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August 10, 2012

◇「かぞくのくに」を見る(2)

Skytree8101
(スカイツリー最上階から隅田川を見る)
▼夕方になってふと、病院はお盆休みになるのではないかと思った。残りの薬は水曜日までしかない。クリニックに電話したが、木曜午後は院長がFMラジオに出演する日なのでお休みだ。おそらく11日から1週間休診になるだろう。もし今日から休んでいたら休日診療所にいくしかない。
▼夜に歌謡番組を見ていたら、島倉千代子の「りんどう峠」を別の歌手が歌っていた。そのなかで「りんりん、りんどうは、こむらさき」という歌詞がある。わたしは子どものころから「小紫」かと思っていたら「濃紫」だったのど驚いた。「小紫」とは蝶の一種類であるほか、「江戸吉原三浦屋の遊女。1679年(延宝7)情夫平井権八の刑死後、自害。」とあった。そうだったのか。TVの字幕にでた「濃紫」は「濃い小豆色に近い紫色。」だった。なるほど。
◇「かぞくのくに」(2)兄のクチから出てきた言葉は暗に、北の工作員になる気はないか、ということだった。妹はそれに猛反発する。北は何とか日本に常駐する工作員を増やしたかったのだ。兄は高校の同窓会にも出席する。みんな幼なじみでしばらくすると気心が知れてくる仲間だ。昔みんな一緒に歌った「白いブランコ」を合唱する。兄が歌ったあと妹が歌詞を引き取って歌う場面は特に良かった。兄は昔のガールフレンドとも会うことが出来た。
▼治療に専念できる筈だったが、日本に到着して3日後、北から「明日ただちに帰国せよ」という命令が届く。日本にいる家族や友人達はその突然の帰国命令に驚愕する。だって検査だけで治療を一つもしていないのに、そんなバカな話があるか?兄は「こういう事は北では頻繁にあるんだ。しかし命令を聞いているだけだから、何も考えなくて良いから楽だぞ」とも言う。もうすっかり諦め顔だ。
▼しかし母(宮崎美子)うろたえない。タンスの上に乗せていた豚の形をした大小4つの貯金箱を開けて銀行で札に両替する。何をするかと言えば洋服屋に駆け込むのだ。何をするのかと長男は訝しがる。それは彼の監視役として北からやってきた工作員が、かなりいたんだズボンにシャツを着ていたのだ。長男に「これからずっとお世話になる人をあんな格好で帰国させる訳にはいかないと、洋服にベルト、靴まで一式新調し、お土産まで持たせるのだ。流石に工作員にも母のその気持ちは伝わる。
▼そして家の前から車が出発すると、妹がドアを閉めさせまいと追いかける。しかし工作員は車から降りてドアをバタンと閉めて突き放すように出発する。兄は車のなかから、もう二度と見る事が出来ないであろう日本の田園風景を、後部座席からずっと眺めめている。ここに描かれている考えずに言われた事を聞いているだけで良いという世界は北朝鮮だけではなく、いまの日本国内の一部組織にはいまもなお存在している。

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