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November 09, 2012

「笑って泣いて寄り添ってリエとナオミ 10年の記録」を見る。

Tutuji
(色づくドウダンツツジ)
▼毎週金曜日は首相官邸前抗議行動にいく習慣が身についている。ところがきょうは11日日曜日に「100万人大包囲集会が計画されているので、お休みだ。6月末から毎週通っている人間としては、かなり手持ち無沙汰である。いや経産省や首相官邸付近に行けば何らかの集会は開かれているから、それに参加しても意味はあるだろう。日曜日は天気予報では雨と出ているので出足は鈍ると思う。それに雨だとビデオカメラを回せない。
▼わたしの抗議行動への参加は先週で通算22回目だった。家族は「抗議行動に生きがいを見出しているようだが、これがなくなったらどうするのか」と興味津々の様子見状態だ。原発を完全に止めるにはかなり時間がかかるだろうから心配はいらない。さらに廃炉にするためには、50万年という気の遠くなるような時間がかかる。
▼水曜日の夕方クリニックに行ったら、認知症が始まったと思われる男性が妻と娘に連れられて診察に来ていた。看護師さんが患者の名前を呼ぶたびに診察室に行ってしまう。その都度「○○さん順番はまだですから待っていて下さいね」と言われている。薬の飲み方の手順を何度聞いても分からない。それで妻と娘さんが説明している。最後は妻に催促されて診察料を支払うためにサイフを出す。うーん、自分もあんな風になってしまうのだろうか?
▼4日深夜「NNNドキュメンタリ-/笑って泣いて寄り添ってリエとナオミ 10年の記録」を見た。20代の頃に自分がやりたいと考えていた介護の仕事をやりたいという夢を叶えた角戸理絵と中津尚美の10年間にわたる活躍を描いたドキュメンタリー。二人が働くのは山口県周防大島だ。島には介護施設がなかったので11年前に訪問介護の会社を起こした。二人とも今は34歳なので、それは、今から11年前の23歳の時だった。
▼「気持ちを込めた介護をしたい」と山口県周防大島のお年寄りに寄り添ってきた。訪問介護サービスは24時間体制で取り組み、具合が悪いから来てくれというとすぐ駆けつける。二人が訪問介護にこだわるのは、育ったところで最後までくらしたいというお年よりや、家族の願いを叶えてやることだ。ツメを切ってあげたり、昔の遊びを教えてもらったり仕事が終わったのわずかな時間も大切にする。あるときお年よりから「至急来て欲しい」という連絡があって駆けつける。すると訪問販売員から穴の空いたボロ蒲団を押しつけられ12万円払わされたという。販売員を呼んで「こんなもの自分だったら買わない」と返金させる。
▼そうしている間にもお年よりは終末介護ができる大きな島の外にある施設に移ってそこで最後を迎える。身を粉にして4人のスタッフとともにお年寄りの生活を支えてきた。そして去年、廃止になった病院を使って10年間の活躍も評価され、自治体の補助金を受け夢だった「小さな入所施設」をスタートさせる。10人に増えたスタッフにどうやって「心の通う介護」を全員に理解させ、実践してもらうか。自らの病気を抱えながら二人の格闘が続く。

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