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April 03, 2012

◇「ルート・アイリッシュ」を見る。

▼JAXSAに北朝鮮から人工衛星打ち上げ場所に招待状が届いたという。すでにアメリカのメディアは行く事を決定している。しかし日本は「打ち上げを認めることになる」と弱腰だ。もしわたしに招待状が来たらどんな無理をしても出かけて記事と写真を売り込む。しかし日本が招待を断ったホントの理由は「行った科学者が拉致されたら困る」というお粗末な内容だ。
▼NHKラジオ基礎英語が2日から新年度に切り替わった。3月30日夜の特番で「ヒアリング」の試験があったので挑戦してみた。答えはネットで回答すると全国の順位が一瞬のうちに分かる。さすがにそれはしなかった。しかし基礎英語「1」は10点満点の7.「2」は5で「3」は4だったのでガックリ。ラジオのリスニングは現実の会話はと違って聞き返すことができない。ま、そんな訳で今年も「3」をやることにした。しかしカリキュラムは昨年までとまったく違っている。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の基準になっていた。
▼◇「ルート・アイリッシュ」主人公ファーガスはバクダッド市内のグッリーン・ゾーン(米軍管理区域、同名の映画もある)からバグダッド空港までの輸送路を警備する仕事を請け負う、イギリスの小規模な派遣会社に所属していた。このルートはイラクで最も危ない道だと恐れられている約12kmの道路だ。帰国してリパプールにいると、彼を頼ってイラクに行った親友フランキーが、不審な死に方をしている事がわかる。「とにかくひと月1万だ」というファーガスの誘いにフランキーは乗る。そうでなくても失業者が多く景気が悪いイギリスにあっては魅力的な話だ。とにかく二人は「カネ」のために「戦争請負人」の世界に足を踏み入れてしまった。
▼ところがタクシーに乗った要人の警備をしている時に射撃戦に巻き込まれてしまう。手づるを頼っていくとフランキーの携帯に現場の画像が残されていた。イギリスに残されたフランキーの妻はどうしても夫が死んだ真相を暴いて欲しいとファーガスに依頼する。フランキーは美しい妻を残して未来を失ってしまう。一方ファーガスは自分が親友をこの道に引きこんで死なせてしまったことを後悔している。
▼真相に迫ろうとすると、フランキーは意図的に殺害されたのでは、という疑惑が浮かび上がってくる。イラクにあってイラク人の生殺与奪の判断は欧米人の手に委ねられている。たとえば「ターバンを脱がせる」という言葉は暗にイラク人を拷問する、という意味に使われている。さらに民間人のイラク人を殺害しても民兵(軍事派遣会社)は罪に問われないという「命令17号」というとんでもない法律さえ存在する。要するに拷問しても血さえ流さなければ何をしても良い、というのが「ターバンを脱がせる」という言葉なのだ。
▼フランキーが殺害された裏には、もうイラクでは仕事にならないから、弱小警備会社の大型合併話があり、もっとうま味のある仕事に手を伸ばそうという野望が蠢いていたのだった。米軍は撤退しても、民間軍事会社の職員は増えていくという戦争のアウトソーシングが現実には進んでいる。銀座テアトルシネマ。

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