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January 03, 2013

◇「100万回生きたねこ」(その3)

◇「100万回生きたねこ」(その3)女優の渡辺真起子さんは中国で子どもたちと縄跳びをして遊んだり、日本に住む個人の家を訪問する。母親が娘に読み聞かせをするが、そこでも家族の大切さと普通に生きることが一番だ、ということが会話を通じて伝わってくる。そこの登場する人たちはみんな蔑の生き方をしているように見える。しかしこの佐野洋子の一冊の絵本を通じて、人が生きて死んでいくことは何なのかという映画監督の思いが伝わってる。
▼絵本をめくって読んでいくと、主人公の猫は王様や船乗りをはじめみんなに可愛がられて死んでいく。しかし猫は少しも悲しくなかった。それがラストで初めて号泣し、再び生き返ろうとしなかった。むかしから不老長寿の薬を求めるお金持ちが世界あちこちの存在する。しかし誰もそれを実現して人などいない。
▼自分がこの世の中からいなくなっても、家族がいるではないか。この童話を通じて生きていくことのすばらしさと家族の大切さを知る。この素朴な童話を通じて、佐野はわたしたちに人間社会の「生きるとは何か?」という根本問題を語りかける。ねこは「だから生き続けなくても」「100万回生きる」より今与えられた1回を生きることがいかに大切か教えてくれるに違いない。
▼昨日は何人かの評論家が「良い」と言っていた「007 スカイフォール」をマリオンまで見に行ったが、たいしたことはなかった。これから『鍵盤乱麻』恒例の向島七福神めぐりと新年会のため、これで終わり。飛び入りで参加したい方は、正午頃に言問橋東詰までお出かけの上携帯にご連絡下さい。わたしは明日から通常の仕事です。

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