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September 23, 2012

◇『モンサントの不自然な食べもの』を見る(その1)

Tokyost922
(22日夜東京駅のライトアップを見に行ったが、あえなく中止の憂き目に)
▼暑さ寒さも彼岸までの例え通り。今朝はかなり涼しくなっている。昨日朝は渋谷のアップリンクシアターで上映中の『モンサントの不自然な食べもの』を見に行った。午前10時45分の回に行ったが初めて入った1階のシアターはほぼ満員で、前から2列目にようやく座ることが出来た。
◇『モンサントの不自然な食べもの』10年ほど前にTBSラジオで毎朝「ラウンドアップ」という農薬のCMをやっていた。「雑草は困る-」というのがウリだった。この農薬を作ったのがモンサント社である。農薬を農薬以外に大規模に使ったのはベトナム戦争の時の「枯れ葉作戦」である。ジャングルに潜む解放戦線のゲリラ戦士をあぶり出す、という目的でダイオキシン入りの農薬が大量にばらまかれた。
▼その結果ベトナムの人々にも、作戦に従事したアメリカ兵にも、大量の被害が出た。兵士たちには体調不良から皮膚の異常。その子どもたちには遺伝子を破壊されたため、ベトちゃんドクちゃんのような子どもたちである。映画ではサイゴンにある欠陥をもって生まれた胎児の標本室も出てくる。
▼モンサントは偶然、社内の農薬を排泄する施設で生き残っている植物を発見する。そこで悪魔の思考が登場する。この遺伝子の突然異変で出てきた植物の種子を使って大儲けしようと。それは遺伝子を組み換えした種子を造り、自社の農薬のみに対応する。わかりやすく言えば雑草は枯らすが、種子は生き残って大量に生産できるというものだった。モンサントは種子を世界中に普及すべく、アメリカのFDAから世界各国の政府・学者の買収を始める。EUではベルギーやイギリス、フランス、南米ではパラグアイ、アルゼンチンなど。「モンサントの種子や農薬に危険性はない」と発言すれば出世街道まっしくら。
▼政府や大学に多額の献金をして、そう発言しない学者や役人はただちに解雇の道がまっている。遺伝子を組み換えた食物で一番普及しているのは大豆で、これは日本でも輸入する場合「遺伝子組み換え大豆」と表示する義務はない。遺伝子組み替え食品の安全性は何も証明されていない。おそらく染色体を傷つけるであろう。
▼インドでは綿花にそれが使われている。しかし大量に採取できる、という最初の宣伝とは裏腹に大量の農薬を散布しないと枯れてしまう状態が出ている。そのため農民は借金漬けで映画に出て来た地方では、農民が農薬を大量に飲んで自殺する事件が多発している。パラグアイではトウモロコシが主たる食糧で、古来の品種が普及していた。ところが調べてみると種子にあきらかに別の人工的な遺伝子が混じったものが存在している。これはモンサントが意識的にやったものか。それとも空中から飛んで来たものが今の所分からない。(明日に続く)

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