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April 23, 2012

朱鷺の孵化より三井岩国の爆発事故を報道せよ。

▼22日夜NHK7時のトップニュースは「山口県和木町の三井化学岩国大竹工場でプラントが爆発」した事故だった。アメリカのアクション映画そっくりの巨大な紅蓮の炎が立ち上っていた。爆風は近くの住宅のドアや硝子窓を割って爆発の凄まじさを物語っていた。さらに重要なのはこの工場にはドラム缶に入った劣化ウランが3400本積んで保管されていた。このことは殆ど報道されていない。放射能測定結果を公表もせずに会社はいち早く「安全」だというのは一番危ない。
▼ところがその後のトップニュースは「佐渡の朱鷺が孵化した」というニュースがとって変わった。NHKだけでなく、今朝の朝日、TVも横並びになっている。朱鷺の孵化と人間が一人死んだ事故のどちらが大切かと言えば後者に決まっている。こういう横並びの「バ○報道」はどこかで世論操作が行われていると見て間違いない。
▼今朝からJ-WAVEはスカイツリーから電波がでている。この情報は前回のメルマガの投稿にてんぐささんが「別に送られてくる電波が変わるわけでも、聞こえ方が違うわけでもないと思うのですが。」とメールで教えて下さった。しかし7年ほど前に、わたしの住んでいるマンションの隣に某社の高い10階建て研究棟が立ってからFM電波は入らなくなってしまった。それまでも共聴用集合アンテナを使って引っ張っていた。これもケーブルTVになってから使えなくなった。NHKFMだけはかろうじて聞こえたが、その他は全滅。ところが今朝起床して5時からラジオのスイッチを入れると、J-WAVEの電波で、ジョン・カビラさんの声がガンガン飛び込んでくるではないか。これでネット放送のお世話にならなくても済む。
◇「裏切りのサーカス」映画館で見ても何も分からなかった方は、おそらくこのブログを見にいらっしゃるだろう。昨日も早々とお一人お見えだった。さてきょうはイギリスとロシアの歴史的関係から書く。イギリスは元もとロシアが南下する事を恐れていた。例えば映画「シャーロックホームズの冒険」で助手のワトソン(ジュード・ロウ)はアフガン戦争に従軍して武勲を立てて勲章を貰ったという話が出てくる。このアフガン出兵もロシアの南下を阻止する目的だった。TV「坂の上の雲」で日露戦争をするため高橋是清(西田敏行)がロンドンに行って戦争債権を集めるのをイギリス政府は阻止しなかった。それに戦争が始まってからは、バルチック艦隊の最後尾にイギリスの戦艦がピッタリと張り付いて情報を探り、それに乗船していた「タイムズ」の記者が、給油するため港に停泊するたび、本国に打電していた。バルチック艦隊の詳細は「タイムズ」の情報を通じて日本政府に伝わっていた。
▼さらに戦争が始まると旗艦「三笠」などにはイギリス海軍の観戦士官が乗船している。士官たちは敵の弾が当たって戦艦が沈めば終わりだから命がけである。
▼第二次大戦でもソ連がスターリングラードでナチスドイツと苦戦し、イギリスに第二戦線を切りひらいてくれ、戦略物資を送ってくれというスターリンの要求に中々こたえようとはしなかった。イギリスは一貫してソ連の弱体化を狙っていた。ところがサッチャーが首相になって、ゴルバチョフと会談して「彼は信頼に値する男だ」と欧米首脳に触れて回った。これは決してサッチャーに人を見る目があるわけではない。MI5(イギリスの対外防諜機関)の情報収集能力によるものである、とわたしは思う。このことを頭に入れて置いていただき、いよいよ明日から映画の本編に入る。

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