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April 30, 2012

◇「ル・アーヴルの靴みがき」を見る(その1)

Sibuya29
(渋谷ヒカリエと反原発の街頭宣伝)
▼街頭演説の内容は福島原発4号機の燃料プールが崩壊したら、日本は破滅するという内容だった。
▼例年の連休中は、近くの神社の「藤祭り」で原宿が引っ越してきたような賑わいになる。しかし今年は人出が少ない。駅ナカのポスター広告では「4月16日から5月6日まで藤祭り」と書いてあるが、みんなそんなポスターには騙されない。わたしが見る限り満開は5日か5日ではないかと思う。ポスターに騙されてやってきた人こそお気の毒としか言いようがない。おそらくこいうのは、年間スケジュールで決めてポスターを印刷してしまうのだろう。
◇「ル・アーヴルの靴みがき」フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の映画は「浮き雲」から一貫して見ている。ネットを見ていたら、ある人が今回の映画を作る目的でファンドを募集していたので、18万円資金を出したと書いていたが、とても勇気がある。フランスのル・アヴァルの港近くで靴磨きをしている中年のオヤジ(俳優の実年齢は65歳)がマルセルが主人公である。だが街を歩く人はスニーカーばかりで革靴を履く人はいないので、商売はあがったりだ。あるとき粋な身なりをした男が靴を磨いた直後に何か紛争に巻き込まれて死んでしまう。だが「カネはもらったから問題ない」と知らん顔だ。
▼仕事が終わって近所の飲み屋でこっそり一杯引っかけて自宅に帰る。その妻役のアウレッティがカウリスマキの映画の常連カティ・オウティネンだ。一日の稼ぎをポケットから掴んで渡すと「随分稼いだのね」と実際は少ないが励ましてくれる。そして「夕飯の私度が出来るまで一杯飲みに行ってきたら」とお金をわたしてくれ優しい。
▼夕食時に妻は「お腹が痛い」と言って一口も食べようとしない。おりから密入国情報が警察に寄せられる。武装警官隊まで用意してアフリカから来たコンテナをこじ開ける。するとガボンから来たという男女20人くらいが押し込められている。一人の少年が逃げるので隊員がFAーMASで狙いを付けようとすると、警部は「子どもじゃないか」と逃がしてやる。
▼仕事を終わったマルセルが港の近くでサンドイッチを食べようとすると、海水をかく音がするので振り返ると少年が海に浮かんでいる。「どこに行きたいのだ?」と聞くと「ロンドン」というので驚く。優しいマルセルはサンドイッチと10ユーロ札を一枚入れた袋を置いて立ち去る。妻は理由を言わないが腹痛を起こして病院に担ぎ込まれる。医師の診断では、不治の病だという。妻は「夫はわたしなしには生きていけないから、黙っておいて」と医師に懇願する。後日少年がマルセルの家にカネを返しにやってくる。事情を聞くと手配業者に頼んでロンドンにいる母親に会いにやってきたという。
▼マルセルはなんとか少年の力になろうとする。だが近所に密告者もいて警察の包囲網は次第に迫ってくる。(つづく)夕べは疲れ切ってしまい、ETVなど録画設定を忘れてねてしまった。残念。

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