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April 12, 2012

北ミサイルよりも東海トラフ地震の対策をしたら…。

Katorijinja
(桜吹雪の香取神社境内中を歩く親子づれ)
▼NHKラジオは昨日の夕方5時の放送をたまたま聴いたが、「北のミサイルが怖い」という一般人の声を街頭録音聞かせていた。だいたいロケットの最終段の破片というのは大気圏内に突入するときに燃え尽きてしまうものだ。それをことさらに「怖い」、「怖い」と連発させる。一体今回のイージス艦とPAC3を使った芝居に2000億円もかけて、何の意味があるのだろう。怖いというので言えば今度沖縄に配備されるオプスレイは欠陥軍用機なので、頻繁に墜落事故を繰り返している。むしろこの方が怖い。
▼それよりももっと心配しなければならないのは、東海トラフの地震である。これが起きたら三陸沖の地震とはケタ違いの被害になる。政府はもっとこちらを心配してほしい。お笑いなのは防衛省はミサイルと称する物体の航跡を分析してロケットか人工衛星かの分析をするとしている。そんなのは第一段目のケースの蓋を開けてみなければ分からない。
▼昨日はNHKの報道に呆れて夜は一切TVのスイッチを入れなかった。昨日トップページに写真を掲載したら何件か励ましのメールをいただいた。最近の傾向として、管理者から「施設などでは客の顔は写さないでくれ」という注文が多い。映像の場合などは一人ひとり許諾許可書をもらっている。わたしの場合も事前にそのように云われているので、後ろ姿だけにした。ただわたしはイノシシ丼を食べるためにいすみ鉄道に乗りに行ったのではない。運転手さんの取材である。これは原稿の締め切りが19日で22日には校正がでる。メールアドレスを登録してくださっている方でご希望があれば記事はPDFファイルにしてお送りできる。
▼10日の朝日15面で学者芸人で一橋大学非常勤講師(日本語学)のサンキュータツオさんが「編集哲学2大潮流、読み比べ味わってネット化で海外へ」という長文のインタビュー記事があった。わたしも仕事柄10数冊の辞書を使っている。この中でタツオさんは、「なぜ日本語辞典ではなくて国語辞典なのか」という記者の問いに答えている。それによれば、「国家と密接な関係があるからです。明治政府は明治5年(1872年)、初の国語辞典の編纂をはじめた。日本は、江戸時代には希薄だった『国家』という意識を、明治維新で初めて持った。日本列島に住む日本人が日本語ではなく、広大な領土と異民族を包括する帝国の言葉。それが『国語』なのです。」と言い切っている。
▼要するに国語を政府の思うままにコントロールする事で「坂の上」を目指していたのである。タツオ先生の一押しの辞書は、角川学芸出版の「基礎日本語辞典」だとおっしゃっている。そしてみなさんがお好きな「広辞苑」に対しても「規範の岩波が出しているのに必ずしも規範的ではない」と手厳しい。

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