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May 01, 2012

◇「ル・アーヴルの靴みがき」を見る(その2)

▼今朝NHKラジオのトップニュースは野田首相がオバマに会いにいったという内容だった。NHKってどうしてこういうアメリカ大統領に会ったことを有り難がる報道をするのだろう。なぜ野田が今アメリカに行ったか?それは大統領選挙でオバマが形勢が不利だからだ。アメリカは中国や北朝鮮を時として「独裁国家」と呼ぶ。「北」はともかく、アメリカだって実は国家テロを行う独裁国家なのだ。敵とみればみんな「アルカイダ」、「タリバン」だとして空爆や戦争を仕掛けることを厭わない。それはアメリカには海外市場で売るモノはないから、武器輸出だけで成り立っている独裁国家なのだ。
▼今回のオバマの声明では「アメリカ国内では自動車問題でTPPに日本が入る事に懸念する声がある。そして保険分野でアメリカが参入することを期待する」と言っている。つまりはっきり言えばオバマは自動車メーカーと保険会社の代理人(セールスマン)なのだ。「市場を確保したよ」とそれらの企業に言って、大統領選挙での資金援助や見返りを求める。そのお先棒を担ぐのが、日本国のポチ首相など実に情けない姿だ。
◇「ル・アーヴルの靴みがき」を見る(その2)わたしは事前知識を持たずに映画館に行く。この映画も当然フィンランド映画と思って見ていたら、フランス語で話しているので舞台はフランスなのだと勘違いしている事が分かった。マルセル夫妻はとてもつましい生活をしている。家は日本で云えば昭和30年代の都営アパートのような古ぼけた平屋だ。そして夕食は妻が腹痛でたべないというので、彼は小さなオムレツとパン一個それにワイン一杯だけだ。
▼マルセルは少年を家に隠したまま仕事を続ける。だが近所の飲み屋や八百屋それにパン屋さんはそのことを知って少年を匿うのを手伝う。少年をロンドンまで密航されるのに漁船の漁師に頼み込むと、漁師は「オレは油代だけでいいが、手数料として3000ユーロ(約30万円)必要だといわれて頭を抱える。飲み屋の女主人に頼み込み、昔の夫がロックバンドをやっているので復活コンサートを計画して資金稼ぎを計画する。手作りコンサートは大評判のうちに成功する。だが警部がマルセルの家を訪ねてきて、「オレならば計画を早める」とコンニャク問答のような話をする。
▼近所の住民らの協力で警官隊が踏み込む直前に少年は、花屋のリヤカーに隠れて脱出する。マルセルは漁師に3000ユーロ手渡したところに警部や武装警察隊を引き連れてやってくる。少年は船底にじっと息を潜めて隠れているが、船倉の蓋を開ける警部は少年と目が会う。絶体絶命の瞬間だ。少年は警部の手でガボンに送還されてしまうのか?(渋谷ユーロスペースで上映中、今週末の5日から新宿武蔵野館、吉祥寺バウシアターでも上映予定)

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