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June 30, 2012

◇「原発マネーの幻想~山口上関町30年の静寂」を見る。

629demo
(629首相官邸包囲デモ)トップページもご覧下さい。
▼昨晩は会議のあと飲み会を振り切って首相官邸を包囲する原発再稼働反対のデモに行った。首相官邸を包囲するのは、高遠菜穂子さんら3人がイラクの武装勢力に拘束されたとき以来だった。政府に「即時解放交渉をせよ!」と呼びかけるため2回ほど行った。昨晩は有楽町から霞ヶ関まで行って、J13出口から地上に出た。5分ほど歩くともう動きが取れなかった。国会前でデモ参加者は道路一杯に広がって、警察の「歩道に上がって」というスピーカーの声もかき消された。夜10時の「報道ステーション」で鳥越俊太郎も言っていたが、「労組や政党の旗が一つも見えない、まさにアラブの春のような市民のデモだ」と表現していたが、その通りだ。デモの画像と音声は昨晩の現場からの実況速報ブログにアップしてあります。
▼中には日の丸を持った人や右翼の「原発に反対する」というスローガンを書いた小型の街宣車も来ていた。鳥越は「原発利権に反対する市民の怒りだ」と言っていた。わたしも労組の多くは日当をもらった動員であり、政党はその中身は「自身の利権」、つまり選挙の得票数や支持者を増やすことだけが目的になっていると思う。警察の取り締まりも厳しくはなく、機動隊の姿も見えなかった。それどころか捻挫をした女性を介護したり、地下鉄の駅では「ここが切符販売機の最後尾です」と案内役を買って出ていたほどだ。プラカードも工夫されていた。「千葉の恥な野田」とか「野田を除洗せよ」というのもあったし、Ipadをつかった即席電光掲示板風のプラカードなど工夫が見られた。
▼鳴り物ではせいろの中敷きをしゃもじで叩いて音を出すなどの工夫もあった。今後参加する方はフラッシュライトや、夜光塗料など夜に目立つプラカードを使った方が良いと思う。現実に昨晩、「今度行くときは誘ってくれ」というメールが来ている。6日はデモがあるかどうかは分からない。ただし16日は反原発・再稼働反対の全国集会があるので、是非参加して頂きたい。
◇「原発マネーの幻想~山口上関町30年の静寂」FNSの第21回ドキュメンタリー大賞ノミネート作品で27日午前3時頃に放送された。山口上関町には30年前から原発を作るという条件で、56億のカネが投じられ、町に温泉や体育館、リハビリ施設が建っている。ところがこの実態を取材で訪れた記者に、住民たちの口は堅く、「どうせ他人の事だと思っているだろう」と喋ろうとしない。この原発建設の交付金に町は二分されてしまった。さらに工事が始まろうとしていた矢先、311の福島原発爆発事故で、ハコモノ建設は無期限中止になってしまった。カネをアテにしていた町民は不機嫌だ。また「鳩子の海」という日帰り温泉を作って雇用は確保したのは良いが、今後の交付金は入らないので、今後は独立採算で運営しなければならない。
▼対岸にはあの「ミツバチの羽音…」で有名になった反原発運動を続けている祝島町がある。あの映画に出て来た人たちは特産の岩のりをネット販売して生計を立てている。それに原発が出来たら魚を獲って生計を立てることが出来なくなると30年来毎週月曜日に町民がデモをしている。詳しくは鎌仲ひとみさんの映画を見ていただきたい。カネを目当てにしている人はカメラを直視しようとしない。そうでない人はカメラをちゃんと見て話す。推進派の人にはNHKのTVカメラの前で言った飯舘の人たちの声をもう一度聞いて欲しい。「東電の言う事を聞いて、東電に付いていればカネになると思ったが、事故で全てを失った」。いまだ中国電力の職員は住民の説得に来る。そのときの言葉には笑ってしまった。「原電は…」というのは「原発」となぜ言えないのだ。

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June 29, 2012

29日夜、国会前のデモです。再稼働反対

Kokkai
国会前のデモです。再稼働反対のプラカードで道路が埋めつくされています。下記のダウンロードをクリックするとデモの音声が聞こえます。
Duke(Mobile)「201206291945.3gp」をダウンロード

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安世鴻さんの元慰安婦写真展に行く。

Nikon
(会場内部は撮影禁止なので看板だけ)
▼午前中の時間をやりくりして新宿のニコンサロンに行って来た。ここでは安世鴻さんの元慰安婦写真展が開かれている。会場のニコンサロンは、ある団体の「抗議」が集中したため、一度は使用取り消しをした。その後東京地裁が22日、「使用させるよう」仮処分を出したので予定通り開催が決まった。再度中止に追い込まれないうちに見ておこうと思って出かけた。到着の順番は一位で15分ほど待ったら、飛行機に搭乗するように「手荷物検査」があって中に入ることができた。金属物はもっていないかバッグは開いて検査台の上に乗せさせられた。ガードマンは5人くらいで、さらに私服の社員が5人ほど会場のあちこちに立って警備していた。
▼元もと日本光学は三菱系の軍需産業として成長した。日露戦争のとき日本は測定と観測用の光学器械が圧倒的に不足していた。それで大金を払ってドイツのそれを買い占めた。東城鉦太郎画「三笠艦橋の図」で、東郷平八郎が右手に持っている双眼鏡はカール・ツァイス製であるはずだ。
▼10年ほど前になるが新宿東口の伊勢丹近くにあるカメラ店を覗いたことがある。すると自衛隊仕様というニコンFと望遠レンズがセットで売られていた。ボディとレンズの塗色はオリーブドラブ(濃いグリーン)で木製の箱に収められていたが、未使用で価格は300万円くらいだった。そのとき、なるほどニコンはこういう製品を作って自衛隊に売っているのだと思った。
▼会場に展示されていた安世鴻さんの写真は50枚くらいだった。ご存知かも知れないが、元朝鮮人慰安婦という人たちは、朝鮮にいた女性たちを軍部が、村に踏み込んてトラックに乗せ強制的に性奴隷として働かされた人たちのことだ。今彼女たちは80歳は超えていると思う。強制連行され、無理矢理に兵士達の奴隷になることを余儀なくされた。戦争に協力させられたにもかかわらず、戦後の補償はなにもなかった。安さんの撮った一枚一枚の写真には自分の青春時代を、日本軍によって失った無念さが伝わって来る。
▼会場には10人くらいの人が鑑賞していた。そのうち一人の老人は受付をしている在日の人に「日本人の慰安婦もいたんだよね」と見当違いの発言をしていた。それは中にはそういう人もいたが、彼女たちは主として内地で仕事をさせられ、外地にあっては将校相手の仕事をさせられていた。だからこの写真展の主旨とはまったく違う。
▼興味のある方はあと1週間ほどは開催されている筈なので、ぜひご覧いただきたい。入場料は無料。場所は小田急ハルクのすぐ前に、エルタワーがある。28階の奥がニコンサロン。29日朝日朝刊18面の第二社説で「慰安婦写真展/表現できる社会を守る」としてまともな論説が書かれている。
▼きょうの「原発を再稼働させるな国会包囲デモ」は午後6時頃から8時頃まで首相官邸(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ )付近に集まる予定です。なおこの様子はレイバーネットで中継されます。

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June 28, 2012

◇「愛の残像」を見る。

Skytree628
(新宿高層ビル28階から見たスカイツリー、28日午前)
▼夜ベッドにはいったら「伊藤エミがなくなった」と言っている。はてしばらくして、ザ・ピーナッツの姉かと思った。ピーナッツの好きな曲については何度か書いているが、わたしは「ふりむかないで」が一番好きだ。もしその理由を知りたい方がいらしたらメールを下さい。明日それについて書きます。先週仕事で頼まれた、エクセルのデータ解析とグラフを作る仕事があった。しばらくやっていないので、それに使うための関数「COUNTIF」を忘れてしまった。本を2時間くらいひっくり返して試行錯誤を重ね、ようやくグラフ作成までこぎ着けた。夕方までにほぼ6割の仕事を終えた。
▼「週刊金曜日」最近号を紛失した事は書いた。図書館に行っても最新号は貸し出ししないのだが、必ず誰かが読んでいる。昨日ようやく新刊の棚にあったので、最低限必要な12ページをA3で6ページにして大枚60円を支払ってコピーしてきた。わたしは殆ど読んでしまっていたが、家族が読むための分だ。
◇「愛の残像」舞台はパリ、映画女優のキャロルのところにカメラマンの青年フランソワが、仕事で写真を撮りにやってくる。その日はベランダで撮ろうという事で設定をするが「気分が乗らない」という事で別の日にしてフランソワは帰っていく。後日ベランダで撮影を始める。レンズを見つめる眼は情熱的である。2人は瞬く間に恋に堕ちる。しかしキャロルにはニューヨークで映画の仕事がオファーがあるのでしばらく出かける。離れていると余計に惹かれあうのは恋の常である。
▼キャロルの家のベッドで2人が寝ていると、午前4時に玄関のベルが鳴る。キャロルは中々起きないが、寝惚け眼でイギリスに出張していた夫が帰ってきた事を知る。玄関の鍵を開ける間に逃げてというので、フランソワは着ているものと靴を持って隙を狙って逃げ出す。しかしそういう逢い引きを続けているうちに、キャロルは神経を病んで行く。最初は注射だけだったが、精神治療をするため、大きな病院に入院する。あるときフランソワが見舞いに行き、「連れて逃げて」というのでその気になり、「お姫様抱っこ」をして塀の方に向かっていると医師や介護士たちに「何をしているんです」と引き留められる。
▼後日キャロルは命を断ってしまう。数年してフランソワは歳の若い恋人と恋仲になり、彼女が妊娠したのをきっかけに結婚しようとする。2人は楽しい日々を過ごし、彼女の両親の家を訪ね挨拶をし、空き家の自由に使って良いと言われる。大きい建物なのでスタジオにしようと計画を立てる。ふと空き部屋の鏡を覗くとキャロルがこちらを見ているではないか。最初は「こんなに好きなのに、あなたは分かってくれないの?」とグチを云う。時あるごとに鏡を覗き込むと「こっちの世界に来て一緒に暮らそう」とまで言う。最初は「住む世界が違うから」と断っている。しかし「ほんとうにフランソワを愛しているのは、わたしだけなのよ」と言われているうちに、その気になり、キャロルの元に走ってしまう。生と死、夢と現実を超越する世界を描いた作品である。同じ内容の映画でもハリウッドならば絶叫とオドロオドロした効果音で観客を脅かすが、フランス映画はそれがないので良い。渋谷イメージフォーラムで7月20日まで。

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June 27, 2012

◇「さあ帰ろう、ペダルをこいで」を見る。

▼朝日の朝刊は「負担増、中間層を直撃」、「説明つくして不信拭え」、「増税、縮む暮らし」というような特集をしている。そんな企画は法案が国会で審理している最中に書くべきことだろう。昨日ご紹介した衆議院の委員会中継は辛うじてつながった。しかし午後はまったくアクセスできなかった。それだけ関心が高かったということだ。しかしブログの検索用語にはそういうキーワードは一つもない。
◇「さあ帰ろう、ペダルをこいで」1980年代のブルガリア。祖父から父親、それに孫まで3代にわたる話だ。祖父は退職後バックギャモンに狂っている。しかしカネは賭けないという主義だ。息子は工場労働者で、あちこちにブレジネフの肖像画が掲げられている。ブレジネフが死んだとき、ある人物が「ソ連に弔電を送ろう」と提案し、みんなそれに従う。さらにブルガリアとソ連の絆を確認する呪文のような号令を、毎朝社員一同が揃って行う。わたしだってこういう国には住みたくない。
▼息子はブルガリアの仕組みを嫌って西ドイツに亡命を企てる。妻と6歳くらいの息子の3人で両親に別れを告げこっそり出国しようとする。貨物列車に無賃乗車するのだが鞄を落とした瞬間、警備兵に見つかる。銃を構えた衛兵は逡巡するが、3人を見逃してやる。だが鞄を拾うことは出来ず、着の身着のままで、孫のアレックスはランボールギーにのミニカー一つだけ手に持つ。これは実に人間的な行為だと思う。別の資料によれば第二次大戦中の、戦闘中における兵士の発砲率は20%くらいであった。誰だって人間を殺すのは気分が悪い。
▼3人はようやく中継地のイタリアにたどりつく。イタリア政府は日本のように送還せず政治亡命を認めている。だが各国からの難民や亡命者で溢れており、何年待たされるか分からない。息子は禁じ手の賭けバックギャモンで大金をせしめて、まんまと西ドイツに逃れる。だがそこも安定した国ではなかった。それから10余年家族は車でドライブをするがアウトバーンで事故を起こしてしまう。両親は死亡し生き残ったのは成人になったばかりのアレックスだけだ。映画は実はこの大事故の場面から始まる。
▼記憶喪失になってしまったアレックス。祖父はブルガリアから列車に乗って、西ドイツの病院まで孫を連れにやってくる。しかしアレックスは祖父の事を思い出せない。ただ幼い頃の写真を持って来たからウソではないだろう。病院で2人は酒盛りをしているので、追い出されてしまう。そして2人乗りの自転車のペダルを漕いでイタリア経由でブルガリアに戻ろうとする。途中アレックスは病院で処方された薬を多数飲んでいるので祖父は、薬をすべて焚き火にくべてしまう。そしてワインを取り出し、「これが一番だ」と叫ぶ。
▼汗をかき、2人一緒にペダルを踏んでイタリアの難民収容所跡にたどりつく。昔のアメリカに行きたがっていた叔父さんが「アレックスじゃないか」と覚えていてくれた。ここでアレックスは幼い頃の記憶を取り戻し、少女と遊んでいてミニカーを石垣の穴の車庫に入れた事を思い出す。映画はここでまだ半分くらいだが、見て価値のある映画だと思う。六本木シネアートで上映中。観客は5人くらいだった。

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June 26, 2012

そうだ!26日と29日は国会請願に行こう。

▼きょう26日(火曜)と29日(金曜)は国会に行こう。この両日は国会に行って抗議の意思表示をしないと未来に禍根を残すと思う。26日は8時半~ 特別委員会傍聴・議員要請(衆院議員面会所集合)12時~ 衆院第2議員会館前昼集会13時~本会議傍聴 16時前後? 緊急抗議集会(議面若しくは議員会館前) その後、新宿駅頭で緊急の抗議宣伝行動となっています。ネットとテレビを見ているだけでは決して世の中は変わりません。行けない人は国会衆議院のネット中継で誰が何をしたかしっかり監視しましょう。
▼今朝のGoogleニュースを見ていたら思わず吹き出してしまった。あのナベツネが「原は25年(実際は24年)前の事だから時効だ」と言ったという。ならば二岡が山本モナとラブホテルで一緒に酒を飲ん(本人たちの言による)だけでなぜ飛ばされてしまったのか整合性がとれない。事々左様にナベツネという人は自分の都合の良いようにしか考えない人なのだ。
▼先週のニュースで、ネットに掲載されている違法音楽をチェックして賠償金を請求できるようになったらしい。ネットを巡回していると動画から静止画像まで際限なくそれらは存在する。しかしそんな事を一々チェックできるのだろうか?土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」を聴いていたら驚いた。というのは浦安の看護師さん殺人事件の事で、最初は元カレが一番怪しいとされた。(この経過はラジオでは週刊誌なみに詳しかった)ところがあちこちの監視カメラの画像を分析した結果シロになった。久米は「監視カメラの画像をチェックする刑事さんたちは眼精疲労にならないでしょうか?」と言っていたら専門家の意見が寄せられ、「今は顔認識ソフトが導入されていると300時間の録画画像でも1分で判定てきる」のだという。久米は「CSINYを好きで見ていますが、顔認識ソフトは本当に日本でも運用されているのですね」と驚いていた。
▼わたしはエシュロンの電話やメールのチェックなど事実上不可能だと思っていた。ところがこれもキーサード検索ソフトがあって、設定した「アルカイダ」とか「テロ」とか任意の言葉は全部ひっかかるらしい。日本の場合、エシュロンの情報収集ポイントは青森県の三沢米軍基地のなかにある。今ブログに書いた言葉も当然引っかかっているはずだ。
◇「八月の鯨」(22日の続き)岬の突端でマラノフは釣りをして辛うじてマスを一日釣り上げる。そして帰り際にそれを妹にプレゼントする。気をよくした妹は「今晩これでディナーを作りますからご招待します」と言って別れる。料理は順調に進むが、姉は機嫌が悪い。そして髪もバラバラのままで中々身支度をしないので、妹はハッパをかける。「じゃあ髪を結って」と身支度をはじめる。しばらくするとマラノフ氏がスーツを着て訪れる。姉はパープルのドレスで着飾っている。楽しい会話が弾む筈だったが姉のリビーはマラノフに「ロシア王朝の亡命貴族はこの家を狙っているのでしょう」と嫌みを言う。大人のマラノフは軽く受け流し「その通りです。よく分かりましたね」とそそくさと立ち去って行く。
▼翌朝ティッシャが不動産屋の男を連れてやって来る。いきなりやってきて査定をはじめるのでサラは驚く。「何するの?」と聞き質すと「別荘を売るって言っていたでしょう。査定よ」というので「そんなつもりは一切ありません」と追い返す。2人は這々の体で車をターンさせて帰っていく。
▼次に大工のジョシュアがスパナの忘れ物をしたとやってくる。彼は仕事柄、声は大きく、ドアの開け閉めがドタンバタンとうるさい。リビーはそれがまた気に入らない。ジョシュアは帰り際に「窓を大きくすると月が良く眺められるのですけどねー」と去ろうとする。すると姉はこの2人の思い出の別荘が愛おしく思えてくる。そして大工を呼び戻し「窓の工事をして頂戴」と頼む。「じゃあ来週にでも取りかかります」と大工は去っていく。リビーとサラは昔鯨を見た事を思い出す。そしてサラは目の見えないリビーの手を引いて岬に向かって歩き出す。

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June 25, 2012

そろそろ「朝日」は止めて「東京新聞」にしよう。

▼読者のみなさん、おげんきでしょうか?昨日の船橋デモはYouTubeで生中継を、見ていました。常時平均アクセス数は1400人前後で、トータルはデモ解散地点の天沼公園で8800人くらいでした。それで主催者発表で2200人、今朝の朝日で2千人と記事が出ていました。朝日が2千人のデモを報じるという事はポスト野田を視野に入れたのでしょう。
▼我が家では「朝日はもうダメだな」と論議になっています。というのは22日の国会包囲デモが報道されないことです。さらに15日のデモを報道しなかった事で、読者の抗議が100通ほどの来て、東京新聞は実質上の「お詫び」を掲載しています。
▼NHKの報道では一体改革で、実質上消費税増税法案で「反対派」の数と、その処遇だけに矮小化した報道をしています。小沢派の集会で小沢氏の右隣にいる髭の男が東京15区出身のAで、国連高等弁務官事務所出身が売りです。しかし彼は福島原発が爆発した直後自衛隊ヘリで現地を訪れますが、ヘリの中で眠ってしまって、起こすのに大変だったと言われた人物です。昨日のNHK夜のニュースでは東京スカイツリーの地元ではと14区のKが街頭宣伝している様子がでました。Kは東京地検が上告した事を自身のブログで抗議していました。もしKが反対票に一票いれて離党したら、次回の衆議院選挙では一票いれてやろうかとも考えています。
▼まぁいずれにしても、6月29日の国会包囲は山場になりますので、酒など飲んでいる場合ではありません。わたしは会議が終わったら国会包囲に直行します。
▼わたしの場合、土日の自由時間を最大限に使ってインプットをしなければなりません。映画を見ること友人たちに会うこともそうです。月~金曜日はそれをアウトプットするわけです。昨日はイメージフォーラムに行って2007年のフィリップ・ガレルの「愛の残像」を見て来ました。これはかなり面白かったです。内容は後日ご紹介します。このイメージフォーラムに行くときは渋谷から246を上って行きます。帰りは渋谷も原宿も混雑していてイヤなので、千駄ヶ谷まで約30分ほど散歩を兼ねて歩きます。
▼この時NHKFMの日曜喫茶室を聴いていたらロバート・キャンベルがでていました。続いて「きらクラ!」という番組を放送していて、お笑いタレントのふかわりょうが出演して、モーツアルトの話になり、「もしかしたら彼の演奏が録音で残っているかもしれない」とおバ○な話題をふるので呆れてしまいました。録音機はエジソンの発明で、当然電気がなければ録音盤は動きません。モーツアルトの生きていた時代と100年の差があります。
▼毎朝Googleで「検索」してご覧になって下さる方がいらっしゃいます。ありがとうございます。一度「お気に入り」に入れていただければ、手数が省けると思います。
▼夜は図書館のビデオ「グレンミラー物語」を見ました。結局ミラーの功名心が軍に利用された訳だ。

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June 24, 2012

再稼働反対のデモ4万5千人が国会を包囲。

▼毎週金曜日の夜は大飯原発再稼働に反対するデモが自主的に行われている。どこかの政党や団体が「集まれ!」と号令をかけて集まってくる人ではない。それが15日は1万5千人で、22日夜には、ついに4万5千人になった。ところがNHKも朝日もまったく無視している。6月22日の国会包囲でもの様子は岩上安身さんのIWJニュースで実況中継をしたがYouTubeの中継を見ていた人は瞬間で最大1千万人に上った。動画はこちら。今朝の大手メディアはあいも変わらずリオ20や新しいエコマーク、そして増税法案が国会で審議されるとき反対票を投じるのは誰かとバ○な予想をしている。NHKや朝日は競馬の予想屋と変わらないぞ。そんな事をして一体どんな意味があるのだろう。それにしても鳩山元首相は「小沢にだまされるな」などと、どこまでおバ○さんなんでしょうね。
▼おりから6月24日は午後2時半から西船橋で「千葉 6.24 そうだ、船橋行こう。電車でGO! 野田退治デモ!!!再稼働はダメなノダ!」があるので、黄色いものを一点身につけるか持参して、ぜひお出かけ頂きたい。
▼朝日に一番やってもらいたいのは、夏の「電力不足」は朝日が主導している高校野球の中継の時間とピッタリ一致するのだから、昼間の試合をやめて夜にずらせば、「電力不足」はすべて解決するはずだ。
▼昨日まずシネマアート六本木に出かけた。シネマアート新宿で上映されていた。「さあ帰ろう、ペダルをこいで」の上映が終わって六本木へ移ってしまったのだ。色々方法を考えたのだが、やはり日比谷線でいくのが一番早い。今年上半期で見た映画で一番だと思った。どうしてこういう映画が小さな映画館で少数の人しか見ないのだろう。わたしは午前10時50分の回に行ったが、客は5人くらいだった。うっかりして昨日届いたばかりの「週刊金曜日」を座席に忘れて来てしまった。この週刊誌は郵送の定期購読で読んでいる。購読料は500円だ。読み残していたのは「読者の便り」と「編集後記」だけだった。引き取りに行くには交通費だけで往復880円もかかる。残りは図書館で読めばよいので引き取りにいくのは諦めた。
▼続いて深川に住んでいるA君に会いにいく。前日予約やしてあって、向かう直前に電話すると言っておいた。親友であるA君の特技は、家電の修理でまず不可能なことはない。今回の依頼は図書館で借りた「アイリスへの手紙」がVHSビデオなのだ。再生するビデオデッキはすでに手許にないので、彼の家で再生してそれを持参したハンディビデオの画面で撮ろうという作戦だ。ラインから直にハンディビデオに録画できないものかやってみたが、そういう方法はなかった。だがある方法でDVDに変換してきた。DVDに焼いている1時間45分ほどの間、「近くの防災センターで写真展をしているので見に行かないか」と誘われたので見に行ったが、ホントに素人のどうしようもない写真ばかりだった。
▼土日は疲れ切っているので更新時間は遅れます。なるべく昼頃にアクセスしてご覧下さい。

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June 23, 2012

全てを失った福島県双葉町の人々(NHKドキュメンタリー)

▼夜東京オペラシティでバロックのコンサートがあったのででかける。家の近くからバスに乗り某都営地下鉄駅で乗り換えて30分で初台。合計1時間で雨に濡れることなく開場に直行できる。ヴィバルディの「夏」と、ヘンデルの辛い運命に涙はあふれ、アルビノーニのアダージョで後はそらんじている曲ではなかった。
▼昨日届いた「週刊金曜日」22日号で2つ感じるところがあった。1つは石牟礼道子のインタビューで、2009年に成立した特措法(水俣病救済特別措置法)のなかで、申請をするためには、40年も前に魚を食ったことを証明するような書類や領収書等を求められているというバカバカしい話だ。これはまさに今の茨城から千葉にかけての外房で海水浴客が減っていることと関連する。被災して症状が身体に出たら、数十年も後になって、海水浴をした証明をせよ、という事が必ずでてくる。
▼もう一つは「大飯原発再稼働は犯罪的である」という小出裕章氏とのインタビューだ。これは「週刊金曜日」は赤字だなどと喜んでいる人は、ぜひ買って呼んで頂きたい。廃棄物は大飯第二原発の敷地内に運ぶべきだ。第二を再稼働させるなんてふざけた話だ。東電の会長から社員までいまだに高給取り。ボーナスまで出して電気代上げろとは。それを求め、「原発に反対する民主党議員は落とせ」などと言う労組の委員長も刑務所に入れるべきですね。
▼昨晩もNHKで午後10時から「震災ドキュメント2012故郷を奪われた4家族。町民対立92歳の悲劇、全国最後の避難所」が放送されたいた。埼玉県立旧騎西高校のF1教室に住む人々にスポットを当てていた。ふる里の福島県双葉町は放射能濃度が高くて帰れない。双葉町長も国と住民の狭間に苦しむ。国からは細野が来て挨拶していたが、この人は大臣としての責任も感じていないし、話を聞いていてアタマの悪そうな人だと思った。そしてお年よりの元住民は「東電はカネになるということで、みんな東電に働きに行っていたが、事故が起きて土地も家も仕事も全て失いふる里にも帰れない、未だに東電から補償もされないと大きなしっぺ返しを受けてしまった」と語っていた。まさに仕事が無いから大飯を再稼働させろという人たちに聞かせたい言葉だった。
◇「八月の鯨」の続きは月曜以降にご紹介します。

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June 22, 2012

◇「八月の鯨」(DVD)を見る。

▼東京地方は朝から激しい雨が降っています。こんな日に限って早朝から出かけなければなりません。ああ、早くちゃんとした雨具を買って置けばよかったと嘆いてもしかたありません。昨夕のTVニュースで「東京メトロ・都営地下鉄の九段下駅では乗り換え工事に関連して半蔵門線ホームと都営新宿線ホームを仕切る壁を撤去が完了したと、東京都の猪瀬副知事が自慢そうに話していた。それは良いとして前日の東京都議会で自公が「原発をなくすための国民投票をせよ」の請願を否決したことは一切報道しない。地下鉄の改札口より原発をなくすほうが遥かに重要な課題だと思うのだが…。大体都知事は原発の可否は国の問題だと逃げ、尖閣列島は東京都が買うと主旨は一貫していない。
▼14日のNHK「基礎英語3」で似た名前の映画館を間違えるという話があった。「過去から現在にかけて続いている状態を表現する」という項目だ。そこでネイティブのパートナーに自分の失敗を語らせるコーナーがある。男性のダリオは「東京でライオンのいるデパートで友人と待ち合わせたが、同じデパートが2つあって会えなかった」といっていこれは過去に、銀座と日本橋の三越デパートでまったく同じ失敗をしたことがある。
◇「八月の鯨」今までのVHSビデオは廃盤になっていたが、6月8日にDVDで発売された。この老人が話しをするイギリス映画の会話ならば、字幕なしで理解できるようになった。しかしアメリカ英語は早口で、短く略していうので聴き取るのはかなり難しい。リビーとサラの老姉妹は、毎年入江にある伯母の遺した別荘にやってきて夏を過ごしている。若い頃から来ているのだが歳をとってから姉のリビーは目が見えなくて不自由しており、妹の介護なしには歩く事もできない。
▼姉は気位だけは高く妹に命令するが、それをイヤとも思わずかいがいしく姉に尽くすサラだ。実は若い頃にこの岬で鯨を泳ぐのを見るのを愉しみにしていた。だがその姿を見る頃は夏の終わりを告げる時期でもある。この別荘にやってくる人物は大工ジョシュア、ロシアから亡命してきているマラノフ老人、それに近所の口うるさい女ティッシャの5人だ。大工は風呂の配管を直しているが、妹はそのついでに大きな窓をつけて月が眺められるようにと姉を説得しているがガンとして受け入れない。
▼ティッシャとマラノフは仲が良く、マラノフは時々ティッシャの事を褒めると「遺言書に期待していていいわよ」というのが口癖で見ているものを笑わせる。マラノフは岬で釣りを大物釣りをしたいと思っている。だがそこに行くには、姉妹の別荘の敷地を通って行かなければならない。そこで顔見知りのティッシャは口利きをしてやる。そして姉妹はマラノフの「釣果に期待」している。(出かける時間なので明日に続く)

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June 21, 2012

◇「孤独なツバメたち、デカセギの子どもに生まれて」を見る。

Tree620
(スカイツリーと紫陽花)
▼毎朝書く事は大体決めてある。だがブログリーダーを見たり、新聞を見てラジオを聞いているうちに腹が立ってくると、書き出しでつまずく。そして書いているうちに自分が決めた字数を超えて本題にたどり着けないことが多い。きょうは意を決して日曜日に見た映画だけにする。
◇「孤独なツバメたち、デカセギの子どもに生まれて」場所は静岡県の浜松。リーマンショックが起きる前までブラジルから出稼ぎできている人たちの働く場所はあった。ところが一転して仕事はなくなってしまう。出稼ぎの子どもたちは駅前広場に集まってラップで踊る事を繰り返していた。町を警備している警官は「お前たちは、さっさとブラジルに帰ってしまえ」と悪態をついて嫌がらせをする。一部には仕事がないため、麻薬などの犯罪に手を染める子どもたちもいた。しかし概して真面目で、何とか自力で仕事を探そうとするが、中々見つからない。それに伴ってチームでラップ音楽で踊っていた子どもたちも段々集まらなくなってしまう。
▼履歴書を持って企業を回るが、返事は来ないので次第に追いつめられる。そして入管からの呼び出しを受ける少年もいるが、出頭せず町の闇に紛れていく。彼らは一様に仕事をして日本に税金を払い続けてきた。それなのに仕事がなくなると放り出される。このドキュメンタリーは日系4世の生活実態を調査する浜松学院大学の津村教授と映像作家の中村真夕さんが共同監督で撮った作品だ。先にブログでご紹介した、渋谷アップリンクシアターには中村さんだけトークショーに出席していた。主として4人の青年が登場するのだが、日本の法律では親と一緒に来ている未成年は親と一緒に母国に帰らざるを得ない。その中にはボーイフレンドと別れて帰っていく女性もいる。
▼カメラはブラジルに転じるそして4人を追う。一人は石ころしか転がっていないような田舎町で、仕事そのものがないのでブラブラしているだけだ。次は帰ったが父親とうまくいなかくて居場所がなくなっている青年。次は親が大きなマンションの家賃で生計をたてているため、一家の誰も仕事をしないでブラブラしているだけ。これらは皆ブラジルの別の町の話だ。
▼そしてボーイフレンドと別れた17歳の少女パウラ。母親が日本にいるとき必至に自分や子どもたちを育ててくれたからと、朝7時に家を出て帰るのも寄る7時だ。食事を作って片付けを終わるとまた語学学校に通う。しかも家には養わなければならない家族は8人もいる。彼女の他は家事はおろか誰も働かないのだ。語学学校が終わるのは午後10時過ぎだ。それでももっと良い仕事に就くためにはスキルアップで語学をみにつけなければ、という意識だけがパウラの背中を押す。唯一の救いはこのブラジルで新しいボーイフレンドが見つかった事かな。だが「やっぱり日本で働きたかった」と呟いていた。考えて見れば投機的なグローバル金融経済は、カネだけに夢中になる人間を狂わせただけではなかったのかと思わせる。

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June 20, 2012

9ヶ月まってようやく届いた本「ジェノサイド」

Drama
Roketi
(上はドラマの一シーン、下は現地で筆者が撮影)
▼台風一過いかがお過ごしでしょうか?読者のみなさんは何か被害に遭われなかったでしょうか?わたしは寝る前にベランダの物干し竿を3本床に下ろしました。BSフジで再々放映されていた、「東京ラブストーリー」の最終回が18日終わりました。放映されていた当時は一度も見た事がなかったのですが、今回は録画して半分以上は見ました。正直なところ、こんな話がよくドラマで人気になるな、という気持ちがします。撮影地点が話題になるトレンディドラマのハシリだから、それで良いのでしょう。
▼忘れないうちにきょうはメルマガの締め切り日です。今回は、あとお一人の投稿を待っているだけです。昨日図書館からメールがあって、昨年9月20日にリクエストした高野和明の「ジェノサイド」が届いたというので、小雨のなかすぐ引き取りに行って、寝る前までに100ページほど読みましたが、わたし好みでとても面白いです。どういう点かといえば、大きく2つの話があり、一つは南部アフリカに派遣される傭兵チームです。その武器調達段階で「分隊支援マシンガンSAWは持たなくて良い」という記述があります。この一行で作家はかなり勉強しているナ、と思わせます。詳細はメルマガに書きますので、そちらをご覧下さい。
▼先日片道2時間半ほど普通列車に乗っていました。こういう時、乗り降りしている人を見ていると、何か時間を旅しているような錯覚を受けます。つまり乗り降りしている人たちは、そこに自分の生活があり、乗り続けている自分は単に時間空間を通過している。先週もある駅まで20歳前後の若い女性が、ゲーム器に夢中になっていました。途中で乗り込んできた小学生は乗るとランドセルから、小説を食い入るように読み始めました。
▼前者は指先は器用になるかも知れませんが、想像力は欠如して画面だけが自分の存在を示す場所になる。つまり画面に書いてある事が全てでそれを疑わない。このブログにアクセスして下さる方の検索用語を見ていると、半数以上がそれに該当します。後者の少女は想像力を膨らませ、自分のアタマを使って物事を判断する力をつけることができるのではないかと。
▼関電の事をきょうで3日続けて書いていますが、きょうこんな記事を見つけました。関電は原発への依存度が極めて高い。ここで再稼働させないと債務超過で赤字になってしまう、という内容です。
▼19日朝7時からWOWOWでフランソワ・トリュフォーの「隣の女」が放映されましたが、ご覧になった方はいらっしゃいますか?わたしはこの映画は昔大塚あたりの映画館で見た覚えがあります。トリュフォーの最高傑作であると信じて疑いません。

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June 19, 2012

要するに報道各社は電力会社の株を持ち合っている。

▼先週末の「愛川欽也パックイン・ニュース」で最後の方で脱原発で国民投票をの運動をしている前田一氏が面白いことを言っていた。前日彼も入っている日本ペンクラブの総会か何かに行った。会長の浅田次郎と話したが、彼は即時原発廃炉という考えだ。(因みに浅田氏は元自衛官)浅田氏も大飯原発の再稼働を政府の4バカ大臣が決めた事を憂いていた。ただ彼は大飯原発を万一稼働させるならば、ここ一基だけにさせる。そして防潮堤や耐震、免震のあらゆる技術をここ大飯に集中させる。そして他の原発は一切稼働させない。その理由は「関西の夏場の電力が不足する」と彼らは言っているからだ。夏が終わったらすべての原発は廃炉に向かわせる、という意味の事を話したという。
▼今朝のNHKラジオビジネス展望は、経済評論家の内橋克人氏が「ドイツはいかにして原発を廃炉にしたか?」というテーマだった。そこで彼はドイツは哲学者なども含めて廃止の委員会を作ったと話していた。それは分かるが、では日本ではどうなるのか?一流(現在の閣僚はそうでもないか)大学を出た4バカ閣僚は「再稼働」まっしぐらだ。
▼昨日午後、ほんの一瞬だったが、「警告」がでてこのブログにアクセスできなくなってしまった。警告文によると「書いてある内容が一部地域の著作権に触れる」という意味の事が書いてあった。おお、いよいよ政府批判ばかり続けているこのブログにも、権力者の手によってブロックされてしまったのかと思った。だがその杞憂も一瞬で終わった。
▼浅田の案は中々良いと思う。しかし一旦稼働させたら、電力会社の思う壺で、それはなし崩し的に拡大して行ってしまうだろう。昨日新聞記者にカツを入れたつもりだが、アクセスログを解析していると、情けなくなるようなものばかり。例えば「○○(有名司会者)体調不良」「○○○(雑誌)赤字」どうも2○○系の暇つぶしに使われているようだ。
▼なぜ記者はホントの事を書く事ができないのだろう。昨日ある通信系会社の地方局の株を分析してみた。すると新聞社からNHK、交通、電力会社まで株を持ち合っている。そこでは何か起きたときリスクを避けるた保険を掛けてナアナアの関係が出来ているのだ。ここに風穴を開けない限り、根本的な解決にはなない。つまり記者を知った激励しても、彼らには自分のクビや出世、家族を喰わせて行く責任があるから、電力会社にも抵抗できないシステムができているという訳だ。
▼それに原発と核兵器開発は表裏の関係にあって、戦後一貫してその路線が進められてきたのだ。田中利幸氏の講演を読んで欲しい。
▼昨日KINKINTVのツイッターにアクセスした。すると今週末は社民党の福島党首と保坂世田谷区長がゲスト出演すると予告されていた。ある人物が「社民党などに肩入れするとKINKINTVは左翼と思われてしまう」という主旨の発言をしていた。おやおや社民党は地方の首長選挙では自公民と手を繋いで仲良くしているのに、左翼とは初耳だ。それに不偏不党を問題にするならば、その突っ込みはNHKや朝日などの大メディアに抗議文を送った方が効果的だ。訳の分からない人にそういう挑発的な反論をしても、逆恨みされるだけだから、何も書き込みはしなかった。

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June 18, 2012

記者会見で関電社長に噛みつく記者はいないのか?

▼新聞を見るたびに記者は何をしているのか腹立たしくなる。昨日の関電社長の記者会見では、一方的な社長の言い分を掲載しているだけだ。どうして「社長それほど安全からばなぜ大飯原発の敷地にお住まいにならないのですか?」と聞けないのだ。「週刊金曜日」の記者は石原都知事が「本多勝一というバカ記者が」と言ったことに関連して、同誌記者はちゃんと記者会見で発言している。ここに詳しく書いてあるが、「南京虐殺事件」に関してだ。知事はとぼけているが、記者は身体を張って疑問点を質問している。画像もあるのでぜひご覧いただきたい。
▼今連日のように首相官邸周辺で「大飯原発再稼働に反対する抗議デモ」が行われているが、参加者たちはNHKなどの記者は1万人も参加しているのになぜ正確な数字を書かないのかと不満の声を取材記者にぶつけている。要するに記者達は上司の気に入る取材をしてあわよくば、自分も取りたててもらって出世をしようと考えているのだ。わたしの住んでいる選挙区には東大を出て朝日新聞に入社し、国会議員になったという経歴を自慢している自民党の候補者がいる。かつて国交相の副大臣かなにかをしていて、80ヶ国を回ったというのも自慢の一つ。いま張り出されているポスターには「もう一度はたらせて下さい」と書いてある。ポスター自体病み上がり風に見えて迫力に欠ける。ホントかどうか東大時代にレースクインをしていたとかで、今の趣味は唯一「盆踊り」とパンフレットに書いてある。
▼一流大学出て、一流新聞社に入っても、まぁこういう人にだけはなってもらいたくない。
▼今朝の朝日1面トップには、「生かされなかった米軍情報」という記事が掲載されている。福島第一原発の爆発直後、米軍は偵察機を飛ばして上空から汚染度をチェックしていたのだ。図の航跡を見ると米軍がかつてベトナムで枯れ葉作戦をした方法と同じように、漏れる地域がないように絨毯爆撃のようにトレースしている。外国の飛行機が日本の上空を飛ぶには運輸省の許可がいる筈だが、それに関係なくやったのかな?とにかく原発の爆発を隠すなら、政府にとって親友であるはずの米軍の情報まで隠蔽してしまうという体質をよく表している。
そして犠牲になるのは常に一般国民だ。
▼今朝のNHKラジオではブラックユーモアのようなニュースがあった。それは昨年千葉県の外房の海水浴客が激減してしまった。通常の半数とか言っていたが、実際は2割とか3割のはずだ。そこで千葉県は海水浴客の回復を促すために、鴨川有料道路はじめ外房の有料道路を400円補助するチケットを出す。そのカネは千葉県が負担するというものだ。みんな放射能汚染が怖くて行かないのに、何たるトンチンカンの方策をとるのだろう。海水浴客は将来健康被害が出ても、海水浴との因果関係を示せとか、証明できない事を恐れているのだ。千葉県の官僚が考えることもお粗末としか言えない。

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June 17, 2012

渋谷で梁英姫監督の話を聞く。

▼小雨が降る中渋谷のアップリンクシアターまで出かけた。朝、気分が滅入っていたのは、例の民、自、公の与野党合意が出来て、「一体改革」で国会議決がされようとしていること。さらに4バカ大臣が大飯原発の再稼働が決まったこと。この国の民主主義はどこへ行ってしまったのだろう。しかも朝刊によれば、関電の社長は「原発の耐用年数が40年という根拠を示せ」と記者会見で述べている。何度も言うように、百歩譲って電力会社の幹部が大飯原発の敷地に住んで、「これこの通り」というのなら分かる。しかし福島原発の事故があったとき社員は、住民には知らせずまず家族を密かに東京方面に脱出させた。耐用年数もさることながら、燃料棒の処理方法も決まっていないことを彼らはどう考えているのだろう。
▼映画は「週刊金曜日」6月15日号でで紹介されていた、「孤独なツバメたち~デカセギの子どもに生まれて」である。開場20分前に着いたら14番のチケットだった。この映画館は行った方ならお分かりになるが、ホームシアターをちょっと大きくした様なものだ。座ったのは最前列の席だった。席とは言うものの、これは床にピッタリくっついたカウチである。映画の内容は後日ご紹介するが、浜松で働いていたブラジル人青年たちのお話だ。最前列に座ったので、腕の悪いカメラマンが撮った画像が続くと目眩と吐き気がしてきた。映画は渋谷の初日だったので監督とゲストがトークショーをする、と入り口で話があった。映画だけですぐ帰ろうと思っていたら2人の女性が椅子に座った。この映画の監督ではない、もう1人が何と「ディアピョンヤン」の梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督で、昔の恋人に再会した感じだった。
Yangsan
(2006年9月3日撮影)
▼何回かご紹介しているが、「ディアピョンヤン」は公開当日(2006年9月3日のブログ参照)東中野ボックスに行って、ヤン監督にお目にかかった。そのときわたしが執筆している小さな新聞に書くために顔写真を撮らせていただこうとしたら、スタッフが気を利かせてツーショットを撮って下さった。上記ブログにツーショットの写真が掲載されている。ぜひご覧いただきたい。監督は昨日おおよそ次のように語った。取材で行ったのではないし、ICレコーダーも持っていないのでかなり曖昧である。
▼この映画は自己のアイデンティティを求めている青年たちの話である。私(梁さん)自身は日本で生まれ、父親は南でうまれたが朝鮮総連の幹部になったので、父は北の国籍を選んだ。そして当時「北はパラダイス」という帰国運動が盛り上がり、2人の兄は北に帰っていった。ところが現実の北はパラダイスではなかった。とかくこのように理想の国が作られると現実とは違ったパラダイスで夢中になってしまう。
▼自分自身、北のキム一族は嫌いだ。だが昨年の311以降、外国の友人が「こっちへ逃げて来るように」という誘いもあったが、そういう気持ちにはならなかった。むしろ自分の住んでいる日本を愛おしく思えるようになった。どちらかと言えば朝鮮のキムチよりも浅漬けが好きな自分だが、この気持ちはどこから来るのだろう。それは日本に住んでいて文化や生活が国籍とは別に、肌にしみついているのではないかと思う。
▼という様なお話で帰宅後ツイッターでメッセージをお送りしたら数時間後、わたしをフォローして下さった。8月4日の次回作の初日にテアトル新宿へ行かなければ…。

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June 16, 2012

消費税の段階的アップ野合に目をつむるマスメディア。

▼土日と祭日はなるべく遅い時間にアクセスして下さい。365日毎朝9時に更新するのはかなりストレスになっています。近い将来は土日のブログはお休みにする予定です。昨日のオウム事件の容疑者高橋克也の逮捕はヤラセとしか言えません。逮捕直後にいくつかのブログ、例えば五十嵐仁氏は余りにも良いタイミングと書いています。何度も書いていますが国会の裏では消費税を段階的に引き上げる裏取引が密かに行われていましたが、それはかき消されてしまいました。高橋の逮捕と消費税アップが、国民の将来にとってどちらが大切なのか、言うまでもありません。
▼今朝の朝日でも曽我政治部長が「政権交代の回路崩壊」と書いています。このブログでも野田首相は「ポイントゲッター」だと書いて来ました。要するに民主党は破壊され、自民党と公明党の違いはまったくなくなったのです。つまり戦前と同じ「大政翼賛会」国会になってしまいました。
▼それに輪をかけるようにマスメディア、とくに夕方のTVニュースは「高橋逮捕」一色です。日本のTVは報道機関の役目を失い、国会の野合を隠す自殺行為をしています。それが証拠に朝日別刷り16日の「be」では「最近のテレビ番組はつまらない?」という特集を組んでいます。つまらないトップには「バラエティ」、「ドラマ」、「情報・ワイド」、「クイズ」、「歌・音楽」、「討論」となっています。その中で「テレビ局削減論」を執筆している石光勝さんは「番組がつまらないから、視聴率が下がる。その結果広告料が減る。すると番組の制作費が削られるので、お手軽でつまらない番組が再生産される」としています。まさにその通りの悪循環が今日の日本にTVと言えます。
◇「「道/白磁の人」(承前)巧は本国から若い娘さんが追いかけてくるので結婚します。研究は佳境に入ってきますが、巧は身体の具合を悪くします。そして朝鮮では「3・1運動」が起き、日本軍は過酷な弾圧を行います。現地朝鮮人はこの事件をきっかけに、占領している日本人にあからさまに敵意を示しようになります。
▼研究の結果朝鮮赤松は土との相性が良ければ成育することが分かります。しかし巧は肺結核でますます健康状態が悪化します。一緒に研究していた朝鮮人の林業試験所の雇員と力を合わせて育苗に精を出す。しかし解放組織は雇員の息子をオルグして、現地に作った白磁の資料館に爆弾を投げようとする。雇員は息子の持っていた爆弾をもぎ取りその罪を被る。赤松は次第に大きくなるが巧は次第に弱っていく。それでも禁固刑になっている雇員を牢獄に訪ねて行く。
▼巧が死亡すると大勢の朝鮮人が棺を担がせてくれと押しかける。そして日本が敗戦すると朝鮮人たちは大喜びで、日本人の家を襲って打ち壊す。巧の家にもやってくるが、刑期を終えて出獄した雇員が「これは誰の家だと思っている」と押しとどめる。そして現在のソウルの中心のビル街に太く伸びた赤松がすっくと立っている。とかく独立運動が歪められたり、日本の朝鮮政策がただしく描かれない映画が多い中。この作品は両方の立場を冷静に見つめて描かれた、優れた作品だと言えよう。

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June 15, 2012

◇「道/白磁の人」を見る。

▼今朝のNHKや朝日のトップニュースは6歳児の脳死移植だった。なぜこれがトップニュースなのだろうか?わたしは元もと脳死移植には反対である。例えば心臓の悪い少女がアメリカに渡って移植手術するからカンパをしている、というようなニュースがあたかも「美談」として紹介される。国民的合意ができないまま、裏で日本医師会や臓器移植学会が糸をひいて、「世論作り」をして医療現場優先で「合意」が作られて行く。
▼その代わり、カネにならない老人の介護などは蔑ろにされる。たとえ長生きさせても、それが人間にとってなぜ幸せなのかという哲学的なソフトはまったく考慮されていない。医者は「手術して」、「合併症を予防」して多少とも移植した患者が長生きすれば終わりだ。北海道にある某医科大学のブログでも「地域こそが最先端」と書いている。本来医療は地方と中央に格差があってはならない。
▼今朝の朝日「プロメテウスの罠」福島県の高野病院が原発が爆発して22kmで強制退避地域にあった。院長は自分の判断で100人もの患者がいるので退避することはできないと県に相談して認められる。ところが警察がやってきて「退避命令が出ているのに何をしている」と怒鳴る場面がでている。
▼このように緊急時にあって、患者にとって何が大切なのかとっさに判断できなければならない。もし退避したら100人の患者の命は救うことが出来ないことが分かったのだろうと思う。
▼今朝の国際ニュースでアルゼンチンの大統領ら閣僚は貯金はペソでと国民に勧めておきながら、フェルナンデス大統領は307万ドルをドルで持っていたとか書いてある。どこの国の政治家も自分の身だけが可愛いというのは同じなのだろう。
◇「道/白磁の人」1920年代の朝鮮。日本は朝鮮を占領し、人々に創氏改名を押しつけていた。その朝鮮にある白磁に魅せられて、山梨県から一人の男が兄を頼って現地に向かう。その男の名前は浅川巧という。途中路面電車の中で威張り腐る日本の憲兵が朝鮮の老人に席から立つように命じる。老人は足腰が立たないから座っているのに、どかされる。それを見かねた巧は自分の席を老人に譲る。巧は老人に感謝の言葉を述べられるが意味が分からない。すると別の若い朝鮮人が「お礼を言ったのです」と通訳してくれる。
▼巧の仕事は植林である。日本は朝鮮の山は国の物だったのを、軍や日本に協力的な朝鮮人に払い下げた。そのため山は丸裸にされてしまった。日本の本当の目的は朝鮮独自の種苗である赤松を大量に植林して、線路を敷設したときの枕木に利用しようとするもくろみを持っていた。しかし土壌があわず苗は中々育たなかった。
▼巧の家族は一家あげて朝鮮に来ていたが、母親だけは朝鮮人を毛嫌いしている。日本の林野庁にあたる種苗育成所では朝鮮人も大勢はたらいている。所長の大杉漣は彼らの協力なしでは何もできないと穏和だ。しかしその部下の課長である田中要次は血気盛んでそれに反発する。(明日に続く)
▼夕べWOWOWで14日昼間に放映された「4つの命」(伊、独、瑞の合作映画)を録画しておいたので見た。セリフも解説もなくて半分くらいはまったく意味が分からなかった。内容は後日紹介する。

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June 14, 2012

取材の対象者との距離を縮めるには…

Kannon
(那古船形観音境内)
▼取材があって岬の近くにある某駅に午前11時には着かなければならなかった。ブログを書き上げ、8時過ぎには電車に乗り込んだ。なにせ各駅停車しか停まらない地方の駅だ。降りるときSuicaは使えるか心配になったが、葱坊主のような読み取り機はちゃんと改札口にあった。地図を持っていたので、駅員さんにそのお宅まで行き方を教えて貰っていると、携帯に着信があった。「駅まで自転車で迎えに行くから、駅前で待っていてくれ」という。
▼吉幾三の歌ではないが、駅前には「店がない」。昼飯はどうしたら良いだろう、という心配が一瞬脳裏をよぎる。5年ほど前の9月に某住職に話を聞く取材があった。「駅を降りたらタクシーで行ってくれ」と言われたが、駅を降りたら青々とした稲が生育中の田んぼの真ん中だった。タクシーはおろか電話も、タクシー会社の表示すらない。この時は携帯でネット検索をしてタクシーを呼んで事なきを得た。だがタクシー運転手さんは指定の寺院の場所を知らなかった。GPSでも検索できなかった。今回は親切に自転車でお迎えに来て下さる。
▼初対面なので歩いている10分ほどの間に、取材相手とどうやって打ち解けるかが勝負になる。この方は戦前と終戦直後に渡って活躍した、某国際映画俳優の事を調べて著書に著わした。わたしは歩きながら「彼の"ああ無情"を見ています」というと驚かれた。「あの映画を見た人はもう生存していないと思っていました。」。あの映画は1950年に作られている。田舎の映画館にフィルムが回ってくるまでに1、2年はかかるから、ふる里の映画館に父に連れられて見たのは、おそらく小学校1、2年生の頃だったに違いない。
▼主演俳優が牢屋に入れられて、鉄格子を押し開いて脱獄する場面が強烈に印象に残っている。その事を話しをするとさらに驚かれた。主人公はジャンバルジャンだったので、その後しばらくの間映画のタイトルが「ジャンバルジャン」だと信じて疑わなかった。取材に協力して下さった方は、わたしより11歳ほど年上である。ふる里の話をしていると、奥さまがわたしの出身校の隣にある女子高校のご出身であることがわかる。何と言う奇遇。
▼歩きながらご自宅に到着するまでの10分余で、このように相手の方との距離は完全に縮まったのである。奥さまはあいにく短歌の会の例会で市内にでかけてお留守だった。話に夢中になって1時間半の取材の間お茶も一杯もでなかった。取材が終わると「お茶を出すのを忘れていた」と若干ぬるめのお茶がでて、帰り際に煎餅5枚を持たせてくださった。昼食は駅の近くの中華屋しかないと言って下さったが、来る時にチェックしたら「閉店」していた。それで弁当は近くスーパーで買うと良いと教えて下さった。色々迷ったが弁当の半分が寿司で、半分が冷やし中華という奇妙な弁当とお茶を買う。時間があったので、というかここは1時間に1本しか電車がない。近くの有名な寺に登り、そこで海を見ながら弁当を広げて来た。
▼結局片道3時間で取材1時間半、弁当30分で一日仕事になってしまった。

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June 13, 2012

「副作用」が出て薬を換えてもらう。

▼昨日なぜブログを書く事が出来たかと言えば、クリニックで順番をとってから、診察が始まるまで自宅に一度戻ったからだ。ある程度の年配になった人にはお話しているが、病院から歩いていける距離に住むことが必要だ。人間最後は歩けなくなるので、車椅子などを使わなければならない。その場合でも人の世話にならず自力で移動するとなると、病院に近いことが望ましい。地方に行くと介護保険料は支払っていても、それが機能していないので制度を使えない限界集落はたくさんある。
▼病院の順番を待っていると、同病相憐れむで担当医の腕や看護師さんの話で盛り上がる。隣にいた女性は元某デパートの地下食品売り場で働いていたという。年齢はわたしより1歳上で「あっお姉ちゃんだ」と話をすすめていくと、同学年だという事が分かったりする。医師は15分くらい遅れて来た。「7時から順番を待っていた」というと途中車が渋滞していてと言い訳をする。2ヶ月前から貰っている薬は自分に合わないような気がする。薬の説明に書いてある「副作用」とまったく同じ症状が出ている。そのことを言うと「1万人に2人くらい副作用が出ると言われています」と言いながら、別の薬を処方してくれた。
◇「キリマンジャロの雪」(承前)4人は縛り上げられ、犯人の一人を見張り役に残し、聞き出した暗証番号が正しいかチェックに行く、「正しい」という連絡が入って見張り役も去る。しかし朝まで縛られていた4人うち、兄嫁はかなり精神的にダメージを受けてしまう。覆面をしていた見張り役の男は、ミシェルのマンガも持ち去る。後日そのマンガ本を読んでいる幼い兄弟を見つける。「面白そうな本だね。見せて」と裏表紙を確認するとミシェルのサインがある。この兄弟の関係者が犯人に違いないと、二人を後を追い警察に通告する。容疑者は警察に逮捕される。3人は親のいない兄弟で犯行に加わった兄がいないと幼い兄弟は路頭に迷うことが分かる。「告訴を取り下げよう」と警察に行くが、書類は検察に回っているから手遅れだという。犯行に使った拳銃はモデルガンだったが、あくまでも強盗である。
▼検察に一目会いたいというと、容疑者はミシェルのくじ引きで解雇された一人だった。そして「労組と会社は、なれ合ってワインを飲んでステーキを食っていた」と罵るので、「労組は働くものの権利を守っていた」と思わず殴ってしまう。一方妻は別のきっかけで幼い兄弟と知り合い、着衣を自宅に持ち帰り洗濯をしたり、食事を作って持って行ったりする。兄の刑期は14年くらいになると刑事は言う。仮に刑期が途中で短縮されて保釈されても10年だ。放っておけば二人は強制的に施設に送られてしまう。
▼ミシェルはキリマンジャロ行きのツアーは諦め、チケットを現金に換えてしまう。そして夫婦が次にとった行動とは…。岩波ホールで上映中。
▼昨日見た自主放射能測定結果によると、わたしの家の回りも結構数値が高い。左の列の2番目と3番目。いずれも我が家から1km以内にある地点である。

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June 12, 2012

◇「キリマンジャロの雪」を見る(その1)

▼朝6時連絡すべきメールを3通送ってから、午前7時にクリニックに並ぶ。コレステロールの血液検査をするため空腹で行かねばならない。どうせなら早く順番をとった方が空腹に耐える時間は少なくて済む。8時に看護師さんが順番を渡してくれるが1番だった。待っている間、通院者が話しかけてくる。血糖値がかなり高いという72歳の男性だった。30分ほど立ち話をしていたら、1千字くらいの原稿がかけるほどの話を聞く事ができた。
▼昨日家のマンションの家のベランダの前でカラスがかなり大声で鳴いていた。午後図書館の前を通ると、若い男がカラスに襲われ、逃げようとして転倒いた。図書館の清掃員と思われる男性が竹の棒を持って対応していた。「週刊金曜日」6月8日号でマンガ家の石坂啓さんが、家のマンションに来るカラスの餌付けに成功したというエッセイを書いていた。しかし我が家の近くの場合、ヒチコックの「鳥」のような事になりつつある。
◇「キリマンジャロの雪」フランスの港湾労働者たちが何やら組合のCGT(フランス労働総同盟)委員長の発表する数字を気にしている。それは会社側から20人の解雇案が発表されたが、組合側は指名解雇に反対してくじ引きでそれを決めたのだ。その中には組合の委員長ミシェルも自ら選んだ解雇クジに該当するようにしていた。組合員から逆恨みされないために自らそうしたのだ。
▼家に帰ると介護士をしている妻のマリ=クレールが「わたしが働いているから何とかなる」明るく話しかけてくれるのが唯一の救いだ。しかし明日からどうやって暮らしていけば良いのだ。嫁に行っている娘から自宅の庭にお父さんの腕で東屋を造ってほしいと頼まれる。これでしばらくは時間がつぶせそうだ。そんなある日兄弟や娘達が、「お父さん長い間ご苦労さん」パーティを開いてくれた。5000ユーロの現金とキリマンジャロ行きのツアーチケットをプレゼントしてくれた。さらに嬉しい事に兄は「昔お前が好きで読んでいたマンガを見つけたよ」と一冊の本をプレゼントしてくれた。ホントにボクの持っていた本だ。その証拠に表紙裏にボクのサインが入っている。
▼さっそく「スワヒリ語の勉強でもはじめるか?」と夫は言う。妻は「あの国は昔ドイツが支配していたから(正式な字幕の訳語は「宗主国」と出ている)ドイツ語が必要だ」などと妻も喜びを隠せない。ここで終われば絵に描いたようなノーテンキな岩波映画だ。兄の家でお互いの夫婦4人でトランプをしているとき、2人組の強盗が押し入る。そして4人を縛り上げ「この間もらった5000ユーロを差し出せ」と脅す。さらにカードも持っているだろうと拳銃で脅して暗証番号を聞き出す。(明日に続く)

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June 11, 2012

地元船橋駅頭で二枚舌を使う野田首相

▼昨日は有楽町スバル座に「道、白磁の人」を見に行った。土曜に行けば監督などの舞台挨拶があったが、岩波ホールとぶつかった。岩波はいつものように先代の娘さん(といってもかなりお年を召している)が紙を見て挨拶をしていた。「白磁の人」は後日書くが後半かなり泣いてしまった。戦前の日韓両国の国民感情もちゃんと描写しながら、よくこれだけの映画が作れたと思う。
▼まず野田首相が地元船橋駅頭の街頭演説をしているとても面白い映像が入ったのでご紹介する。「マニフェストで書いたことは命がけで実行する」と公言している。まさに二枚舌のポイントゲッターである。ぜひ大勢の人に広めていただきたい。
▼土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」ではゴビンダさんが無罪判決を受けたため、その17年にわたる裁判の経過で「東京高検」がいかにデタラメしてきたか手短に紹介した。さらにネパール以外の中国や韓国をはじめヨーロッパやアメリカの国の人にそんな事をしたら国際問題になってしまう。ネパールには日本がODAでカネを出しているから、黙らせたのだ。これは先に佐野眞一が出席したときも同様な発言をしていた。そして被害者の女性ワタナベという名前はネパールやアジアで知れ渡っている。プロのFXトレーダーではなく素人でFXのトレードをする人の事を、アジアでは「ワタナベトレーダー」と揶揄して呼ばれていると言っていた。(つまり素人の売春婦という意味)
▼湧々さんが「ゲストハウス」で映画「八月の鯨」の事を書いて下さった。関連して映画俳優の話題をご紹介する。「キリマンジャロの雪」はヘミングウェイの小説とは別物だ。昔の映画は狩猟で肩を怪我したグレゴリー・ペックだった。岩波のフランス映画の主人公はジャン=ピエール・ダルッサンで、「ル・アヴァールの靴磨き」で少年を追う刑事を演じた人物だ。彼を最初に見たのは3年ほど前のフランス映画「サンジャックへの道」で一番貧乏な兄を演じていたが、その演技にわたしは笑いが止まらなかった。
▼さらに先日WOWOWで「山猫は眠らない」(原題は「SNIPER」)の4シリーズが放送された。主演のトム・ベレンジャーが好きで彼の出る映画は必ず観ている。「プラトーン」や「ホワイトバッジ」などに出ている。今回はトムの事ではない。シリーズ1でペンタゴンから大統領選挙戦を優位に戦うために、実地経験がないままパナマの麻薬王を殺害する目的で派遣されたトムの相方のスナイパーである。それはビリー・ゼインであの「タイタニック」でヒロインの婚約者になった男だ。最後は救出船がニューヨークに到着して金色のガバメントを持って船内を探し回る役を演じていた。俳優としてはかなり下手だがひねくれた性格の役が似合っている。映画を見るにはそんな演技を比較する楽しみもある。

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June 10, 2012

岩波ホール初日初回でフランス製クッキーを貰う。

Gaifttes
(岩波ホールでもらったフランス製クッキー)
▼お早うございます。休日にもかかわらず、朝早くからアクセスして下さったみなさんありがとうございます。昨日は雨の中、岩波ホールの「キリマンジャロの雪」初日、初回に行って来ました。お陰で写真のようなフランスのクッキーをいただきました。なぜならフランス映画だからでしょう。美味でした。帰りは古本屋さんを多少みながらお茶の水に出て、駅の近くで海老天丼を食べました。初めて入った店でしたがこれは美味しかったです。次回は写真入りでご紹介します。いつも神保町周辺で気の利いた店がなくて困っていたのですが、これは発見でした。
▼岩波ホールでは1ヶ月後の7月21日からイタリア映画「ジョルダーニ家の人々」が上映されます。しかしこれが6時間40分という超大作なのです。わたしが今まで見た長い映画はベルトリッチの「1900年」で、5時間半もあった。これは途中でインターバルがあったが疲れた。今度のは13時40分から上映が始まり、途中休憩が3回あるが、終映は21時15分というから、かなりの覚悟が必要だ。しかも岩波ホールは講演会用の椅子なので、長時間座っている事が出来るかどうか疑問だ。
▼「愛川欽也パックイン・ニュース」はようやくカード決済が可能になった。わたしの場合半年間は見るつもりなので、ひと月ずつ銀行から払い込みをしている。昨日は後半が面白かった。まず野田首相の手腕に関して、消費税をどうやっても国会で通すことに政治生命をかけるというのなら、18日からのメキシコG20に行かなければ良い。しかし実際に自民党や公明党とどこまで裏取引できるか不明だ。もし通らなければ総辞職、解散だってあり得ない。しかし自民党は谷垣では勝てないと踏んでいるので、「可決できなければ」なあなあで取りあえず先延ばしという方向をとる可能性もなくはない。川村晃司氏をして、「まったく先が読めない」と言っていた。川村氏によれば「野田の役割は民主党を破壊するポイント・ゲッターとして登場したのが真相で、小沢を切って民主党が分裂すればもうその役目は果たしたといえる」ということだった。
▼有効署名総数32万を達成して東京都議会に直接請求された「東京電力管内の原子力発電所の稼働に関する東京都民投票条例」は石原はご承知のように国の問題だから都議会では採択しないと公言している。都議会での審議開始され、今週採択される見込みだ。しかし直接請求に賛成しているのは民主党と共産それに生活者ネットだけ。自民公明との差はたった2票である。署名を集めた人たちは、連日自公の議員に働きかけをしているが、これも先行きはかなり不透明である、とのことだった。議席配分をネットでみたら、都議会で社民党は一議席もないことが分かった。これほど言う事とやることが違い政党もない。
▼寝る前に「愛川欽也パックイン・ニュース」を見ながら新聞を読んでいた。すると「八月の鯨」が8日にDVDで発売になったという記事が見つかった。しかも1500円である。いままでVHSのものは発売中止になって時間がたち、見る事ができなかった。すぐその場でアマゾンに注文したら送料含めて1000円でおつりが来た。

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June 09, 2012

倒産したくないから「再稼働させる」電力会社

▼原稿執筆に苦しんでいたら、次の取材日程が入った。来週もそのため各駅停車にかなり長い間乗らなければならない。長いと本は2冊は読むことができる。
▼毎週火曜日夜BSTBSで「吉田類の酒場放浪記」という長寿番組が放送されている。この番組の良いところは気取った酒場にはいかず、居酒屋だけを紹介するところだ。先週は水曜日に「スペシャル~海の男 吉田類とほろ酔い3人娘~」という番組が放送された。女性と一緒に飲むのではなく、3人の女性が吉田さんと同じ酒場に行くという内容だった。その一番目に登場したのが、吉祥寺の焼き鳥屋「いせや」本店である。
▼支店は井の頭公園の入り口にあるが、かなり古い建物なので6月に取り壊し、1年かけて新しく生まれ変わる。さてその「いせや屋」だが、わたしは4月と5月に所用で各1度行っている。つまみに変化はないが、昼から立ち飲みもできる店である。
▼首相が「大飯原発を再稼働する」と記者会見をしたようだ。まったく福島すら収束せず、帰る家もないひとが大勢いるのに、どうしてこういう無茶をいうのだろう。「首相の俺が安全と言ったから安全」というレベルだ。どうしても「再稼働」というのなら、江戸時代に将軍に従う証拠として全国の大名が妻を江戸に担保としておいたことと同じことをして見せれば国民は納得する。つまり首相をはじめ閣僚たちは妻や家族を原発の敷地内に住まわせる。
▼そうでもしないと、東電が昨日国会で言ったように「全面撤退ではなく、本人の自由意思で10人は残ると言っていた」という逃げ口上を作るに決まっている。事故直後のブログで書いたが、福島第一原発の職員は家族をいち早く東京に脱出させていたではないか。
▼なぜ再稼働に必死になるのか?先週発行された「週刊金曜日」で金子勝が「実質的に倒産している東電は、原発を止めておくと借金が累積する。何が何でも動かせば先延ばしできる」とその本質を書いていた。原文はかなり長いが手短に言うとそういう事なのだ。昨日は首相官邸を包囲する抗議デモがあったが、きょうはどうかな?

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June 08, 2012

警察へのぶら下がり取材と記者の社会的責任

▼昨日は最終的にあれこれ合計10本の記事を書いた。これでお金が貰えれば倉でも建つのだが、そうではないので夕方にはぐったりと疲れた。
▼「東電OL殺人事件」はゴビンダ容疑者が無罪で本国のネパールに強制送還になって本当に良かった。佐野眞一の同名の本は発行されてすぐに読んだ。ブログに書いたように今年3月に著者が「久米宏のラジオなんです」にゲスト出演したとき、もう一度読んだ見た。ああ、ブログを読んで下さっている見知らぬ方々へお願いです。このブログも含めて大したことは書いていません。ぜひ一次資料を読んでご自分の目で確かめて下さい。佐野の本では、まずゴビンダ容疑者が幕張のレストランで働いていて事件がおきた渋谷のアパートまで分身の術でも使わない限り、絶対事件の時刻には着かない。という事を佐野は実際同じ時間に警察の言う同じ列車に乗って確かめている。
▼これだけでも容疑者は事件から外されるべきだ。それなのに警察が目をつけた人物は「犯人」にされてしまう。その裏事情は本を実際読んでいただきたいが、事件に関与する不思議な人たちが存在している。わたしが言いたいのは記者たちが、自分の足や目で確かめずに、警察発表だけで記事かくのがいけない。だから無実の人を「容疑者」と決めつけ17年間も「無期懲役」として牢獄に閉じ込めておく。こういうことにマスメディアの記者たちは、手を貸していることに恥ずかしいと思わないのか?相も変わらずきょうも「警察への取材によれば」と口移し記事を並べて高給をとっている。
▼1952年におきた「菅生事件」というのをご存知だろうか?事件の概要はサイトをご覧いただきたい。大分県の菅生村にある駐在所が爆破され、容疑者として5人が逮捕される。裁判の過程で戸田という人物が出てくるが、当時共同通信の記者によって、戸田こそが警察がスパイとして送りこまれていた人物だという事を長い取材によって明らかにする。現実に警察発表を鵜呑みにせず、自分の足で取材して事件の背景を明らかにする記者はいなくなってしまった。それは今ではフリーのジャーナリストかドキュメンタリー作家の手に委ねられている。狭山事件の被告だった石川さんもどうようで冤罪である。
▼昨日の朝日17面に「道徳は市場に勝てるか」という全1面を使った企画記事があって、あのマイケル・サンベル教授が答えていた。その中で中道左派が市場経済にたいしてとった態度が批判されている。「経済的な不平等や公正の観点から、市場に任せるだけだと格差が拡大してしまうと主張した。それは誤りではないが、市場は、共同体や私たちが大事に思う価値や徳といったものをどう変えてしまうのか、変えてしまっていいのか。そう反論すべきでした」と指摘している。そして「共同体のつながりや道徳が損なわれてしまうという危機感は薄かった。社会に不可欠な共同体や伝統という政治のボキャブラリーを嫌っていた」と続ける。そう現実の社会で欠如しているのは、自分さえ儲かれば道徳などどうでも良いという考えなのだと思う。その実例はいくらでもある。

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June 07, 2012

「警察への取材」とは、実は「記者会見」

▼友人と久ぶりにあった。彼とは三ヶ月に一度くらい会ってコーヒーを飲んで2時間ほど四方山話をする。たくさんの話題の一つに数日前に亡くなった高名な某音楽評論家の話になった。新聞報道などでは「知の巨人」などと持ち上げられている。はっきり言って人間の精神力が充実している期間はそれほど長くないと思う。一旦祭り上げられてしまうと、引っこみがつかず、死ぬまで「巨人」として崇められることになる。聴力だって衰えてくるのだから、オーケストラの音を微に入り細に亘り聴き取れるはずはない。しかし「巨人」がクビを縦に振ればOKで、横に振ったらNGとなるから演奏する人もCD制作会社も大変だ。「巨人」の機嫌を損ねないように万全の体制をとって臨む。それが結果として虚構のピラミッドを造ってゆく。わたしも以前「巨人」の全集を持っていたが、今は売り払って持っていない。
▼朝刊には「逝去」という言葉が出ていた。いったいどのレベルまで「逝去」と新聞は書くのだろう。辞書で調べて見たが、使用例しかでていない。だが上記音楽評論家の「巨人」がなくなったときには「逝去」とは書いていなかった。おそらく新聞では「皇室」関係者が亡くなった場合だけ見出しで「逝去」と書くようである。
▼例の逃亡していたオウム関係者の顔写真を見ると、街角に貼ってある手配書とは似て非なる顔になっている。17年も逃亡していたのだから当然かも知れない。では最初の容疑者はなぜ逮捕されたのか分からない。おそらく警察はかなり前から内定していて、逮捕するタイミングだけ狙っていたのだろう。昨日CDからお金を引き出そうとしていた容疑者にしても、顔かたちはまったく違っている。アメリカのクライムサスペンスに出てくる、顔の輪郭をトレースするソフトでも使わない限りこれは特定することは不可能に近い。そしてマスメディアは相変わらず「警察への取材によれば」を連発する。正しくは「警察の記者会見もしくはプレスリリースによれば」という。自分で取材もせず警察発表を鵜呑みにして記事を右から左へ横流しする奴らは、最早メッセンジャーでポチと同じでジャーナリストとは呼べない。
◇「ムサン、白い犬」(承前)おおムサン寂しくはなかったかいと子犬を抱きしめるスンチョル。家に連れて帰ると相棒に「なんて酷い事をするんだ」と食ってかかる。相棒は元気がない。訳を聞くと「中国にいて脱北手配人をしている叔父の所に入金がされていない。疑われるのは俺で殺されるかも知れない」と怯えている。想像しているとおり、韓国内にいる脱北手配人が相棒を襲う。「一度は必死に逃げおおせるが、次はどんな事をしてもカネを揃えて来ないと殺す」と叩きだされる。
▼相棒はスンチョルに連絡をとり、「お前の犬小屋にカネを隠したから、持って来てくれ」と頼み込む。スンチョルはカネを探しだし、指定のバス停まで向かうが、急に気持ちが変わってカネを横取りしてしまう。そして床屋に行って髪を切り見違えるような格好になってカラオケ店で仕事に勤しむ。しかしカネを奪われた相棒の仕返しは余りにも残酷なものだった。渋谷イメージフォーラムで。この日映画館には俳優の六平直政が来ていた。彼が見たのはわたしとは別の映画だった。
▼今朝はニフティのサーバーが接続できなかった。パソコンが壊れたかと青くなったが1時間ほどしたら正常に戻った。今日中に「蝶」「インド」「シネマ」と原稿を3本書かねばならない。どうしてこんな事になってしまったのだろう。

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June 06, 2012

◇「ムサン日記、白い犬」を見る。

▼メルマガ読者のみなさん、お送りした文章はお読み下さったでしょうか?読者のお一人から「速読をなさっているのか?」というご質問がありました。速読術は習得していません。ただし論文等は大まかな内容が理解できれば良いので、1分で2ページは読む事ができます。早く読むことは出来ますが、それを読書ノートという形で残すには時間がかかります。これさえしなければ一日5冊くらいでも読む事はできます。ま、そんな事は何も自慢にはなりません。
▼読み終わった2冊を夜の図書館へ返却にいきました。そして新刊コーナーから5冊借りてきました。そして朝刊を読んでいる最中に気になった本を2冊ネットを通じてリクエストカードを出しました。これで次号までの心配はありません。
◇「ムサン、白い犬」韓国になぜ多くの脱北者が来るのかと言えば、北では食べていくことができないからだ。そのため中国東北部にいるブローカーに多額のカネを支払って。中国経由で南へと逃れて来る。しかしその南でも食っていけるかといえば、学歴もなく手に職を持っていないので犯罪か犯罪一歩手前の仕事しかない。スンチョルはそんな韓国に憧れてやってきた一人だ。やっている仕事は街頭のボスター張りだ。ヤクザのような男に怒鳴られ、ポスターとガムテープを数本持たされて突きおとされる様に車から降りる。
▼手際良くやらないとまっすぐに張れないし、ノルマの枚数をこなせない。本人は一生懸命やっているが、要するに要領が悪いので叱られてばかりだ。スンチョルは先に脱北した同郷の男と怪しげなアパートに一緒に住んでいる。北を出国するときに着てきたジャケットは余りにもボロだ。先輩は見かねて衣料品店にスンチョルを連れて行き、ナイキのダウンジャケットを買って与える。ライトブルーのそれは軽くて暖かく着心地も抜群だ。
▼彼ら2人をやさしく見守るのは韓国の刑事だ。時々彼ら脱北者の元を訪ねてはまっとうな暮らしをしているか見て回ったり相談に乗る。時には教会に連れて行ったり、「脱北者の講演会」で講演させたりしている。そんなある日刑事はスンチョルにカラオケ店でのアルバイトを紹介してくれる。接客で遊びに来る人達にビールなど飲み物を運ぶ係だ。そして教会に通ううちにカラオケ店の経営者の娘と知り合いになるが、彼女からは「知り合いであることは内緒にしてくれ」と頼まれる。
▼心から信じ合える友だちのいないスンチョルは、路上で一匹に白い犬を拾ってきてアパートで育てる。この白い子犬はスンチョルを信じ切って付いて来る。しかしアパートの同居者は「邪魔だから捨ててこい」と命令する。それどころかスンチョルの居ない留守の間にペット店に犬を売りにさえ行く。だが雑種なので店員から相手にされないので捨ててくる。大いに悲しむ悲しむスンチョル。雨の路上さまよっているムサンをようやく見つける。(明日に続く)
▼昨晩スカイツリーの夜間照明の動画を撮影しましたが、サイズの変更方法などを忘れてしまいました。思い出したらアップします。

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June 05, 2012

◇「ミッドナイト・イン・パリ」を見る

▼予想されたように今朝7時のNHKラジオは菊池逮捕関連ニュースをトップで延々と5分やっていた。東京地方のニュースに切り替わってさらに5分。消費税を通すための内閣改造など吹っ飛んでしまう。今朝のNHKラジオ「ビジネス展望」は内橋克人氏だったが、彼は民主党の政権公約が「消費税をなくす」だった。それが党首選挙の時に野田氏は「税と社会保障の一体改革」と消費税増税を言いだした。だから政権公約を実現させるということならば「増税は間違っている」と指摘していたがその通りだ。「消費税増税」とはあくまでも民主党内選挙のスローガンという問題である。
▼6月2日の「愛川欽也パックイン・ニュース」の最後でシリアへ国連が行っているのに何も出来ていないのは何故か?という事が問題が論議になった。国際法で言うと現政権を支援するという目的ならば介入できる。だがシリアは民衆を弾圧している方が現政権である。一般論として今までは虐げられている方が改革派だとされてきた経緯はある。しかしイラクでもアフガンでもアメリカを初めとする多国籍軍は、「現政権がダメ」という事で介入を続けて来たが、その結果それらの国はグチャグチャになって収拾がつかない。歴史的に見て介入が上手く行った例は、カンボジアのポルポト独裁政権に介入したベトナム軍しか成功していない。現実にシリア問題でも多くの国の利害が対立していて、解決までにはかなり時間がかかるだろう、という話だった。
▼わたしにとって「愛川欽也パックイン・ニュース」の2時間はかなり長い。「ジャーナル」当時はHDD録画して130%の早回しで見ていた。ストリーミングはそれが出来ない。今は最初の1時間だけ見て、後は音声だけ録音して聞いている。
◇「ミッドナイトインパリ」(承前、その2)クラシックな黄色いプジョーに乗り込んだギルは、古めかしい社交クラブの前で車から降ろされる。そこのパーティに参加すると何とそこにはフィッツジェラルド夫妻に挨拶される。さらにピアノを弾いているのはコール・ポーターでパーティの主催者は何とジャン・コクトーだった。ギルは1920年代のパリに迷い込んでしまった。
▼翌の夜も石の階段にすわっていると待っていると同じプジョーが現れる。ギルは貫禄はあるがまだ若いヘミングウェイに連れられてガートルードのサロンを訪問する。そこでピカソの愛人アドリアナと出会う。互いに好意をもち、次の夜に真夜中のパリを彼女と2人で散歩する。たが偶然ギルには婚約者のイネズがいる事を知られる。毎晩タイムトリップして1920年代のパリに繰り出すギルは、どんどんアドリアナに惹かれてゆく。そして何度目かのトリップを終えたとき、ギルは「アメリカには戻らずパリに住んで小説を書こう」と決意する。婚約者イネズの両親もギルの事は気に入らず、私立探偵を使って調べさせていた。彼女もこれ以上ギルとの同棲生活を続けて結婚しても仕方ないと思う。

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June 04, 2012

またまたパナウェーブか?オウムの菊池か?

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(一夜にしてシールを貼って変わる工事期限)
▼わたしの家の近くのスカイツリー遊歩道だが中々完成しない。また変更するのではと思って念のため撮影したら、案の定、一夜にしてシールを貼り替えて一ヶ月半も工事が伸びたが、その説明はない)
▼昨日東京地方では雨と予報が出ていた。その予定で友人から頼まれたデータ作りをしていたら、毎週日曜日の校正が午後早く送られてきた。そのため外出することなく一日は過ぎた。このところ右膝が痛むが、原因は不明。ビールなどのアルコールの過剰摂取が、このようになる場合もあるような気がする。夕べケーブルTVで「コルシカ島の旅」」を見ていたら「オウムの菊池と見られる女性逮捕」の臨時ニュースのテロップが入った。ニュースの詳細が分かるにつれ、不思議なことが次々にでてくる。菊池を見たという人が昨年12月に近くの警察に通報したが、無視されたという。
▼これで思い出すのは2003年4月の有事法成立前夜、マスメディアには白装束集団「パナウェーブ研究所」なる小さな宗教団体の活動が、信じられないスペースを割いて紹介された事件があった。当時の 佐藤英彦警察庁長官が「オウム真理教の初期に似ている」などの発言した。そのためおバ○TVや週刊誌などの報道合戦が過熱した。しかし5月16日に集団が元の拠点に戻ると、不思議なことに過熱報道は鎮静化してしまう。その後、有事3法は6月6日の参院本会議で可決、成立した。
▼昨日も書いたが国会は民主・自民が野合して消費税関連法案を一気呵成に国会で可決しようとしている。警察は菊池の存在を半年も前に承知していたのに、いつ逮捕するかタイミングを計っていたのだ。これで1週間から10日くらいは「菊池逮捕」で「消費税法案可決」は小さい記事になり、国民の目をそらすための格好の材料となった。
◇「ミッドナイトインパリ」わたしはウディ・アレンの作品は総べてみている。あとイタリアの天才というか鬼才のナンニ・モレッティのまだメジャーになる前の作品は大好きだ。後者は昔銀座のシネパトスでレイトショーで、様々なシリーズが紹介されたことがあって出かけた。しかし言語はイタリア語で字幕は英語でしかなかった。当時は英語はいまより遥かに分からなかったが、見に行った。近く彼の「ローマ法王の休日」が公開される。
▼ハリウッドの売れっ子脚本家ギル(アレンをイメージしている)は、婚約者イネズと彼女の両親とともに大好きなパリを訪れる。いつも同じ娯楽映画のシナリオしか書けないと悩んでいたギルは、そのむなしさを覚えている。そこで小説家への転身を試みる。骨董屋で働く男を主人公にした小説を鋭意挑戦している。そしてもし成功したらパリへの移住を夢見ている。
▼しかし、お嬢様育ちのイネズは時々ギルに「書けた?」と聞くだけだ。金持ちの両親を連れて来たこともあり、イブスは美味しい物を食べ、良い衣服を買いまくるという優雅な生活をするだけだ。そんなとき彼ら2人の前に、イネズの男友達ポールが突如として現れる。イネズと2人だけで邪魔者がいないパリを満喫しようとしていたギル。ギルのとってポールは邪魔者でしかない。そうして迎えたパリでの第1夜。ワインの試飲会に参加した後、ギルはイブスと別れタクシーに乗らずホテルに戻ろうと歩き始める。
▼1人で真夜中のパリを歩いていたギルは、道に迷ってしまう。石段に座って困っていると、そのとき時計台が午前零時の鐘を鳴らす。そのとき、クラシックな黄色いプジョーがやってくる。車に乗っている人物から誘われプジョーに乗り込んだギルは、古めかしい社交クラブで開かれているパーティに参加する。(続く)

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June 03, 2012

テレビの放送時間を減らせば確実に電力需要は下がる

Tizu
(3日午後1時から新宿で未来を変えよう大集会がある)
▼2日の東京新聞の投書欄を見ていたら「第一次石油ショックの時は夜間のテレビが放映中止になったが、今回なぜそれがないのか?」という素朴な疑問があった。わたしもその通りだと思う。エアコンよりも液晶テレビの方が消費電力は多いはずだ。わたしなど、ニュースはラジオで済むから、朝7時から20分、昼は正午から20分、夜は午後6時50分から30分だけ天気予報だけを流してくれるだけで済む。それもいざとなればネットで済ませることはできる。
▼なぜテレビが止まらないかといえば、物を売るための広告とそれに依存している広告会社の体質にある。昨日の東大の追加事項で云えばマスメディア各社と広告会社も同様だ。日本のケーブルTVを見ていると、健康補助食品と保険のCMが多いことと言ったらない。日本では医師会と厚労省が一緒になって「血圧の正常範囲」を勝手に下げてしまう。そうすれば血圧を下げる薬を医師が処方して、血圧降下剤は売れる。保健所の関係者から聞いた話だが、再検査で儲ける仕組みになっている。だから売上げが少ない時は、再検査をすべき基準を下げてやる。これは一般の病院も同じ事で、あくまでも「再検査」だから違法ではない。
▼おっと話がそれてしまった。メーカーと広告会社は共存共栄の関係になっているから、テレビの放送時間を短縮することはできない。おまけに視聴率を上げなければならないので、たけしやタレントが登場するおばか番組が増えていく。昨日も電車に乗っていたらスマホの画面を指で擦っている人が大勢いた。暇つぶしだね、これは。文庫本でも読んだ方が人生では役に立つと思う。ネットの画面自体、検索の上位にランクされる店や言葉はもうGoogleやYahoo!によって操作されている。上位に来る言葉が正しいとは限らない。そのインチキさは何度も食べものブログで操作の実態が明らかになって問題化している
▼今朝の朝日で、野田首相は4閣僚のクビを切って内閣改造をして自民党の言う事を聞く。そして小沢派の50名位を除名して、自民党と野合して消費税法案を一気に可決する方針を決めたようだ。これは昨日の「愛川欽也パックイン・ニュース」で語られていたストーリー。昨日の論議で田岡俊次は消費税を上げずにどうやって日本を再建するのか?という考え方であることが分かった。それはゲストの斎藤貴男らに反論されていた。「週刊金曜日6月1日号でも経済評論家の荻原博子は、現在の税制は年収400万前後の家庭から巻き上げる割合を多く、トヨタの社長らに甘い仕組みになっている。消費税が導入されたらデフレが進んでますます景気は悪化すると指摘しているがその通りである。
▼本日は午後1時から新宿で「未来を変えよう新宿大集会」がある。雨が降らなければ行こうと思っている。主旨に賛同される方は地図を参照して参加していただきたい。

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June 02, 2012

原発の再稼働などありえないし、あってはならない。

▼先週はかなりハードな1週間だった。昨日は仕事を終えて帰宅したらそのまま1時間ほど眠ってしまった。そして今朝は病院の診察する順番をネットでとるため、早起きを余儀なくされた。わたしの行っているクリニックではない。近くのクリニックの場合、朝7時からお年よりのみなさんが並びはじめる。そして受診の順番カードが配布されるのは午前8時だ。本当はわたしの行っているクリニックでもネット予約をしてくれれば良いが、お年よりは携帯すら使わない人がいらっしゃるので、それこそデジタルデバイドになってしまう。
▼毎週金曜日の授業は終わったが、学校のPCにはパワーポイントがインストールされていないので、自分のノートPCを持参する必要があった。軽いマシンだが往復担いでいるとかなり重力が負担になる。次期から小型キャリーカーに入れて運ぶことにしよう。
▼6月に入ったとたんクールビズの宣伝が始まった。日本では「衣替え」という年中行事があり、それに併せていると思われる。昨年来節電、節電と声高に叫ばれており、それに衣料メーカーが便乗している。エコでクールビズというならば、手持ちの素材を使って工夫すれば良い筈だが、新しい物を売りたがる。スーツの袖を切って裏生地をとる。スラックスを半分切って短パンに仕立て直す。etc.etc普段スーツしか着たことのない国会議員などがいきなり、Tシャツだったり、ポロシャツにして見せるからだらしなく見えることこの上ない。
▼日本という国はある意味談合社会として成り立っているように思える。例えば国会議員は東大、京大が多いく、次いで一橋に早稲田。官僚も同じ、そして政治資金を使って後援会員をキャバクラで接待した法務大臣も東大。最高裁裁判官も東大が多い。検察も同じ。党首も東大が多いとなると、学校時代の同期という人間関係が物を言う。ついでに言えば東電幹部も東大が多いことで知られている。
▼昨日届いた「週刊金曜日」6月1日号で「今の法体系では過酷事故に対応できない」という2ページの記事があった。同誌編集部が東電福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の黒川委員長に「原子力災害対策法の枠組みが役に立つのか?」と質問している。それに対して「適材適所になっていないことが一つの要因になっていると思う。責任のある地位にある人が責任のある対応ができるか。また事故が起こることを国として仮定しているのか。(いくら枠組みを変えても)機能的に対応できる組織をつくていくことだと思う」と答えている。つまり今の原災法では再び過酷な事故が起きた場合に対応できないことが明らかになったのだ。今朝の新聞では全国あちこちの原発を再稼働の大合唱が始まっている。しかしこの国会の論議をみただけでも、再稼働がいかに危険なのか明らかになったと言える。

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June 01, 2012

企業が撤退するとゴーストタウン

Harinonai
(針のない時計、もはやこれでは時間が分からない)
▼M市まで取材に出かけた。M駅で下車するのは初めてだったが駅を降りると、ショッピングモールはもぬけの殻でゴーストタウンのようだった。かつてはPという液晶パネルメーカーがあったが昨年暮れに撤退を決め600人余の退職希望者を募っていた。とにかく閉店している店が多すぎる。駅を海側に降りて改札口の先にある大型店は「学習センター」というような看板を掲げているが、実態「塾」である。1階は美容院のようだが、経営している様子はない。ビルの正面にS社の大きな時計が掲げられているが、「針」は取り外されて、最早時計としての役目は果たしていない。
▼本屋さんもあったが、店は昔の木枠のガラス戸が締められており、中に数少ない古そうな本が置かれ店番の老人が座っていた。とてもドアをスライドさせて「こんにちは」と入っていく気持ちにはならない。割烹もあったが企業が撤退した後は接待客もいないと思われる。取材は1時間で終わったが、駅の近くに普通の食堂は見あたらなかった。近所の年配の女性と比較的若い女性が「叔母さん元気が出るように、カラオケにでも行こうか」と話していた。うーむ昼からカラオケで元気が出るのだろうか?近くの小学校低学年の子どもたちは鉄棒につかまって、先生の笛の合図で半周ずつ回っていた。鉄棒は苦手だったなー。逆上がりは最後までできなかったことを思い出す。
▼3回もある電車の乗り継ぎが、それぞれ2、3分と接続が良かった。駅ビルで海鮮寿司を買って少々おそい昼食を食べた。夕方図書館に行くと、近くの公園を明らかに認知症と思われる男性が妻に手を引かれ歩いていた。男性は70歳半ばで背が高い。妻は夫の手を握ったまま「お父さん、昔ここへ車で運転して来た事を覚えている?」と話しかけるが、夫は終始「…」だった。何の自覚もなく生きていくというのは、自覚ある介添人にとっては辛い事だろうと思う。
▼昨日書いた房総沖地震の事をあまり真剣に考えていない方が多いようだ。関東大震災(M7・9)の時は房総半島南端にある館山の家は全倒壊している。今回はそれよりも高くマグニチュードは8と予想されている。先日館山に取材に行ったとき、お聞きした話では昨年の311では2メートルから3メートルの津波が来ると予報があったので3mの高台に逃げたという。しかし実際にマグニチュード8だったら20mの津波が予想されるから、海岸にある高層住宅も平地の住宅も津波で総なめになる可能性が高い。現実に上総一ノ宮の南白亀川は上げ潮の時は水面と地面の高さはほぼ同じになっている。
▼これで20mの津波が来たら、311に東北地方を襲った黒い津波を思い出していただければ分かるが逃げようがない。近隣のいくつかの自治体ではハザードマップを作っているところもあるので、状況をきちんと把握して置いた方が良い。

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