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July 04, 2012

世界一高い日本の国会議員の歳費

▼きょうは夕方、研究者からインタビューを受ける。数ヶ月前に話しがあって、「いいですよ」と簡単に引き受けた。そのときはインタビューの仕方を教えて欲しいので、立ち会って欲しいと理解していた。ところが今週になって日時の選定があり、改めてお聞きすると、わたし自身がその対象になるというので驚いた。写真も撮られないだろうから、夏のTシャツ短パンという普段着で大丈夫だろう。
▼小沢氏が民主党を離党して新党を立ち上げるのだという。最初の50人から2、3人踏みとどまってしまったようだ。自分で決断したことなのだからぶれないで欲しいものだ。しかしブレる裏には、官房機密費が投入されているらしい。国会議員の歳費は諸々込みで4000万円余だ。それに領収書なしで億のカネを貰ったら心は動くのだろう。日本の国会議員の歳費は世界中で一番高いという統計がある。
▼愛川欽也が昨年来言っている北欧のどこかを旅していたときの話。早朝自転車の一段がもの凄いスピードで駈けぬけて行ったという。通訳に「あれは何か?」と聞いたら国会議員で、これから早朝の会議をするのだという返事が返って来た。
▼みんな一度国会議員になったら、なぜ議席に固執するのかと言えば、居心地が良いのだ。与党になるまで社会保険庁のやり方を攻撃していた、N元厚労相は先の国会の委員会でも、率先して消費税値上げという、一体改革ではなく消費税増税だけの片一方改革に賛成票を入れていた。公用車付きで、通信費100万円、飛行機の座席もグリー車のチケットもあってたまらないだろうと思う。
▼今朝スウェーデンにお住まいの方のブログを読んでいた。すると55歳の女性国会議員の月給が40万クローネ(約50万円)と書いてあった。それでもその話を聞いた現地の女子学生が、自分の母親は看護師をしているが、それほどにならないという意味の事を言っていたという。スウェーデンの人々は消費税も高くて貯金はできない。しかしきちんと税金を納めていれば、国が最後まで面倒をみてくれる仕組みが確立しているのだ。
▼逆に言えば日本は国が何もしてくれないから、貯金をして老後に備えなければならない。豊かだから貯蓄をしているのでは決してない。
▼昨日の朝日夕刊の「終わりと始まり」を書いている池澤夏樹が水俣病の事を「魚屋の領収書は不条理」と書いている。この魚屋の領収書はこのブログでも2度ほど書いた。池澤は、亡くなった人が蘇り、水銀中毒をもって生まれた胎児に健康が戻って誕生の日から普通の人生を辿り直す。患者にとって「解決」とはこういう奇跡であり、それはこの世で望めることではない、と言い切っている。おりから社会面で宮城・福島でも「海水浴場再開」という見出しが躍っている。数十年先に海水浴による放射能被害が顕著になったとき、それを誰がどうやって責任をとるのか、まったく不明確のままだ。おそらく「因果関係は証明できない」で終わってしまうだろう。

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