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July 27, 2012

◇「汚れた心」を見る。

Demogoods
JRのCM風に、「行くぜ国会、金曜の夜は」準備は出来た。タンバリンと光が目立つ工夫をしたライト)
▼昨日は最初ソフトバンクについて書こうと思っていたが、書いているうちに方向性が変わってしまった。わたしは通信会社のソフトバンクという会社にはかなり疑問を持っている。ネットを検索すれば、その話はたくさん出てくる。先日NHKで福島第二原発の「メルトダウン連鎖の真相」について特集があってご紹介したが、今朝あるブログを見ていたらあの番組に異論が寄せられていたのでご紹介する。
▼【超・緊急署名】「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!
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◇「汚れた心」1週間ほど前のJ-WAVEを聴いていたら、ゲストにこの映画に主演する井原剛志がでていてナビゲーターの別所哲也と話していた。別所が「奥田瑛二さんて怖いですよね。いや演技ですが」と言うと。井原は「演技は怖いほどです。でも僕食えない時期に奥田さんの家に転がり込んで食べさせてもらっていたんです。演技はまばたき一つにも計算しつくされているように思います」と語っていた。わたしは奥田は「るにん」の時本当に怖いと思った。舞台となるのは1945年敗戦直後のブラジルの日本人が開拓した綿畑がある地域だ。第二次大戦で日本が負けたという噂がブラジルで広がる。しかし日本が負けたと信じる人は少なかった。映画でその中心人物になるのが奥田演じる渡辺大佐である。戦陣訓を引き合いにだして、神国日本が負ける筈はない。アメリカの陰謀だ。そんな事を言う奴は「国賊」だ。許さないと息巻く。
▼渡辺大佐の命令に従う日本人は圧倒的に多い。負けても日の丸の国旗掲揚をしているので、ブラジルの保安官は日の丸を引きずり下ろし、軍靴で踏みにじる。渡辺大佐らは保安官事務所で取り調べられるのだが、そこでポルトガル語の通訳をした日本人は、「許せない」として高橋に軍刀をわたして殺害を命じる。高橋は妻のミユキ(常磐貴子)と小さな写真館を営んでいるが、渡辺大佐の命令は拒否できない。渡辺大佐の次の命令は小さな農業組合の組合長だ。彼は「戦争に負けたのだから、それを念頭に置いて仕事するように」と全員に挨拶するが、みな演説の途中で引き揚げてしまう。
▼それどころか"敗戦」を信じる家の扉には「国賊」という落書きや紙が貼られていく。ミユキは普段子どもたちを集めて日本語学校を開いているのだが、あどけない子どもが「国賊」という文字をノートに書いて、その意味を聞かれるので返答に困ってしまう。高橋の次の目標は組合長である。だが目標はミユキの教え子の父親でもある。だが夫が彼を殺めた事が分かるとミユキはいたたまれなくなり、そっと独り日本に引き揚げてしまう。
▼高橋は最後には渡辺大佐に刃向かって殺害してしまう。しかしたった1人でブラジルで生きて行かなければならなくなる。現実に敗戦直後のブラジルではこのような日本人同士の対立で300人余が殺害されている。ブラジルに移住した日本人たちは情報から孤立し、自らの生きている証をこういう方法でしか納得させることができなかったのかも知れない。ブラジル人監督によるブラジル映画です。渋谷ユーロスペースで上映中。

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