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August 13, 2012

ドキュメンタリー大賞の「無年金」を見る。

▼NHKはじめマスメディアのオリンピック狂騒曲も、きょうで終わりかと思うとホッとする。いや報道してもかまわないが、消費税増税法案の衆議院通過など重要なニュースが先なのに、それが意識的に消されていることが問題なのだ。お盆のせいかブログのアクセスは3割減で、都内の道路も電車もその程度に空いている。それでも早朝からアクセスして下さる方がいらっしゃる。今朝のブログのテーマは前日のツイッターに書いているので、早く読みたい方はそちらをご覧いただきたい。
▼土曜日の「久米宏ラジオなんですけど」を録音して聞いている。10日の放送ではヤンヨンヒ監督の「かぞくのくに」を紹介していた。中でも北朝鮮の工作員(監視員)を演じていたヤンイクチェンさんの演技を1万円だしてもソンはないと絶賛していました。わたしもそう思う。上映館は限られているがぜひご覧いただきたい。
▼昨日は義兄の家に出かけてジャズのCDを70枚ほど借りて来た。PCに取りこむ作業をしている時、先週NHKBSプレミアムで放送された「2012年ドキュメンタリー大賞」全のべ7時間を見た。いずれも力作であった。最後の北海道の金時豆の栽培農家の作品はやはりNHKならではという力作だ。わたしは見終えると全て、データは消去してしまうのでもう手許には残っていない。昨日書いた無年金の話だけ追加補足する。オートバイ事故に遭った青年は事故直後の写真を見ると、頭も顔も変形している。そして事故前の記憶は残っていない。
▼国民健康保険は18ヶ月納入すると支給されるが、彼の場合15ヶ月目で事故を起こしてその後未納入なので、当時の法律で一円も支給されない。両親は市役所に相談に行く。そこの職員が耳打ちした話とは「夫婦が離婚して母親が息子さんを引き取れば無収入になるので生活保護費が支給される」という話だった。夫婦で話合ったが形式上とは言え不正受給はしたくないので、その話は断ったという。
▼病院に戻る日、青年は近くの神社を不自由な足を引きずってお参りして歩く。レポーターが「何を祈ったの?」と聞くと「家族が一緒にいられるように」と答える。自宅の風呂で父親に背中を洗ってもらい理髪店に行き、さっぱりとして表情で病院に戻る。
▼もう一人阪神大震災でコンクリートの下敷きになって8時間後に救出された70歳の男性が登場する。命は取り留めたが下敷きになっていたので臀部が壊死して欠損しているので、長い間たっていられない。社会復帰してガードマンをしているが、その就職が決まった瞬間障害年金は支払いはストップされる。交通事故やこのような災害事故は誰にも今後起きうるが、一般人は救済されない。ところが一方公務員はそれが保障される仕組みになっている。無年金の人を救う手立てを作って欲しいと長妻元厚労大臣に要請する。しっかり受け止めると言ったが、彼はその後解任され、法制化の見込みは立っていない。

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