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August 31, 2012

NHK26日、新日曜美術館「藤田嗣治」を見る。

▼きょうも蒸し暑くなりそうです。みなさん夕方はいかがなさいますか?わたしは例によって国会包囲デモに行きます。エアコンのきいた部屋でくつろぐのは魅力がありますが、そうも行きません。昨日は国会包囲デモの原稿の締め切り日だったので書き上げて、午後送信しました。場合によっては書き直しをさせられるかと思っていましたが、夕方「○○○らしくて良い」そのままOKが出ました。原稿をお読みになりたい方は来週木曜日頃にお手元に届けられる新聞をご覧下さい。
▼そしてきょうの国会包囲デモは首相官邸だけでなく、民主党本部も加えられました。わたしは河岸を変えてみようと思っています。全国の週末デモの会場は以下にありますので、気力と体力があったらお出かけください。
◇NHKETV26日の「新日曜美術館」は戦争画で有名な藤田嗣治の特集でした。最初に紹介された絵画は「ノモンハン」です。ノモンハンで日本軍はソ連軍に大敗を喫します。これは山本薩夫の「戦争と人間」の最終章にも出てきます。
▼ノモンハン事件が起きたとき、日本軍の大敗とずっといわれ続けてきました。機械化部隊でおそって来たソ連軍に徒手空拳で勝てる筈がありません。ところが藤田が書いたノモンハンでは38式歩兵銃を持った日本軍兵士が、ソ連の戦車によじ登ってハッチや操縦士の覗き窓から銃剣を突き刺しているのです。半藤一利の「ノモンハンの夏」などを読むと当時の日本軍の指揮官は兵士に「戦車の数より兵士の数の方が多い。だから一人が一台の戦車をやっつければ勝てる」と激励したとあります。そういう理屈も成り立ちますが、鉄の塊の戦車と生身の人間にはれっきとした差があります。
▼日本軍はノモンハンでは壊滅的な打撃をうけます。しかし藤田はそれを描かず、あたかも日本軍が有利に戦っているかのような絵を描き続けます。究極の戦争画と言われる『アッツ島玉砕』と『サイパン島玉砕図』はそのプロパガンダ絵画の最たるものです。
▼藤田のリアルな戦争画は反戦を描きたかったという人も一部にはいるようです。しかし彼は軍部の意向を受けて、現実にはなかった場面を藤田の想像で描き続けたことは否めません。なぜそうしたのか、おそらく戦争画を描いて自分を軍部にとって役に立つ人間だという事をアピールしたかったのでしょう。もし本当に「反戦」の立場を貫きたければ筆を折ればよいのです。それが証拠にパリで絵の勉強をしていた藤田は一度は「芸術の都パリで成功したい!」と渡仏しましたが、第二次世界大戦が始まると日本に帰国し、「私は絵筆を持った兵士であります」と宣言して「戦争絵画」を描き続けるのです。
▼藤田の戦争画は、自分の技術を最大限に活かした自らを売り出すための手段であるような気がしてなりません。

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August 30, 2012

◇WOWOWで黒沢明の「野良犬」を見る。

▼7月27日の反原連主催ではない国会包囲デモに行ったとき、ドイツから来た映画監督が挨拶で「このデモは世界を勇気づけている」と話していた。多少お世辞も混じっているのかなと聞いていた。ところが昨日ネットにドイツ、デュッセルドルフの小規模な抗議活動が地元のTV局で放送された映像として流れていた。http://youtu.be/BPcm8DYWU3U このようにして国会包囲デモは世界中に広がっていくのかな、と思って力づけられた。(すべてドイツ語です)
▼その点今朝の新聞広告に出ている週刊文春」の記事は「野田官邸に乗り込んだ11人の正体」過去などという下劣な特集をしている。包囲デモ集まっている人たちは、マスメディアの報道を信じられないから自ら発信してデモに来ているのであって、そういうマスメディアの報道はますます墓穴を掘ることになる。国会包囲デモに行くと毎週のように「テレビは見ないで、新聞の購読を止めよう」というビラを巻いている個人がいる。PCで作ったと思われる手作りのビラで「大手新聞は購読を中止し、東京新聞か日刊ゲンダイにしよう」と訴えている。
▼週刊誌で言えば「週刊金曜日」をそのままプラカードに張り付けて参加している人すらいる。残念ながら「週刊文春」の読者はこういう場所には来ないようだ。
◇「野良犬」WOWOWでは8月と9月黒沢明の映画特集をしている。残念だが、本を読む事を優先していて時間がない。HDDに録画して1週間見る事が出来なかったものは、そのまま消去してしまう。東大法学院教授の藤原帰一が数年前に「落ち込んだ時はこの映画を見る」とAERAに書いていた事を思い出した。
▼終戦直後のまだ闇市が並んでいる町。混雑したバスに乗っていた刑事(三船敏郎」は降りる瞬間ポケットに入れて置いた拳銃がすられていることに気づく。怪しい人物を追いかけるが見失ってしまう。署に戻って辞表を書くが、上司から拳銃を取り戻して責任を取れと慰留される。三船はそれらしき所を聞き込みする。しかし彼は一本気で容疑者の居場所を吐けと締め上げるだけだ。
▼ところが上司の志村喬刑事はまず、相手と対話して心を開かせて証言を引き出す。三船は志村の取り調べに目からウロコになる。レビュー小屋に行って踊り子の一人に容疑者の写真を見せるが協力するどころか口をチャック状態にしてしまう。容疑者の姉らしき住まいを訪ねるがバラックで人が住むような家ではない。志村刑事はこの家を見て「あれは酷い。それに比べれば我々の住む家はまだマシだ」という。取り調べの帰り道三船を自宅さそう。もてなすのはカボチャとビールだ。帰り際に襖を開けて子どもたちの寝顔を三船に見せてやる。
▼辛い事もあるが「この子どもたちの安心仕切った寝顔を見るために仕事をしているのだ」とでも言いたげなシーン。これが映画で一番印象に残った。野球場に容疑者を追っていくが、そこではジャイアンツとどこかが試合をしており、背番号16番で出てくる。国民を熱狂させる日本のプロ野球は永遠に不滅だと思った。黒沢作品のベスト3に入ると思う。

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August 29, 2012

◇「テイク・ディス・ワルツ」を見る(2)

▼外回りの仕事は午前中にすませた。昨日ブログのアクセス数が25万番となった。キリ番になるのは週末になるかと思っていたが、3日ほど早めにきた。いまはキリ番のプレゼントはしていないので、番号をゲットしても残念ながら何も差し上げられない。
▼昨晩のNHKは千葉県旭市の海水浴場の「賑わいがまだまだ回復しないが、来年に期待したい」という海の家経営者の声を紹介していた。先週は福島第一原発沖20kmで獲れたアイナメから、これまでで最も高い2万5800ベクレルの放射性セシウム検出したと報道された。漁師さんや海の家の経営者のはやる気持ちは分かるが、原発事故から1年半たっても食品の基準の258倍の濃度だ。TOKIOによる福島の桃は安全というCMもあるが、チェルノブイリの基準よりは高い。「肝試し」をしている訳ではないので、もっと冷静に考えた方が良い。「週刊金曜日」8月24日号では「台所で減らす放射能」という食品別に調理方法の特集が組まれているので参考にされるとよい。
◇「テイク・ディス・ワルツ」(2)サラ・ポーリー監督演出する俳優たちの一挙一動には詳細な意味があるように思える。この作品でも冒頭の昼下がりのキッチンでグリルの中を見つめるマーゴの表情だ。彼女はグリルの中で料理に熱を加える場面がある。そのときマーゴは焦点の定まらないうつろな目をしている。グリルを見ているがが虚脱感が漂いその場にしゃがみ込んでしまう。
▼このシーンを見ている観客はマーゴの体の具合でも悪いのか、何か嫌なことでも思い出したのかと首を傾げる。わたしがその解説をしてしまっては意味がない。だがおそらく何不自由なく5年も連れ添ってきた夫婦の生活とは、こんなワクワクしないものだろうかと感じているに違いない。夫に「子どもが欲しい」というと「もうちょっと時間が必要だ。犬なら飼ってもいい」という。
▼何も不自由はないが、物足りなさの原因はどこにあるのだろうと考えるマーゴ。だが飛行機の中で一緒になった隣人の存在がふと頭をかすめてくる。外出するたびに何かと声を掛けてくる隣人に、それほどいやな感情は持たない。朝散歩をしていると彼がリキシャをひっぱってくる。彼の仕事はこのリキシャで客を目的地に運ぶことらしい。マーゴの家でパーティがあったとき、親戚や友人たちが集まる。マーゴの夫は淋しそうにしている隣人をパーティに誘う。しかし顔見知りだけのパーティはそれほど居心地の良いスペースではない。
▼マーゴは、平凡な日常の中に潜む空虚な空間に落ちてしまった。マーゴは夫にはない新鮮なものを隣人の中に発見する。それは大人びた夫にはない、たわいのない遊園地の乗り物に乗って喜ぶ姿、夜のプールで泳いでいるマーゴに近寄って話しかける隣人だ。監督はヒロインと隣人の青年との不倫劇を通して、満たされない人間の心に潜む憂鬱を掘り下げ、る。ヒューマントラスト有楽町で。

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August 28, 2012

◇「テイク・ディス・ワルツ」を見る(1)

▼「週刊金曜日」8月24日号では「スーチ」を撮ったリュック・ベッソン監督とのインタビューが掲載されている。慎重に2年間取材をして正確を期した。自ら密かに入国して撮影した部分もあると述べている。もしかしたらあの少数民族との出会いの場面などはそれなのかかと思う。娯楽作品を作るベッソンしか知らなかったが、そういうジャーナリストとしての一面もあったのだ。
▼朝刊では中国の丹羽大使の車が襲われたと出ている。こうなると江戸時代末期(1862年)の生麦事件を思い出してしまう。25日の「愛川欽也パックイン・ニュース」によれば、野田首相は竹島・尖閣で「毅然とした態度」を示す事で人気回復を図り、選挙に打って出る気持ちでいるという。こういうテーマは単純で、国民が一気に燃え上がりやすいから、大いにあり得る。こちらに最新の世論調査の結果が出ている。野田の支持率は右肩下がりで下がり続けている。もう一つ注目していただきたいのはその下、左から2つ目の政党支持率だ。金曜日の国会包囲デモで、威勢の良い挨拶だけをしている政党も軒並み下がり続けが止まらない。
▼シャープのリストラ。液晶生産で有名だった亀山工場では大規模なリストラが始まるようだ。今朝のNHKによれば技術も価格も、韓国製品にたちうちできないということだ。それよりもわたしが不思議に思うのは、シャープがずっと「亀山工場」と吉永小百合を使って言い続けて来たことだ。何度も言うが最近吉永が出演する映画はすべてコケている。演技が下手、セリフが一本調子、それなにの団塊の世代を狙っているのが吉永をCMで使い続けてきた。
▼吉永を提案しつづける広告会社もそうだが、吉永しか受け入れないという会社の固い頭が「古くても良いものだけを作っていればよい」という思想から転換できなかった。先見の明がなく長期戦略が立てられなかった。それが販売不振につながったのは間違いないと思う。
◇「テイク・ディス・ワルツ」永遠の愛と言う言葉は聞こえがいいが、現実にはあり得ない。いや新婚状態を永遠に続けると言った方がわかりやすいかもしれない。主人公のマーゴは雑誌のライターをしている。取材から戻る飛行機の中で読書をしていると、隣の席に座っていた男がかなりしつこく話しかけてくる。適当にあしらっていたが、空港を降りてタクシーに乗るときも一緒になる。運転手に行き先を告げるとその男ダニエルは、「同じで良い」という。タクシーを降りるとなんと彼の住まいはマーゴのはす向かいに住んでいた。
▼マーゴの夫は料理研究家で主としてチキンのレシピを研究して、家では常に料理ばかりしていて、マーゴにはそれが不満でならない。前作『アウェイ・フロム・ハー/君を想う』で認知症になった老夫妻の事をテーマにした衝撃作を作ったが、今回は若い夫婦の愛の変遷を描く。

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August 27, 2012

TBS系「8・15終戦記者たちの眼差し」を見る。

▼暑かったがヒューマントラスト有楽町まで出かけて「テイク・ディス・ワルツ」を見て来た。感想は後日、時間があったらご紹介する。昨日の朝日「天声人語」で「近頃の若者は東郷平八郎と東条英機の区別がつかない」と嘆く人がいると書かれている。東郷平八郎と山本五十六の違いならば、同じ海軍で比べることはできるが、この対比が良く分からない。しかし現実の戦争を知らない世代というのそれどころではない。
▼1週間前の20日午前2時頃から3時間にわたりTBSテレビで「オムニバス・ドキュメンタリー/8・15終戦記者たちの眼差し」という番組があって、録画したものを1週間かかってようやく見終えた。最初に町の青年たちに「戦争と言って何を思い浮かべるか?」と問うが、彼らには戦争のイメージがわかない。大体太平洋戦争でアメリカと戦ったことを知らないとか、アメリカに勝ったという若者のいるくらいだ。そして戦争が起きたら、日本が戦場になるというイメージは沸かないが、戦争に行かなければと思う、と答えた青年もいた。
▼後半広島で「原爆が投下された日を知っているか」との問いに、答えられない青年が結構いる。このような状況でジャーナリストに何ができるか、全国のローカル局で活躍する戦争を知らない世代の若い記者たちが挑戦する。30話くらいあったので全部は憶えていない。必要な方は以下のサイトでオンデマンド(番組の有料販売)をしているので、ごらんいただきたい。印象に残った話は3つほどあった。一つは四国の男性看護師さんが休日を使って、若い世代に戦争を伝えたいと山奥に建設された戦争遺跡を探して歩いている話だった。もう一つは静岡だったか同じように戦争を知る世代の人に当時の話を聞いて歩く話。もう一つは女性記者が「特攻」に行った人は本当に自ら望んで「特攻」に「志願」したのだろうかと、遺書を探して遺族に話を聞いていた。
▼後半わたしも知っている人が登場した。彼は西山すすむさんというマンガ家で、10数年前までは千葉の常盤平団地にお住まいだったが、高齢になったので生まれ故郷の長崎に帰られた。時に戦争を知る同年配の人を訪ね歩くが、もう80歳を超えているので、殆どはなくなっている。それでも西さん(本名)は自分の戦争の記憶を葉書大の大きさで数百枚、日記のように書き続けて、後世に伝えようとしている。
▼笑ってしまったのは、自室で絵筆をとっている作業していると、何やら売り込みの電話がかかってくる。「何売るの?保険か?もう死ぬからいらないよ」と答えていたことだ。これはうまい断る口実だ、これからわたしもこの手を使おう。冗談はともかく、10年一日の如く「戦争はイヤだ」というだけでは、若い世代にアプローチできないことだけは確かである。

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August 26, 2012

自由な発言ができなくなる「空気」が漂う。

Tsukudoj
(旅の安全を願う飯田橋筑土神社。友人が経済不安な国を今頃出発し、28日帰国するので安全を祈念してきた。)
▼ホントは浅草のサンバカーニバルに行こうと思っていたが、一歩家を出たら熱中症になりそうな暑さだった。それに前夜の国会包囲デモの疲れも残っていた。うまい具合にわたしの家で契約しているケーブルTV、ジェイコムでは実況中継があった。最初は小学生や鼓笛隊が登場したのでがっかりしたが、後半ホンモノが登場して迫力満点だった。おおこれならば行くべきだったと感じた。しかし接近して撮影するには、実行委員会が認めたシャツを手に入れる必要があるようだった。
▼「愛川欽也パックイン・ニュース」では始まってまず、言論に対する圧力が顕著になってきたという話があった。それはコメンテーターの一人川村晃司さんが渋谷から電車に乗ろうとしたとき、あきらかにその筋と思われる人物に呼び止められた。それは川村の顔とテレビでのコメントを知っていて、それに対する非難めいた発言だったという。川村氏はそれが分かったので関わりを持たないようにその場を離れたという。
▼戦前も戦争のきな臭い臭いが強くなってくると、同じように市井のその様な勢力から言論活動に規制をかけるようなことが行われた。そして自由な言論活動が行われなくなる経緯がある。今まさに同じ状況が迫っているように感じる。愛川は前から川村さんに電車に乗るときは、決してプラットホームの最前列に立たないように、一人で夜の公園などにいないようにと言われて来ている。もしそうなった時はこの番組を止めてもよいと言う。だが別の出席者はそういう闇の圧力もあるが、戦前との違いは国会包囲デモに見られるように一般の人々が「黙っていられない」という声も今までになく高まっていると指摘していた。
▼細かい討論テーマについては時間があったら後日書く。「愛川欽也パックイン・ニュース」の課金システムも順調に作動しているようで、自分のページにアクセスすると「継続して見る場合、8月末までに入金するように」というメッセージがでてくる。まだウェブマネーの残金があったのでさっそく払い込みを完了する。
▼愛川は番組の最後で、マスメディアが山本実香さんの遺体が帰国することを異常に大きく扱っている事に触れた。そして「もし彼女が福島で津浪や原発災害事故で死んでいたらこれほど大きく扱われることはなかったと思う」と話していたが、同感である。マスメディアはシリア制裁が「大国」ロシアと中国が「拒否権」を使っているから「国連監視団」も撤退せざるを得なくなった。その戦争の原因がどこにあるかはっきり書かなければならない。
▼その拒否権を使った国の「利権構造」を明らかにしなければ、戦乱のシリアに乗り込んで取材しても、一記者が戦争を止めさせることができる訳でもない。

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August 25, 2012

包囲デモは民主党本部、環境省にも広がる

2401
(「人事案反対」の声が首相官邸にこだまする)
▼昨晩は現地でTさんに会う事ができた。いつも携帯で居場所を連絡しあうのだが、混雑が激しくて一度も会うことができなかった。久しぶりにお顔を拝見したがお元気のご様子で何よりだ。わたしは大体現地到着時間を午後5時半頃にしている。この時間だと自分の希望する場所を確保することができる。
▼暑さのせいか音を出すタンバリンと照明のペンライトを忘れてしまった。そのため2時間叫び続けることになってしまう。隣にいた年配の女性は「シュプレヒコールがワンパターンですよね」と囁いていた。という事はかなり足を運んでいるのだろう。ウェーブ風にするとかコンサートのように色とりどりのペンライトで照明を工夫する必要があると思う。後半福島の女性による1分挨拶が始まったが、声が小さくてマイクで拾えなかった。挨拶の内容がまったく分からないので、別のグループはシュプレヒコールを始めてしまう。別のお年よりは「黙って話を聞きなさい」と言い争いになっていた。
▼22日は首都圏反原連の代表と首相との話しあいがあったので、取材記者の数だけは多かった。話合いのテーブルで中心に座っていたたんぽぽ舎の原田裕史さんもいつものように手ぬぐいで髪をしばって活躍していた。シュプレヒコールの内容は昨日の速報の音声にあるとおりだ。この現地からの音声速報は、更新してもその夜のアクセスはまったくないので、来週から中止します。
▼挨拶にたった政治家は毎週来ているお一人様だ。素人の切々とした挨拶は聞いていて涙が出てくる。それで来週も来ようという気持ちになる。しかしこの政治家は自分が来ていると存在を示すだけで、話の内容に「感動」が何一つない。
▼今週から抗議デモをする場所が、民主党本部、環境省などと増えた。わたしも来週からはファミリースペースなど場所を変えて参加者の声を聞いてみよう。
▼シリアでなくなった山本さんの遺体がきょう日本に帰ってくる。それにしても山本さんの死亡と言う話題で、この3日ほど日本のマスメディア狂騒曲が始まっている。戦争取材に危険はつきものである。きょうの新聞に「日本人記者が狙われた」という記事がある。しかし取材記者は目立たない格好をするし、日の丸を背中に掲げて取材するのだから「日本人」と一見しただけでは分からない筈だ。
▼311の地震や津波でお亡くなりになった方々のご遺体は現地の火葬場だけでは焼くことができなくなり、関東各地の火葬場に輸送されてきた。日通のトラックに簡単な棺にシーツの様な白い一枚の布が掛けられた状態で輸送されてきた。しかも火葬場で見送る人もいない。それでわたしの知人が何人も自治体などから「見送って欲しい」という要請があって立ち会った。マスメディアはそのような事実には目をつむり、涙を誘うニュースだけに注目する。ミャンマーで狙撃されて死亡した「男性」ビデオジャーナリストだって犯人はまだ特定されていないのだ。

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August 24, 2012

8月24日も国会包囲デモに来ました。

財務省脇の銀杏の木では油蝉が
財務相の脇のイチョウの木に止まったアブラゼミはジイジイと暑苦しい鳴き声で、存在を示している。新聞によれば、国会包囲デモは今日で20回になるという。わたしは無欠勤で雨の日も風の日も10回参加して来た。先週から、小沢新党のビラ巻きが始まった。だが親分の顔は一度も見た事がない。暑いが木偶の坊首相の目を覚ますために、声を大にして叫ぶ。 「8243.3GP」をダウンロード

Duke(Mobile)

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◇「あの日 あの時 愛の記憶」を見る。

▼きょうも暑そうだ。夕方の国会包囲デモに何を着ていくか思案している。先週は甚平姿の人がいて羨ましかった。現地ではそれでも良いが、国会まで行く電車の中その格好で行くのはかなり勇気がいる。それにしても現地で警備をしている機動隊のみなさんは全員防刃ベストの着用を義務づけられているから、見ていてお気の毒としか思えない。時々帽子を脱いで汗をぬぐっている。おそらく身体中は汗疹だろうと思う。
▼新聞報道によれば群馬県の富岡製糸工場を国として世界遺産に推薦することが決まったという。どうもわたしは製糸工場を推薦する神経がわからない。この製糸工場こそ、日本の富国強兵をするために利用されたものだ。かつて田舎の実家に戻るとき、富岡は車でかなり多く通った。だがこの建物は世界遺産というレベルではない。せいぜい明治建築遺産くらいではないだろうか?世界遺産に推薦するなら「野麦峠」にしてほしいものだ。
◇「あの日 あの時 愛の記憶」ナチスの強制収容所に入れられているポーランド人の男女。2人は愛し合っており、この監視が厳しい収容所の中で不思議なことに女は妊娠してしまう。女は屋外労働をさせられているが、男は事務部門で看守の目を盗んで逢い引きをしている。その中で収容所の、非人間的な扱いを受けている写真のフィルムを持ち出してイギリスに渡すという任務を引き受けることになる。
▼しかし彼は一人では行けない。恋人を一緒に連れ出したいと考える。その方法はナチスの制服を一着手に入れて、女性を「慰安所」に移送するという口実で連れ出す。しかし彼女が万一ナチスに捕まって拷問を受けたら、フィルムを外に持ち出すという本当の任務を知られてしまうので、それは隠している。二人は追っ手のナチスと軍用犬による追求を川を渡りきって躱す。そして彼の実家にたどり着く。
▼しかし彼の母は彼女が一目みてユダヤ人である事見抜き、それを嫌う。彼には何にも優先してフィルムを兄が潜伏しているワルシャワの抵抗組織に手渡す必要がある。切迫流産しそうな彼女を母に委ねて任務へと出かける。彼の実家は馬を飼っていて、ある時ナチスの将校が「遠乗りしたいので馬を借りたい」とやってくる。そのとき別室に誰か隠れているのではと疑うがタッチの差で逃げ切る。
▼戦争が終わって息子は帰ってくる。しかしそれも塚の間で、今度はソ連軍による抵抗組織の摘発が始まり、再び家族は引き離され、彼女をタッチの差で逃げ出す。しかしそのことで愛する2人は引き離されてしまう。妻となるべき女は現在(1970年頃)はNYでその出会った男と結婚して何不自由なく暮らしている。ところがあるときTVを見ていると「彼」がTV番組のインタビューに出ている。古い録画だったが見間違える筈はない。ポーランドで強制収容所にいた人の消息を追っている機関にすぐ電話をしてみる。しかし電話はたらい回しされ、消息は杳として知れない。銀座テアトルシネマで上映中。

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August 23, 2012

日本電波ニュースの柳澤恭雄さんのこと。

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(今朝収穫したベランダのゴーヤ。もちろん食べる。
▼ブログは大体午前8時前後に入ったニュースをもとに書く。昨日は午前8時には電車に乗る必要があったので、午前7時頃にアップした。夕方のNHKニュースを見たら首都圏反原連と首相との会談が流れていた。連絡会の追求に野田首相は「安全を確認したので再稼動した」という。首相は原子炉を覗いて見たのだろうか?それとも大飯原発の下を走っている活断層を見たとでも言うのだろうか?まぁ無表情で自分の意見を述べるだけでロボットのような首相だ。
▼官房長官は「これで会談は終わった」と叫んだらしいが、おそらく反原連との紹介に立った菅元首相への面当てだろうと思われる。今朝の朝日によればパブリックコメントで原発ゼロが圧倒的に多かったという。それならば枝野幸男は先週、反原連との直接対話よりパブリックコメントを重視すべきだという発言を、まさに実行すべき時なのだ。朝日の社説は「会談を継続せよ」と書いているが、人間の声を聴く耳を持たない首相と会談しても無意味のように思う。
▼今朝のNHKは山本実香さんの姉妹がイスタンブール空港に到着したと、その音声を延々と流している。山本さんが所属していた日本電波ニュース社は、元NHK職員の柳澤恭雄さんが創設した会社だ。柳澤さんは端的に言えば岡本喜八監督の「日本の一番長い日」で加山雄三演じるNHK職員が黒沢年男演ずる狂気の軍人に拳銃を突きつけられ、玉音放送を放送するなと脅され、拒否する場面がある。実際にはもっと複雑なのだが、映画なので単純化してある。この加山が演じたのが柳澤さんである。
▼その後レッドパージでNHKを追放された柳澤さんは、表記の日本電波ニュース社を創設する。出発点では国交がなかった社会主義国であるソ連や中国に駐在員をおいて、一般会社がフォローできないニュースをカバーした。その後ベトナム戦争では、北のハノイに特派員をおいてアメリカの空爆で病院が破壊されている映像を送り続けた。
▼ソ連が崩壊してからは発展途上国や今回の戦争が行われている地域に、契約記者を送っていた。派遣された記者は「良い、緊迫感」のある映像を送ってナンボの世界だ。腰の引けた「社員記者」と同じ映像を送っても意味がないので、あえて危険な場所に入っていかなければならない。それで今回のような惨禍に巻き込まれたのだろう。
▼昨日は猛暑の中、午前中は東の方へ、午後からは西の方角へ20キロ入りの荷物が入ったキャリーバッグを引っ張って歩いた。平らな道路を歩くときは良いが、駅によってエレベーターやエスカレーターがない場合がある。このばあい重いバッグを抱えて上り下りしなければならない。これが一番疲れた。帰り道はバッグも空っぽになったので、仕事も一段落してホッとした。これでひと月かかった作業も無事終了した。そしてきょうは体力を温存して明日は張り切って国会包囲デモに行く。

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August 22, 2012

◇「屋根裏部屋のマリアたち」を見る。

▼シリアで戦闘に巻き込まれて死亡した山本実香さんはお気の毒だ。戦場を取材するには常に危険が伴う。発射音で銃は何か?弾がどちらから飛んで来るか、どりらに逃げたら安全なのか瞬時に判断しなければならない。戦闘経験者でないとわからないので、経験者が一緒にいないとかなり危険である。それよりも重要なのは取材のアウトソーシングという問題だ。大手マスメディアは自社の記者を一貫して危険な場所には派遣しない。今回も日本TVは日本電波ニュースに外注して起きた事故だ。今朝のNHKや朝日は山本さんを讃えているが、その事実を忘れてはならない。
▼昨日朝日夕刊に、メルマガ25日号でご紹介した加賀乙彦氏の著作が一段落したことに触れていた。常に長編を意識していると述べられていた。彼が紹介していた長編の数冊は持っているが途中で挫折している。
▼ホントかどうか首都圏反原連と野田首相の会談がきょう22日午後2時から20分間行われるという。21日の朝刊ではメダリストと面会して両手に、金メダルを持った写真を撮らせているので、最早反原連との会談を拒否する理由はなくなったのだろう。
◇「屋根裏部屋のマリアたち」1960年代のフランス。投資会社を経営しているお金持ちも主人公とその妻が中心になり、そこで働くメイドのマリアのお話。古くからお金持ちの家で働いている高齢のメイドは、主人から「ゆで卵は3分半にしてくれ」と頼んでいるのに上手く出来ないと解雇される。
▼その代わりにやってきたのは教会で紹介されたマリアである。彼女は離婚して子どもをスペインに残したまま出稼ぎに来ている。隣のアパートにはスペインからの出稼ぎに来ている女性たちが住んでおり、慣れないマリアをこっそり手伝ってそつなく仕事をこなす。ところが屋根裏部屋に住んでいる出稼ぎの女性たちのトイレが余りにも汚いので、訴えるとアパートの持ち主である主人は、すぐに修理する人を手配して直してやるので、彼女たちから人気は上がっていく。
▼ところが妻はハイソサエティに出入りするのが、日常の仕事で家を空けがちである。そして息子2人は平日はパリの学校に下宿しているので、日常生活は退屈である。夫は投資会社を運営するために顧客を自宅に招いてパーティなどを繰り返す。だが妻と違ってマリアたちはかいがいしく働くので次第に惹かれていく。マリアたちはスペイン内戦が終わったばかりでフランスに出稼ぎに来ているので、口々にフランコの悪口を言う。中には家族を殺害された人物もいる。
▼屋根裏部屋の住環境は主人が何かと気に掛けて造作を換えているので、住みよいアパートへと変わりつつある。ところが妻は夫とマリアの関係を疑ったことから、夫は豪華な家を飛び出し、空いていた屋根裏部屋の狭い部屋へと引っ越してしまう。それをきっかけに主人は本当にマリアに恋してしまう。フランスとスペインでは当然文化も違う訳だが、お金持ちたちはスペイン人を差別している風でもない。そして主人とメイドという階級を超えてさりげなく恋におちていく過程がみずみずしく描かれる。渋谷ルシネマ。ラストシーンで帰国したマリアをスペインの田舎町まで追いかけるシーンはかなり良い。

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August 21, 2012

◇「戦場の軍法会議~処刑された日本兵~」(2)

▼ 日本の人って本当に優しいんです。だってオリンピックの後半に「消費税増税法案」与野党一致して参議院を通過して決定したのに気か付かないんです。それで新聞とTVはオリンピック狂騒曲が流れていました。この消費税増税は「福祉」が目的ではなく、「公共事業に使われる」ことが明記されています。さらに将来この消費税は国民の年収の10%まで上がります。1ヶ月分の収入が減って、社会保障は減額され、老後はいったいどうやって生きていけばいいのか?これは18日の「愛川欽也パックイン・ニュース」で斉藤貴男さんなどが話していた事です。
▼それなのに20日の銀座に50万人集まる。裏で糸を引いているのは広告代理店です。後ろで首を絞められているのに「凱旋パレード」に50万人集まるのは、どう考えても変です。言いたくありませんが、国会包囲デモは一切無視しつづけて、この騒ぎです。
◇「戦場の軍法会議~処刑された日本兵~」(2)証言によれば捕まった兵士は木の十字架に手足を縛り付けられ3人の処刑隊の兵士が頭に3発撃って、処刑したとあります。ちょうど226事件の主犯らを、代々木の練兵場で処刑した方法と同じです。
▼兵士たちは食べる物がなかったので探しに行ったのを「逃亡罪」として処刑したのです。また一人の兵士は英語に堪能でした。ところが上層部は「逃亡して、日本軍の様子を米軍に通報する」恐れがあるとして、彼も銃殺にしてしまいます。さらに戦争の後半になると逃亡者が続出する可能性があるとして、多くの兵士に「逃亡」の恐れがあるとして軍法会議は「死刑判決」を連発します。そして彼らを「決死隊」の最前列に立たせて、切り込みなど生きて帰ることができない方法で「処刑」していくのです。
▼これらの実態は昨日ご紹介した法務官が生前録音で証言したほか、大量の文書を残したために分かった事です。NHKの様々な「兵士達の証言」シリーズを見て来ましたが、上層部は地図の上に鉛筆で線を引くだけ。その線を移動するには何千キロもあるかなければなりません。ところが食糧は現地調達として必要な量は持たせない。しかも武器弾薬を持たせない。先の大戦で死亡した7割の兵士は餓死であるという統計があります。「逃亡」するのは当たり前なのに、戦争を遂行するために「死刑」という強制力でしか兵士を動かすことができなかった。これはもう旧日本軍の制度的な欠陥でしかありません。そのために「公平な判決」を出さねばならない法務官を、軍人という体制側に繰り入れてしまった。
▼最後に自分の身内が「逃亡罪で死刑」になったとして軍人恩給の支払いが遅れて、それは後ほど支給されるようになった。しかし県庁に「判決にある逃亡罪」を取り消す方法はないのかと相談に行くが、「取り消せない」と冷たい返事が返ってくるのでした。

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August 20, 2012

◇NHKSPL「戦場の軍法会議」を見る。

▼もの凄く暑かったが、週に最低一本の映画はみなければならないので、銀座テアトルシネマに出かけた。このビルも売られたので映画館は来年3月で閉館になる。見た映画は「あの日 あの時 愛の記憶」だ。感想は後日書こうと思う。書かなければならないテーマが山ほどあるが、ブログを書く時間は今以上にとることはできない。
▼今朝のNHKラジオは尖閣列島に日本の地方議員が上陸したこと。それに対する中国国内で反日デモが拡大しつつあると報道している。しかしその反日デモは上海で3000人程度である。毎週金曜日の国会包囲デモが5万人から10万人集まっている。しかしNHKは一貫して無視する。NHKは過去に戦争中、ラジオ聴取率を上げるために、軍部の協力を得て擬似的な実況中継をはじめた。それをきっかけに軍部の下請け機関になってしまった。
▼そのことは過去にこのブログでも書いたが、当時の関係者が「反省」している。しかし今またその坂道を転げつつある。18日午後の「久米宏ラジオなんです」で冒頭、「領土問題で騒がれているけど、福島の原発が爆発して帰宅不可能な地域は領土を失ったことと同じだと思うのですが…」とやんわりと批判していた。
▼「愛川欽也パックイン・ニュース」で尖閣列島に上陸した人たちはどういう人たちなんですか?と愛川が田岡俊次に聞くと、「あの人たちは香港が中国に返還されるとき、あくまでもイギリスの統治下にいたい、言っていた人たちなのです」と解説していた。中国国内では政権交代の時期に、共産党政権内部での権力闘争で足の引っ張り合いがある。胡錦濤ら自称正統派が、すんなりと政権を握りたい。批判が自分の方に向かないために「反日デモ」を組織していると見るのが妥当だろう。
◇「戦場の軍法会議~処刑された日本兵~」NHK14日SPL。戦争には「法務官」という法律の専門家が背広を着て付いていく。そして戦(いくさ)がハーグ陸戦条約などに従って適法的に行われているか検証するのだ。たとえば「宣戦布告」という映画で木内亮が演じていたのがそれだ。今読んでいる「汚名/九大生体解剖事件の真相」という本にも法務官が「解剖が適法か」という考える場面がある。しかし現実の戦闘をしているとき、彼らの意見は余り尊重されない。それどころか当時軍部は法務官を勲章を授与して「軍人」に格上げしてしまう。つまり内部からの批判をさせないためだ。
▼番組に登場するのは当時法務官で戦後日弁連の副会長をした人物だ。生前録音テープ「自分の死後公開」として残していた。彼は当時の帝大法学部を卒業するが法務官に任官される。ところがニューギニアに派遣されて戦局が思わしくなると、兵士たちは食糧不足で飢えに苦しみ次々と脱走をはじめる。軍部はそこで軍法会議を設置し、逃亡罪で逮捕するのだ。その兵士たちを待っていたのは銃殺刑だった。(続く)

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August 19, 2012

普通の人がデモをする社会を考える。

▼18日の朝日は前夜の国会包囲デモを無視して1行も書かなかった。他の新聞は図書館で見たが、記者の能力を疑いたくなる記事だった。そもそも国会包囲デモは今年の3月に3千人から出発した。それをマスメディアは一貫して無視してきた。とくにデモを行う隣にある国会記者会は、「デモは社会部の取材範囲だ」と無視し続けた。しかし日に日に参加者は増え続けた。
▼23日までに国会包囲デモの記事を書かなければならないので、わたしはなぜ参加者が増え続けているのか考えて来た。雑誌『世界』9月号の柄谷行人「人がデモをする社会」。「SAPIO」8月8日「物を考えない国民にはならない」佐野眞一。津田大介のNHK深夜番組での発言など様々な論文も読んできた。わたしが毎週末に国会に足を運んでいるのは、参加者が増え続ける原因を知る事が目的の一つでもある。
▼参加する人たちの気持ちは、マスメディアの報道には一切左右されない。津田氏のコメントである「ネットを通じた信頼している知人の情報を信じて人は集まる」に尽きる。1年前にわたしの所に「中東の変革がフェイスブックを通じて起こったと聞いて、自分もはじめたがアクセスがない」という相談が持ちかけられた。そのフェイスブックをはじめた人は今までネットで発信したことが一度もなかった。しかも書いていることは、自分の主張だけである。仮にこのような自分の主張をいくらネットに書いても、大量にメールで送りつけても変化は期待出来ない。
▼デモに参加して常に身の回りの人たちに話しかける。そして何をしているか観察する。すると多くの人が途中で携帯を取り出して、友人や知人にメールを送りはじめる。またはビデオ録画機能のあるスマホで、デモの様子を撮影して友人に送る姿が散見できる。さらに歩きながらツイッターで現在位置を連絡しあっている。
▼いまどき号令や動員で人が集まる時代ではなくなっている。新聞や機関紙よりもネットの方が新しい現地の規制情報が流れて来る。わたしは6月末に最初のデモに参加したとき、先行している人から「国会前の道路に人が溢れている」というメールがあった。会議のあと現地国会に向かったので、最も早くたどり着ける方法を探してどうやら間に合った。
▼わたしは朝日が一行も書かなくても、現地で数行、帰宅して翌日にブログで書き続ける。参加した人が別の一人にメールかツイッターで伝えていけば、マスメディアがデモを無視しても恐れることは何もない。17日午前2時のNHKラジオニュースを必要あって録音して聞いた。すると電力会社が再稼動したい原発を増やせないこと、原子力規制委員会に田中俊一を委員長にする案がスンナリ通らないのも、全国各地で「再稼動反対のデモが広がっていることがその原因の一つだ」と言っていた。昼間のニュースではこういうホンネは出て来ないが、暑い最中汗をかきかき、国会包囲デモに行っている効果が、確実に出ていると思った。
▼昨日はNHKの終戦特番「兵士達の戦争」を延べ7時間くらい見ていた。

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August 18, 2012

17日の国会包囲デモはかなり蒸し暑かった。

Tanakaya
(風船を配布する田中康夫さん。演説よりもこういう地味な事をして欲しい)
▼昨晩は昼間が灼けるような暑さだったが、その熱が夜まで続いていた。国会前には甚平姿の男性もいたが、それが正解であろう。わたしはいつもの短パンTシャツだったが、Tシャツの生地が厚かったので、熱が身体に籠もってしまった。終了の10分前になったら国会周辺には雨がぱらつきはじめたが、どうやら濡れずに済んだ。
▼ずっと参加しているとなじみの人も出てくる。1面トップ写真の右下に写っている年配のシスターは3回前にもいらした方だ。17日の抗議行動を朝日は、18日の朝刊では一切無視している。午後7時過ぎだったが、主催者から「情報によれば野田首相は、小宮山厚労大臣らと夕食のディナーをはじめたという」発表があった。すると参加者からは「まず国民の声を聞け!」とシュプレヒコールが一段と高くなった。
▼見かけた人は澤地久枝さんがニコニコと地下鉄から上がって来た。おそらくファミリーブロックに向かったのではないだろうか。始まる前から田中康夫氏が福島の白い風船を一生懸命配布していた。参加者の挨拶が始まると、例によっていつもの政党人が2人登場した。自分の主張は正しいというだけに終わって、感動というものがない。その点後から登場する一般の人は、例えば福島から避難している女性は、避難先で差別に遭っているという話しに、わたしの周辺にいた人たちはみんな驚いていた。避難している被災者に対する差別やイジメは全国各地に存在している。なぜ怒りが東電や政府に向かわず、イジメになってしまうのか?ネットを見ていても、おそらく政府や東電は反撃されると怖いから、抵抗できないひとたちに向かって行くのだろうと推測される。
Matoi
(力作の纏風デコレーション)
▼周りにいた人で、纏のようなかなり凝ったデコレーションを作って来た人がいた。お聞きすると東急ハンズで材料を買った自作したという。しかも「目」の部分で青い光が点滅するという工夫がされていた。さらに自作の団扇を配布していた。これも団扇の骨にプリンターで印刷した「野田やめろ」、「再稼動反対」の文字をプリンターで印刷して丁寧に貼ってあった。わたしも一枚頂いたが、後から来た人に差し上げた。
▼本格的な演奏用のタンバリンを持って来た人もいたが、こういうアピールするところでは音色はきれい過ぎて迫力に欠ける。鳴子を持っていた人もいたので聞いてみたら、昨年高知に行った人にお土産で貰ったので持って来たという。しかし音色は、わたしの持って行ったカスタネットの方が音が高い。
▼わたしは毎回かなり枚数の写真を撮影するので、怪しまれないように写真付きの身分証明書券プレスカードをラミネート加工して帽子に付けている。昨日の参加者のなかにはワープロで「報道」という文字を印刷してホチキスで止めた腕章を自作して付けていた人がいた。お聞きするとどこかの労組に所属していると言う。やはりもっとホンモノっぽく作った方が信頼性はある。ま、とにかく全身が痛む。来週から楽器は疲れるので一つだけにしよう。そうしないと9月まで身体が保ちそうにない。
▼昨晩は議員宿舎の壁に誰かがレーザー光線で「NO NUKES」と描いていた。

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August 17, 2012

8月17日も国会包囲デモに来ました。

8月17日も国会包囲デモに来ました。
昼間は灼けるような暑さでした。しかし夜は国会周辺で、デモをするのが、正しい夕涼みの仕方です。夕立にならないように念じています。毎週デモが終わって有楽町から、自宅近くの駅で降りる。ホルモン焼きの店の前を通るとビールを片手に、焼き鳥をほおばっている人たちが大勢いるので、ガックリする。だが最近はこの人たちは、食べて応援しているのだと思う事にしている。「MMF0817.3GP」をダウンロード
(クリックすると17日夜のシュプレヒコールが聞こえる)
Duke(Mobile)

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◇「終戦/なぜ早く決められなかったのか」NHKSPLを見る。

Suidobashi
(空には鱗雲が…)
▼昔海軍の軍艦に乗っていた人たちは、日常とかけ離れた海上で生活しているので曜日が分からなくなってしまう。そのため毎週金曜日には食事にカレーを食べて、曜日を確認したという。この習慣はいまの海上自衛隊にも引き継がれているらしい。わたしは金曜日には国会包囲デモに行くので、金曜日だということがわかる。きょうで連続9回目で、来週が10回目となる。きょうは夕方にわか雨があるというから、レインスーツ持参しよう。
▼今朝のラジオでは東電営業所放火未遂事件/聴取後に自殺した男を書類送検へ、というニュースが流れている。では現実に放射能汚染を出し続けている東電の社長等はなぜ事情聴取も逮捕もされないのか、不思議でならない。
◇「終戦/なぜ早く決められなかったのか」15日夜のNHKSPLで放送された。わたしはこの放送を聞いて大きな衝撃を受けた。話の要点はイギリスの公文書館から戦時中の秘密文書が発見される。そこには1945年5月にヨーロッパのある大使館にいた武官が、日本宛にヤルタ会談の内容が打電され、ソ連が参戦するらしいという報告が含まれていたのだ。秘密の公電はすべてイギリス諜報部によって解読されていた。
▼いままで一般的に「ソ連が一方的に日ソ中立条約を破って、日本領土に攻め込んだ」というものが知られていた。ところがそれよりも3ヶ月前に日本の上層部にそのソ連が参戦するに違いないと報告されていたのだ。だとするとこの時点でいち早く、和平交渉を進めていれば多くの人命が助かった筈だ。先の大戦中に日本人だけで300万人が犠牲になっている。その死亡者も戦争末期になってから硫黄島から沖縄、広島、長崎、中国から満州(中国東北部)での戦闘や日本本土への空襲で多くの人が亡くなっている。もし早めに和平交渉が進んでいれば、100万人くらいの人達は死ななくて済んだかもしれない。
Tree816
(8月16日夕方のツリーは夕日に染まっていた)
▼スタジオに対談するために登場したのは、加藤陽子、姜尚中、元外務相の岡本行夫だった。天皇を中心に陸海軍大臣、外務大臣、首相などで6人会議が開かれ戦局の分析が行われている。アメリカとの交渉チャンネルがあると発言すると、それはアレン・ダレスである。会議では敵の術中にはまらないか。近衛をソ連との交渉に派遣しようというと、足もとを見られるという。関東軍総司令だった梅津美治郎は、中国の前線を視察し「最早戦闘する力は残っていない」文書で報告するが、天皇の前では口を濁してしまう。阿南陸将も最後は自刃するのだから、死んだ気持ちになって参謀本部を説得すればよいのだがそれもしない。
▼結局みな自分が敗北主義の卑怯者と言われたくないので、徹底抗戦の道を歩む事になる。これを見て東電原発が爆発したときの処理が、会長は中国でマスメディアの接待。社長は妻と秘書で京都旅行をしていたなど、当事者たちだけで何も初期対応が出来なかったことを思い出す。さらに税と社会保障の一体改革というなら、まず支出を抑えなければならない、軍事費を削ること、道路建設、山ツ場ダム等の建設中止など何一つ手を付けられない。それ議員は自分の再選だけを考えるだけ。官僚たちも自分の将来のポスト確保だけで問題を先送りしている思想は、戦前も今も何も変わっていないと思った。

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August 16, 2012

NHK「黒い雨/活かされなかった被爆者調査」を見る。

▼猛暑の一日だったが、一応盆休み中にすませるべき事をやる。まず朝は渋谷ルシネマで「屋根裏部屋のマリアたち」を見る。わたしは同じ時期に複数の映画から選択をしなければならないことがある。その時は知人である某映画評論家のサイトを見る。ここで確認して行けば、まず期待を裏切られる事はない。60年代のフランス、スペインから出稼ぎに来ている女性たちの話。午後から暑い最中に無理をして髪をカットにでかける。カットしてもらっている最中、Yahoo!ニュースの画面を見ていると「オリンピック凱旋祝賀パレード」をするという。こういう事を考えるのは広告代理店だろう。
▼午前5時代にある検索用語でアクセスが集中していた。こういう事は図書館に行って調べた方が良い。雑誌のバックナンバーを探せば見つかる。もしくは出版社に電話してバックナンバーを売って貰う。タダで入手できる情報は限られている。それに公表されている情報にはたいして重要な事は書いてない。
◇「黒い雨/活かされなかった被爆者調査」8月6日のNHKSPL、タイトルは井伏鱒二の小説で知られている。原爆被害者の日本政府による補償は、原爆が投下された爆心地から同心円を書いたおおむね2km以内の地域に限られている。いわゆる放射線による影響なのだが、実はその同心円から外れている西側の地域で黒い雨は降っている事が分かった。したがってその雨に打たれた人も、実際に放射線被害に遭っている筈である。
▼ところがその被害の実態が今までは明らかになっていなかった。研究している人がふと目をつけたのはABCC(《Atomic Bomb Casualty Commission》⇒原爆傷害調査委員会)ならばその聴き取り調査があるのではないかと目をつけた。ABCCに実際聴き取りを受けたという女性もいたことが分かった。ABCCはいま原爆影響調査研究所(原影研)という、日本の組織に改編されている。そこに情報の公開を申し入れると「個人情報だから」と拒否される。そこで当事者に情報公開請求をしてもらう。そして本人の許可を得た上で個人情報の部分を黒く塗りつぶして、情報の検討調査を進めていく。
▼すると現場に残っていたガラスの黒い雨などからも放射線が検出される。当然日本政府の原爆手帳(被爆者健康手帳)が発行されてしかるべきである。地道な調査で黒い雨が降った地域をグラフでしめす作業がコツコツと続けられる。なぜABCCによって集められた記録データ(聴き取りは紙と映像があった)はなぜ67年間も秘匿されてきたのか?おそらくアメリカは原爆投下を正当化するためと、データを自国の核開発に利用して来たのだろう。映画「ニッポンの嘘」にもABCCは被災者の治療は殆どせずにデータだけ集めていたと言われている。
▼同心円という考え方は福島第一原発の被災地を決める線引きと同じ思考回路だ。そして政府や地元観光地のPRにだまされて海水浴に行って、将来「被害」が出ても「認定」されるまでには「証拠を出せ」などと70年もかかるのだ。決して政府の「太平洋沿岸の海水浴場はすべて安全」などという口車に乗ってはならない。

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August 15, 2012

「巨大戦艦 大和 ~乗組員たちが見つめた生と死~」を見る。

▼自分が食べるパンがなくなってしまい、お盆休みの商店街に行ってみたが、店は休みが多く、パン屋さんは全滅だった。しかたなくスーパーでTVのCMでやっているパンを買ってきた。しかしこのまずさは犯罪的であると思う。
▼14日のニュースでベルギーの原発にひび割れが見つかり、修理不能ということで緊急停止したという。ところが今朝のNHKラジオの海外ニュースは、ベルギーのトラピスト修道院の地ビールだった。何か重要な事は何か勘違いしているとしか思えない。今朝の朝日では編集委員が「オリンピック報道はメダルに偏重していた」と書いている。これも開催中に言って欲しかった。終われば誰でも言える。
▼NHKでは11日に「巨大戦艦 大和 ~乗組員たちが見つめた生と死~」という3時間の特集番組があった。なぜ「全員死亡」と言われながら、300人ほどの生き残った人がいたのか?なぜ沖縄特攻をしなければならなかったのか。この2点に絞ってドラマと証言を織り交ぜて作られた番組だったが、なかなか良かった。わたしに言わせれば戦艦大和は海軍工廠と三菱造船とに作らせることが目的であった。戦艦は沈んで戦争に負けたが、戦艦を作った費用は戦後ちゃんと支払われている。だから金銭的に会社はソンをしていない。
▼大和は造船技術の粋を集めたと言われている。それは戦艦に魚雷などの弾丸が当たっても船体に多数の仕切を作った水槽に水をいれてバランスを保つ技術。もう一つは巨大な46センチ砲を3門装備していたが、結果として一発も発射されなかった。船自体は立派だが、戦闘技術が戦艦対戦艦ではなくなり、航空機を含む集団戦法に変わっていた。だからいくら立派な戦艦を造っても、小回りが利かない1隻だけではどうしようもない。
▼特攻は「そんな莫大な金を使った戦艦を無傷で残しておいて良いのか?」という海軍内部でも圧力もあり、何か役に立ったという実績を示すために特攻をさせられた。犠牲になったのは3000人もいた乗組員で、「総員退去」命令が余りにも遅かったので犠牲者が増えた。海上にさまよう乗組員や戦闘員の救助に向かった護衛艦も途中で引き返してしまう。
▼それは一発の発射されなかった46センチ砲の弾薬が海中で大爆発をして、救助に行った船に損害を与えかねなかったからだ。生き残った人たちは皆、海中で大きな火の玉を見たと証言している。巨大なものは一発当たれば効果も期待できる。しかし当たらなければ単なる鉄くずとなって海に沈み、巨大な棺桶となったままだ。設計段階にあっては技術者の心をくすぐり、形となってからは乗り組み員たちに「沈まぬ戦艦」と思わせ彼らの士気を振るい立たせるだけの役目しかなかった、と思う。

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August 14, 2012

台湾映画「非情都市」の背景。

▼13日は午前9時半から防衛省のHPで「オプスレイのシンポジューム参加者を募集する」と言っていた。さっそくサイトにアクセスしたが、メールのフォームと連動していない。さらにファクスでもと書いてあるが、PDFファイルをダウンロードして書き込んでからファクスで送らなければならない。つまり手順をわざと複雑にして応募しにくくしてあるのだ。防衛省のホンネが見えたので、応募は止めた。
▼土曜日から急にホームページの更新ができない話は書いた。@Niftyはお盆休みで対応してくれないかと3日ガマンしていた。昨日夕方になって問い合わせの電話番号が分かったので電話したら、お盆なのですぐにつながった。するとパスワードの設定方法が変わったというのだ。今までは9文字だったが、今回から5文字になったという。そんなお知らせは来なかった。しかし相手はとても親切に教えて下さったのですぐ更新することが出来た。パスワードの文字数が変更になるなら早く教えてほしいものだ。
▼昨日散髪する21日目に当たっていた。しかし近くのスーパーに人間とネコの食糧を買い出しに行っただけで参ってしまった。それで外出計画は中止にして録画したNHKのドキュメンタリービデオを見た。一つは8月10日にNHKBSプレミアムで放送された「三つの名を生きた兵士たち 台湾先住民”高砂族”」である。これは台湾の少数民族が戦争中、日本軍に徴発され日本軍兵士として活躍させられた話。よく髙砂族とか言われる人たちがいるが、これはあくまでも少数民族の一つである。彼らは日本語の教育を受け、今でも日本の軍歌をすらすらと歌うことができる。彼らは勇猛果敢で、普通のヒトの耳には聞こえない音も聞き取り、敵の接近を知ることができる。主としてインドネシアなどで日本軍の尖兵として道路建設などの当たったという。
▼彼らを「指導」したのは陸軍中野学校の将校で、今でも存命の彼は「懐かしい、出来れば会いたい」と戯言をいう。彼が行ったのは台湾の少数民族を利用するだけで、裏では「日本人より劣る」などと一段も2段も低く見下していた。「会いたい」などというのは傲慢な態度だ。そして戦争が終わって台湾に帰ると「日本軍に協力した」と白い目で見られたので、再び山間地に逃げる。ところが大陸から逃げてきた蒋介石に再び追われる。そのとき逆に大陸に逃げて、中国共産党の教育を受けて高官になった人物もいた。
▼しかし山間部に逃げていた人たちは蒋介石軍に捕まって裁判を受け、多くは処刑される。裁判が長引いた人だけ蒋介石が死んだとき「恩赦」があって現在も生きのびている。彼らには少数民族の名前と台湾の漢字の名前、それに日本軍が与えた日本名がある。生きのびた人は、生きる事を諦めたらダメだ。牢獄に入れられた時もあらかじめ家族と取り決めた暗号の手紙を書いて面会に来て欲しいと知らせる。
▼このドキュメンタリーを見て初めてあの台湾映画「非情都市」の背景を知った。
▼昨日はNHKで「人間の条件」の最終章が放送され、そこに登場したソ連軍の戦車という検索用語がもの凄く増えました。みなさんお好きなんですねぇ。

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August 13, 2012

ドキュメンタリー大賞の「無年金」を見る。

▼NHKはじめマスメディアのオリンピック狂騒曲も、きょうで終わりかと思うとホッとする。いや報道してもかまわないが、消費税増税法案の衆議院通過など重要なニュースが先なのに、それが意識的に消されていることが問題なのだ。お盆のせいかブログのアクセスは3割減で、都内の道路も電車もその程度に空いている。それでも早朝からアクセスして下さる方がいらっしゃる。今朝のブログのテーマは前日のツイッターに書いているので、早く読みたい方はそちらをご覧いただきたい。
▼土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」を録音して聞いている。10日の放送ではヤンヨンヒ監督の「かぞくのくに」を紹介していた。中でも北朝鮮の工作員(監視員)を演じていたヤンイクチェンさんの演技を1万円だしてもソンはないと絶賛していました。わたしもそう思う。上映館は限られているがぜひご覧いただきたい。
▼昨日は義兄の家に出かけてジャズのCDを70枚ほど借りて来た。PCに取りこむ作業をしている時、先週NHKBSプレミアムで放送された「2012年ドキュメンタリー大賞」全のべ7時間を見た。いずれも力作であった。最後の北海道の金時豆の栽培農家の作品はやはりNHKならではという力作だ。わたしは見終えると全て、データは消去してしまうのでもう手許には残っていない。昨日書いた無年金の話だけ追加補足する。オートバイ事故に遭った青年は事故直後の写真を見ると、頭も顔も変形している。そして事故前の記憶は残っていない。
▼国民健康保険は18ヶ月納入すると支給されるが、彼の場合15ヶ月目で事故を起こしてその後未納入なので、当時の法律で一円も支給されない。両親は市役所に相談に行く。そこの職員が耳打ちした話とは「夫婦が離婚して母親が息子さんを引き取れば無収入になるので生活保護費が支給される」という話だった。夫婦で話合ったが形式上とは言え不正受給はしたくないので、その話は断ったという。
▼病院に戻る日、青年は近くの神社を不自由な足を引きずってお参りして歩く。レポーターが「何を祈ったの?」と聞くと「家族が一緒にいられるように」と答える。自宅の風呂で父親に背中を洗ってもらい理髪店に行き、さっぱりとして表情で病院に戻る。
▼もう一人阪神大震災でコンクリートの下敷きになって8時間後に救出された70歳の男性が登場する。命は取り留めたが下敷きになっていたので臀部が壊死して欠損しているので、長い間たっていられない。社会復帰してガードマンをしているが、その就職が決まった瞬間障害年金は支払いはストップされる。交通事故やこのような災害事故は誰にも今後起きうるが、一般人は救済されない。ところが一方公務員はそれが保障される仕組みになっている。無年金の人を救う手立てを作って欲しいと長妻元厚労大臣に要請する。しっかり受け止めると言ったが、彼はその後解任され、法制化の見込みは立っていない。

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August 12, 2012

国民の意見が一致すれば出来ない事はない。

▼この時期、毎年8月になると急に「戦争特集」番組が集中する。NHKも「兵士達の戦争」が集中的に放送される。かつてこの番組は毎月一回最終土曜日に放送されていたが、数年前に打ち切りになった。8月に放送されているのは、殆どがその時期の再放送だと思われる。わたしがずっと追い続けているテーマは「戦争」なので、いちおう録画してチェックしている。これは大体1本50分で昨晩のような「大和の生き残った乗組員の証言」などの特集は3時間もある。
▼これがHDDレコーダーに10本ほどたまっている。さらに先週NHKBSで放映された、今年度の「放送大賞」作品が3時間で2本ある。こちらは1本目の3番まで見終わったところだ。3本目とは18歳くらいの若者がオートバイ事故で脳に重い損傷を受けて障がい者になってしまう。医者にかかって自宅で治療する費用は毎月7万円くらいだが、当時の法律で2ヶ月掛金が不足していたので、国からは障害年金を1円も支払ってもらえない。その費用は父親がダンプの運転手で毎月30万円稼いでいたお金でやりくりしている。家族は妻と障がい者になった彼の他に長女と次男がいる。
▼父親の稼ぎもこの不景気で少なくなる一方である。果たして親が死んだあと障がいを追った長男はどうやって生きて行けば良いのかというテーマだった。父は次男に「お前が兄さんの面倒をみなければならなくなるが、どう思う?」と聞くが彼は何とも云えない。
▼番組の最初では街頭で若者たちに「年金に入っている?」と聞くが、殆どの若ものたちが「どうせ貰えないから払っていない」と答える。彼らにそういわせるのは政治家の責任なのだが、若者たちも、老人になれば障害が出るし、やがて動けなくなる。そのとき誰がどうするのか?突きつけられた課題は大きい。
▼「愛川欽也パックイン・ニュース」の毎月の支払いはWebマネーにした。いろいろ考えて見たが、銀行振込だと1050円に振込手数料がさらに420円もかかるのでバカらしい。ウェブマネーだときっかり1050円だけで済む。色々気に入らない人物も登場するが、発言のバランス感覚がいいのは川村晃司さんや山田厚史らである。昨日の放送で川村さんは野田首相と自民党の谷垣相殺はお互い財務大臣の経験者で、裏で財務相とつながっており、思うがままに操作されている。今回の参議院で消費税法案が通過したのも出来レースである。本来やらなければならないのは、お金が不足しているから増税はしなければならない。しかしまずやらなければならないのは、支出を抑えることだ。それをしないで増税というのは何も解決したことにはならない。
▼ウハウハと裏で嗤っているのは財務官僚で、日本が経済的に破綻しても彼らは責任をとろうとしない。アイスランドはバブルで国家が破綻してしまった。しかしその後国民の一致した意見として「国の借金をチャラにする」と国会で決議してチャラにしてしまった。世界を牛耳るコングロマリットは経済危機を抱えている各国にこの「チャラ」が運動として広がらないように警戒している。
▼このように国民の一致した意見をもってすれば出来ないことはない。いま起きている国会包囲デモも、国民が主権者であるという行動の萌芽としてはとても貴重である。
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August 11, 2012

全国に各地に飛び火する金曜日デモ

Tree810b
(スカイツリーの記念写真)
▼午前中だけで7千歩歩いた。それなのに医者に行って薬を貰って夕方は国会に出かけた。トータルで1万5千歩もあるいたのでかなり疲れた。首相官邸前で2時間半も立っているとフラフラしてくる。先週の胸キュンの美女には会えなかったが、終わりまで参加してきた。帰りはいつも目の前にある国会議事堂駅から地下鉄に乗る。これが一番疲れないのだが、参加者をウォッチする立場で行っているわたしとしては様々な道を歩いて、参加者の観察をしなければならない。出たときと同じ霞ヶ関まで歩いて見た。
Demo610d
(デモに参加した外国人女性)
▼デモは午後8時で「終了」するが、それぞれ自主的に声を上げて地下鉄乗り場まで歩いている人もいる。霞ヶ関までの帰り道は急な坂道なので、あちこちに警察の規制があり、人が殺到しないように工夫されていた。さてデモである、わたしは用意したペンライトを自宅に忘れてきてしまった。わたしの目の前には「フクシマテント村」の人たちが開場前から白い風船を配って歩いていた。最寄りの駅で配っていた団扇は荷物になるので、貰った風船と共に近くにいる人にあげてしまった。
▼目の前にはアメリカ人らしい女性が、日本人の夫とともに参加していた。写真のとおりシールのタトゥーを付けていた。後ろにいた女性はプラカードに昨日発売になったばかりの「週刊金曜日」を張り付けて抗議行動をしていた。その後には毎回来ている日の丸の掲げた男性がいた。聞くと何か環境問題をテーマにしているのだと言っていた。
Demo610c
(終盤近く声を大にして「再稼動反対」と叫ぶ)
▼1分間演説はまず鎌田慧さんから、「どういう責任で大飯を再稼動したのか。いままで事故を起こした人たちが一人として責任をとっていない。」と発言した。そのあと某政党人が2人続いて発言した。「自分だけが正しい」という話はいい加減止めて欲しいと思う。それよりも国会議員には、警視庁の国会前の規制をただちに止めろと注文を付けて欲しい。そのあと北海道の参加者が一人、札幌でも毎週金曜日の集会を始めたと発言した。続いて栃木の人は枝野と出身高校が同じだとして、あんないい加減な奴はいない、と発言し続けて「枝野やヤメロ」とシュプレヒコールしていった。この日、経産省前のテントでは枝野の「ただちに影響はない」というあの事故直後の彼の声を使って、パロディ風の抗議活動を繰り広げていた。先週も今週も夜7時を過ぎるとデモの現場にも多少涼しい風が吹いてきます。
▼一番上にご紹介したのは、昨日上ったのスカイツリー写真です。これは家族親戚、その友人と一緒に行きました。途中でこのような写真を1200円でフォトフレームに入れて撮ってくれます。足の下は素通しガラスで地上まで見えますが、流石に足がすくみます。♪「赤い夜霧の東京タワー」などと東京タワーは様々な流行歌を生みました。しかしスカイツリーにそのような流行歌が生まれるかどうかは疑問です。
▼朝からHPのネット接続ができないため、トップページの写真の更新が出来ません。悪しからず。

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August 10, 2012

8月10日も国会包囲デモに来ました。

8月10日も国会包囲デモに来ました。
優しい人がスカイツリー第一展望台のチケットを譲ってくれました。天気はまずまずで、都内は十分見渡せました。南国酒家のランチもおいしいかったです。でも夜になったら原発を完全に止めるために、国会包囲デモに来ます。これが正しい週末の過ごし方です。反原発運動にお盆休み等はない。
「MMF0001.3GP」をダウンロード(10日のデモの音声です)
Duke(Mobile)

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◇「かぞくのくに」を見る(2)

Skytree8101
(スカイツリー最上階から隅田川を見る)
▼夕方になってふと、病院はお盆休みになるのではないかと思った。残りの薬は水曜日までしかない。クリニックに電話したが、木曜午後は院長がFMラジオに出演する日なのでお休みだ。おそらく11日から1週間休診になるだろう。もし今日から休んでいたら休日診療所にいくしかない。
▼夜に歌謡番組を見ていたら、島倉千代子の「りんどう峠」を別の歌手が歌っていた。そのなかで「りんりん、りんどうは、こむらさき」という歌詞がある。わたしは子どものころから「小紫」かと思っていたら「濃紫」だったのど驚いた。「小紫」とは蝶の一種類であるほか、「江戸吉原三浦屋の遊女。1679年(延宝7)情夫平井権八の刑死後、自害。」とあった。そうだったのか。TVの字幕にでた「濃紫」は「濃い小豆色に近い紫色。」だった。なるほど。
◇「かぞくのくに」(2)兄のクチから出てきた言葉は暗に、北の工作員になる気はないか、ということだった。妹はそれに猛反発する。北は何とか日本に常駐する工作員を増やしたかったのだ。兄は高校の同窓会にも出席する。みんな幼なじみでしばらくすると気心が知れてくる仲間だ。昔みんな一緒に歌った「白いブランコ」を合唱する。兄が歌ったあと妹が歌詞を引き取って歌う場面は特に良かった。兄は昔のガールフレンドとも会うことが出来た。
▼治療に専念できる筈だったが、日本に到着して3日後、北から「明日ただちに帰国せよ」という命令が届く。日本にいる家族や友人達はその突然の帰国命令に驚愕する。だって検査だけで治療を一つもしていないのに、そんなバカな話があるか?兄は「こういう事は北では頻繁にあるんだ。しかし命令を聞いているだけだから、何も考えなくて良いから楽だぞ」とも言う。もうすっかり諦め顔だ。
▼しかし母(宮崎美子)うろたえない。タンスの上に乗せていた豚の形をした大小4つの貯金箱を開けて銀行で札に両替する。何をするかと言えば洋服屋に駆け込むのだ。何をするのかと長男は訝しがる。それは彼の監視役として北からやってきた工作員が、かなりいたんだズボンにシャツを着ていたのだ。長男に「これからずっとお世話になる人をあんな格好で帰国させる訳にはいかないと、洋服にベルト、靴まで一式新調し、お土産まで持たせるのだ。流石に工作員にも母のその気持ちは伝わる。
▼そして家の前から車が出発すると、妹がドアを閉めさせまいと追いかける。しかし工作員は車から降りてドアをバタンと閉めて突き放すように出発する。兄は車のなかから、もう二度と見る事が出来ないであろう日本の田園風景を、後部座席からずっと眺めめている。ここに描かれている考えずに言われた事を聞いているだけで良いという世界は北朝鮮だけではなく、いまの日本国内の一部組織にはいまもなお存在している。

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August 09, 2012

◇「かぞくのくに」を見る。(1)

▼某日引っ越して間もない義兄から家具の移動を頼まれて出かける。家具の上に50インチくらいのTVが乗っている。その下の台を動かすには3人くらいの力が必要なのだ。力だけはあるのでご協力させていただいた。義兄は大のジャズファンでCDが500枚くらいあるらしい。それをPCにコピーさせて欲しいと頼んだら、OKという返事だったので、ノートPCとWIFI(これも借り物)持参で出かけた。
▼当家ではネットをしていないのでWIFIを持参した。というのはウォークマンのXアプリをネットを通じて録音するとCDの曲名が全て入った状態で録音できるのだ。やってみたがノートPCは遅いので1時間に9枚くらいしか録音できない。正味3時間作業をしたが、たった24枚録音できただけだ。この調子だと500枚録音するのに、のべ1ヶ月もかかってしまう。幸い持って帰って録音してもかまわないと言って下さったので、次回から大型の海外旅行用のバゲッジを持参して借りてくることにした。
◇「かぞくのくに」(1)ヤン・ヨンヒ監督初の劇映画である。ひと月ほど前に渋谷の映画館でトークショーがあったとき、「わたしはいま北朝鮮に入国を拒否されている」とお話された。前の「ディア・ピョンヤン」にしても決して北を美化していない。思うにヤン監督は自分と血の繋がった兄弟が住む、北朝鮮をもっと人間愛に満ちた国になってほしいと願っているに違いない。
▼かつて理想の国とされた北に「帰国事業」で行っていた兄が、手術のため何度も、「日本に帰国して手術したい」と申請していたが、ようやく日本に帰国出来ることなった。父と妹(ヤン監督自身と思われる)、それに叔父は「北京を発った」という知らせを聞いて大喜びする。父は中国と北朝鮮関係の旅行社を経営している。兄は帰ってくるが、高級車に乗った北の監視員も連れて来て、実家の近くで四六時中監視をしている。
▼久しぶりで帰って自宅で乾杯するが、朝鮮の人たちは目上の人がいるときは、口元を隠してヨコを向いて飲むのが作法である。それを見て妹は「お兄ちゃんここではそんな事する必要ないのよ」とアドバイスする。そして近所に住む叔父は封筒に入った小遣いを渡し、「俺はお前たち兄姉が可愛くて仕方ない。どうだ腐った資本主義国もまんざら悪くないだろう」と冗談を言って笑わせる。
▼まず病院に行ってCTスキャンで調べてもらうと、脳腫瘍が見つかる。医師は手術で切除できなくはないが、しばらく日本国内で経過観察が必要だという。しかし北から許された期限はたった3ヶ月しかない。両親はその間に何とかなりませんか?と聞くが医師は首を傾げる。では北の病院と連携をとって、指示してもらえばなんとかという。しかし医師は「国家間の問題になるので簡単ではない」と困った様子を見せる。
▼滞在時間は短いので有効に使わなければならない。高校時代の友人にあったりする。兄は監視員から「あの事は忘れていないだろうな」と念を押される。あのこととは、とても恐ろしいことだ…。

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August 08, 2012

◇「ニッポンの嘘/報道写真家福島菊次郎90歳」(2)

▼7日の夕刊によれば枝野が首相が首都圏反原連のメンバーと面会することに関し、パブリックコメントという方法があるのに、「特定団体の代表者と面会することは・・公平性・・透明性を考えれば・・誤解を招く」といったという。こいつも口先番長だな。パブリックコメントを受け付けていることすら知らない人が大勢いる。しかもPCも使えない人もいる。それに先日の原発存続の意見公聴会で、枝野も出ていたが、参加者が「賛成派の選出方法が偏っている」と枝野に意見を言った女性がいたが、そそくさと逃げて行った。これが「ただちに影響はない男」の素顔だ。
▼朝刊によれば防衛省がオプスレイのシンポジウムを29日夜に銀座時事通信ホールで開くという。抽選だが応募してみよう。今朝のNHKビジネス展望で金子勝の話はわかりやすかった。わたしなりの理解では、例えば車を買うと減価償却による耐用年数というのがある。車なら5年かそこらで評価額はゼロになる。ところ買う人は貧乏だから買い換えができない。使えないものを無理矢理引き伸ばして、赤字を増やさないようにしているのが現在の電力会社だ。
◇「ニッポンの嘘/報道写真家福島菊次郎90歳」(2)福島は「仇を討ってやる」と10年かけて撮影を始める。その古い写真集は『ピカドン―ある原爆被災者の記録』で、シャッターを押した時の記憶をたどる。被写体になった男性だけではなく、被爆した人たちは一様に同じ苦しみを負っている。ABCCは出来たが、検査治療と称して連れて行かれた人たちは米軍の次の核開発のための研究材料にされただけだ。男性自身も「今度は身体の毒を抜いて貰う」と近所の人たちに笑顔を振りまいて出かけたが、背中に付けるギプスを1枚もらっただけだ。
▼福島はこれをきっかけに原爆で犠牲にされた朝鮮人や、取り壊されたバラックのスラムを撮る。原爆で破壊された広島は「平和都市」のイメージへと一気に作り替えられる。福島はこれをきっかけに虐げられている人たちへとカメラを向ける。それは大学紛争であったり、三里塚であったり、祝島の原発建設と戦う老人であったりする。祝島に撮影に行くと長年撮影に行っているので地元老婆たちの大人気である。
▼福島は日本国に対して怒りを持っているので、年金はびた一文受け取らない。ささやかな原稿料だけで、一日1000円で暮らすことをモットーとしている。わたしは「貧乏」とは持っているお金の金額ではないと思う。一番重要なのは自立するという精神である。福島さんは相も変わらず銀塩カメラだけ使っている。洋服は立派なものとは言えないが、不正や差別と戦うという意欲に充ち満ちている。
▼そして今のテーマの一つはウソに満ちた戦後日本の歴史を本に書く事だ。朝になるとかなり旧式の、かつてラップトップと呼ばれていたようなパソコンの前に一礼して柏手を打ってから電源スイッチを入れる。PCの機嫌が良いときと悪い時があるんだという。一本指でパチパチとキーボードを打つ姿は神々しくもある。(銀座シネパトスで)先日銀座シネパトスには120人以上の人が列をなしていました。この映画館も再開発で8月末頃には取り壊しとなります。
▼昨日の検索用語は予想通り「ヒロシマ少女日記」だった。中には主人公を演じた女性が、なくなったご本人とは似ていないとても可愛い少女だったので、その氏名での検索もあった。現実と芝居の区別がつかないお○カさんたち。もしも彼女が生きていたらもう86歳くらいになっているのが分からないのかな?そんなヒマがあったら原発即時廃止のデモに行った方が世の中の人のために役に立つ。

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August 07, 2012

◇「ニッポンの嘘/報道写真家福島菊次郎90歳」を見る(1)

▼昨晩残業で遅くなった家族がタクシーで帰宅した。マルビの会社なのでタクシーは常に自腹。運転手さんに「サッカー観戦ですか?」と聞かれたという。我が家にオリンピックファンはいない。今朝7時のNHKラジオは10分間に渡ってオリンピックのニュースだった。それが終わってようやく東電の原発事故映像公開というニュースだ。だいたい東電に税金を1兆円も注ぎ込んで実質的に国有化したのだ。それなに、東電に検閲する権限などないだろう。それよりさっさと刑事告発を受けた幹部を逮捕しろ。AVビデオのモザイクを外すソフトというのがあるらしいから、東電の公開映像もそれで外して見れば良い。
▼昨日午後ケーブルTVの日本映画専門チャンネルで「ベニチオ・デル・トロ広島を行く」というドキュメンタリーがあった。ベニチオはゲバラ二部作でゲバラを演じた。彼は猛烈な新藤兼人のファンでニューヨークで「裸の島」の上映会を開いている。5月新藤がなくなる直前に広島に来て平和記念公園を見学した。被爆の実態を目をそらさず見て、「二度とあってはならない」と感想をサインに残して、白いTシャツのお土産を買っていた。再放送は以下の通り。
▼昨日のブログでTTさんとTaさんが入れ替わってるというご指摘がありましたので、今朝訂正しました。7月3日の国会包囲デモに行ったとき、目の前に75歳くらいの老人がいて、警備の若い警察官に突かかっていた。「鉄柵が来る度に狭くなる。お前等税金泥棒だ。デモがあるから生活できるのだろう。警備が必要だから消費税を増やすのだ」とまるでトンチンカンな事を云う。警察官は小声で「仕事はちゃんとしてますよ」と答える。わたしは小さな声で老人に「放射能汚染地域で簡単なマスクだけで身体を張って仕事をしているのは彼らなんだから虐めない方が良いですよ」とアドバイスしたら、老人の怒りはどうやら納まった。
◇「ニッポンの嘘/報道写真家福島菊次郎90歳」今年92歳でも矍鑠としたカメラマン菊次郎さんは被災地の立ち入り禁止地区の前に立っている機動隊員に「君たちは仕事だがボクもシャッター押すのが仕事だからゴメンね」と言って顔面の前でシャッターを切り続ける。次の場面はデイズジャパンのフォトジャーナリスト養成講座の一シーン。ビルの3階くらいの場所にあるのでスタッフは福島をおんぶして階段を登る。そこで福島は「権力が何か隠そうとしているとき、ジャーナリストはそれを報道するために法を犯しても許される」と語る。
▼関西に住む彼は軍隊で広島に駐屯していたが、4日ほどの違いで九州に移動して難を逃れた。その原点は天皇が行幸したとき「戦争責任」について意見を求められたとき、「文学の素養がないのでお答え出来ない」と発言を聞いたとき、福島は「昭和天皇は許せない」と思う。彼の作品の原点は以来そこにある。広島で被爆した男性は当時50歳くらい。全身を被爆して焼けるような痛みが続き七転八倒する。その痛みを和らげるためにカミソリで首からモモに無数の自傷でつけた切り傷がある。妻とは離婚して、まだ幼い4人の子どもを育てる。福島は写真を撮らせてくれと2年通い続けようやくその男性から「仇をとってくれ」と撮影許可を得る。

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August 06, 2012

西山太一記者の無念。

▼メルマガで書きましたように、暑い最中テアトル新宿まで行ってきました。わたしが月に一回昔の映画を紹介している冊子があります。原稿はすでに送ってあるのですが、編集長は「夏ばてでお盆が終わるまで編集作業にかかれない」とありました。皆様も消化の良い美味しいものを食べ、お酒控えめにしてお身体に気をつけてお過ごし下さい。
▼昨日のトークショーで西山記者の事を書いたが、「週刊金曜日」8月3日号でも同志社大学の浅野健一氏が「報道は偽証官僚復権追求を」という一文を寄せている。それによれば西山太吉氏は「78年の刑事事件の最高裁判決は全部ウソだ。当時の最高裁判事は、私と面と向かえないと思う」とコメントしている。つまり西山氏がいう当時判決文を書いた最高裁堀籠幸男氏は10年6月に退官している。
▼「国家機密の要件の一つは保護されるべき秘密であることだ。違法秘密、違憲秘密は保護されない」従って裁判が成り立たない。そして裁判で東京地裁も高裁も密約を認定した。しかし原発問題を見てもマスメディアは腰が引けている。「密約問題はジャーナリズム全体でやらなければならないはずなのに、20数人でやった。ジャーナリズムは貧困だからわれわれがやるしかなかった」。
▼Ta氏はボクは新聞を6紙購読している。できるだけ違った角度でニュースを検討したいからだ。しかし今は横並びが多い。iPhoneもIPADも持っているがあれは一覧性がないく、ページの中でどのニュースがどれだけ大きな扱いなのか分からないので不便だ。やはり紙の媒体は一覧性と扱いの大きさが確認できて便利だ。
▼Ta氏は先日アメリカNYに行って来た。そこで三菱UFJの幹部に会った。こんなところで何をしているのかと聞いた。するとシンガポールに投資銀行を作ろうと思っている。以前それを作って失敗したのがTTさんが就職していた野村フォールディングである。三菱はその轍を踏まないように下準備をしていた。さらにTaさんがアメリカ経済界の幹部に会ったら「アメリカは原発を中止する」というので驚いた。理由を聞くとアメリカ国内でシュールガスが埋蔵されていることが分かったのはご承知の通りだ。しかも埋蔵料を調べたら、今後100年は行けることが分かった。だから原発は中止するという。
▼Taさんが帰国して経産省の幹部に話したら「そんな話は全く知らない」という。日本の官僚の情報収集力なんて、所詮そんな程度だ。トークショーのあらすじはそんなところ。とくに詳しく知りたいというご要望もないし、次のテーマが待っているので、本日にて打ち切りとさせていただく。昨晩WOWOWで「アジョン」が放映されたため、そのキーワードのアクセスが続いています。眠くて最後まで見る事ができなかったのか?「白い犬ムサン」の方が遥かに良いと思いますが…。

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August 05, 2012

映画の後のトークショーで。

Photo
(国会前の川田竜平議員)
▼日曜日にもかかわらず、朝7時台からのアクセスが続く。このブログも年内には認証式にしようと考えている。今すぐにでも出来るか、執筆者の意図しないアクセスワードが多いからだ。NHKでは相変わらずオリンピック狂騒曲だ。関西ではNHKにオリンピック報道に偏重していると申し入れている団体がある。関東ではみなさん「変だ」と考えていないのだろうか?今朝の朝日で言えばトップが「サッカー男子4強」で二番目が「原発ゼロ支持7割」となっているが、日本の将来と国民の安全を考えたら左右が逆転している。
Toalkshow
(トークショーを待って並ぶ人たち、銀座シネパトス)
▼昨日は銀座シネパトスに「ニッポンの嘘/報道写真家福島菊次郎90歳(現実には92歳)」を見に行った。カメラを手に仕事をしようとする人は無理しても是非見て欲しい。昨日は梁ヨンヒ監督初の劇映画「かぞくのくに」の初日でお誘いを受けていた。しかしテアトル新宿の舞台挨拶が特別料金だったので止めた。こちらはシネマの原稿として紹介すれば許される。「ニッポンの嘘」については明日以降にご紹介する。わたしの目当ては初日2回目のトークショーにあった。ゲストは田原総一朗と堤実香さんだ。堤さんはばばこういちの娘で、川田竜平の妻なのである。
▼トークショーが始まる前に撮影、録音禁止でもしそれが発見されたら、ショーは即時中止すると脅かされた。従って以下に書く事はわたしの記憶で、多少の間違いはある。田原は映画を見た感想を堤(以下TTとする)に求めた。すると彼女は福島菊次郎さんの弱者に寄り添うという姿勢だという。田原(以下Taとする)はその言葉は綺麗だが、ヒトラーもスターリンも「弱者の立場にたつ」と言って独裁政権を打ち立てた。弱い者が使う言葉としては良いが権力者が使うと独裁に利用される。Taはジャーナリストとして何が必要かという。TTは相手との距離をどうやって縮めるかと、筆者と同じような事を言う。インタビューはイヤだとか喋らない人には、まず会って友だちになるように心がける。会話をすればお互い相手の事が分かってくる。
Tutumi
(撮影禁止でも撮るのが腕、左が堤さん右は田原さん)
▼Taジャーナリストとして相手に切り込むために何をするか?あの沖縄返還に関する密約文書事件で毎日の西山記者は裁判所に「審議官秘書と場を通じて」とセックススキャンダルにすり替えられてしまった。あのとき西山を弁護したたった一人のジャーナリストは読売のナベツネで「記者たるもの情報を得るには火付け盗賊以外何をしても許される」と明言を吐いて西山を支持した。
▼Taしかし新聞を読むと発表記事ばかりで記者は取材しない。彼らは記者会見でパソコンをキーパンチャーのようにパチパチと打っているだけで、喋っている人の顔も見ようとしない。上司のデスクはそのタイプされたものだけで判断する。取材をしない新聞に何ができるか?小沢氏のお金の動きについて言えばボク(Ta)は100%白だと思っている。多くの国民がクロだと思っているのは新聞記者が検察情報だけで書いているからだ。新聞記事で「情報によれば」という小沢情報は「検察」という文字が消えている。ボクは郷原(信郎)さんは信頼できる元検察の人だと思う。しかし他の検察は意図を持って小沢を抹殺しようとしていた。わたしは田原総一郎を見直した。(おお字数オーバーだ明日に続く)

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August 04, 2012

「タナカはヤメロ、人事案反対」の声が響く。

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(「人事案反対」等と叫ぶ人たち)
▼昨日の現地速報をご覧になった方は帰宅してから「音声」を入れましたので、もう一度開いてご確認下さい。結局首都圏反原発連と野田首相との会談は実現しなかったようです。理由はオリンピック狂騒曲を報じる新聞では分かりにくいのですが、野党の首相辞任要求決議案が出されてそれどころではなくなってしまったようです。それにしてもこういう時いつも政権側につく公明党は「貸し」を作ろうと目論んでいますが、どうしようもない政党です。
▼昨日抗議行動が始まる直前に、サングラスをした40歳くらいの女性が列に割り込んできました。サンダル履きでデモに相応しい身なりではありません。何か一般デモ参加者とは違う雰囲気でした。シュプレヒコールが始まるまでドコモスマホを使って何やらツイッターで連絡しています。デモが始まるとクチパクで唱和している様にみえますが、かなり力を抜いている感じがします。そしてスマホで動画を撮り始め15分くらいで列を抜け出してサッサと帰って行きました。うーむ「わたしも国会包囲に行ってきたのよ」というアリバイ証明がこれからのトレンドになるのでしょうか?来ないよりはマシですが…。
8032
(左端、警官の前にいるのがスタッフの女性)
▼実は日曜日のデモの後遺症で足がまだ固まったままです。ちかくのジムに行って柔軟体操をして来ようと思っています。余程途中で離脱しようかと思いましたが、わたしよりちょっと年上の人たちがご夫婦できて頑張っているのに、抜けるわけにはいきません。抜けられなかったもう一つの理由があります。それは「首都圏反原連」スタッフの腕章とつけた25歳くらいの女性がずっと、5、6メートルくらい近くで唱和しながらテキパキとら交通案内をしてくれていたからです。この背が高く、髪の長いスレンダーな女性を見たとたん、もう胸がキュンとなってしまいました。
▼目の前を通過していった有名人は、坂本龍一、広瀬隆、福島瑞穂さんなどです。一人カラス天狗のような立体型のマスクをした国会議員らしい男が近づいてきてみんなに握手を求めていました。わたしにも握手を求めたので、仕方なく握手しました。しかしマスクをしているので誰なのか分かりません。秘書が付き添ってビラを配布して行ったので、それを見てようやく川田竜平だと分かりました。本人よりカミさん連れてきたら人気が上がると思います。カミさんには本日銀座で会います。
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(参加者に訴える福島から来た女性)
▼この日のコールは、「再稼働反対」だけでなく「原子力規制委員会」の原子力ムラ人事の撤回を求めるものでした。「人事案反対!」「田中(俊一)はやめろ!」のコールがずっと続いていました。福島から来た女性が通りかかり、「自分のふる里に帰りたい、それが出来ないのは東電で絶対許せない」と話して帰って行きました。
▼東電に対する抗議はエアコンを止めて使用電力を止める方法もあります。また料金の1円不支払いというものもあります。自動引き落としを止め1円不足で払い込みます。1円不足の督促状が来てから払います。東電も手間は複雑になりますが、しかも1円なので課徴金はとられることもありません。デモに行けないかたはぜひお試し下さい。

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August 03, 2012

8月3日も国会包囲デモに来ました。

8月3日も国会包囲デモに来ました。
まもなく首都圏反原発連絡会と野田首相の会談が始まります。ネットでも中継されます。暑い夏の夜はエアコンを止めて国会包囲デモに参加する。これが正しい夏の過ごし方です。エアコンが効いた部屋でビールを飲んでいても原発は止まりません。これは本当です。できればエアコンを一時間止めてハチマキを絞め、再稼働反対と大声で叫んで下さい。「MMF0001.3GP」をダウンロード
今晩のテーマは「田中はヤメロ」でした。ダウンロードをクリックすると音声がでます。
Duke(Mobile)

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NHK「柳田国男東北をゆく」を見る。

▼自室のエアコンが壊れたままになっていた。8月が迫ってどうも暑さに耐えられなくなったのでメーカーに修理を依頼した。最初受付電話が混雑していたのでメールで症状を書いて送った。「H11」というエラーメッセージがでると言ったら、室外機と屋内機が接続出来ていない。電源コードを抜いて3分したら再度スイッチを入れて見てくれ、という電話がかかってきた。しかし同じ事を何度もやっても送風にしかならない。
▼再度修理の依頼をして最短でやってきてくれたのが31日夜8時頃だった。我が家には同じメーカーのエアコンが3台あり、わたしが機種番を伝えるのを間違ってしまったようだ。洗濯機と同じく基盤取り替える必要があった。これまた2万円の出費だが、集中した読書や作業ができないので、エアコンは必要不可欠である。その修理が1日の午後4時頃に完了した。わたしは冷房は必要なく、除湿を28度に設定しておけば十分だ。これでも寒いくらいで、一番快適なのはケーキや魚を買ったときに店でくれる保冷剤を冷蔵庫で冷やしてハンカチで首にまくのが一番快適だ。何と言ってもタダほど安い物はない。
▼ラジオやTVで熱中症対策として「水分を小まめにとる」と言っている。わたしはこの言葉の使用法に疑問を持っている。辞書で確かめて見れば分かるが「こ‐まめ【小忠=実】[形動][文][ナリ]労を惜しまないでよく働くさま。まめまめしいさま。「―な人」「―に世話を焼く」「両親に―に手紙を書く」とある。従って作業などをしている状態を指すのだ。しかし「水分を補給する」状態を示す正しい使用法とは言えない。あながち間違いではないが、「ひんぱんに」の方が正しいと言える。
▼TV番組を録画しても見る機会がない。ずっと溜まっていたものを昨晩は半分くらい処理した。その中でも7月22日NHKETVの「日本人は何を考えてきたのか 「第7回 魂のゆくえを見つめて ~柳田国男 東北をゆく~2」は良かった。作家の重松清が被災地を訪ね、柳田国男1920年の三陸大津波にあった地域を訪ねて書いた事を検証していた。その基礎になったのは「遠野野物語」に出てくる話だ。そこには絵馬や板絵で被災前の記憶を伝えようとする人々がいる。そこに描かれているのは死んだ人たちがあの世で楽しそうに暮らしている姿だ。子どもから大人まで現実の世界と変わらないが、死んでもみんな揃って楽しく暮らしている、と考えられている。
▼そのことは先週NHKクロズアップ現代の水俣病問題で石牟礼道子が話していたことと一致する。普通の人たちは出世や大儲けすることには興味がなく、昨日の続きで今日がある。そしてまた明日も同じように続けばよい、と考えていた。柳田が示した世界でも名を残すというのは、大きな悪いことをしたときだけだ。しかしここに示されているのは昨日と変わらない明日があって欲しいという農民たちのささやかな要望だけだという。
▼「遠野物語」第99話には、妻を津波でなくした男が見た幽霊の話が採録されている。これはその末裔が現実に生きているのだが、まだ遺体が見つからない母から聞いた話が紹介された。それは福二という男で、ある女と結婚したが、女には将来を誓った男がいた。最後まで心を開かないまま津波で死んでしまう。その後妻の亡霊を見るのだが、彼女は将来を誓った男と一緒だった。その瞬間夫は「赦す」決意をし二人の亡霊は寄り添って去っていった。
▼さらにその後の死後の魂はどこに存在するかという話はもっと良かった。そのうちご紹介する。学習院大学の赤坂憲雄教授が柳田と折口信夫の世界観の違いを解説していた。

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August 02, 2012

◇「アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」(その2)

▼朝刊によれば東電の前会長に対する刑事告発は受理されたという。前にもこのブログでご紹介したが、福島の稲作農家が東電の原子炉が爆発し、ブランド化に成功した有機米が売れなくなるという大きな被害を受けた。自分で東京地検に告発状を提出したが受理されなかった。それで毎日東電本社前で幟旗を持って抗議の意志を表明している男性がいた。これだけ抗議の声が広がって地検も告発状を受理せざるを得なくなった。東電が事故が起きたときのテレビ会議の画像公開を拒否しているのも、実はそれと関連する。
▼前会長が国会で参考人招致されたとき、仕立ての良い高いスーツを着て、肩肘をついて横柄な態度をしていた姿を覚えておられるだろうか?彼は刑事告発されないように、かなり慎重に言葉を選んでいた。彼らは福島の人々の痛みがわからないのだ。そしてわが身だけ安全ならば知らん顔をしているつもりだ。現実に刑事裁判になるかどうかは分からない。しかしわたしたちが国会を包囲して、大きな声を上げ続ければそれは不可能ではないと思う。
▼アクセス解析をていると「映画は衰退する一方」という用語が一日一回はある。数年前の新聞記事を参考にブログを書いた。かと思うとその一方で公開されて間もない映画の「無料画像」とか高いDVDの「無料画像」という検索用語がある。芸術や文化は見る人がお金を払って制作者のところにお金が回らないと、次の作品が作れない。映画はあなたが映画館に行って入場料を払って見ないと「衰退する一方」になるのだ。
◇「アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」(その2)だからわたしの映画紹介は結末までは書かない。それはあなたが入場料を支払って映画という芸術を再興させてもらいたいからだ。夫のマイケルは母親の葬儀にはビルマ政府のビザをとってやってくる。しかしイギリス大使館員との接触は許されず、スーチの母の葬儀へ直行直帰だ。ミャンマーの民主化運動は進むが、政府はそれを手をこまねいて見ている訳ではない。民主化運動に参加している活動家を根こそぎ逮捕して拷問し、犬小屋のような狭い牢獄へ監禁し、さらには地雷原を歩かせる。
▼さらにスーチを自宅監禁処分とする。ミャンマーの軍事政権の俳優は憎らしくなるほど上手い。彼らはスーチを殺したらオヤジのように偶像化されて崇拝される。だから決して殺してはならないと部下に厳命する。さらに政策決定は自信がないので占い師の意見を聞いている。スーチはついに絶食のハンガーストライキの決意をする。一方イギリスにいる夫はスーチの命が危ないとしてノーベル賞平和賞を受賞させることはできないかと工作を始める。
▼注意深く見ていると夫のマイケルの書斎のマッキントッシュが時代とともに初期のクラシックから520最後の1998年にはeMacに変化しているのが分かるので面白い。ハンガーストをしているスーチはげっそりと細くなってホンモノのスーチをうり二つで影武者になれそうだ。しかしそうしている間にマイケルに重い病気が見つかる。あらゆる手段を通じて夫をミャンマーに呼ぼうとするが軍事政権の下した結論は、あくまでも「ノー」だった。

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August 01, 2012

◇「アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を見る(その1)

Sinbasi01
(新橋、土橋のあたりです。)
▼わたしがなぜブログを書き続けるのか?現時点では、金曜日の国会包囲デモに一人でも多くの人に参加していただきたからだ。そのためにどういう工夫をしたら良いか、試行錯誤を続けている。一つがブログで現地から写真付きで発信する。もう一つはツイッターで発信する。両方ともやってみたが、アクセスログを解析してみると、その時間帯にわざわざ起きてアクセスして下さる方は殆どゼロに近い。iPhoneを買って動画をアップしてみようかと思ったが、上記の理由で通信料をかけた割りには効果は期待出来ない。それならば今のガラパゴス携帯で現地から一枚画像をアップするだけで十分という結論に至った。(あくまでも現時点で)
Nabe
(鍋を叩いて行進する女性、本人にお断りして撮りました)
▼従ってわたしの役目はデモする人々の素顔や配布されているビラ、普通の参加者の発言をアップした方が良いと考える。ジョン・リードのようには行かないが、ご期待いただきたい。昨日図書館にいったついでに29日の様子を報じた新聞を比較して見た。朝日はご紹介したとおり、日経は機動隊員に対する公務執行妨害で逮捕者が2人いたとある。東京は扱いがいつもよりかなり小さい。某政党新聞は写真が、わたしや他の新聞社と違ってデモが道路を占拠する直前の写真で「合法」政党を強調したかったのかな、と思った。しかしいかんせん情報が遅く腰が引けている。
◇「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」監督はあのリュック・ベッソンである。彼が監督した映画で唯一まともな作品は「グラン・ブルー」だと信じていた。その後次々アクション映画を撮るがはっきり言えばパナソニックをタイアップしたロクは作品ではなかった。ところが今度はビルマで独立運動を指導していたスーチの父親から描き始める。当然イギリス映画であるからスーツとその夫マイケルとの深い愛情が描かれている。彼女が小さいとき父親は軍の反乱分子にクーデータで殺害される。その後彼女はイギリス人と結婚して二人の男の子を産み育てる。あるときミャンマーに住んでいる母親が病院に入院したという連絡が入る。一家で現地に行くが、病気は長引くので彼女だけ残ることになる。
▼ところが現地ミャンマーでは民主化の要求が高まり、スーチは元将軍の娘だから、国民の支持を取り付けやすいという(という現地の思惑)があって党首に祭り上げられる。演説などしたことはない、と一度は断るが「是非」という声に立ち上がる。そして映画「エビータ」のように集会には旗を立てた大勢の国民が歓迎大集会を開く。そしてスーチは民主主義とはみんな平等に少数意見も尊重することだと言明し、少数民族の間を演説してあるく。現実に首長族や顔中を入れ墨した少数民族の間を演説して歩く。しかし演説から帰って来ると母親は息を引き取ったばかりだった。(続く予定)
▼今朝の朝日では首都圏反原連の代表が菅元首相と会談したという。「野田首相と直接会いたい」と言ったら何とかしたいと語ったという。菅さんの手腕に期待しよう。それと彼の右隣に座っているのは大阪選挙区のTさんだ。彼女ほど変わり身の早い人はいない。ネットでは「大阪市民をなめるな」という声もかなり多い。デモに挨拶にも来ないですまし顔で座って写真に写れば、票が伸びるとでも思っているのだろうか?3日も行きます。日曜日の事があるので警察の規制はこれまでになく厳しくなると思われます。3日間禁酒をして警察に追われても、足がもつれて転んで逮捕されないように準備はしておきます。
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▼今朝の朝日9面に「停電で止まったコルカタ駅で列車の再開を待つ客」という写真が掲載されている。しかし1月に行ったコルカタ駅の風景とまったく同じである。コルカタでは停電があろうとなかろうと、こんな具合なのだ。

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