞬間階段から落ちて、流産したと主張する。裁判所で審問が始まると裁判官は「妊娠3ヶ月以上の胎児が死んだとなると殺人罪が適用される」と宣告する。そして莫大な保釈金を払わないと刑務所にとどめ置くという。夫は「認知症の父がいるので自分が帰らないと大変な事になる」というが聞き入れられない。
▼だが11歳の一人娘が母親に連絡し、妻の実家を担保に保釈金を支払うことになる。義母は「そんな事を遠慮しないで」と優しい。しかし殺人罪が適用されるとなると、大変な事になる。夫は家政婦が「妊娠している事を知らなかった」という作戦に出る。ここで保身のためにウソをつく。さらに妻の同僚に頼んで「妊娠していると言う会話は聞く位置に立っていなかった」という証言を引き出す。
▼納まらないのは家政婦の夫だ。靴職人をしていたが腕が悪くて仕事をなくし、借金取りに追われている。彼の妻は借金を返そうと夫には内緒で家政婦の仕事をしていて流産してしまった。だから「口が割れてもアルバイトをしていた」などとは言えない。主人公の夫は家政婦を病院に見舞いに行くと、靴職人の夫に「テメエこの野郎」という調子で殴りかかる。言わば粗野な人物で証人にストーカー行為を続けるので、一度証言した妻の同僚は裁判所で「証言はウソだった」と前の証言を取り消す。
▼主人公の夫は靴職人を「暴行罪」で訴え訴訟合戦になる。主人公の教師である妻は何とか娘を連れて出国したい。そのために妥協点を探ろうとする。倒れた玄関で実況検分をしたりすると、靴職人の妻があるこを隠している事が分かってくる。流産をする直接の原因が「死産」だったのではないかという疑念である。教師の妻はお互い訴訟は取り下げて、慰謝料を靴職人の妻に支払う事で合意をとろうとする。ただしその条件として、「自分の元夫の暴力が原因で流産したのではないと、コーランに誓って欲しい」という。敬虔なムスリムである靴職人の妻は聖職者に相談すると「ウソをつくと長女の呪われる」と言われる。進退窮まって靴職人の夫にアルバイトをしていたこと、流産の直接の理由を告白する。
▼そしてそれぞれが、自分の立場を守ろうとしてウソをついていたことが明るみに出る。慰謝料をアテにしていた靴職人は教師夫妻の車のフロント硝子をメチャメチャにしていずこかに行ってしまう。そして最終段階の裁判所。教師の妻は出国すべき日時が迫っている。娘が裁判官の前にたち、「お父さんかお母さんどちらに付いていくか聞かせて欲しい」と聞かれる。涙を流す少女に裁判官は気を利かせて「ご両親がいない方がよければ席を外してもらいましょう」と2人を外に出す。元夫婦は離れて座り、娘の結論じっと待つ場面で映画は終わる。
▼「2012亀戸天神藤開花情報」という検索用語が増えています。わたしは過去には毎日写真を撮って掲載しました。こんな無意味なことを掲載する予定はありません。直接亀戸天神社にお問い合わせください。

|

April 16, 2012

◇イラン映画:「別離」を見る。(1)

Ukonzakura
(香取神社の鬱金桜、花びらが緑です。)
▼二日酔いは寝ていてもなおらない。多少辛くても映画館に通う。その結果、体調も戻って精神力とも万全です。「愛川欽也パックイン・ニュース」で北ミサイルに関して田岡俊次氏は「大体ミサイルならば打ち上げる仰角が低い放物線で、人工衛星ならばまっすぐ上に打ちあげて次に角度を水平に曲げるからうちあげた瞬間に分かる。それをミサイルだロケットだと騒ぐこと自体がおかしい。現時点でも北にはムスダンというミサイル19基ほどあり、いざという時はこれが日本に標的をつけるだろう」と語っていた。
▼今朝読んだブログではこのように書いている人がいたので参考までにご紹介する。政党というのは選挙の票を目当てに政策を出すから、北と同一に見られたくない場合、こうなってしまうのだろう。「愛川欽也パックイン・ニュース」では愛川が「なぜ北朝鮮はこれほど日本を嫌うのか?」というテーマを作って論議を深めようとした。川村晃司氏は「戦争中の補償が南の韓国政府だけに行われて北に行っていないこと。小泉首相の日朝合意が反古にされてしまったことなど挙げていた。
▼今朝6時のNHKラジオニュースで御前崎市長選挙で現職が3選された。その背景は政府が浜岡原発を止めた事に対する、地元の反発がこのような結果になったと結論する。NHKってほんとうに偏っている報道をする。朝日の朝刊では世論調査の結果「脱原発が58%」で過去最高になったと報じている。浜岡原発は大飯原発同様地盤が危ないと言われている。そこに津波対策の防潮堤だけ作ってもまったく意味をなさない。今回の選挙では中部電力が必死になって巻き返しをしていたという情報がある。必要なのは口先の約束である安全宣言ではなく、中部電力社長以下役員が家族どもども敷地内に移転して「安全」を証明して見せることである。
◇「別離」イランの家庭裁判所のような場面。夫婦が離婚調停を行っている。理由は妻はこの国に住むのがイヤで半年かけて移住許可をとった。夫に一緒に出国して欲しいという内容だ。しかし夫には認知症で介護しなければならない。しかも11歳の娘は母と同行するのを嫌がっている。移住許可証の有効期限は残すところ40日。妻は荷物をまとめて実家に帰ってしまう。たんなる離婚劇かと思うと全く違う。妻がいないから夫は父親の介護をする人物を手配しなければならない。妻と同じ学校に勤務する女性を介して30歳くらいの人を手配してもらう。1日の仕事が終わった時点で「仕事がきついし、賃金は安いので明日は来れない」と断られる。しかしそんなに急に言われても手配ができないので、もう一日だけと無理に頼み込む。
▼1日目に老父は失禁してパジャマやベッドを汚してしまう。家政婦はイスラムの宗教裁判所のようなところに電話して「年老いた老人を着替えさせることは罪にならないか?」と問い合わせる。宗教上の理由で男性の裸を見ることも禁じられている。「そのような状況ならばやむを得ない」という指示がでたようだ。ところが目を離したとたん老父は「新聞を買う」と言って家を出たがるので目が離せない。2日目父親が勤務先の銀行から早退して、娘の下校を待って家に戻ると父親はベッドに手をくくりつけられ、しかもベッドから落下して息が出来ない状態になっている。しばらくして戻って来た家政婦を「死ぬところだった」となじる。しかも一日分の賃金を払おうと思っていたバッグは空になっていた。父は怒って家政婦を家から追い出し、戻ったところを突き飛ばす。これが長い話の出発点になる。アカデミー賞外国映画賞受賞作品。Bunkamuraで上映中。

|

April 15, 2012

東電を擁護する首相のホンネは株価の値下がりだった。

▼昨日はある集まりがあり、雨の中をひたすら歩いた。夜の部は記憶が途絶えてしまい、気がついたら着の身着のままでベッドにひっくり返っていた。
▼昨日の「愛川欽也パックイン・ニュース」はトラブルもなく安心してみられた。ただ前回同様司会の愛川の携帯が番組放送中に鳴り出すというアクシデントがあった。出席者にそういうトラブルは一度も起きていないのに、何故繰り返しそうなってしまうのか不思議だ。
▼今朝の新聞で野田が昨年財務相をしているとき、「原発事故に関連して東電の事をあまり騒ぐと東電の株価が下がるので、『東電弱める発言控えて』と発言した」と書かれている。東電株価がストップ安になったとき、株主60万人のうち、59万人ほどは個人で経済への影響が大きいから、と言ったとされる。この大臣が総理大臣になったのだから、政府の「脱原発」もかけ声だけになるものわかろうというものだ。
▼昨年公開された映画「8日目の蝉」は録画して見たが、本にはでてこない雑誌記者がメインになっていて、つまらない内容だった。そのてん2週間前からNHKBSで始まった壇れい主演のドラマは、脇役にも芸達者な人たちが揃ってしっかり作られている。全6話なのであと4回だ。体調不良のためこれで終わり。

|

April 14, 2012

日本独自ではミサイル警報も出せない理由(わけ)

Inokasirap1
(井の頭公園の桜)
▼北ミサイル騒ぎのどさくさに紛れて一部閣僚(通称「仙石5人組)だけで「大飯原発の再稼働」を決めた。再三いうように「再稼働」を決めた野田首相や枝野経産大臣それに仙石氏らは家族と一緒に大飯原発の敷地に引っ越して生活すべきだ。それが口先で「安全」を言う担保になろう。そもそも政治判断とは「ストップ」させるのが政治判断なのであって、原発会社の言いなりになるのは「イエスマン」だ。
▼昨日の「ミサイル」打ち上げ。今朝の新聞を読むと発射の2分後には首相官邸にAWCS(早期警戒機)P3C(わたしの携帯と同じ型番だ)の「発射された」という情報が入っていた。それをダブルチェックが必要だということで、発表が40分も長引いている。何故か?実はAWCSの情報も隠岐の島や佐渡島にあるレーダーサイトにある情報も、米国防省に集約されている。日本の自衛隊はレーダーの機器を操作する権限しかない。
▼だから万一本当のミサイルが発射されても、それは米国本土を守るための対策を立てるために使われる。おそらく米国本土にミサイルが到達するには20分から30分の時間がかかるので、時間を稼ぐことができる。米軍は日本を守ることなど考えていない。大体沖縄の普天間にいる米軍数千人では戦闘などはできない。戦争を起こすには数十満人の部隊や揚陸艦、航空機が必要だ。普天間にいるのは極東に紛争が起きたとき、そこにいる米人を救出するのが目的なのだ。その救出の順番も決まっている。1位米人、2位グリーカードを持っている米人、3位アングロサクソン、4位もし余裕があればその他の国のヒト。
米軍が日本を救ってくれると思っている人がいたら、実にお目出度い。
▼昨日の「ミサイル騒ぎ」が図らずもそれを露呈した。北ミサイルの発射予想地図をTBSテレビだと思ったが、地球儀のような地図で示していた。それを見るとミサイルはフィリッピン本島の方角に向けられており、石垣島や宮古島など、高々度でかすめるだけだ。それが今朝の新聞を見ると、防衛省関係者が「やはり静止衛星が欲しい」と言ったと書いている。ホントにお前らはバ○かと言いたくなる。衛星事業はおなじみやはぶさのNEC打ち上げ技術は三菱、衛星の通信技術は東芝が持っている。「北のミサイル」よりも、国内には東日本大震災で困っている人たちがたくさんいるだろう。
▼特に漁業関係者とか農家は、食品に関する放射能基準が引き揚げられたので出荷できなくて困っている。販売しないのは良いとしても、これらを売れない人たちはどうやって生活していけば良いのか?政府もマスメディアも「原発再稼働妥当」とか「北ミサイルの危険」と煽る責任は重いぞ。昨日某所で飲んでいたら、「憲法は実情に併せて改憲すべきだ」という人が歌を唄う前に一席やっていた。その論拠は「今回の震災でも自衛隊は役に立ったから」という。米軍の「ともだち作戦」にしても核戦争になった場合の作戦演習の一環だったことが分かっている。自衛隊を災害救助隊にするならば分かる。しかし地震の救出作戦でなぜ「迷彩服」が必要なのか説明はなかった。
1面トップの写真を入れ替えました。1週間とか10日くらい、ブログを溜めて見ている人がいらっしゃるが、できれば毎日見て欲しいぞ。

|

April 13, 2012

北「ミサイル」発射不調で爆発落下

▼午前7時55分頃のNHKラジオ速報によれば「韓国KBS」の速報として「北ミサイルが発射された」という。我が家のケーブルTVはKBS(Korean Broadcasting System)が写る(住民に在日の人が多く需要がある)のでチャンネルさっそくチャンネルを合わせてみたがドラマしかやっていなかった。昨日の夕刊を見ると、「中国に滞在する北の脱北女性」が「国民がこれほど飢えているのに人工衛星を打ち上げるなど考えられない」というコメントが載っていた。しかし考えて見て欲しいのだが、日本はこの対策だけで2兆円投じている。そんな落ちるかどうか分からない破片対策に万全の対策と称してカネを使うなら、福島第一原発4号機の対策を早急にやって欲しいものだ。さらに避難して戻れない住民の方々への対応、除洗対策etc。今朝の新聞でも仙台湾のスズキが高濃度の汚染で食べられないと報道されていた。
▼CNNなどを見ていると、発射まもなく第一弾のブースター段階で壊れたようだ。新宿御苑で毎年行われている首相主催の園遊会も中止して「対応」して格好ばかりつけていた。いずれの国も同じだが、内政がうまくいかないと「外」に「敵を作って」国民の怒りの目をそらせるというのが、その手口である。
▼もし北の衛星が打ち上げに成功していたら、色々書こうと思って手ぐすねを引いていたが、「失敗」では書くことがなくなってしまった。日本は「破片を撃ち落とす」と息巻いていたが振り上げた手を下ろすところがなくなってしまったようだ。田中防衛大臣のコメントは発射されて55分後にようやく「失敗したようだ」と声明を出している。だがCNNは発射から20分後の8時には「失敗」と発表している。この日本政府の情報収集能力の遅さでは「Jアラート」の警報などまったくアテにならない。テレビを見る限りアメリカ政府は爆発音の解析を行っており、失敗情報を把握したようだ。それでどこの放送局も「京都の軽ワゴンの暴走」事故に切り替えてその場をしのいでいる。
▼所詮「ミサイル発射」も「ミサイル迎撃」も「夢のまた夢」だったのだ。

|

April 12, 2012

北ミサイルよりも東海トラフ地震の対策をしたら…。

Katorijinja
(桜吹雪の香取神社境内中を歩く親子づれ)
▼NHKラジオは昨日の夕方5時の放送をたまたま聴いたが、「北のミサイルが怖い」という一般人の声を街頭録音聞かせていた。だいたいロケットの最終段の破片というのは大気圏内に突入するときに燃え尽きてしまうものだ。それをことさらに「怖い」、「怖い」と連発させる。一体今回のイージス艦とPAC3を使った芝居に2000億円もかけて、何の意味があるのだろう。怖いというので言えば今度沖縄に配備されるオプスレイは欠陥軍用機なので、頻繁に墜落事故を繰り返している。むしろこの方が怖い。
▼それよりももっと心配しなければならないのは、東海トラフの地震である。これが起きたら三陸沖の地震とはケタ違いの被害になる。政府はもっとこちらを心配してほしい。お笑いなのは防衛省はミサイルと称する物体の航跡を分析してロケットか人工衛星かの分析をするとしている。そんなのは第一段目のケースの蓋を開けてみなければ分からない。
▼昨日はNHKの報道に呆れて夜は一切TVのスイッチを入れなかった。昨日トップページに写真を掲載したら何件か励ましのメールをいただいた。最近の傾向として、管理者から「施設などでは客の顔は写さないでくれ」という注文が多い。映像の場合などは一人ひとり許諾許可書をもらっている。わたしの場合も事前にそのように云われているので、後ろ姿だけにした。ただわたしはイノシシ丼を食べるためにいすみ鉄道に乗りに行ったのではない。運転手さんの取材である。これは原稿の締め切りが19日で22日には校正がでる。メールアドレスを登録してくださっている方でご希望があれば記事はPDFファイルにしてお送りできる。
▼10日の朝日15面で学者芸人で一橋大学非常勤講師(日本語学)のサンキュータツオさんが「編集哲学2大潮流、読み比べ味わってネット化で海外へ」という長文のインタビュー記事があった。わたしも仕事柄10数冊の辞書を使っている。この中でタツオさんは、「なぜ日本語辞典ではなくて国語辞典なのか」という記者の問いに答えている。それによれば、「国家と密接な関係があるからです。明治政府は明治5年(1872年)、初の国語辞典の編纂をはじめた。日本は、江戸時代には希薄だった『国家』という意識を、明治維新で初めて持った。日本列島に住む日本人が日本語ではなく、広大な領土と異民族を包括する帝国の言葉。それが『国語』なのです。」と言い切っている。
▼要するに国語を政府の思うままにコントロールする事で「坂の上」を目指していたのである。タツオ先生の一押しの辞書は、角川学芸出版の「基礎日本語辞典」だとおっしゃっている。そしてみなさんがお好きな「広辞苑」に対しても「規範の岩波が出しているのに必ずしも規範的ではない」と手厳しい。

|

April 11, 2012

自衛隊のミサイルは決して「破片」に当たらない。

Inosisidon
(これが大多喜町で噂のイノシシ丼、商品名は「十六丼」)
▼大飯原発で橋下大阪市長は機を見るのに聡い。さっそく100kmに稼働拒否権と言いだした。昨日書いた政府の再稼働方針は「ベントをする場合フィルターを取り付けたから大丈夫」というのがその主旨である。しかしベントは格納容器を爆発させないための最終手段であり、フィールターをつけても放射性物質は飛び散る。それよりもます大飯の場合は地震の危険地帯に建設されている事が問題なのだ。ここを廃炉にしなければ、京都、大阪も人が住めなくなる危険と背中合わせで生活しなければならない。
▼また今朝も北ミサイル危機を煽るNHKである。わたしが見る限りラジオ、テレビともNHKだけが「危機感」を言っている。それも「ロケットの破片を破壊する」のが目的だとしている。だがPAC3はほぼ垂直に落下する相手方ミサイルの弾頭部分を、射程20~35kmの範囲で垂直に撃ちあげて破壊する。このような場合「破片」の「破壊」はPAC3では対応できないし、実験した実績すらない。またイージス艦に搭載されたSM3は高々度を飛行するミサイルは迎撃するが、同じように落下してくる「破片」の「破壊」は想定して作られてはいない。だから自衛隊の「虎の子」の2つの兵器は今回の様な場合何も役に立たない。
▼昨日は青天に恵まれての取材となった。わたしが単独で取材に行く日は天気がかなり荒れる。いままでも台風、暴風雨、横殴りの雪など枚挙にいとまがない。そして先々週は強風で電車がストップしてしまった。途中まで電車で来るとMさんからメールがあった。Mさんの別荘がある駅を通過するのは何時になるか?手を振るからとおっしゃる。駅で手を振られるのは苦手で、いつも涙がこぼれでてしまう。時間はあらかじめ分かっているので、通過する時間を知らせて、迎えてでて貰った。夫君の運転する4WDで迎えに来てくれた。
▼ここに越して来たのは昨年末かと思うが、別荘は通称「たぬき御殿」という。何故かとというと、庭に狸が出没するからだ。ある日、狸の目とMさんの目が会ったという。庭に食べものの種を播いても掘り起こして食べてしまうのだという。コーヒーをご馳走になりながら「捕まえて狸汁にしようよ」というと、「野生動物の捕獲も食べることも禁止されている」とおっしゃる。うーむ残念だ。次の列車まで小一時間、夫君は作業小屋のトタン板の錆を落としてペンキを塗る作業をしていらっしゃる。あまり長居をすると作業の手伝いをさせられそうだ。とにかく静かな農村の改装したばかりの一軒家で、夜はしーんとして真っ暗になるので怖くて一人では泊まれないという。
Inosisidon2
(イノシシ丼のアップ)
▼作業で忙しい夫君にお願いして再び4WDで最寄りの駅まで送っていただく。道は覚えたので次回は歩く事ができるが、徒歩20分ほどの道のりだ。しかし最低10分は歩かないと店はない。だがわたしのふる里よりは賑やかに感じる。目的地の駅には12時17分に到着する。取材は午後2時からなので腹ごしらえをする。1年前に来たMINさんからお聞きした駅前の食堂にイノシシ丼というものがあるというので、ぜひ食べて見たかった。1100円だったが美味だ。イノシシ肉は豚肉よりさっぱりしていて、牛肉に近い味だ。店主によれば通年イノシシの肉を提供するが、季節によって肉の固さが違うので、煮込む時間に工夫しているというお話だった。1面トップにK駅の桜といすみ鉄道の写真があります。

|

April 10, 2012

◇「ピナ・バウッシュ踊り続けるいのち」を見る。

Roppongi1
(六本木の桜)
▼今朝は早めに電車で外房のいすみ鉄道まで取材にいかなければならない。毎日検索用語を見ていると「北○○○怖い」とか「○○の開花状況おしえて」などと言うものがある。この人たちは「検索の仕方」をご存知ないのだろう。もしくはメールをいただければ直接ご返事することは可能である。仕事が一段落したところで、いつもの店に髪を切りにいった。ときどき行く、近くのショッピングモールの中にもチェーン店が出来た。店員さんに聞くとモールの名前すら知らなかった。この店は鉄道会社のルートごとに別会社になっていて店員さんの交流すらないという。
▼なにかやら政府の仲よしクラブで、大飯原発の再稼働が決まったようだ。「愛川欽也パックイン・ニュース」では、閣僚の話しあいに仙石さんが入ったので危ないと思っていたという意見があった。というのはあの枝野経産大臣は個人的には、稼働させたくないと思っている。しかしいままで仙石さんに官房長官の地位まで引きあげてもらった経緯があるので、表だって反対はできない、という意見を言っている人がいた。
◇「ピナ・バウッシュ踊り続けるいのち」ピナは1940年のドイツに生まれたバレーダンサーで舞踊家であった。2009年に68歳でガンで亡くなった。この映画は制作を中止されたままになっていたが、映画監督のヴィム・ヴァンダースによって再現映画として完成させた。映画は俳優たちが踊りまくる。踊るという点では先日の「フラメンコ・フラメンコ」以上である。わたしは素人なので踊りがどのような意味を持っているかはっきり言ってそれほど理解できない。
▼風景はモノレールが走っているドイツの街角であったりするのだが、俳優は飛んだり跳ねたりする。あるいは立木を背負った荒れ地を歩く赤いドレスを着た女の遠景だったりする。圧巻なのは大きなスタジオに巨大な石を持ちこみ、さらに滝や池を作ってしまい。岩に登ったり、池に飛び込んだり、水をかけあったり、そこで踊るというよりも暴れ回る。
▼予告にもでていたが、歩きながら右に左に倒れかかる、黄色いドレスを着た女がいる。その後をスーツを着た男がついてきて、左右に走り回って倒れて地面に着地する直前の女を受け止める。果たしてこれが踊りなのか?と思ってしまう。
▼男女ともダンサーは贅肉が殺ぎ落とされた肉体を持っている。彼らの精神の動きが瞬時に肉体に反映しているのだ。このレッスン場に集まってくる若い踊り子たちにピナに成り代わった監督が問いかける。彼らは踊りを通じて何かを表現しなければならないと答える。最後はダンサーたちが正装して前の人の肩に手をやり山の峰を歩いて行くアップで終わる。しかしどうも分からない映画だ。池澤夏樹はすでに2回見て、3回目に行くつもりだと言っている。しかしわたしは一回だけで疲れてしまった。とくにあの3Dメガネはいかん。有楽町ヒューマントラストで。

|

April 09, 2012

「北ミサイル」の「恐怖」を煽るNHKラジオ

Aoyamaboti1
(青山墓地の桜)
▼今朝のNHKラジオでは「朝鮮が<人工衛星>と主張する長距離弾道ミサイルの発射」問題が慌ただしく報道されている。それによれば招待された外国メディアは70人に上っているという。「真相」を書くのがメディアの役割だとNHKが考えるのなら、又聞きの報道はやめていますぐ特派員を派遣して、この目で確認して書いた方が良い。さらに軌道を逸れた「人工衛星と称する物体」から落ちた破片を撃ち落とすため、自衛隊は沖縄にPAC3が配備したた他、イージズ艦が3隻配備した。PAC3は関東地方では市ヶ谷の防衛省と習志野駐屯地にも配備された。
▼そして今回は自衛隊員には「実弾」も持たせているという。まさか「人工衛星」と称するロケットに小銃や拳銃で向かうつもりではないだろう。これらは政府・防衛省と「日本国民」の「恐怖心」を煽るための演出である。知らない人はまた「北が攻めて来たら戦う」という論調に与することになる。この時点で政府の考えを国民の前に明らかにしないと、また戦前の報道機関が先頭切って戦争協力をした道を歩くことになる。
Hills
(ミッドタウンのレンギョウと桜)
▼朝日ニュースターの経営権が朝日新聞に移ってからの変貌ぶりがすごい。先日チラッとみたら「ニュースの真相」にあの猪瀬東京都副知事がでていたのには驚いた。あとスポーツ中継があったり…。この変貌ぶりの先がけは昨年、作家で医師の海堂尊が「海堂ラボ」という医療問題を取り上げる番組が始まった。そのときトップバッターにあのOMに狙撃された、当時の警察庁長官K松だったのにも驚いた。K松はその後スイス大使だったか、かなり優遇されて、いまはヘリを使った救急医療問題をやっている人物である。わたしは高所目線でしゃべる人が嫌いで、国家権力を最大限に振るって自分の保身をする人は更に苦手だ。
▼昨日は青山一丁目から青山墓地を経由して六本木まで歩いた。途中昨年の大震災でアンテナの切断工事が始まったばかりの東京タワーに青いケージで囲いが取り付けられているのが目視できた。六本木ヒルズを通りかかったらちょうど結婚式をやっていた。花嫁さんのウェディングドレスが余りにも美しかったので、走って前に回り込み写してきた。
Hanayome
(ヒルズの花嫁さん、顔はボカしてあります)
▼夜NHKETVで「気仙沼の人びと 2009-2012」を見た。この番組は09年にNHK仙台放送局の女性ディレクターが「台風が近づく気仙沼漁港の人々」という番組があって、当時3回ほど再放送がされた人気のドキュメンタリーだった。わたしもあの人たちが今回の津波でどうなったのかとても気になっていた。昨晩はその3年後の姿を追った。結婚すると言っていた保育士さんは、すでに生後半年くらいのお子さんがいた。しかし夫の乗船する漁船は北海道の基地に所属する。気仙沼漁港が津波で破壊され復旧途上だ。いまは水揚げするのが塩釜港なので100kmも離れている。いまは4ヶ月に一度くらいしか会えない。北海道への転職も考えたが、大勢の人の協力でここまで来る事ができた。その温情を振り切って気仙沼からでていくことは決してできない、と伝い歩きが始まったお子さんを見ながら話していた。
Tokyotower
(カバーがかけられた東京タワー)
▼今週は強風で延期になった、いすみ鉄道取材のリベンジなど、土曜日夜まで多忙である。

|

April 08, 2012

東京の下町も絶好のお花見日和でした。

Treechree1
(スカイツリーと桜)
▼絶好のお花見日和だったが、ブログ愛読社の皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?わたしは午前中「愛川欽也パックイン・ニュース」(新名称)の実況放送を見てから、隅田川に向かった。愛川の番組はいつもの時間通りに開始した。ゲストの音声が低すぎて聴き取れない部分があったが、まずまずの成功だと思う。それにしても初回で7200人が登録したというから凄い。ゲストの一人元朝日新聞の早野氏が「民主主義とは時間がかかるものだ」という意味の事を発言していた事に、愛川は深く感動していた。
▼ゲストの発言を聴いていて、放送というのは色々規制があるのだなと思った。例えば前田一が「民主党って本当にバ○なんですよ」というのは放送では絶対云えないが、ネット中継では言える。(○の部分には「カ」がはいる)早野は「ボクは朝日にいたが東京新聞は朝日と違って良いことを書いている」という発言も同様である。ネットで見ると昨日の放送は、技術的な問題が発生してDVDで販売できるレベルではなかったので、もう一回14日に無料放送をして21日から有料放送に切り替えるとアナウンスされている。わたしはネット配信画像はこんなものだと思っているが、たしか言われて見れば「販売」するにはどうかと思う。
Sumidagawa1
(隅田川と桜)
▼ついでにNHKでお得意のフレーズは予算審議で「憲法の規定により予算は再び衆議院に回され可決される」という使い古された言葉を言う。だったら「憲法違反の自衛隊はPAC3を使った北のミサイルを破壊しようとしています」とか「国政選挙の投票数格差が違法であるとされる千葉4区から立候補して当選した野田某は…」というニュースがあってもしかるべきである。
▼愛川の番組が終わってから、せっかくの天気だから隅田川周辺を歩いてみようと思って、カメラ2台を持って外に出る。スカイツリーの真下まで行くと、柵が一部取り払われていて、横十軒川をわたってツリー下まで行くことができるようになっていた。店も一部だが見える様になっていて、1階にはスタバもあった。家の中では暑かったので短パンをはいて来たが、ちょっと時期尚早であった。さらに墨田区役所から言問橋に出て台東区側に渡る。そして桜橋まで行って墨田区側に戻り、墨堤を南下して元の道に戻る。陽射しが弱かったせいか、それとも桜が満開ではなかったせいか、ソメイヨシノはまだ真っ白にはなっていなかった。芸妓組合の茶店もきょう8日で終わる。
Tokyounivsakura01
(東大構内の桜、MINさん提供)
▼もし芸子さんにお茶を接待して欲しかったら、きょうおいで頂いた方が良い。寄り道をして歩いたので往復1時間半で、歩数計は1万5千歩まで行った。撮った画像は200枚くらいだったので、そのうち何枚かを順次ご紹介させていただく。
▼昨日の朝日によれば新宿御苑では、入場者の持ち物のアルコール検査をしているという。チェックする警備員など人手も大変だと思う。わたしは桜の開花が始まる前の某日、この御苑にワイン2本を持ちこんで飲んでしまった。

|

April 07, 2012

3D映画はメガネ着用者には見づらい。

Yamazakura
(山桜とスカイツリー)
▼昨日は学校の入学式が、予想より早く終了したので、有楽町ヒューマントラストに立ち寄った。ここではメルマガで「てんぐさ」さんが書かれた「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」が上映されている。この映画は朝日新聞火曜日の夕刊で池澤夏樹が「人間たちのへの愛の証し」と激賞していました。その批評を見るまではBunkamuraの「少年と自転車」に行くつもりでいました。しかし、、子どもをダシに使った映画にロクなモノがないことも事実です。それでこちらに絞ったわけです。まずチケットを買ってから、腹ごしらえをします。映画は生まれて初めて見る3D映画で、映画館で座る入口で3Dメガネを渡されます。いやチケットを買うときに1400円だというので、「3Dでない映画を見たいと」抵抗したのです。すると受付嬢は、「どこを探してもこの映画は3Dしかやっていないと思いますよ」という返事が返って来た。実際日本ではここしか上映していないので諦めてチケットを買った。映画の感想は後日書くが、わたしはメガネを着用しているので2つもメガネを掛けると疲れる。
▼「八日目の蝉」だがストーリーを知りたかったので図書館のデータベースを検索した。するとみんな貸し出し中で22ポイントの視覚障害者向けの本しかなかった。図書館の本は現在最大7ヶ月待たされているモノがある。文庫本ならばおそらく3~400ページなのだろうが、昔の電話帳くらいの厚さで3分冊もある。それを昨晩引き取ってきて2時間で読み終えた。それで今朝早起きついでに、午前7時に図書館のポストに返却してきた。内容はこれも次回のメルマガでご紹介する。帰りに近くにある植物園を覗いたら、ゲートは閉まっていたがしだれ桜がほぼ咲ききっていた。
▼すでにお知らせしているように「愛川欣也パックイン・ニュース」がkinki.tvに変わって第一回目の生放送が日本時間の午前11時から始まる。ツイッターもできるようなので初回だけナマで見ようと思っている。初回だけ無料なので、パソコンを持っている方は、「会員登録」して上でぜひ覗いて見て欲しい。
▼メルマガの<編集後記>に書いた「7分」についてご質問がありました。これは指が滑ってしまったミスタッチで「7本」の間違いです。桜の開花情報を何名かの読者からお寄せ下さっています。できれば画像も一緒に送って下さい。ブログでご紹介させていただきます。わたしも愛川の番組が終わったらカメラを抱えて墨堤を一周してきます。

|

April 06, 2012

◇「ドライブ」(2)を見る。

Sitamatitree
(下町のツリー)
▼昨夕お送りしたメルマガの「編集長がオススメする映画102」A-1にお一人が応募して下さいました。ありがとうございます。ブログもメルマガも何とか双方向通信にしたいという試みの一環です。メルマガも将来的には3ヶ月に一度くらいの感想、メールが来ない場合は送信停止にする予定です。ブログも会員限定公開にする予定をしています。いま見ているTVドラマは地デジ日テレで2日(月)午後10時から再放送が始まった「カンチ!」の「東京ラブ・ストリー」です。これは当時まったく見ていなかったのでストーリーがまったく分かりません。そこで遅まきながら見ています。もう一つは「八日目の蝉」でNHKBS壇れい主演で始まり見ています。とは言っても最近は午後10時になると、アルコールを口にしていないのに眠くなってしまうので、録画早送りです。
▼◇「ドライブ」(2)昨日「近日このドライブを見る予定」という声が寄せられて嬉しく思っています。出所した夫が戻ると408号室で友人達が集まってパーティが開かれます。「カミさんが世話になったってな、息子が言ってたよ、感謝しているぜ」という言葉が返ってきます。ところが数日後その夫が駐車場で袋だたきになっています。聞きただすと「刑務所で2500ドルの借金を作って」すぐ返せと言われているというのです。もしそれがイヤなら質屋の強盗に協力しろと脅されているのです。
▼ドライバーは「自分が逃走車両の運転をしてやるから」と協力を申し出る。犯行現場で待機するドライバーはハンドルに腕時計をセットし、5分後を注視する。犯人の一人の女は100万ドルの現金を持って時間通り脱出する。ところが刑務所を出たばかりの男は、質屋の店主に射殺されてしまう。何故なのか?テレビのニュース速報では質屋の店主が「犯人は射殺し実害はなかった」と語っている。ドライバーは「夫はワナにはめられて殺害された」と睨む。
▼疑惑を持ったドライバーは、小さな子どもを抱えてのこされた妻のため、真相を探ろうとする。ドライバーは妻にほのかな恋心をいだいている。だからと言ってラブシーン一つでてくる訳ではない。二人の距離が縮まっていく過程をただ目の演技だけでそれをあらわす。糸を手繰っていくと3人の黒幕の存在があきらになり、下手人たちを一人ひとり追いつめ「女には一切手出しはするな」と懲らしめてゆくドライバー。だがその代償はあまりも大きかった事に最後は気づく。オレが死んでも彼女と子どもさえ助かってくれれば…。視力が段々薄れていくなか、彼女が見つめる目だけが記憶の底に残る。

|

April 05, 2012

◇「ドライブ」を見る。(今年前半期、最高の映画)

Hakumokuren
(ハクモクレンとスカイツリー)
▼新「愛川欣也パックイン・ジャーナル」の放送時間のアナウンスがあった。これで土曜日の昼にPCにかじり付かなくても済む。2回以降は有料なので、ぜひお金を払ってご覧頂きたい。ネットでよく「無料画像」という検索用語がでいらっしゃる方がいる。無料は再生産できる資金が蓄積できないので、長続きしない。スポンサーを持たないという事は報道内容に横やりが入ず、NHKや民放と違って政府財界の太鼓持ち記事ではなく正しい内容が報道できる。月額525円を払ってご覧いただきたい、繰り返すがタダはダメだ。
▼東海トラフで浜岡原発の防潮堤かさ上げ工事が笑い物になっている。中電は「万全の対策をしている」とコメントしているが、津波は新しい防潮堤を優に超える。しかも防潮堤は海岸側だけで後ろから来たらアウト。万里の長城のようにぐるっと囲まないと意味がない。さらに福島第一原発が破壊されたのは地震なのか津波だったのかが検証されていない。というか隠されたままである。おそらく地震で格納容器は壊れているので、津波対策をやっても何も意味はないのだ。
◇「ドライブ」わたしが好きな映画は3つに分類される。Aランクは誰が見ても面白いであろう初心者向け。Bランクはちょっと政治的なメッセージも入ったドキュメンタリーダッチのもの。Cランクはマニア向けで、内容を正しく理解するにはかなり説明を要する。この「ドライブ」はかつてのデビッド・リンチの「ワイルド・アット・ハート」、近年の「題名のない子守唄」、「イースタン・プロミス」系にあたる。この3作は時間があったらぜひDVDでご覧頂きたい。ただわたしの執筆している新聞の映画批評の読者は、きまじめな人ばかりなので、書けない。
▼主人公のドライバー(ライアン・ゴズリング)は映画でもドライバーとしかクレジットされていない。彼は自動車修理工場に勤務する腕利きの修理工である。と同時に凄腕のドライバーでもある。社長の求めに応じて、銀行強盗を逃がす仕事を闇でやっている。依頼が入ると銀行などの出口でエンジンをチューンアップした車で待機している。そして「5分だけ待つ、それ以上はダメだ」と告げる。強盗たちは4分55秒くらいででてくる。ドライバーは警察無線を傍受しながら、逃げ道を探す。日本と違ってアメリカの警察無線は誰でも聞く事ができる。それで情報提供を市民に促す意味もある。だからジャーナリスト達も傍受できる無線機を持っているのは映画で知られている。ポリスヘリに追われたらぶっちぎり、ガード下に車を潜ませる。
▼ある日は元映画関係者だという男から車を一回転させるスタントをやってくれないかと頼まれる。車を1回転させて500ドル、ギャラは男と2分の1ずつだ。そんなある日道路で車を故障させて困っている女アイリーンを見つける。今時のハリウッド映画にはめずらしいタイプの女性でエレベーターで一緒になったときの目の潤いがとってもいい。車を修理を引き受け、子どもと一緒に自宅に送ってやる。お礼で自宅に招待されると5歳くらいの息子と親しくなる。アイリーンはスーパーのレジで働き、女手一つで息子を育てているが、1週間後夫が刑務所を出所するという。血が飛び散るので「18禁」映画です。(続く)

|

April 04, 2012

◇「スーパーチューズデー」を見る。

Tree1104
(昨年、隅田公園から見た建設中のスカイツリー)
▼昨日の暴風雨は、みなさんのお住まいの場所ではどんな具合だったでしょう。毎日深夜に帰宅する人も、夕べは会社の命令で「早退」して午後5時には帰宅した。ところでその人物が乗り換え駅で一人の外国人青年から声を掛けられたという。この駅の近くでイベントをやっているが、本当に開催しているかと、道順だったという。質問された人は英語は得意ではない。ふとiPhoneの翻訳アプリを立ち上げた。英語を話す青年もiPhoneを持っていた。こちらは和英、相手は英和ソフトを立ち上げて無事会話はうまくいって、案内は無事終了したという。英会話の勉強をしなくてもiPhoneさえあれば、道案内も出来るというお話。
◇「スーパーチューズデー」ジョージ・クルーニーの最新作。言葉の本来の意味はここにある。簡単に言えば米国で、大統領選挙がある年の2月または3月初旬の一つの火曜日を通常さす。民主党の大統領候補者で県知事のモリスは何よりの合衆国憲法が優先するという説を唱えて大衆を説得するのが得意である。ところが選挙は最終版にさしかかっており、何か何でも勝たねばと陣営の選挙参謀ポールたちは必死である。広報担当官のスチーブンは相手を蹴落とすためにはどんな陰謀でも使って秘策を巡らせる。そんななか、大学生のボランティア・スタッフのモーリーと個人的に会っているうちに親しくなる。
▼深夜にホテルの一室で密会をしているとき、モーリーの消音モードにした携帯が鳴るので見ると、そこにはモリスの携帯番号が表示されていた。モーリーを詰問すると、実はモリスの子を妊娠していると告発される。どんなスキャンダルも敵候補者やマスメディアに知られたら命取りだ。選挙の会計責任者に「いますぐ黙って500万ドルだせ」と命令する。会計責任者は「1件一人100万が限度です」というが、「つべこべ言わずに出せ」としかりつける。スティーブンはモーリーを産婦人科医に連れて行き、手術に使った残りのカネは手切れ金として渡す。
▼ところが選挙参謀のポールは、スティーブンが敵対する候補者からの誘いを会った事を口実にクビにする。実はこれはスティーブンの能力を高く買った敵勢力のワナで、彼をスタッフから解雇させるためであった。一方候補者モリスの情事の火消しをしていたスティーブンは逆襲する。それはモリスと一対一になったとき、モーリーとの関係をばらす、イヤだったら選挙参謀のポールをクビにして自分を再雇用せよという内容だ。モリスはシラを切るがスティーブンは携帯の録音に「遺書が残っている」と開き直る。迷った挙げ句モリス候補者の出した結論とは…。
▼対立候補を蹴落とすためなら何でもする。口先だけのマニフェストや自分の思想信条(モリスは無宗教という事になっている)で有権者の支持訴えても票には結びつかない。それより確実なのは有力議員をあの手この手で囲い込む事に夢中というのが現実だ。映画では、大統領選挙を通じて正義を実現しようとした男が、勝つために正義をねじ曲げていく過程を描いている。正義を言う者が勝つのではなく、勝った者が正義になるというのはどこでも共通している。アメリカでも欧米でも、ロシア、中国そして日本でも。

|

April 03, 2012

◇「ルート・アイリッシュ」を見る。

▼JAXSAに北朝鮮から人工衛星打ち上げ場所に招待状が届いたという。すでにアメリカのメディアは行く事を決定している。しかし日本は「打ち上げを認めることになる」と弱腰だ。もしわたしに招待状が来たらどんな無理をしても出かけて記事と写真を売り込む。しかし日本が招待を断ったホントの理由は「行った科学者が拉致されたら困る」というお粗末な内容だ。
▼NHKラジオ基礎英語が2日から新年度に切り替わった。3月30日夜の特番で「ヒアリング」の試験があったので挑戦してみた。答えはネットで回答すると全国の順位が一瞬のうちに分かる。さすがにそれはしなかった。しかし基礎英語「1」は10点満点の7.「2」は5で「3」は4だったのでガックリ。ラジオのリスニングは現実の会話はと違って聞き返すことができない。ま、そんな訳で今年も「3」をやることにした。しかしカリキュラムは昨年までとまったく違っている。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の基準になっていた。
▼◇「ルート・アイリッシュ」主人公ファーガスはバクダッド市内のグッリーン・ゾーン(米軍管理区域、同名の映画もある)からバグダッド空港までの輸送路を警備する仕事を請け負う、イギリスの小規模な派遣会社に所属していた。このルートはイラクで最も危ない道だと恐れられている約12kmの道路だ。帰国してリパプールにいると、彼を頼ってイラクに行った親友フランキーが、不審な死に方をしている事がわかる。「とにかくひと月1万だ」というファーガスの誘いにフランキーは乗る。そうでなくても失業者が多く景気が悪いイギリスにあっては魅力的な話だ。とにかく二人は「カネ」のために「戦争請負人」の世界に足を踏み入れてしまった。
▼ところがタクシーに乗った要人の警備をしている時に射撃戦に巻き込まれてしまう。手づるを頼っていくとフランキーの携帯に現場の画像が残されていた。イギリスに残されたフランキーの妻はどうしても夫が死んだ真相を暴いて欲しいとファーガスに依頼する。フランキーは美しい妻を残して未来を失ってしまう。一方ファーガスは自分が親友をこの道に引きこんで死なせてしまったことを後悔している。
▼真相に迫ろうとすると、フランキーは意図的に殺害されたのでは、という疑惑が浮かび上がってくる。イラクにあってイラク人の生殺与奪の判断は欧米人の手に委ねられている。たとえば「ターバンを脱がせる」という言葉は暗にイラク人を拷問する、という意味に使われている。さらに民間人のイラク人を殺害しても民兵(軍事派遣会社)は罪に問われないという「命令17号」というとんでもない法律さえ存在する。要するに拷問しても血さえ流さなければ何をしても良い、というのが「ターバンを脱がせる」という言葉なのだ。
▼フランキーが殺害された裏には、もうイラクでは仕事にならないから、弱小警備会社の大型合併話があり、もっとうま味のある仕事に手を伸ばそうという野望が蠢いていたのだった。米軍は撤退しても、民間軍事会社の職員は増えていくという戦争のアウトソーシングが現実には進んでいる。銀座テアトルシネマ。

|

April 02, 2012

原発を再稼働させるのは日本の核武装化が狙い。

Pac3
(習志野駐屯地第1高射隊のPAC3、著作権があります。コピー不可)
▼昨日はケン・ローチの「ルート・アイリッシュ」と、ジョージ・クルーニーの「スーパー・チューズデイ」を見た。これで週末締めきりのシネマの原稿は書ける。わたしの見たい作品は「ドライブ」なのだが、それは後日にする。
▼先日家電量販店に行ったらST化学のペンシル型簡易放射能測定器が5800円で山積みされていた。これはネットでも同じ価格で売られている。ご希望の方はどうぞ。
▼土曜日朝5時台のNHKラジオ第一「週刊辛口コラム」を聴いていた。この日話していたのはNHK解説委員室専門委員東海大学教授・外交評論家 園田矢(そのだただし)解説委員だった。文字の起源から文字を書き残すための筆がどのように工夫されたか話していた。そしてマルコポーロは「地動説」を唱えたが、それは彼独自の研究ではなく、過去の研究した人の書いた物を読んで自分の学説が正しいという結論に達したというのだ。一体この人は何を云いたいのかと聞いていたら、原子力保安院や経産省の関係機関で原発事故の記録がまったく残っていないという事に触れた。いま原発事故の記録を残して検証せず、どうして未来が存在するのかというのが、解説委員の話の主旨だった。テーマの立て方と結論の持って行き方にとても説得力があった。
▼原発再稼働問題に関して「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で川村晃司氏は次のように述べて。北海道の泊原発が止まれば日本の原発はすべて止まる。一基だけでも再稼働させたいという、思惑はプルトニウムを自力で生産することにある。つまり一部の勢力はいつの日にか日本を核武装してアメリカの軛から逃れたいと思っている。IAEAという一見国連の機関のように見える組織の実態はアメリカの息のかかった民間機関である。それが日本に一番多く査察に来ているのがその証拠である。いまのところ最終段階ででたプルトニウムはお荷物でしかないが、核弾頭を作るのが最終目的だ。これは筆者が別の人に取材した時も同様の事を言っていた。
▼例えば日本は実戦では使えないような戦車を造り続ける。その目的は技術を絶えないようにしている。人間は一つの会社に入って25年程度で現役を引退する。だから最低25年に一台作らないと技術は継続しない。戦車戦は経済の消耗戦なので本来大量生産で安く作れないと意味はない。日本は世界の趨勢とは逆の高性能の精密兵器の戦車になっている。だから経産省や防衛省は原発を一基でも存続させれば目的を達成する。
▼所が日本は世界で省エネ技術が世界一進んでいる。そのため昨年は燃料に使うための原油の輸入量が過去最低になってしまった。その代わりに液化天然ガスなどが代替えとして使われている。こまったのはオール電化などを売り込んでいた東電などの電力会社である。だから原発が停止してエネルギーが不足している。だから値上げが必要だというのは真っ赤なウソである。という様なお話でした。みなさんkinkin.tvを有料契約して、民衆のためのメディアを育てて行きましょうね。

|

April 01, 2012

ミサイル対策より津波対策を優先せよ。

Kirisima
(31日朝日夕刊に出ていた、横須賀のイージス艦、「きりしま」23日撮影、著作権保有コピー不可)
▼昨日は総武線が強風で止まって取材には行くことが出来なかった。わたしは常に待ち合わせ場所には15分から10分前に行く。電車は乗りつぎで行く場合1、2本前に駅に行く。昨日は乗り継ぎ駅のまずい弁当は食べたくないので、駅ビルの地下で弁当を買い、改札に向かったら人が溢れていた。それでもホームに行くと上下の電車が停車したままになっている。小岩と市川の間が強風で走れないので全線で止まっているという。10分ほど待つと、動く可能性が出て来たが、車掌さんや駅係員に聞くと外房線12時06分の乗り継ぎに間に合う可能性はまずない。わたしの想像ではその外房線だって定時運行する可能性はない。さらに取材すべきいすみ鉄道は車両が軽いから、強風だと運行しないだろうと思った。そのむね編集長に伝えて、取材日時を変更してもらうことにして帰ってきた。
▼わたしの体調管理は大体1月、2週間の仕事の流れて調整している。アルコールは体力を奪われるように思えてきたので、最近は月に1、2回を限度に飲む。映画を見るのも仕事の一環なので前日から水分の補給は気をつけ、前日は早寝をする。だから前日の夜にいきなり「翌日取材に行って欲しい」と言われても若くないので、身体が言う事を聞かない。買った弁当は自宅で食べたが、外は強風と横殴りの雨になってしまった。時間はあったが外出する気力は失せて映画には行かず、夜雨が止んだ午後7時半に図書館に行っただけだった。
▼さて私的なことはさておき、昨日は「愛川欣也パックイン・ジャーナル」が最終回だった。来週1回だけ無料ネット中継で、後は有料。海外でも見ている人がいるので、時間帯をずらして海外向けに一回だけ放送を行う。さらにネットに接続できない人向けに、番組をDVDに録画して放送直後に発送するという。これは1ヶ月2100円だ。いまのところネット会員は4~5千人の申込みがあったという。みなさんもこの番組さえ見ていれば、もう地上波や地デジのニュース番組を見るのがバカらしくなってくる。いかに官僚たちによってコントロールされた世界に住んでいるかお分かりになる。
▼きのうは最終回で3時間の特番だった。その中で「北朝鮮の衛星打ち上げ」が話題になった。日本政府は防衛大臣が「ミサイル撃破命令」というのを発令し、PAC3やイージス艦を移動配備させている。しかも政府が言っているのは「北ミサイルの破片が日本の領海に落ちた場合」だ。それも石垣島のさらに南の方である。たとえて言えば東京ドームに小豆が一粒あるものを落とすのに似ている。イージス艦のSS3やPAC3で当たる「ハズ」がない。番組のコメンテーターの一人川村晃司さんが09年のテポドン発射のとき、わたしが書いたのと同様な事をTVで言ったら「このお国の非常時に何を云う」と年配の人からの抗議が殺到したという。
▼そういう「北が攻撃してくる」という事自体が、三菱を先頭とする軍需産業や防衛予算を増やすためのマインドコントロールなのだ。昨晩東海トカラ地震のシュミレーションが発表された。詳しくは明日書くが、34メートルの津波など一自治体で対応出来る話ではない。「こんごう」クラスの役に立たないイージス艦の価格が1200億円もする。いつどこに飛来するかわからないミサイル対策をするまえに、確実に襲ってくる津波対策をしなくてどうするのだ。

|

« March 2012 | Main | May 2012 »